昼の蟷螂 ネタバレ

歌川ピロシキ

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昼の蟷螂

其の七

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 毎度毎度、血臭ただよう陰惨な事件現場でございます<(_ _)>
前回、アザットは自分がおそらく暴走するだろうと確信していたようですが、殺害されたのは幹部っぽい人たちだけ。
一般の客や娼妓は傷一つないということは、かろうじて理性を保っているのでしょうか。
え?裏路地で死んでいた娼妓はどうしたって?
彼らは激しい戦闘痕がありました。
……ということは、ただの娼妓ではありません。

 元ネタでは狂った精霊はHPが0になるまで叩いて消滅させ、精霊界に返してあげるしか救うすべがないようですが、草原妖精は精霊よりとはいえ肉体を持っているので何らかの方法で正気に戻せそうです。
ましてやアザットはハーフなので、他の精霊の影響がそこまで強くはないのかもしれませんね。

 さて、前回の暗殺事件との類似から、オーウェンが先輩のハリスともどもこの事件も担当することになりました。
アーサーの証言は要領を得ず、事件の不気味さをいや増しています。
その中で行方不明になった娼妓=アザットの情報がでてきたところで今回は終わり。
長くなりすぎたので、いったんここで切りました。

 次回以降、証言をもとにシェール=アザットの正体をオーウェンたちが推測しますが……
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