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3 名前って・・・・・
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もちろん、オレ達には家という家が無い。
街はずれの林の中、雨すらしのげるほどの大樹のふもと。そこに、ぼろ布や落ち葉を敷き詰めたところがオレ達の家。
やっぱりあの雲は雨雲だったらしく、ぽつぽつと雨が降り始めていた。
ぼろ布にくるまりながら、硬いパンをかじっていると、アオメがオレの顔をじっと見つめてきた。
「なんだよ・・・・・」
アオメがこうゆうことをする時はきちんと聞いてほしいという合図なことが多い。
「なぁ、ノッポ・・・・・。おれ達って今どのくらいなんだろうな?」
「年齢の事か?」
「うん」
アオメは引きちぎるように食べなければ胃にも入らないパンを膝に置いた。
オレも口の中、柔らかくなったパンのかけらを飲み込んだ。
「そんなこと気にしてなかったな。」
「・・・・・おれはたぶん、12才ぐらいだと思うんだ」
「バーカ、そんなチビな12才いるかよ」
そう言うとアオメはビー玉のような青い目を丸くした。
ビー玉なんて、触ったこともないけど。
いつか見た木の箱のなかできらきらと眩しいほどに輝いていた。それを不意に思い出した。
「ち、ちげぇよ。お前のことだよ!」
「オレ?」
「うん」
アオメはじっとオレの顔を見て言った。
オレはその視線から逃げる様にすっと自分の膝に目を移した。
「オレはそのくらいに見えるのか・・・・・」
「うん。オレはお前よりは年上だけどなっ!!」
アオメがわざとらしく、ふんっと胸を張った。
その姿がなんだか面白くて、くくっと笑い声が口から漏れた。
「なんだよぉ、バカにしてんのか?」
「いや、どう見てもお前は10才よりは下だろ」
そんなことないっと頬をふくらます姿がまた面白い。
くっくっくっとまた笑いがこみ上げてきた。
アオメはしばらくオレのそんな様子をむくれて見ていたが、不意に真顔になり、
「なぁ、名前って・・・・・ほしい?」
と、控えめに言った。
街はずれの林の中、雨すらしのげるほどの大樹のふもと。そこに、ぼろ布や落ち葉を敷き詰めたところがオレ達の家。
やっぱりあの雲は雨雲だったらしく、ぽつぽつと雨が降り始めていた。
ぼろ布にくるまりながら、硬いパンをかじっていると、アオメがオレの顔をじっと見つめてきた。
「なんだよ・・・・・」
アオメがこうゆうことをする時はきちんと聞いてほしいという合図なことが多い。
「なぁ、ノッポ・・・・・。おれ達って今どのくらいなんだろうな?」
「年齢の事か?」
「うん」
アオメは引きちぎるように食べなければ胃にも入らないパンを膝に置いた。
オレも口の中、柔らかくなったパンのかけらを飲み込んだ。
「そんなこと気にしてなかったな。」
「・・・・・おれはたぶん、12才ぐらいだと思うんだ」
「バーカ、そんなチビな12才いるかよ」
そう言うとアオメはビー玉のような青い目を丸くした。
ビー玉なんて、触ったこともないけど。
いつか見た木の箱のなかできらきらと眩しいほどに輝いていた。それを不意に思い出した。
「ち、ちげぇよ。お前のことだよ!」
「オレ?」
「うん」
アオメはじっとオレの顔を見て言った。
オレはその視線から逃げる様にすっと自分の膝に目を移した。
「オレはそのくらいに見えるのか・・・・・」
「うん。オレはお前よりは年上だけどなっ!!」
アオメがわざとらしく、ふんっと胸を張った。
その姿がなんだか面白くて、くくっと笑い声が口から漏れた。
「なんだよぉ、バカにしてんのか?」
「いや、どう見てもお前は10才よりは下だろ」
そんなことないっと頬をふくらます姿がまた面白い。
くっくっくっとまた笑いがこみ上げてきた。
アオメはしばらくオレのそんな様子をむくれて見ていたが、不意に真顔になり、
「なぁ、名前って・・・・・ほしい?」
と、控えめに言った。
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