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さくひん

第一話 情報収集

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二○XX年にせんうんねん世界規模せかいきぼあく組織そしきである“ゴッドキラー”が日本にほんで、悪事あくじかぎりをやりたい放題ほうだいにやっていて警察けいさついていた。

そんなときに、国家秘密組織こっかひみつそしきである“ブラックシャドー”のもとに日本政府にほんせいふからある依頼いらいとどいた。
あく組織そしきである“ゴッドキラー”を壊滅かいめつさせてほしい、とのことだった。

ただちに“ブラックシャドー”のボス「豪田ごうだ」は、秘密情報部員ひみつじょうほうぶいん“シャドー1・2・3”に“ゴッドキラー”を徹底的てっていてき調しらべろと秘密司令ひみつしれいした。“シャドーワンツースリー”は、即座そくざ行動こうどう開始かいし、“ゴッドキラー”の情報じょうほうすこしでもおお収集しゅうしゅうするため、日本各地にほんかくちっていった。

それから一週間位いっしゅうかんぐらいたっただろうか、“ゴッドキラー”についてあつめた情報じょうほうをタブレット端末たんまつ入力にゅうりょくしたのち秘密司令本部ひみつしれいほんぶにいるボス「豪田ごうだ」のもとにもどってきた。

苦労くろうだった・・・まぁ、やすめ。

豪田ごうだはそういながら“シャドーファイブ”にたいし、パソコンにつないで正面しょうめんのスクリーンに調しらべてきた情報じょうほうせ、と命令めいれいした。
うつされた情報じょうほうもとづいて、ボスを中心ちゅうしんにして秘密情報部員達ひみつじょうほうぶいんたちで“ゴッドキラー”壊滅かいめつのためのミーティングがはじまった。

「まず最初さいしょにわかったこととして、全国ぜんこくチェーンの“カラオケボックスドリーム”がじつはカラオケてんというのは表向おもてむきの会社かいしゃで、うらでは“ゴッドキラー”が経営けいえいしてたのです!
カラオケきゃくとしてみせおとずれた人々ひとびとを、“ゴッドキラー”の手下てした友達ともだちのふりをしてみせ一緒いっしょこうとさそってきたひと相席あいせきさせ、薬物やくぶつ売買ばいばい婦女暴行ふじょぼうこうAVアダルトビデオ違法撮影いほうさつえい売春ばいしゅんなどをかえおかしていたのです・・・!

豪田ボスくちひらく。

「そういうことだったのか・・・」

豪田ごうだつぎに“ゴッドキラー”の正体しょうたいについても説明せつめいしてくれと、“シャドーワン”にせまった。

ワン”は説明を始めた。

「“ゴッドキラー”のボスは外国人がいこくじんで、プロのころやとっていて、わか手下てした暴走族ぼうそうぞく中心ちゅうしんにし、現役げんえき高校生こうこうせい大学生だいがくせいなど、バイト感覚かんかくでやっているやつもぜると、国内こくない三万七千三百人さんまんななせんさんびゃくにん国外こくがいふくめると三十七万三千人さんじゅうななまんさんぜんにんほどいるようです」

ワン”の説明せつめいわりボスがくちひらいた。

今回こんかいのミッションは相当気合そうとうきあれてりかからないといけないな」
秘密情報部員ひみつじょうほうぶいんのシャドーフルメンバー、油断ゆだん禁物きんもつ間違まちがいなくたのむぞ!・・・当然とうぜんなのだが“シャドーナイン”、作戦さくせんかんがえてあるんだろうな?」

“シャドーナイン”はこたえる。

「ハイ、バッチリです!」

豪田ボスこたえる。

「じゃ、早速さっそくだが、“ゴッドキラー”壊滅作戦かいめつさくせん開始かいしする!!」

“シャドー”全員ぜんいん了承りょうしょうした。


第二話だい2わにつづく
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