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第1章
女執事、ツァスタバ
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「そうだな。例えば執事、メイド、と言ったところか」
「はい! 執事で、個人的には目が赤くて雰囲気が黒い、悪魔的な万能型を!」
例え話をすると瞬時に手が上がり執事に一票が入った。確か、その特徴を持つキャラクターが漫画でいた筈だ。こいつまた趣味に走ったな。
「お前また趣味に走っただろ」
「いいじゃん、別に問題はないだろ?」
「無くは無いが……まぁいい執事だな? 物は試しだ使える能力を探してみよう」
「わーい、オネシャス!」
私個人としては、執事でもメイドでもちゃんと使えるやつならどっちでもいいのでメイドはまた今度にして今は執事にしよう。
能力として人を創ることが出来るかわからないがとにかく『生命体を作るには』と検索をかけてみる。
『特殊スキル【生命の息吹】を使いますか?』
あった。まず説明をを読んでみる。
『特殊スキル【生命の息吹】とは、神、もしくは神に近い者のみが使える特殊スキルです。
媒体となる物に自身の血を一滴与え、特殊スキル【生命の息吹】を使い、名前と形を与えることで発動します。
しかし、この特殊スキルは創造力が必要となります。また、媒体により生命が宿った者の魔力の量が決まります』
媒体か、ならあれが使えるか。
一旦、外に出ると私は【無限の胃袋】の中からとあるアイテムを出した。途端にドシン! という音と共に、銀色に輝く巨大な山羊の角が出くる。
『【シルバーゴートの角】
銀色に輝く巨大な山羊の姿の魔獣、シルバーゴートの角。
シルバーゴートは身長300m、体重5tにもなる目が赤く、銀色の巻角、千年を超える寿命を持つのが特徴の魔獣。
百年生きた山羊の姿とも言われ、その見た目は巨大であるが故に神々しくも見える。
備考:毛は最高級の生地に、角、目、蹄は錬金の素材となります』
これは一昨日、私がこの世界の全ての国を一足先に回って家具を買っていた時に出会った魔獣の角だ。私は戦う気は無かったのだが、いかせん相手がやる気満々だったので私も相手になってしまった。
勿論、結果は私の勝ち。シルバーゴートは呆気なく私に敗れた。この角はそのまま放置するぐらいなら持っといた方が役立つだろうと毛と一緒に採取したものだ。
「でっかいね。これ使うの?」
「あぁ、こいつの背格好はお前が決めろ。名前は」
名前、そうだ。名前を決めなくてはいけないんだったな。
「名前……“ツァスタバ”でどうだ?」
「ツァスタバ? じゃあ、つーちゃんだな。了解! ちょっと待ってね」
名前を決めると、新月は「よしゃあ! 名前に負けない美形を考えてやるぜ!」 と意気込んでシルバー ゴートの角を観察し始めた。
待つこと3分、暇だったのでパイプに再挑戦していると「出来たよ!」という声と同時に『つーちゃんの構成図☆』と書かれたものが頭の中に送られてきた。
以外と早かったな。送られてきた構成図とやらをざっと見ていると私が考えていたものとはだいぶ違った形の執事が書かれていた。
どうやら私が考えていた執事と新月が考えていた執事に違いがあったらしい、がまだ許容の範囲内だったのでこのまま実行しよう。
私はまだ吸っている途中だったパイプを新月に渡して構成図を元に【生命の息吹】を使ってみる。
1、『血を一滴垂らす』
ナイフは持ってはいるがゴブリンを解体したものを使う訳にはいかないので手を噛み、角に血を垂らす。(血と言っても人間のように赤い血ではなく神血といわれるものなので色が違うが)
2、『特殊スキル【生命の息吹】を使って名前と姿を与える』
手順通りにやると、『特殊スキル【生命の息吹】が使われました』という声がして角から白い光が出始めた。
光は角全体を包み込むと一箇所に集まり人型を描いていく。
ある程度人型に近いものが出来ると今度は段々と小さくなり、やがてビー玉サイズにまで縮みーーー……
いきなり弾け飛とんだ。
「っ!!」「んきゃーー!!」
弾け飛んだ光と一緒に暴風が吹く。これ絶対に息吹じゃないだろ!
いきなりのことで油断していた私は地面に踏ん張り、新月は咄嗟に私の腰にしがみついて飛ばされそうになるのを防いだが私じゃなかったら2人とも飛ばされていただろう。
しばらくして暴風の勢いが弱まり始めると見た目がわかってきた。
身長は平均そこそこ、体格は腰が細めだがぱっと見でもわかるS字曲線と、銀髪の天然パーマに銀色の巻き角が生えた赤い目の、女性。大事なことなのでもう一度言う、女性。
私も執事と言っていたので男かと思っていたが新月に渡された構成図にはしっかりと女性と書かれていた。全然黒くなかった。寧ろ白い。
「おー、俺が考えた通りだな。えーっと、つーちゃんって喋れる?」
「っ……はい」
風が止み、身動きが取れるようになると新月がツァスタバに質問を投げかけると小さめに、はい っと言う鈴を鳴らすような、中性的な声が夜の草原に響く。これがツァスタバの声なのか。
新しく仲間になった執事を連れて中に戻ると、ツァスタバ用の生活に困らない程度の服(全部新月が考えた)を渡して、これまでのことを大体教えて今日はもう休んでもらう。
「ねぇクロ、あの角ってなんなの?」
リビングに2人だけになると、ぽかーん っとした顔で新月が質問してきた。角とは勿論、ツァスタバの媒体に使ったもののことだ。
話は数分前に遡る。
ツァスタバが出来ることを教えてもらった時、あまりにも万能だったのだ。
ざっと聞いたところ、ステータスは以下の通りだった、
**********************
【Name】ツァスタバ
【種族】魔族? 多分魔族。
【性別】女
【年齢】1450(媒体の年齢)
【Lv】201
***【称号】***************
【千年の歴史を知る者】【神の従者】
**********************
【体力】 666
【魔力】 999
【攻撃力】 444
【魔力攻撃力】90
【防御力】 251
【命中率】 145
【知力】 203
【素早さ】 504
【精神力】 165
【運】 50
***【装備】***************
頭 :無し
耳 :無し
腕 :手袋(綿)
上半身:、燕尾服、ベスト (黒)、シャツ、リボンタイ
下半身:ベルト 、スラックス
靴 :靴下、ハイヒール(黒)
***【スキル】***************
【執事の嗜み】【美食家】【掃除屋】
***【特殊スキル】*************
【千年の歴史】【シークレットバトラー】【裏仕事】
***********************
【職業】執事
***********************
とまあ、こんな感じで、運動神経抜群、この世界の歴史に強い、裏仕事OK、掃除、洗濯炊事OK、これは本人が言ったことでは無いが光り輝く容姿と笑顔という超が付くほど潜れた執事さんで現代の人々が欲しがる万能型でござったのだ。(多分、2次元から来ましたとか言っても通じるんじゃないだろうか)
余談だが、【美食家】は新月が持っていたのと同じだったのでどんなものなのか聞いてみると料理が得意なやつが持っているスキルで別に珍しくはないらしい。金がかかるスキルではあるらしいが。
「シルバーゴートの角だ。お前にも教えただろ。ただ、私もここまで万能なのが出来るかと思って無かったが」
「はー、……クロ、座っていいから何があったのか教えて」
「あぁ」
私と新月はお互いに自身が創った存在が完璧過ぎてぽかーんっとした表情を隠せないままテーブルの席に座り、数日前の出来事を話始めた。
****
~数日前~
あいつに押し付けられた我儘リストには、
『チェスト クロも欲しければクロのも、
衣装タンス、クローゼット作ってくれるならそれでもいい。そろそろハリスくんに部屋あげたいから計3、カーペット、絨毯でも可、
ソファー(いいのがあったら)、ローテーブル、本棚、ランプシェード、なんかあった時用に旅行鞄、クッション、ハリスくんに合いそうなもの、畳、こたつ、テレビ
PS:俺用のはアンティークがいいな。クロもちゃんと自分の欲しいの買ってきなよ!
じゃあ、よろしく(」・ω・)』
なんて我儘満載のお願いがずらりと書かれていた。
衣装タンスなんて要らないだろ。クローゼットを作ればいいじゃないか。あと、テレビなんてものこの世界には無い。
言いたいことが多いがこんなところで愚痴を言っても誰も聞いてくれるやつはいない。さらに言えば動かなければ何も終わらない。
仕方なく我儘リストをポケットにしまい込むと【世界の図書館】を使かって効率的にアンティークを集めるために今後開催される蚤の市やオークション、世界中の骨董品店を探す。
するとちょうどいいことに今日の夜に《オージュン》の大陸でオークション、明日はヴェレンボーンで年2回の巨大蚤の市が開かれるらしい。
オークションは武器と魔法が使えないように武器は預け、魔道士は魔力封じの指輪を渡されるが金があれば誰でも入れるみたいだ。もっとも着ている服で通されるオークション会場が違うらしいが。
私は今の服装を確認する。今日の私は依頼を受けていないので新月が作った服を着せられていた。
濃い紫色のベロアで作られたロングコート、ボルドー色のベスト、黒いスラックに革靴。
カフスは新月が貴族から貰ったらしい(本当は、報酬をアップさせる代わりに渡されたものなのではないかと推測する)赤い石が付いているカフス、多分ルビーあたりだ。
まぁ、これなら大丈夫だろう。
大体の目的が決まったので私はヴェレンボーンから東にある《オージュン》に向かって文字通り飛んだ。
「はい! 執事で、個人的には目が赤くて雰囲気が黒い、悪魔的な万能型を!」
例え話をすると瞬時に手が上がり執事に一票が入った。確か、その特徴を持つキャラクターが漫画でいた筈だ。こいつまた趣味に走ったな。
「お前また趣味に走っただろ」
「いいじゃん、別に問題はないだろ?」
「無くは無いが……まぁいい執事だな? 物は試しだ使える能力を探してみよう」
「わーい、オネシャス!」
私個人としては、執事でもメイドでもちゃんと使えるやつならどっちでもいいのでメイドはまた今度にして今は執事にしよう。
能力として人を創ることが出来るかわからないがとにかく『生命体を作るには』と検索をかけてみる。
『特殊スキル【生命の息吹】を使いますか?』
あった。まず説明をを読んでみる。
『特殊スキル【生命の息吹】とは、神、もしくは神に近い者のみが使える特殊スキルです。
媒体となる物に自身の血を一滴与え、特殊スキル【生命の息吹】を使い、名前と形を与えることで発動します。
しかし、この特殊スキルは創造力が必要となります。また、媒体により生命が宿った者の魔力の量が決まります』
媒体か、ならあれが使えるか。
一旦、外に出ると私は【無限の胃袋】の中からとあるアイテムを出した。途端にドシン! という音と共に、銀色に輝く巨大な山羊の角が出くる。
『【シルバーゴートの角】
銀色に輝く巨大な山羊の姿の魔獣、シルバーゴートの角。
シルバーゴートは身長300m、体重5tにもなる目が赤く、銀色の巻角、千年を超える寿命を持つのが特徴の魔獣。
百年生きた山羊の姿とも言われ、その見た目は巨大であるが故に神々しくも見える。
備考:毛は最高級の生地に、角、目、蹄は錬金の素材となります』
これは一昨日、私がこの世界の全ての国を一足先に回って家具を買っていた時に出会った魔獣の角だ。私は戦う気は無かったのだが、いかせん相手がやる気満々だったので私も相手になってしまった。
勿論、結果は私の勝ち。シルバーゴートは呆気なく私に敗れた。この角はそのまま放置するぐらいなら持っといた方が役立つだろうと毛と一緒に採取したものだ。
「でっかいね。これ使うの?」
「あぁ、こいつの背格好はお前が決めろ。名前は」
名前、そうだ。名前を決めなくてはいけないんだったな。
「名前……“ツァスタバ”でどうだ?」
「ツァスタバ? じゃあ、つーちゃんだな。了解! ちょっと待ってね」
名前を決めると、新月は「よしゃあ! 名前に負けない美形を考えてやるぜ!」 と意気込んでシルバー ゴートの角を観察し始めた。
待つこと3分、暇だったのでパイプに再挑戦していると「出来たよ!」という声と同時に『つーちゃんの構成図☆』と書かれたものが頭の中に送られてきた。
以外と早かったな。送られてきた構成図とやらをざっと見ていると私が考えていたものとはだいぶ違った形の執事が書かれていた。
どうやら私が考えていた執事と新月が考えていた執事に違いがあったらしい、がまだ許容の範囲内だったのでこのまま実行しよう。
私はまだ吸っている途中だったパイプを新月に渡して構成図を元に【生命の息吹】を使ってみる。
1、『血を一滴垂らす』
ナイフは持ってはいるがゴブリンを解体したものを使う訳にはいかないので手を噛み、角に血を垂らす。(血と言っても人間のように赤い血ではなく神血といわれるものなので色が違うが)
2、『特殊スキル【生命の息吹】を使って名前と姿を与える』
手順通りにやると、『特殊スキル【生命の息吹】が使われました』という声がして角から白い光が出始めた。
光は角全体を包み込むと一箇所に集まり人型を描いていく。
ある程度人型に近いものが出来ると今度は段々と小さくなり、やがてビー玉サイズにまで縮みーーー……
いきなり弾け飛とんだ。
「っ!!」「んきゃーー!!」
弾け飛んだ光と一緒に暴風が吹く。これ絶対に息吹じゃないだろ!
いきなりのことで油断していた私は地面に踏ん張り、新月は咄嗟に私の腰にしがみついて飛ばされそうになるのを防いだが私じゃなかったら2人とも飛ばされていただろう。
しばらくして暴風の勢いが弱まり始めると見た目がわかってきた。
身長は平均そこそこ、体格は腰が細めだがぱっと見でもわかるS字曲線と、銀髪の天然パーマに銀色の巻き角が生えた赤い目の、女性。大事なことなのでもう一度言う、女性。
私も執事と言っていたので男かと思っていたが新月に渡された構成図にはしっかりと女性と書かれていた。全然黒くなかった。寧ろ白い。
「おー、俺が考えた通りだな。えーっと、つーちゃんって喋れる?」
「っ……はい」
風が止み、身動きが取れるようになると新月がツァスタバに質問を投げかけると小さめに、はい っと言う鈴を鳴らすような、中性的な声が夜の草原に響く。これがツァスタバの声なのか。
新しく仲間になった執事を連れて中に戻ると、ツァスタバ用の生活に困らない程度の服(全部新月が考えた)を渡して、これまでのことを大体教えて今日はもう休んでもらう。
「ねぇクロ、あの角ってなんなの?」
リビングに2人だけになると、ぽかーん っとした顔で新月が質問してきた。角とは勿論、ツァスタバの媒体に使ったもののことだ。
話は数分前に遡る。
ツァスタバが出来ることを教えてもらった時、あまりにも万能だったのだ。
ざっと聞いたところ、ステータスは以下の通りだった、
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【Name】ツァスタバ
【種族】魔族? 多分魔族。
【性別】女
【年齢】1450(媒体の年齢)
【Lv】201
***【称号】***************
【千年の歴史を知る者】【神の従者】
**********************
【体力】 666
【魔力】 999
【攻撃力】 444
【魔力攻撃力】90
【防御力】 251
【命中率】 145
【知力】 203
【素早さ】 504
【精神力】 165
【運】 50
***【装備】***************
頭 :無し
耳 :無し
腕 :手袋(綿)
上半身:、燕尾服、ベスト (黒)、シャツ、リボンタイ
下半身:ベルト 、スラックス
靴 :靴下、ハイヒール(黒)
***【スキル】***************
【執事の嗜み】【美食家】【掃除屋】
***【特殊スキル】*************
【千年の歴史】【シークレットバトラー】【裏仕事】
***********************
【職業】執事
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とまあ、こんな感じで、運動神経抜群、この世界の歴史に強い、裏仕事OK、掃除、洗濯炊事OK、これは本人が言ったことでは無いが光り輝く容姿と笑顔という超が付くほど潜れた執事さんで現代の人々が欲しがる万能型でござったのだ。(多分、2次元から来ましたとか言っても通じるんじゃないだろうか)
余談だが、【美食家】は新月が持っていたのと同じだったのでどんなものなのか聞いてみると料理が得意なやつが持っているスキルで別に珍しくはないらしい。金がかかるスキルではあるらしいが。
「シルバーゴートの角だ。お前にも教えただろ。ただ、私もここまで万能なのが出来るかと思って無かったが」
「はー、……クロ、座っていいから何があったのか教えて」
「あぁ」
私と新月はお互いに自身が創った存在が完璧過ぎてぽかーんっとした表情を隠せないままテーブルの席に座り、数日前の出来事を話始めた。
****
~数日前~
あいつに押し付けられた我儘リストには、
『チェスト クロも欲しければクロのも、
衣装タンス、クローゼット作ってくれるならそれでもいい。そろそろハリスくんに部屋あげたいから計3、カーペット、絨毯でも可、
ソファー(いいのがあったら)、ローテーブル、本棚、ランプシェード、なんかあった時用に旅行鞄、クッション、ハリスくんに合いそうなもの、畳、こたつ、テレビ
PS:俺用のはアンティークがいいな。クロもちゃんと自分の欲しいの買ってきなよ!
じゃあ、よろしく(」・ω・)』
なんて我儘満載のお願いがずらりと書かれていた。
衣装タンスなんて要らないだろ。クローゼットを作ればいいじゃないか。あと、テレビなんてものこの世界には無い。
言いたいことが多いがこんなところで愚痴を言っても誰も聞いてくれるやつはいない。さらに言えば動かなければ何も終わらない。
仕方なく我儘リストをポケットにしまい込むと【世界の図書館】を使かって効率的にアンティークを集めるために今後開催される蚤の市やオークション、世界中の骨董品店を探す。
するとちょうどいいことに今日の夜に《オージュン》の大陸でオークション、明日はヴェレンボーンで年2回の巨大蚤の市が開かれるらしい。
オークションは武器と魔法が使えないように武器は預け、魔道士は魔力封じの指輪を渡されるが金があれば誰でも入れるみたいだ。もっとも着ている服で通されるオークション会場が違うらしいが。
私は今の服装を確認する。今日の私は依頼を受けていないので新月が作った服を着せられていた。
濃い紫色のベロアで作られたロングコート、ボルドー色のベスト、黒いスラックに革靴。
カフスは新月が貴族から貰ったらしい(本当は、報酬をアップさせる代わりに渡されたものなのではないかと推測する)赤い石が付いているカフス、多分ルビーあたりだ。
まぁ、これなら大丈夫だろう。
大体の目的が決まったので私はヴェレンボーンから東にある《オージュン》に向かって文字通り飛んだ。
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