【長編】ハンニバルさんと大スキピオさんが、ただひたすら日本で生活してる「だけ」のお話【日常】

こだいじん

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第1部

どうやら奴が進撃してきたようです

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そろそろジメジメするこの季節。
日本には「梅雨」と言うのが、ある。

それと同時に、奴が出る!!
しかも、あの日本人平たい顔族が知恵を振り絞って考えた高難易度建築様式高床式倉庫のねずみ返しすら奴らは、ものともしない!!

音もせず、気づけばいるのだ!!
そう、かのテラフォー〇ーズの様に!!

スキピオ・アフリカヌスさんは現在、怯えてます。家の中に、出たんです。

進撃の茶色い奴が現在進行形で日本人最大の敵とも言えるあの茶色でキショい虫ども!!

もう見た瞬間から、背筋に戦慄が走りスキピオさんは「一匹残らず駆逐してやる!!」状態で、ゴキジ〇ット片手に死闘を繰り広げました。

しかし奴らも進化する!というか進化していた!
2000年前のローマで見たヤツらよりも日本にいるヤツらはデカイ上に、素早い!!

「カサカサカサカサと!ええい、動くな!!そのカサカサ動きのキショい動き!紀元前と変わらんのか貴様らは!!」

カサカサカサカサ……。
「ソウダヨ、ソウダヨ」と言う様に、ヤツらの触覚がピコピコと動きます。

スキピオさんは全身に、鳥肌がたちました。

共同生活するにあたって、台所担当はスキピオさんがメインです。

ハンニバルさんに1度だけ任せたのですが、米+茶色オンリーメニューが3食×1週間続いたので、ブチ切れたのです。
だから奴らは何としても排除どころか駆逐しないと衛生環境が悪化してしまいます。 

日本はあのペストが流行った時も、赤痢も、コレラも、ピンピンしてました。
本当に倒れたのは結核や、あの最近の流行病だけでした。
それぐらい衛生環境にめっちゃ煩いのはスキピオさんも、蘇って感心したぐらいです。 

だってトイレがお尻に優しいんです。ウォシュレット付きと保温付きです。
店に行けば蓋が自動だったりします。

トイレしたら手を洗いましょう、ととにかく書いてます。
ちん〇んの皮触ったからセーフだろ!!とか言ってる馬鹿がいたりするそうですが、キショいし、マナー違反です。
スキピオさんも大概綺麗好きなので風呂もめっちゃ入るし、紀元前の人間と言えど風呂は入るし、下水はある所はあったので、日本の衛生環境にはめっちゃ分かりました。

が、出るヤツらは出ます。いつの時代も。

しかも奴ら、特性が早足なのでそれをフルに生かして、冷蔵庫の裏側に逃げました。
ゴキブリホ〇ホイも仕掛けてますが、中身が怖くて、オープン・ザ・ドアをしていないのです。

「クソッ……どうする…!」 

本来ならスプレーをシューしたいところですが、そんな事をしてしまうと日本にいるヤツらは…飛びます。 
 
然し、日本のヤツらを詳しく知らないスキピオさん! 
時間は昼過ぎ、腹が減ってきた!

「ええい!さっさと仕留めてやる!!」

始末したい気持ちが早ったスキピオさんは、焦ってしまいスプレープシューヤツらに向かって一番の禁じ手たる悪手をしてしまい。
 
 「どうだ!参った……か……」

その顔面に向かって「茶色い羽の奴」が飛んでくるという、一番体験したくない恐怖を体験したのでした。
 
その夜。 
トラウマになりすぎて目がかっぴらいたままのスキピオさんを、目撃したハンニバルさんはめっちゃ怖くてこう言いました。

「夜もおちおちとー(カルタゴが襲われるんじゃないかってぐらい)ー寝れないぞい」

なので安眠効果としてアース〇ーマットとゴキホ〇ホイを、スキピオさんが通る場所、そこらじゅうにばら撒いてあげました。

そしたら今度は

「私をゴキブリ生命力だけは図太い侵入者扱いとは何事だああああああああ!!!!喧嘩売ってんのか!?顔に飛んで来たってだけで喧嘩売ってんのか貴様あ!!1度体験してみるがいい!怖いんだからな!!!」 

ふんぞり返ってその恐怖体験を語るスキピオさんのその足元には。

カサカサカサカサ……。

奴がいた。


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