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第1章至る平安
藤原道長2
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香子を抱いたのちに何食わぬ顔で倫子も抱くという離れ業を成し遂げた道長は、明け方に帰って行った。
香子は、此れ幸いと、小説の続きに取り掛かる。
今まで悩んで詰まっていた青年期の貴公子の描写に彩(いろどり)が加わっていく。
それを読んだ夜は、その見事さに感動を覚えた。
君はもう少し、悔しさを覚えたほうがいいと思う。
表現のあまりの変わりように何かあったのかと思った彼女だが、まあ、そういうこともあるかと、香子を問い詰めることはしなかった。
鈍い。これで本当に最高の小説を書けると思っているのだろうか。
疑問である。
ともかく道長は、倫子の元に通うついでに、香子の元にも顔を出すようになった。もうだいたい青年期の貴公子の性格を掴んでいた香子は迷惑そうだったが、道長は気にしなかった。むしろそこが良かった。
だめだこいつ早く何とかしないと。
さて、香子のところには、暇さえあれば夜が入り浸っている。
香子の小説の続きをねだり、自分でも書いて見ようとしては挫折をするというおきまりのパターンだ。彼女がこの時代に爪痕を残すことはできないかもしれない。悲しい。
毎回のように香子の元を訪れる道長と入り浸る夜。二人が出会うのは、必然だった。
「香子さん。こいつは誰です?」
夜は胡乱な目で道長を見つめた。
完全に不審人物に対する口調だ。
「何やってるのよ、夜!!!」
慌てて香子が頭を下げさせる。
道長の瞳が、興味で輝いた。
おもしれー女二号の発見である。
「へーえ。夜っていうのか。俺と寝ない?」
「は?」
夜はゴミ虫を見るような目をして返事をした。
香子の迷いを湛えたような顔とは比べるべくもない。
彼女には道長に対して恋愛的には一ミリの興味も存在していなかった。
TS状態であるとは言え、流石にやりすぎである。
道長はショックを受けた。
「えっ。夜、何事も経験って言ってなかったっけ?」
「閨事(ねやごと)の経験なんていりません。」
夜の貞操観念は無駄に固かった。
それは男としての最後の一線だったのかもしれない。
その日のうちは、おとなしく引き下がった道長だったが、幾許も無いうちに文が届いた。
「見ずもあらず 見もせぬ人の 恋しくは あやなく今日や ながめくらさむ」
平安の夜は、又の名を詩歌バトルの場と言っても過言ではない。
書き渡した和歌に対してどれほど上手く切り替えせるかに、自分の評判と、恋路がかかってくるのだ。
さあ、この、古今集の業平の歌。
「見たとも言えず、見ないとも言えない人が恋しくて、今日はただ、訳もわからないまま物思いをして過ごそうかと思います」
この意味を有する歌に、夜は対抗することができるのだろうか。
古歌の引用は卑怯ではあるが、道長はさほど詩歌が得手ではない。
古歌の引用は一定の教養が必要であり、引用して用いるのは認められていた。
この頃は明かりが貴重品の上に、明るさもさほどではなかったので、相手の顔はぼうっとしか見えない。
そこで決め手になるのが、香りと、髪の長さだ。
髪が長ければ美人であり、短ければ尼である。
当然夜は基準をクリアしている。
ついでに言うと夜は夜目が効くので、普通に顔を基準に答えを出している。
もし、道長が男の娘ばりの美貌だったらわんちゃんくらいはあったかもしれないが、現実は非情であった。いい男ではあるのだが、夜の基準から外れていた。
夜の返歌は、次の通りであった。
「道ならぬ 恋に酔ひては 思ひだに はかにもならぬ しるべなりけり」
古今集に、道長の吟じた歌の返歌が載っていることを踏まえた返歌のアレンジである。
道長の思いを道理から外れたと非難していることと、恋に酔うと言う新しい表現を用いているところが目を引くが、概ね問題はない歌だった。
「不道理な恋に酔ってしまっては恋しいと言う思いでさえもあてにならない道しるべであることだ。」
そんな感じの意味である。
もともと道長から仕掛けた詩歌バトルである。
これに対する有効な返しがない場合、道長の負けが決定する。
負けず嫌いである道長は、夜からの返歌の文を手に口をパクパクさせていた。
とてつもなく綺麗な筆跡に、先例を踏まえた返しである。生半可な相手ではなかった。
それでも、このまま引き下がるわけにはいかない。
道長にもプライドがあった。
彼は一日しっかりと考え、その次の引用を考える。
最後まで自分の歌を使おうと思わないあたりが、残念である。
翌晩、道長は、再び倫子の元を訪れた。
夜に歌を詠もうと言うのである。
再び書き出した文を、道長は直接彼女に手渡しした。
それを受け取って、夜は開いた。
詩歌バトル。その最終章である。
勝つか負けるか、この一番で決まる。
果たして、道長の句は。
「あしびきの山鳥(やまどり)の尾のしだり尾の 長々し夜をひとりかも寝む」
であった。
拾遺集の柿本人麻呂の句であり、のちの時代で百人一首の一句としても選ばれている、とても有名な歌である。
意味は長い夜をあなたを思って一人眠っていることであるよ、だ。
だが、有名と言うことは、それだけ使われてきたと言うことである。
これに対する気の利いた返歌をすることは、常人にはかなり難しいと言えるだろう。
だが、夜は常人ではなかった。
紀貫之の元で培った実力は本物である。
齢22歳の青年程度に負けるものではない。
「ぬばたまの 夜を待ちぬる 独り寝の さむざむしきが 答えなりけり」
夜の返歌はこれであった。
「私を待つと言う、その夜のひとり寝の寒さこそが、私の答えだよ。」
と言う意味である。清々しいまでの拒絶であった。
そして、その返歌の返しは途轍もない速度であった。
普通、もう少し、考える時間が必要のはずだ。
だが、夜はそんな常識を覆した。
あまりのことに絶句した道長。
彼がなんとか二の句を繋げようとする間に邪魔が入った。
朗々と吟じる詩歌の声が、他の女房たちの元に届いたのである。
詩歌は、大声で吟じるのが常識である。
「倫子様がお待ちです。」と言われては、もともと彼女の元に通ってきている体(てい)の道長はこの場所を離れざるを得ない。
残念さと悔しさを残したまま、彼は去っていった。
こうして夜と道長の第一次詩歌バトルは夜に軍配が上がったのだった。
香子は、此れ幸いと、小説の続きに取り掛かる。
今まで悩んで詰まっていた青年期の貴公子の描写に彩(いろどり)が加わっていく。
それを読んだ夜は、その見事さに感動を覚えた。
君はもう少し、悔しさを覚えたほうがいいと思う。
表現のあまりの変わりように何かあったのかと思った彼女だが、まあ、そういうこともあるかと、香子を問い詰めることはしなかった。
鈍い。これで本当に最高の小説を書けると思っているのだろうか。
疑問である。
ともかく道長は、倫子の元に通うついでに、香子の元にも顔を出すようになった。もうだいたい青年期の貴公子の性格を掴んでいた香子は迷惑そうだったが、道長は気にしなかった。むしろそこが良かった。
だめだこいつ早く何とかしないと。
さて、香子のところには、暇さえあれば夜が入り浸っている。
香子の小説の続きをねだり、自分でも書いて見ようとしては挫折をするというおきまりのパターンだ。彼女がこの時代に爪痕を残すことはできないかもしれない。悲しい。
毎回のように香子の元を訪れる道長と入り浸る夜。二人が出会うのは、必然だった。
「香子さん。こいつは誰です?」
夜は胡乱な目で道長を見つめた。
完全に不審人物に対する口調だ。
「何やってるのよ、夜!!!」
慌てて香子が頭を下げさせる。
道長の瞳が、興味で輝いた。
おもしれー女二号の発見である。
「へーえ。夜っていうのか。俺と寝ない?」
「は?」
夜はゴミ虫を見るような目をして返事をした。
香子の迷いを湛えたような顔とは比べるべくもない。
彼女には道長に対して恋愛的には一ミリの興味も存在していなかった。
TS状態であるとは言え、流石にやりすぎである。
道長はショックを受けた。
「えっ。夜、何事も経験って言ってなかったっけ?」
「閨事(ねやごと)の経験なんていりません。」
夜の貞操観念は無駄に固かった。
それは男としての最後の一線だったのかもしれない。
その日のうちは、おとなしく引き下がった道長だったが、幾許も無いうちに文が届いた。
「見ずもあらず 見もせぬ人の 恋しくは あやなく今日や ながめくらさむ」
平安の夜は、又の名を詩歌バトルの場と言っても過言ではない。
書き渡した和歌に対してどれほど上手く切り替えせるかに、自分の評判と、恋路がかかってくるのだ。
さあ、この、古今集の業平の歌。
「見たとも言えず、見ないとも言えない人が恋しくて、今日はただ、訳もわからないまま物思いをして過ごそうかと思います」
この意味を有する歌に、夜は対抗することができるのだろうか。
古歌の引用は卑怯ではあるが、道長はさほど詩歌が得手ではない。
古歌の引用は一定の教養が必要であり、引用して用いるのは認められていた。
この頃は明かりが貴重品の上に、明るさもさほどではなかったので、相手の顔はぼうっとしか見えない。
そこで決め手になるのが、香りと、髪の長さだ。
髪が長ければ美人であり、短ければ尼である。
当然夜は基準をクリアしている。
ついでに言うと夜は夜目が効くので、普通に顔を基準に答えを出している。
もし、道長が男の娘ばりの美貌だったらわんちゃんくらいはあったかもしれないが、現実は非情であった。いい男ではあるのだが、夜の基準から外れていた。
夜の返歌は、次の通りであった。
「道ならぬ 恋に酔ひては 思ひだに はかにもならぬ しるべなりけり」
古今集に、道長の吟じた歌の返歌が載っていることを踏まえた返歌のアレンジである。
道長の思いを道理から外れたと非難していることと、恋に酔うと言う新しい表現を用いているところが目を引くが、概ね問題はない歌だった。
「不道理な恋に酔ってしまっては恋しいと言う思いでさえもあてにならない道しるべであることだ。」
そんな感じの意味である。
もともと道長から仕掛けた詩歌バトルである。
これに対する有効な返しがない場合、道長の負けが決定する。
負けず嫌いである道長は、夜からの返歌の文を手に口をパクパクさせていた。
とてつもなく綺麗な筆跡に、先例を踏まえた返しである。生半可な相手ではなかった。
それでも、このまま引き下がるわけにはいかない。
道長にもプライドがあった。
彼は一日しっかりと考え、その次の引用を考える。
最後まで自分の歌を使おうと思わないあたりが、残念である。
翌晩、道長は、再び倫子の元を訪れた。
夜に歌を詠もうと言うのである。
再び書き出した文を、道長は直接彼女に手渡しした。
それを受け取って、夜は開いた。
詩歌バトル。その最終章である。
勝つか負けるか、この一番で決まる。
果たして、道長の句は。
「あしびきの山鳥(やまどり)の尾のしだり尾の 長々し夜をひとりかも寝む」
であった。
拾遺集の柿本人麻呂の句であり、のちの時代で百人一首の一句としても選ばれている、とても有名な歌である。
意味は長い夜をあなたを思って一人眠っていることであるよ、だ。
だが、有名と言うことは、それだけ使われてきたと言うことである。
これに対する気の利いた返歌をすることは、常人にはかなり難しいと言えるだろう。
だが、夜は常人ではなかった。
紀貫之の元で培った実力は本物である。
齢22歳の青年程度に負けるものではない。
「ぬばたまの 夜を待ちぬる 独り寝の さむざむしきが 答えなりけり」
夜の返歌はこれであった。
「私を待つと言う、その夜のひとり寝の寒さこそが、私の答えだよ。」
と言う意味である。清々しいまでの拒絶であった。
そして、その返歌の返しは途轍もない速度であった。
普通、もう少し、考える時間が必要のはずだ。
だが、夜はそんな常識を覆した。
あまりのことに絶句した道長。
彼がなんとか二の句を繋げようとする間に邪魔が入った。
朗々と吟じる詩歌の声が、他の女房たちの元に届いたのである。
詩歌は、大声で吟じるのが常識である。
「倫子様がお待ちです。」と言われては、もともと彼女の元に通ってきている体(てい)の道長はこの場所を離れざるを得ない。
残念さと悔しさを残したまま、彼は去っていった。
こうして夜と道長の第一次詩歌バトルは夜に軍配が上がったのだった。
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