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一章 紫碧のひととせ
悪夢
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※胸糞描写が多いです。今回の話は飛ばしても支障はないので、苦手な方は読まずに次の話にお進みください
──────────────────────
目が覚めた。
身体は冷え切り、強ばっている。
ぎこちなく身体を動かしながら、シルビオはゆっくりと目を開けた。
見慣れた、自分の部屋だった。
月も星も寝静まった深い夜が窓の外を支配している。
そういえば、今日は新月だった。
悪いことは重なるものだ。
主神であるシエラは月を司る女神である。
シエラ教徒は、満月に近いほど能力が高まり、新月に近いほど能力が弱まる。
今日は、一番調子の出ない日だ。
「……」
寒い。
身体の節々が痛い。
どうして、自分は床に座り込んで寝ていたのか。
ベッドではなく、ソファーで眠るなんて、今まで一度もしてこなかったのに。
ここでは、誰かと一緒に寝ることができないのに。
「───」
気づいてしまった。
ひゅっと、空気が喉から漏れる音がした。
身体は震え、呼吸は荒くなり、視界が揺らぐ。
そうだ。
誰もいない。
こんなに冷たい夜なのに。
自分の傍には、だれも─
「ヴォルガ……?」
縋るように名前を呼んだ。
自分が傷つけてしまった、青く美しい彼の名前を。
けれど、彼はそこにいない。
温もりさえなかった。
「…………っ!!」
頭が真っ白になった。
鼓動が激しくなる。
呼吸がおかしくなる。
不安と、恐怖と、寂寥に支配され、胸が虚無で満たされる。
あんなこと、言ったから。
いやになって、いなくなっちゃったんだ。
暗い目をした自分が、そう呟いた。
「……ち、ちがう……違う、ヴォルガは、そんなこと……っ」
自分のものとは思えないくらい弱々しい声が零れた。
震える身体を無理矢理立ち上がらせ、彼の痕跡を探る。
でも、無意味だった。
ベッドにも、彼はいなかった。
クローゼットには、シルビオの分だけの服が入っていた。
棚の上には、彼が大切にしていたペンダントは置かれていなかった。
「……はぁ……っ、はぁっ、はぁっ…………」
過呼吸になりかけていた。
パニックで頭が回らなかった。
それでも、否応なしに理解させられた。
彼はもう、ここにいないのだ。
「……ぃ、や……、嫌…………だ……っ」
独りは嫌だ。
寒いのは嫌だ。
寂しいのは、もう嫌だ。
全身を掻きむしりたくなるような衝動に駆られる。
じわじわと、正気が蝕まれる。
半狂乱になりながら、シルビオは部屋を飛び出し、転げ落ちそうな勢いで階段を駆け下りた。
一階のカウンターには、ぽつりと明かりが見えた。
はっと顔を上げれば、褐色の肌の男が座って本を読んでいた。
…よかった。
ひとりじゃなかった。
泣き出しそうになりながら、彼の名を叫ぶ。
「ユーガっ、ユーガぁ……!!」
駆け寄って、縋りつくように抱きついて。
思いの丈を、一方的にぶちまける。
「ヴォルガ……ヴォルガが、いなくて……ひとりに、なっちゃって……ねぇ、ヴォルガは……?どこいっちゃったの……?いっしょに、いてくれるって、いってたのに……っ」
呂律が上手く回らず、子供の駄々のような拙い口調で畳みかけるシルビオに。
ユーガは、溜め息をついて本を閉じた。
薄茶色の瞳には、冷淡な嫌悪感だけが映っていた。
「うるさい。触るな」
気づけば、手を弾かれて床に倒れていた。
冷えきった手はじんじんと痛み、シルビオは呆然と目を見開く。
「ユーガ……?」
彼はシルビオを視界に入れることすら厭うように、カウンターに目を落として顔を顰めた。
「ったく、本当に聞き分けのない愚図だな、お前は。何度も言わせんじゃねえよ。ヴォルガはとっくに出て行った。もう二度と戻ってこない」
「…………」
言葉すら出てこなかった。
ユーガが、そんなくだらない嘘をつくはずないのだ。
でも、そんなこと一度も耳にしていない。
彼が何を言っているのか分からない。
ただ、自分が否定されていることだけが理解できた。
「リーリエだって呆れてただろ。いつまでうちに居着く気なんだ、お前は。ヴォルガでさえあんな身体でとっとと出て行ったのに……どうしてまだここにいる?」
「……っ、……」
ああ、そうか。
夢だ。
これは、夢だ。
ユーガはこんなこと言わない。
シルビオの存在を否定なんかしない。
がらんどうの人形のような、こんな冷えきった目で自分を見ない。
分かっていた。
分かっている、はずだった。
でも、耐えられなかった。
例え幻影の存在であっても、ユーガに拒絶されることが、何よりも辛かった。
そして、シルビオの夢は、決して自分の意思では覚めてくれない。
「気まぐれでお前を拾ったのが間違いだったよ。頼むから、さっさと消えてくれ」
やめろ。
彼の姿で、彼の声でそんなことを言うな。
叫びたかった。
ユーガの姿をした何かを否定したかった。
それなのに、シルビオはその言葉を無理矢理心に捩じ込むことしか出来なかった。
従順に項垂れて、責め立てられることしか出来なかった。
「……ごめん、なさい……」
「謝れなんて言ってない。消えろって言ったんだ。さっさと出て行け。ここはお前の居場所じゃない」
「で、でも……どこに行けばいいの……?お父さんも、お母さんも、いないのに……」
「どうしてそれを俺に聞く?俺とお前はただの他人だ。家族じゃない。お前のことなんぞ知らん」
「……見捨てないでよ……ユーガがいたから、生きられたのに……家族じゃないなんて、言わないでよ……」
「ああそうかよ。俺は別にお前がいなくても生きられる。どうでもいい。勝手に一人で野垂れ死ね」
「…………ヴォルガは……っ、なんで……いなく、なっちゃったの……?」
「お前が必要ないからだ。気を抜いたら襲われるかもしれない相手と同衾なんて、普通だったら嫌に決まってるだろ。何で分からないんだ?」
「そんなこと、するわけない……っ!!ただ、怖いだけなのに……また、発作でおかしくなるんじゃ、って……」
「そんなのはお前の都合だろ。ヴォルガには関係ない。そもそも、するわけないとか言って、俺に手出そうとしたよなぁ、お前?」
「………………ぁ、……」
ユーガの姿をしたそれは、ただただシルビオを否定する。
途中から、その姿はぼやけて、代わりにもう一人の自分の声が正面から聞こえる。
「何で分からないの?誰にも求められてないんだって。みんな、俺の魔法が怖いから従ってるだけなんだよ」
「……お、れ……だって…………こわい……こわ、いのに…………」
「あぁ、怖いねぇ。教えたくない感情が、隠していた本音が、全部筒抜けなんだから。そんな奴と一緒にいたいって思う?思わないよな。いらないよなぁ」
「…………また、ひとりになるの?」
「そうだよ。暗くて、怖くて、寒い街で、独りで生きていくんだ。それが正しい俺の在り方なんだよ」
「……こわい…………いやだ、こわい……っ、もう、あんなとこ、いたくない……っ!!!」
今でも鮮明に思い出せる、幼い日の日常。
陽の光すら入らない路地裏で、野良猫と体温を分け合いながら眠る、独りきりの毎日。
綺麗な人間なんていなかった。
誰もが心に闇を抱え、身寄りのない子供から全てを奪い取ろうと近づいてきた。
怖かった。
様々な人間の闇に呑まれて、気が狂いそうだった。
そんな場所が自分の居場所なんて、嫌だ。
皆が、自分を嫌ってるなんて、信じたくない。
孤独に震える夜に苦しめられる日々は、もう二度と……
「あ、ぁあ、あぁぁぁあああああああああっ?!!」
過去のトラウマが蘇り、シルビオの正気は完全に失われた。
目の前の誰かは哄笑を上げ、掻き消えた。
シルビオの意識は、そこで闇に堕ちた。
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目が覚めた。
身体は冷え切り、強ばっている。
ぎこちなく身体を動かしながら、シルビオはゆっくりと目を開けた。
見慣れた、自分の部屋だった。
月も星も寝静まった深い夜が窓の外を支配している。
そういえば、今日は新月だった。
悪いことは重なるものだ。
主神であるシエラは月を司る女神である。
シエラ教徒は、満月に近いほど能力が高まり、新月に近いほど能力が弱まる。
今日は、一番調子の出ない日だ。
「……」
寒い。
身体の節々が痛い。
どうして、自分は床に座り込んで寝ていたのか。
ベッドではなく、ソファーで眠るなんて、今まで一度もしてこなかったのに。
ここでは、誰かと一緒に寝ることができないのに。
「───」
気づいてしまった。
ひゅっと、空気が喉から漏れる音がした。
身体は震え、呼吸は荒くなり、視界が揺らぐ。
そうだ。
誰もいない。
こんなに冷たい夜なのに。
自分の傍には、だれも─
「ヴォルガ……?」
縋るように名前を呼んだ。
自分が傷つけてしまった、青く美しい彼の名前を。
けれど、彼はそこにいない。
温もりさえなかった。
「…………っ!!」
頭が真っ白になった。
鼓動が激しくなる。
呼吸がおかしくなる。
不安と、恐怖と、寂寥に支配され、胸が虚無で満たされる。
あんなこと、言ったから。
いやになって、いなくなっちゃったんだ。
暗い目をした自分が、そう呟いた。
「……ち、ちがう……違う、ヴォルガは、そんなこと……っ」
自分のものとは思えないくらい弱々しい声が零れた。
震える身体を無理矢理立ち上がらせ、彼の痕跡を探る。
でも、無意味だった。
ベッドにも、彼はいなかった。
クローゼットには、シルビオの分だけの服が入っていた。
棚の上には、彼が大切にしていたペンダントは置かれていなかった。
「……はぁ……っ、はぁっ、はぁっ…………」
過呼吸になりかけていた。
パニックで頭が回らなかった。
それでも、否応なしに理解させられた。
彼はもう、ここにいないのだ。
「……ぃ、や……、嫌…………だ……っ」
独りは嫌だ。
寒いのは嫌だ。
寂しいのは、もう嫌だ。
全身を掻きむしりたくなるような衝動に駆られる。
じわじわと、正気が蝕まれる。
半狂乱になりながら、シルビオは部屋を飛び出し、転げ落ちそうな勢いで階段を駆け下りた。
一階のカウンターには、ぽつりと明かりが見えた。
はっと顔を上げれば、褐色の肌の男が座って本を読んでいた。
…よかった。
ひとりじゃなかった。
泣き出しそうになりながら、彼の名を叫ぶ。
「ユーガっ、ユーガぁ……!!」
駆け寄って、縋りつくように抱きついて。
思いの丈を、一方的にぶちまける。
「ヴォルガ……ヴォルガが、いなくて……ひとりに、なっちゃって……ねぇ、ヴォルガは……?どこいっちゃったの……?いっしょに、いてくれるって、いってたのに……っ」
呂律が上手く回らず、子供の駄々のような拙い口調で畳みかけるシルビオに。
ユーガは、溜め息をついて本を閉じた。
薄茶色の瞳には、冷淡な嫌悪感だけが映っていた。
「うるさい。触るな」
気づけば、手を弾かれて床に倒れていた。
冷えきった手はじんじんと痛み、シルビオは呆然と目を見開く。
「ユーガ……?」
彼はシルビオを視界に入れることすら厭うように、カウンターに目を落として顔を顰めた。
「ったく、本当に聞き分けのない愚図だな、お前は。何度も言わせんじゃねえよ。ヴォルガはとっくに出て行った。もう二度と戻ってこない」
「…………」
言葉すら出てこなかった。
ユーガが、そんなくだらない嘘をつくはずないのだ。
でも、そんなこと一度も耳にしていない。
彼が何を言っているのか分からない。
ただ、自分が否定されていることだけが理解できた。
「リーリエだって呆れてただろ。いつまでうちに居着く気なんだ、お前は。ヴォルガでさえあんな身体でとっとと出て行ったのに……どうしてまだここにいる?」
「……っ、……」
ああ、そうか。
夢だ。
これは、夢だ。
ユーガはこんなこと言わない。
シルビオの存在を否定なんかしない。
がらんどうの人形のような、こんな冷えきった目で自分を見ない。
分かっていた。
分かっている、はずだった。
でも、耐えられなかった。
例え幻影の存在であっても、ユーガに拒絶されることが、何よりも辛かった。
そして、シルビオの夢は、決して自分の意思では覚めてくれない。
「気まぐれでお前を拾ったのが間違いだったよ。頼むから、さっさと消えてくれ」
やめろ。
彼の姿で、彼の声でそんなことを言うな。
叫びたかった。
ユーガの姿をした何かを否定したかった。
それなのに、シルビオはその言葉を無理矢理心に捩じ込むことしか出来なかった。
従順に項垂れて、責め立てられることしか出来なかった。
「……ごめん、なさい……」
「謝れなんて言ってない。消えろって言ったんだ。さっさと出て行け。ここはお前の居場所じゃない」
「で、でも……どこに行けばいいの……?お父さんも、お母さんも、いないのに……」
「どうしてそれを俺に聞く?俺とお前はただの他人だ。家族じゃない。お前のことなんぞ知らん」
「……見捨てないでよ……ユーガがいたから、生きられたのに……家族じゃないなんて、言わないでよ……」
「ああそうかよ。俺は別にお前がいなくても生きられる。どうでもいい。勝手に一人で野垂れ死ね」
「…………ヴォルガは……っ、なんで……いなく、なっちゃったの……?」
「お前が必要ないからだ。気を抜いたら襲われるかもしれない相手と同衾なんて、普通だったら嫌に決まってるだろ。何で分からないんだ?」
「そんなこと、するわけない……っ!!ただ、怖いだけなのに……また、発作でおかしくなるんじゃ、って……」
「そんなのはお前の都合だろ。ヴォルガには関係ない。そもそも、するわけないとか言って、俺に手出そうとしたよなぁ、お前?」
「………………ぁ、……」
ユーガの姿をしたそれは、ただただシルビオを否定する。
途中から、その姿はぼやけて、代わりにもう一人の自分の声が正面から聞こえる。
「何で分からないの?誰にも求められてないんだって。みんな、俺の魔法が怖いから従ってるだけなんだよ」
「……お、れ……だって…………こわい……こわ、いのに…………」
「あぁ、怖いねぇ。教えたくない感情が、隠していた本音が、全部筒抜けなんだから。そんな奴と一緒にいたいって思う?思わないよな。いらないよなぁ」
「…………また、ひとりになるの?」
「そうだよ。暗くて、怖くて、寒い街で、独りで生きていくんだ。それが正しい俺の在り方なんだよ」
「……こわい…………いやだ、こわい……っ、もう、あんなとこ、いたくない……っ!!!」
今でも鮮明に思い出せる、幼い日の日常。
陽の光すら入らない路地裏で、野良猫と体温を分け合いながら眠る、独りきりの毎日。
綺麗な人間なんていなかった。
誰もが心に闇を抱え、身寄りのない子供から全てを奪い取ろうと近づいてきた。
怖かった。
様々な人間の闇に呑まれて、気が狂いそうだった。
そんな場所が自分の居場所なんて、嫌だ。
皆が、自分を嫌ってるなんて、信じたくない。
孤独に震える夜に苦しめられる日々は、もう二度と……
「あ、ぁあ、あぁぁぁあああああああああっ?!!」
過去のトラウマが蘇り、シルビオの正気は完全に失われた。
目の前の誰かは哄笑を上げ、掻き消えた。
シルビオの意識は、そこで闇に堕ちた。
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