1 / 2
『雑居ビルの地下は別世界でした』
しおりを挟む喫煙所ってマジ生き返る。世の中タバコ吸えるとこ少なくない?なんて思いながら一服してたら肩を叩かれた。
「ねぇヒーローにならない?」
怪しい、怪しすぎる。色抜きすぎじゃない?ってくらいの白金髪にメガネの優男っぽい怪しすぎる男。そもそも都会のど真ん中の喫煙所に梅雨明けなのに白衣着てるあたり怪しい。
無視を決め込んでスマホをいじればスマホの下から覗き込んできた。
「お願い、君しかいないんだよ」
うっざ。新手のスカウトだなこりゃ。
「なに?ガルバ?キャバ?それとも風俗かAV?」
「どれでもないよ。ヒーローだもん。やっと話聞いてくれたね。僕はこーゆー者です」
ふざけた名刺もらったけど目を通すつもりもない。これ吸い終わったら買い物行こ。
「また無視?ね、事務所来てくれるだけでいいから、見学だけでもいいから。もう君以外考えられないんだよ」
これ無視しててもずーっと話しかけてきてるし流石にその事務所なる所にヤバい筋の人がバックにいるとは考えたくないけど、ついていかない方がヤバい気もしてきた。なんかもうイっちゃってるもんこの人。
「そのヒーローは賃金発生すんの?」
「報酬かい?それはもう…君次第ってところかな?」
なによそれ?体売れ的な?バック率の話かな?水商売でもいいか、とりあえずお金稼いでみるのもいいな。
とりあえずこの怪しいやつについていくことにした。数十分後にめちゃくちゃ後悔するんだけど。
連れていかれた場所は街中の雑居ビル。なんでこんなしょぼい雑居ビルに地下?とか思ってたら想像以上に長い。え?大江戸線も越えてるんじゃね?え?どんだけ地下?
「怖くない?」
いつの間にか腰に回された手に嫌悪感を示すことより下がり続けるエレベーターの恐怖が上回って振り払うこともできない。ほんとこわいんだけど。
「はい、着いたよ」
腰に手を回されているからか、はたまた下がり続けるエレベーターの恐怖なのかこの男に体重を預けることしかできない。
目の前にはマンションの入り口みたいな扉。もうここ開けたらただの風俗の待機所でありますように。
「わぁお…」
外国人みたいな反応になってしまうのも仕方ないだろう、想像を絶する空間が広がっていたんだから。アニメとかでみる格納庫ってやつだよこれマジ。
「気に入った?」
「はぁ?気に入るとかそーゆー問題じゃないでしょ…」
「だよね。こっち、おいで」
だよねじゃねーよ。もうこの男の情婦かってくらいベタベタしてるけどこれは本意じゃない、もう仕方ないのマジで。
しっかし広いなここ。頑丈そうなのに自動ドアなのマジで謎だし、中めっちゃデカいソファーあんだけど。あれじゃん、絶対高いやつ。高級輸入家具!
とにかく膝ガックガクだし遠慮なく掛けさせてもらう。
「飲み物いる?」
「スッキリするやつ、おねがいします」
「じゃあハーブティーかな?アイスで用意するから待ってて」
え?ここマジで現代日本?壮大な素人ドッキリ?ヤバくない?あたし可愛いから?芸能界とか目指しちゃう?いやー、経歴だけで大炎上だわ。ガールズバーにキャバにデリヘル。AVはギリギリ出てないけどいかがわしい経歴まみれだから絶対に無理。そもそも今の勤め先もセクキャバだし。
「はい、どうぞ。」
ゾンビグラスに氷が目一杯、アイスティーがでてきた。ストローも差してある。
「いただきます」
喫煙所で一服しようとしてただけなのになんでこんなことになってるんだろう?暑かった外からこんなめっちゃ地下に連れてこられて、冷たい飲み物を飲んだらちょっと冷静になってきた。ドッキリだったらもっととっくにネタバレだし、そもそもなんださっきのエレベーター。大江戸線どころの話じゃないんだけど。そもそもこいつこれ地下?つーか髪プリンぽくない。そもそも日本人?あれ?美形なだけ?日本人とどっかのミックス?うっわーわかんない
「なにかついてます?」
顔じろじろ見てたから聞かれちゃったよ。
「なんて呼べばいいの?名前聞いてない」
「名前で呼んでくれるの?」
「だって…それしかなくない?」
「うーん、名前はまだ秘密。君の名前は知ってるよ」
えっこわっ。初対面なのに名前知ってるの?
「ちなみに実家もわかるよ。埼玉県の」
「えーっ!ちょっ!まっ!えっ!?こわっ!ストーカーかなんかだったの?」
「目をつけてたんだよ、君みたいな子。ヒーローにぴったりだなって」
ヒーローって水商売から引っ張ってくるもの?悪役の女とかならまだしもヒーロー?
「紫が似合って、バトルスーツでも見映えのするスタイル。あとスーツを脱いだあとの可愛らしさとエロい体のギャップ。君が一番理想的だ。」
ばとるすーつ?ヒーローといえば日曜日の朝のやつくらいしかしらないからタイツ系?とか思ってたら普通に体触られてた
「アンダーはかなり細いけどトップは結構ある?」
「はぁ?セクハラなんだけど」
「店のプロフィール本当ならFかGだけど…嘘はなさそう。」
くっそワンピース着ておけばよかった。無駄におへそ出す服着なきゃよかった。少し手を入れられればすぐに胸だ。ブラジャーの上から触られている
「ちょっと」
「やだ?やなら抵抗して。でもしないでしょ?」
くっそわかってんじゃねーかって言おうとしたけどもうキスされたから何にも言えない。甘いものでも食べたのか、甘い舌にこっちも必死に絡める。
「ブラジャーからおっぱいはみ出してるじゃん。サイズ上がってるんじゃない?あとで測ろう」
下着屋かよって思ったらあっという間にホックはずされた。すげー、手慣れてんじゃん。
「乳輪は淡い色だけど乳首は濃いめのピンクだね、でも勃たせたら赤くなる。乳首も長くないし大きすぎないけど舌で舐めやすいし吸いやすい。あと甘噛みしたときの反応が最高だね」
最悪、セクハラじゃんっていうかもう本番じゃん。乳首についてこんなに言われるなんて想定外なんだけど
「でも乳首すぐ勃っちゃうからノーブラはダメかな?垂れてないからいいかと思ったけど、擦れただけで感じすぎちゃうでしょ?」
「…うっさい」
「あとで素肌にバトルスーツでもやってみよう。布越しのほうがもっと気持ちいいかもしれないよ」
今の唇と舌でも十分だと答えると嬉しそうにしつこく責め立ててきた。くっそー、こんな変な出会いじゃなかったら絶対に好きになってるタイプだった悔しい。
「こんなショート丈のトップスじゃすぐ誘われるでしょ?それ目当て?」
「悪い?」
「今度から露出控えてよ、あまり他の男の目に晒したくないんだ」
え?キュンなんだけど、なにこのいきなり意味不明な独占欲的なの。
「乳首イキもできる?」
「知らないって」
「じゃあこれからか…システムに組み込んでおくか。中イキは?」
「だーかーらー」
「まぁそれは今から確かめるよ。見てる感じ出来そうだけど。潮は?あー、聞かないで吹かせてあげる」
あっという間に全部脱がされた。下着も。意外だったので聞いてみれば「焦らすのはもうやめた」と言われた。え?焦らしてたの?
自分で指を舐めてふっつーにナカにいれてきた。いいところを探るように動く指に声が漏れてしまう。さっきから喘いでたけど。
「いいね、強気だったのに指いれられただけですぐ喘いじゃうって」
指を曲げられて探られているのがわかる。こいつ絶対にセックス慣れてる
「いや、ソコ…だめぇ」
「わかりやすい。一気に締め付けがかわった。ココが気持ちいいところ?」
「だめっ」
指では即イキするから正直吹かせる気満々のやつは喜ばせる自信はある。でもこの得体の知れない相手にはほんと悪手。自分の体でどうしようもできないんだけどちょっと悔しい。
「イクイク連呼するタイプじゃなくてよかった、そういうのが好きな人もいるけど個人的にはそんなに好きではないから」
お前の好みなんかしらねーよと
「あと潮の吹き方もいいね、ジャーって吹くより、指の動きに合わせてパタパタ吹く方がいいよ」
良い悪いなんかないだろうよ人それぞれだよ
「理想としては下着を濡らすくらい乳首だけで濡れてくれると良かったんたけど、まぁそこは高望みしすぎだったよ」
そのAVじゃなくてエロマンガみたいな理想はやめてほしい。そんな濡れやすい人おりものシートないと生活すら大変そう。もしくはいつも吸水サニタリーショーツ?それじゃあ下着越しに濡れてるかってセックスのときわかんないか。
「本当はクンニもしたいんだけどもう限界だから挿れるね」
ゴムもなくナマでいきなり挿入された。相性が良いんだろう、気持ちいい。
「締まり、めちゃくちゃいいね。これならアサヒもリュウセイも文句なさそう」
なに?こっちの世界のコンドームメーカー?
「声、抑えなくていいからもっと感じてよ」
「ぃやっ、絶対やだっ」
「じゃあもっと動いていいね。我慢しなくていいからね」
我慢ってなにって言おうにも思ったよりガンガン突かれるから声も抑えらんない。
「手首、これつけてみて?これから仕事で必要になるやつ」
なんで今!?でもつけたからって何がかわるわけでもなかった。ただ気持ちいいだけ。体の相性って本当にあるんだってくらい気持ちいい。
「いきそう?」
「うっさ、い」
「でもすっごい気持ち良さそう。気持ちよくなると涙でちやう?目尻に涙たまってる」
指で拭ってくれるのかと思ったら舐められて、そのまま耳、首と舌を這わされて。
「も、だめ…ほんと、やっ」
「やだとだめはいいの意味だって知ってるよ?下のお口が返事してくれてる」
言い方!言い方がキモい。でも気持ちいいから反論もできない。
「はぁ…気持ちよすぎる」
手首にはめられた謎のバングルが光ってるけど気にしてもいられない。
ナンパ即ハメって普段はしないけど意外とアリだったかも。当たりだからかな?でも中出しだけはやめてほしい。アフターピル飲むのも嫌だしやっぱりピル常用?生理も定期的だからやだなー
「出すよ?大丈夫、薬ちゃんとあるから」
最低男だった。でも薬あるなら安心。たった一回で万が一とか無理無理。一応戻ったらアフターピル処方してもらお。
「やだっ、中は、いやっ」
「おいドク、いきなり光って…って…」
中にあったかいのが出されたと思ったらプシュって入ってきたのと違う扉が開いで男が2人、入ってきた。
次回!
「はぁ?その理屈じゃ子どもに向けて放送できるわけないだろ」
辛辣な赤と
「エッチな女の子?いいんじゃない?」
エロい目でみてくる青と
「じゃあらーみゃって名前で活動ね」
勝手に名前と仕事を決めたドク。
「なにこれ聞いてないんだけど~っ」
服が溶ける物体に襲われるなんてきいてない!
『バイオレット担当らーみゃ、配信デビュー』
10
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない
二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。
ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。
当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。
だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。
――君の××××、触らせてもらえないだろうか?
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる