彼氏が元彼に寝取られた

そいみるくてぃー

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意味不明すぎ。マジでこんなこと起きんの?





放課後先生に呼び出されて帰ろうと思って教室に戻ったら彼氏と元カレがキスしてた。

「なにしてんの?」
「げっ、彩華なんでいんの?」
「あんたに聞いてない、康介にきいてんだけど」
「えっと…ごめん」
「なにがごめんだよ、言ってみ?怒んないから」

彼氏の康介は顔が可愛い寄りで気も小さい。男に失敗してた私が心機一転付き合ったのに私の元カレとキスしてるとかおかしくない?

「康介は悪くない、俺が悪いんだよ」
「そりゃそーでしょ。お前人の彼氏に何してんだよ」
「ちがうっ!隼人は悪くないんだ!悪いのは全部ぼくなんだよ、あやかちゃんごめん」

はぁ?マジ茶番。まずお前ら手離せよ









「獅子彼氏寝取られたらしいよざまぁwww」
「あんな気の強い女マジ無理」
「獅子も男見る目なさすぎだよな」

翌日登校すればすれ違いざまにくっそディスられる。獅子はホモ野郎共があたしにつけたクソみたいなあだ名。はぁ?大西だから?うるせー、アナル野郎って言ったら泣かれたからもう言わないだろうって安心してたらソッコーで獅子ってあだ名広まった。嘘泣きする女ならぬ嘘泣きする男のせいだ。

「最後に選ばれるのは女なんだよ。子宮もおっぱいもないくせに調子乗んなホモ野郎」
「うっわー、差別じゃん。この時代異性同士だけがカップルじゃないんですけどー」
「この学校でだけ調子乗ってれば?来年にはあんたらなんて相手されないよ。今のうちに括約筋絞める練習でもしとけば?それくらいしか取り柄ないでしょ?」
「なんなのマジでこの女?デリカシーもなんもないじゃん」

倒した。

「あーやかぁー、なーにまたホモで遊んでんの?」
「うっせ、ホモに彼氏取られたからホモ達が煽ってくんの。厄介すぎるんだけど」
「はぁ?なにそれウケる」

昨日の康介の件を話したのはこのふざけた学校での数少ない友達、流星。流星はどノーマルなので男を好きにはなっていない。3年生になった今でもアプローチはされるけど断っているこの学校では稀な存在。ギャルの友達もいるけど、ホモ殴って停学中だから今はいない。あとはオタク女が多いからホモだらけな状況を不思議にも思っていない。そもそも女子が少ない!おかしすぎ!

「ほらお前また騒ぎ起こしてんのかよ、いい加減にしろ」
「うっわー、淫行ホモ教師が話しかけんじゃねーよ、教育委員会にチクろうかなー。去年の3年とキスしてる動画あんだよね」
「やめろっ!」
「教育者として失格。ほんと気持ち悪いから話しかけないでよ吐き気する。あと私が悪いって決めつけるのやめたら?ホモネコ達が勝手に煽ってくるのが悪いんじゃん」

流星もめっちゃ笑ってるけどマジで教育委員会案件な気する。あたしが問題児扱いされるのもおかしいし、普通に淫行ホモ教師のほうがやばくない?やっぱこの学校おかしいわ。



出欠確認は名簿順だから私早い。やっぱ他校だわ。いつも一緒にいたいから学校で彼氏探してたけどやっぱ無理。こんなホモの巣窟でまともな彼氏なんて出来ない。

「森山ー?森山休みか?おい、大西、なんか聞いてるか?」

担任も私に聞く。そっか昨日まで彼氏か

「ホモに寝取られたんで知りませ~ん。隣のクラスの村山が今カレっぽいんで聞いてくださーい」
「はぁ…大西、あとで職員室こい。」

え?なんで私呼び出される?くそホモ猫どもが笑ってるけど知らね。

「せんせー、なに?」

2限と3限の間の少し長い休憩時間に職員室に行けば5人くらいの先生に迎え入れられてお菓子とかジュースもらった。やっぱこの学校おかしいって先生たちも思ってるって。お祓いに行ったら生徒に言い寄られなくなったとか言ってたからやっぱ呪い的なやつなんだわこれ。私も行こうかなマジで。

「彩華、なんだった先生?」
「あー、いつもの同情。お菓子もらったの流星もいる?」
「いるいる。彩華ほんとホモ達の敵じゃん」
「寝取られるとかエロ漫画だよマジで。一瞬頭にきたけど途中から笑えたもん。ストーリーにあげてやったから」

そう、2人で謝りだしたからそのままストーリーにあげた。めっちゃ見られたから他校でも広がってるだろうし、大学進学希望で塾通ってる康介は多分耐え難い状況だっただろうな。自分で言うのもアレだけどついこの前まで可愛い彼女がいたのにホモになったんだから普通に引かれる。ざまぁみろ。

「塾通っててそれはキツイかも。だって彩華の相互とかいんでしょ?」
「そうじゃない?ちょーウケるんだけど、ざまぁ」
「好きだったんじゃないの?」

え?好き?もはや謎。二人に対してきっと一瞬で無になったからそんな感情思い出せないんだけど。カメラロール見直したらどっちとも2ショットあるしラブラブそうなんだけど別に今はなんとも思わない。

「冷めたからなー。ホモうざいし」
「彩華呪われてるんじゃね?前世でホモになんかしたんだよ絶対。」
「ウケる、呪われてたらマジ厄介だわ」

とりあえず一日中同性愛者達に睨まれてたけど何もされなかった。ざまぁみろ、なんかしてきたら即晒してやる。
そもそも女子率低いのやってらんない。なんなの?この学校なんの呪いなの?





「あーやーかっ!いっしょにかえろ」

6限終わって帰ろうとしたら教室にやって来たのは流星。
「なんで流星くんが?」「どうせヤリ捨てされるって」とか好き勝手なこと言い出すホモはほんとうざい。

「いいよ。どっか寄ってく?」

ショルダースクバだから楽。なんか「かばん持つよ」みたいなやつ苦手だし。
二人でブラブラして商業施設に入ってるコーヒーチェーン店でもう溶けきってるフラペチーノ片手に日頃の鬱憤を晴らすみたいに喋りまくった。

「大体さー、そんなぶりっこしてお前の中の男はどこにいったんだ?って」
「ついてないんじゃね?」
「いや、水泳の授業のときはついてたはず」
「ウケる!あれでしょ?上もついてる水着着てるんでしょどーせ。みないでーとか言ってそう」
「それそれ。男の乳首なんて興味ないっつーの」

とにかく大笑いしてるけど、この時間だと営業中か帰りなのかイヤホンしてパソコン開いてる人ばっかりだから意外と自由に喋れる。主婦の奥様達ばっかりの時間だとこうはいかない。

「進学したらどうするんだろうね」
「変にこじらせそうだよな。まぁ関係ないけど」
「それな」

フラペチーノもう1杯、は頼むお金ないや。

「帰ろっか。流星ありがと、いい気分転換になった」
「ならよかった。最寄り駅まで送る」
「いいよ!流星逆でしょ?」
「チャリだから学校までとりいこ。そこからチャリで送る。」

こーゆーとこな、顔もだけどこの男がモテる理由。校内に彼女いないの続いてるけど流星は学校でも女子にモテる。でも学校の女子もみんなこの学校おかしいってわかってるから彼氏は絶対他校!って人ばっかり。私みたいにとりあえずで付き合って痛い目みたらみんな校内に目向けないよね当たり前だけど。

「ねぇ流星」

学校まで徒歩で戻りながら聞きたかったことを尋ねる。

「なんで流星は平気なの?」
「学校?ホモになるってやつ?」
「それ」

単純に疑問だった。奇跡じゃない?大体目ぼしいやつはみんなホモになっていくのに。あっゲイ?どっちでもいいや

「俺さー、女の子好きなんだよね」

いや、それは知ってる。

「可愛くて柔らかくていい匂いがして。女の子大好き。あとおっぱい」

確かにおっぱいは女の子にしかない。ホモにならない理由がおっぱいってのもアレだけど、おっぱいは正義ってやつじゃん絶対。

「ほんとは彩華と付き合いたかったんだけど、変な男とばっかり付き合ってすぐ乗り替えるじゃん?早すぎるんだよ乗り替えるの」   

え?なんかいきなりディスられてんだけど。たしかに流星とは1年のときクラス一緒だったし彼氏は間空けないでいたけどそんな逆ギレしてくる?しかもさっきおっぱいがいいって言って私?そんな巨乳じゃないんだけど

「まぁできるならあと2カップくらいはあってほしいけどそれは俺が育てるからいい。」
「いやいや、いいとか何目線?」
「だからさ彩華、俺と付き合おう?絶対ホモにはならないって誓うから。破ったら教室とか階段から突き落としてもいいからマジこのとーり!」

気付いたらもう学校にいるし、こんなデカい声出されたら目立つ。駐輪場職員室の隣だし絶対聞こえてる。

「あーっ!もういい!わかった!だから静かにして!」

昨日とんでもNTRにあってまだ24時間くらい?しか経ってないのにマジなにこの急展開!?流星はただの友達だったのに

「彩華のほうが声でかくない?」
「あーーっ!!!!」

今すぐこの場から走り去りたいけど疲れたから無理。

「付き合う?」
「わかった、付き合う。本当にホモになったら教室のベランダから突き落とすから」
「いーよ。彩華のこと大事にするってあそこでみてる先生たちに誓うわ」

職員室の窓越しにこっちをみている先生たちが数人。あーもうおわった。これわかってて流星ここで言ったんじゃない?

「彩華ん家まで乗っけてってあげる。場所教えて」
「はぁ?さっきまで祝福モードだった先生達もう2ケツで怒ってんだけど」









*****





次の日流星は家まで迎えにきてくれた。ママも大喜び、パパはリビングからでてこなかった。

「あやかちゃん」

学校のちょっと前に流星のチャリから降りて一緒に歩いて学校に行った。校門のところになぜか立ってた一昨日まで彼氏
に声をかけられた

「なに?別れたんだから軽々しく名前呼ぶなよ」
「斎川君には話してないから、あやかちゃんに話があって」

話ってどうせあれでしょ?自己満で謝るからわたしの友達にホモだって言わないでくれだって絶対。まぁ進学塾通ってるこの男にはしんどかったかも。でも仕方なくない?わたなーんにも悪くないもん。

「俺の彼女なんだから関係あるだろ、元カレくん。あっもうオンナになっちゃったからちがう?うけるわー」

顔真っ赤にして康介どっか行った。

「流星いじわる」
「別に。まぁある意味感謝はしてるけど彩華傷付けたのは許せないから」

友達だったのに雄み感じるとやばい

「好きだよ彩華」
「…ありがと」







end











この2人は高校生の間はちゃんと続くけど卒業したら普通に別れてセフレとしてはだらだら長続きするタイプ。
流星は学校チャリ通、彩華は2駅電車通学。
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