2 / 23
共通の親友
しおりを挟む
小走りに去って行く日生を呆然と眺めた後、俺はトボトボ歩いて学校に到着する。
昇降口で靴を脱ぎ、校内用のスリッパに履き替えて、親しい人とは会わずに教室に入り席に着く。
「はぁ~」
朝から大きなため息が出る・・・
日生に振られてから、体調も勉強の調子が悪い。そして、心のダメージは予想以上に大きい。
ロールプレイングゲームで例えるなら、俺は瀕死の状態だ。後、何かの1撃を受ければ俺は人間では無くなるだろう・・・そんな気がした。
日生に振られてから、挨拶以外の言葉を交わしていない。話をしようと彼女に近づくとサッと逃げてしまう。ポ〇モン状態だ・・・。モ〇スター〇ールが必要か!?
これでは手の打ちようが無いと感じて、日生と俺の友人で有る、真央に放課後、相談して見る事にした。
日生と共通の親友でも有り、今まで真央から、日生の事で色々とアドバイスを貰ったり、相談もしたりした。今回の事はもちろん知っている。
残念ながら真央とは別クラスで有る。同じクラスなら良かったのに・・・
放課後が来るまでは、普通に授業を受ける事にしよう・・・
放課後
待ち合わせの場所で有る、普段使って居ない空き教室で真央を待っていると『ガラッ』と扉が開き真央が入ってくる。
「どうした~?」
「私だけ呼ぶなんてめずらしいね~!」
真央は元気な声で、俺に笑顔で話し掛けてくる。
「うん、真央。実はさ・・・」
俺と日生の状況を話す前に、真央が話しかけてくる。
「日生の事でしょ!」
「そろそろ聞いてくると思っていた!!」
「真央にはお見通しか・・・」
「まあね!」
「しかし、残念だったね・・・。まさか日生に彼氏がいたなんて・・・」
「うん・・・そうなんだよ」
真央には俺が日生に振られた日。その日の内にSNS(※)で伝えた。
(※)この話の中ではSNSは、L○NE見たいな個別でのやり取りが出来るサービスを指す。
「もう、あの時は本当びっくりしたよ!」
「いきなり『日生に振られた(泣)』ってくるから・」
「こっちもびっくりだよ。返信が『はぁ!?』だからさ・・・」
あの時は状況を説明するのが大変だった。
真央には何で『事前に私に相談しないの!!』と怒られるし、真央は日生から何か聞いてない? と聞いてみたら『全然w』と来るから、てんてこ舞いだった・・・
「それでさ、日生との関係・・・修復出来ないかなと・・・」
「何とね・・・」
「クラスが一緒ならまだしも、別々だとね・・・」
「日生は人見知りが激しいから、あんまりクラスにも馴染めて居ないんだよね・」
「特に男子なんかは・・・積極的に話し掛けてるのは、あなた位だもんね(笑)」
にやにやしながら言う真央。悪気は無いやつだが、この辺は少し馴染みにくい。
「えっ、じゃあ、振られたのもそれ!?」
思わず身を乗り出して聞いてしまう。しかし、真央はそれを濁す。
「いや~、それはわからない~」
「でも、私の見る限り、日生には彼氏は居ないと思うよ!」
「私もあの子とは付き合い長いからね~~!」
笑って話してくれる真央。少し元気が出てきた・・・。
ちなみに、日生と真央の付き合いは中学校かららしい。その中に俺が高校から加わった感じだ。
「久しぶりに日生にSNSでもしたら?」
「日生に振られてから、全くしていないんでしょ!!」
「大抵、返信来るよ! あの子の事だから!!」
「そうかな・・・?」
「未練がましい男だと思われないかな・・・」
「自信もってよ!」
「日生の事あきらめてないんでしょ!!」
「うん・」
「でも、日生から返事が返ってこなかったら諦めるべきだけどね!」
「男らしく!!」
「えへっ!」
真央は舌をペロッと出しながら言う。
「そう言う事言うなよ! 真央~~」
「まあ、でも頑張って!」
「私は良輔を応援するからさ!!」
・・・・・・
真央は活発的な女子だ。
スタイルもまあまあ良く時々、日生より真央の方が・・・と考えてしまうほどの子だ。
その後は少し雑談をした後、真央とは別れて、俺は特にクラブ活動には入っていないので帰路につく。
(あそこに寄るか・・・)
学校を出て駅に向かい、家とは反対方向の電車に乗る。20分位電車に揺られた後、電車を降り駅から10分位歩く。
・・・・・・
昇降口で靴を脱ぎ、校内用のスリッパに履き替えて、親しい人とは会わずに教室に入り席に着く。
「はぁ~」
朝から大きなため息が出る・・・
日生に振られてから、体調も勉強の調子が悪い。そして、心のダメージは予想以上に大きい。
ロールプレイングゲームで例えるなら、俺は瀕死の状態だ。後、何かの1撃を受ければ俺は人間では無くなるだろう・・・そんな気がした。
日生に振られてから、挨拶以外の言葉を交わしていない。話をしようと彼女に近づくとサッと逃げてしまう。ポ〇モン状態だ・・・。モ〇スター〇ールが必要か!?
これでは手の打ちようが無いと感じて、日生と俺の友人で有る、真央に放課後、相談して見る事にした。
日生と共通の親友でも有り、今まで真央から、日生の事で色々とアドバイスを貰ったり、相談もしたりした。今回の事はもちろん知っている。
残念ながら真央とは別クラスで有る。同じクラスなら良かったのに・・・
放課後が来るまでは、普通に授業を受ける事にしよう・・・
放課後
待ち合わせの場所で有る、普段使って居ない空き教室で真央を待っていると『ガラッ』と扉が開き真央が入ってくる。
「どうした~?」
「私だけ呼ぶなんてめずらしいね~!」
真央は元気な声で、俺に笑顔で話し掛けてくる。
「うん、真央。実はさ・・・」
俺と日生の状況を話す前に、真央が話しかけてくる。
「日生の事でしょ!」
「そろそろ聞いてくると思っていた!!」
「真央にはお見通しか・・・」
「まあね!」
「しかし、残念だったね・・・。まさか日生に彼氏がいたなんて・・・」
「うん・・・そうなんだよ」
真央には俺が日生に振られた日。その日の内にSNS(※)で伝えた。
(※)この話の中ではSNSは、L○NE見たいな個別でのやり取りが出来るサービスを指す。
「もう、あの時は本当びっくりしたよ!」
「いきなり『日生に振られた(泣)』ってくるから・」
「こっちもびっくりだよ。返信が『はぁ!?』だからさ・・・」
あの時は状況を説明するのが大変だった。
真央には何で『事前に私に相談しないの!!』と怒られるし、真央は日生から何か聞いてない? と聞いてみたら『全然w』と来るから、てんてこ舞いだった・・・
「それでさ、日生との関係・・・修復出来ないかなと・・・」
「何とね・・・」
「クラスが一緒ならまだしも、別々だとね・・・」
「日生は人見知りが激しいから、あんまりクラスにも馴染めて居ないんだよね・」
「特に男子なんかは・・・積極的に話し掛けてるのは、あなた位だもんね(笑)」
にやにやしながら言う真央。悪気は無いやつだが、この辺は少し馴染みにくい。
「えっ、じゃあ、振られたのもそれ!?」
思わず身を乗り出して聞いてしまう。しかし、真央はそれを濁す。
「いや~、それはわからない~」
「でも、私の見る限り、日生には彼氏は居ないと思うよ!」
「私もあの子とは付き合い長いからね~~!」
笑って話してくれる真央。少し元気が出てきた・・・。
ちなみに、日生と真央の付き合いは中学校かららしい。その中に俺が高校から加わった感じだ。
「久しぶりに日生にSNSでもしたら?」
「日生に振られてから、全くしていないんでしょ!!」
「大抵、返信来るよ! あの子の事だから!!」
「そうかな・・・?」
「未練がましい男だと思われないかな・・・」
「自信もってよ!」
「日生の事あきらめてないんでしょ!!」
「うん・」
「でも、日生から返事が返ってこなかったら諦めるべきだけどね!」
「男らしく!!」
「えへっ!」
真央は舌をペロッと出しながら言う。
「そう言う事言うなよ! 真央~~」
「まあ、でも頑張って!」
「私は良輔を応援するからさ!!」
・・・・・・
真央は活発的な女子だ。
スタイルもまあまあ良く時々、日生より真央の方が・・・と考えてしまうほどの子だ。
その後は少し雑談をした後、真央とは別れて、俺は特にクラブ活動には入っていないので帰路につく。
(あそこに寄るか・・・)
学校を出て駅に向かい、家とは反対方向の電車に乗る。20分位電車に揺られた後、電車を降り駅から10分位歩く。
・・・・・・
0
あなたにおすすめの小説
フッてくれてありがとう
nanahi
恋愛
【25th Anniversary CUP】にて、最終ランキング3位に入りました。投票してくださった皆様、読んでくださった皆様、ありがとうございました!
「子どもができたんだ」
ある冬の25日、突然、彼が私に告げた。
「誰の」
私の短い問いにあなたは、しばらく無言だった。
でも私は知っている。
大学生時代の元カノだ。
「じゃあ。元気で」
彼からは謝罪の一言さえなかった。
下を向き、私はひたすら涙を流した。
それから二年後、私は偶然、元彼と再会する。
過去とは全く変わった私と出会って、元彼はふたたび──
今さらやり直しは出来ません
mock
恋愛
3年付き合った斉藤翔平からプロポーズを受けれるかもと心弾ませた小泉彩だったが、当日仕事でどうしても行けないと断りのメールが入り意気消沈してしまう。
落胆しつつ帰る道中、送り主である彼が見知らぬ女性と歩く姿を目撃し、いてもたってもいられず後を追うと二人はさっきまで自身が待っていたホテルへと入っていく。
そんなある日、夢に出てきた高木健人との再会を果たした彩の運命は少しずつ変わっていき……
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
溺婚
明日葉
恋愛
香月絢佳、37歳、独身。晩婚化が進んでいるとはいえ、さすがにもう、無理かなぁ、と残念には思うが焦る気にもならず。まあ、恋愛体質じゃないし、と。
以前階段落ちから助けてくれたイケメンに、馴染みの店で再会するものの、この状況では向こうの印象がよろしいはずもないしと期待もしなかったのだが。
イケメン、天羽疾矢はどうやら絢佳に惹かれてしまったようで。
「歳も歳だし、とりあえず試してみたら?こわいの?」と、挑発されればつい、売り言葉に買い言葉。
何がどうしてこうなった?
平凡に生きたい、でもま、老後に1人は嫌だなぁ、くらいに構えた恋愛偏差値最底辺の絢佳と、こう見えて仕事人間のイケメン疾矢。振り回しているのは果たしてどっちで、振り回されてるのは、果たしてどっち?
これって政略結婚じゃないんですか? ー彼が指輪をしている理由ー
小田恒子
恋愛
この度、幼馴染とお見合いを経て政略結婚する事になりました。
でも、その彼の左手薬指には、指輪が輝いてます。
もしかして、これは本当に形だけの結婚でしょうか……?
表紙はぱくたそ様のフリー素材、フォントは簡単表紙メーカー様のものを使用しております。
全年齢作品です。
ベリーズカフェ公開日 2022/09/21
アルファポリス公開日 2025/06/19
作品の無断転載はご遠慮ください。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる