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高校を卒業して大学に進学出来た俺は、入学してからまだ数ヶ月だがキャンパスライフを楽しんでいる。
大学は実家から通っており、通学時間も大体1時間位で有るから、通うには問題ない距離で有る。後少しすれば、大学生活初めての夏休みが来る。
高校の時のクラスメイトの親友で有った、大谷との付き合いも続いておる。
相変らずアニメや本、PCゲームの話題が中心だが、俺もそれが性に合っているみたいで気が合う親友だ。
その所為もあってか、大谷にはまだ春が来ていないみたいだが、アルバイト先で知り合った年下の女性とは仲が良いと聞いた。
あいつにも春が来ると良いなと俺は感じた・・・
日生の方は、全くの音沙汰無しで有り、あの女が今どの様な生活をしているかは不明だ。
真央の話では、日生とその彼氏が上京する時に、彼氏の女友達も一緒に上京したらしいから、上京先の何処かで3人暮らしをしているのか、それとも消息不明になっているかは判らない・・・
日生の両親も彼女にあまり関心が無く、真央が日生の両親に時々探りを入れているみたいだが、世間話をして終わってしまうらしい。
中学生時代の真央と日生は、それぞれの家で良く遊んでいたらしく、お互いの両親との面識は有るみたいだ。
真央は日生とは喧嘩別れはしたが、縁は切っておらず、そうやって状況を確認している状態だ。日生の携帯の電話番号は、上京する時に解約されたか、彼氏が解約したかは不明だが、日生に電話連絡は出来ない。
俺は日生とは本当に二度と関わりたく無いが、やはり親友時代、1週間だが恋人時代、真央の親友と成ると・・・気に掛けるしか無かった・・・
今日一日の大学の講義を終えて時刻は16時前。今日はアルバイトのシフトが入っていない日。
俺は彼女と遊びに行くため、いつもの待ち合わせ場所で彼女を待つ。
ちなみに俺のアルバイト先は家近くのスーパーで、仕事内容は品出しが中心だが、ヘルプの時にはレジを担当する時が有る。
中堅スーパーなのでシフトの融通も利きやすく、コンプライアンスもしっかりしている。
もちろん忙しい時は有るが、俺はそのスーパーを子どもの時から知っている事も有って、従業員やパートさん、アルバイト仲間みんなが優しくしてくれる。
誰に俺のアルバイト先を説明しているか分からないが、その説明が終わると同時に彼女がやって来る。まだ本当の彼女では無いが・・・
「おまたせ良輔、待った?」
「5分待った!」
「でも、大丈夫だよ。真央!」
「もう、それ位良いでしょ!」
真央は『プク―』と顔を膨らませる。
しかし、直ぐに機嫌は直り
「それで、今日は何処行く?」
と真央は聞いてくる。
「その前にコーヒーショップでも行こうか?」
「今日はだいぶ暑いし」
「そうだね!」
「冷たい物でも飲みながら、予定を決めようか!」
俺と真央は大学近くの有名コーヒーショップに入り、飲み物と軽食を注文する。
真央は奢られるのが嫌いな性分らしいので、基本は全て割り勘か個人精算だ。
俺はアルバイトを初めて数ヶ月に成るが、まだ十分な蓄えが出来ていないので、本当に有り難い彼女(親友)で有る。
俺はアイスコーヒーに当たる物とサンドイッチ系を買って、彼女はミルクティーにホイップクリームを乗せた物とデザート系を購入した。
夕方に近い事も有って、店内は比較的賑わっているが、店の奥の方で空席を見つけ俺達はそこに座る。
俺と真央はそれぞれが買った飲み物を飲んで喉を潤す・・・
「いや~、しかし、真央が俺と同じ大学に進学してくるとは、夢にも思っていなかったよ」
「真央と進路の相談をした時に『良輔と同じ大学に行こうかな♪』と言うから・・・」
「真央ならもっとレベルの高い大学目指せられたのに・・・」
「何か、良輔と同じ大学に行くのも悪くないかなと感じて・・・」
「この大学にも学びたい科目が有ったし・・・」
俺と真央は同じ大学に通っている。
科目は違うが同じ大学のため、高校の時と似たような付き合いが出来る。
店内で寛ぎながら大学内の話、お互いのアルバイト話、世間話などをする。
「真央、もうすぐ夏休みだし、何処か旅行に出掛けない?」
「旅行良いね~~」
「良輔。何処連れってくれるの?」
「それを今から真央と決めるんだよ~」
俺は苦笑いをしながら言う。
「私が決めて良いの!」
「よし、じゃあ、四国八十八カ所巡りにしよう!!」
「俺達まだ二十歳にも成って居ないのに、もうお遍路さん!?」
「それも、夏休みに!!」
「それに、夏休み中に巡れるのかな・・・?」
俺は思わずびっくりして、不安の声で聞いてしまう。
たしかに真央とお遍路さんも悪くないが、せめて30年後か40年後に・・・お遍路さんは行いたい。
「あはは、冗談だよ!!」
「ん~~、実は気になる場所は沢山有るんだ・・・」
「ちょっと、考えさせて・・・」
と真央は良い、スマートフォンで旅行先を調べだした。
真央は比較的冗談を言うのが好きで有るが、それは親しい人にしか言わない・・・。それは、俺が親しい人に入っている証かも知れない。
真央は交友関係も広いし、流行物や時の話題には敏感だ。
高校生までは子どもの制約が掛るため、自由に行動が出来ないが、大学生と成ると大分緩くは成る。
きっとこの日までに、心の中でそう言った物を真央は纏めていたんだろう・・・
「良輔。今度は現実的なプランだよ!」
「富士山周辺はどう?」
「観光も沢山有るし、美味しい食べ物も有るし、遊び場、温泉、宿泊施設も沢山有るし!」
「ああ、良いね。行きたいね~~」
「じゃあ、夏の旅行は、富士山周辺に行こうか!」
「うん、行こう、行こう!!」
軽いつもりで旅行を提案したのだが、あっさりと決まってしまう。
これが日生だったら絶対に決まらないだろう・・・
「じゃあ、有る程度のプランは私が決めても良い?」
「うん、お願い出来るかな。」
「真央の方が、俺より上手にプラン作りそうだし」
「じゃあ、今回は私がプラン立てるね♪」
「良輔の財布にも優しいお値段で立てるね。あっ、もちろん割り勘だから大丈夫!!」
日生なら絶対言わない言葉だ!
運が良いのか悪いのか判らないが、真央と関係が復縁出来て本当に良かったと思う。
「それで、次回の旅行プランは良輔が立てるんだよ!」
「そうしないと、不平等だからね!!」
「俺は全部、真央に立てて貰っても大丈夫だけど・・・」
「駄目だよ!」
「これから、長い人生歩むのだから、お互いが支え合えなければ!!」
「真央・・・」
「ありがとう。俺がプランを立てた時は、真央が嬉し泣きするプランを立てるよ!!」
「あはは、よろしくね~~」
「良輔。この後はどうする?」
「そうだな~~、久しぶりにボウリングでもどう?」
俺が真央にボウリングを提案すると、真央はニヤニヤしながら言ってくる。
「ブービー賞の良輔がボウリングですか~~」
「良いね~~。良い機会だから、私がみっちり指導して上げるよ!!」
「俺は純粋にボウリングを楽しみたいのだが・・・」
「まあ、まあ、でも、体を動かすのも大事だよね!」
「じゃあ、これらが食べ終わったらボウリングに行くか!」
「久しぶりだから、腕が鳴るぜ~~」
「ストレート連発だぜ!!」
と本気か冗談かが分からない事を言う真央・・・
ボウリングのブービー賞は、有志の高校卒業イベントで行われた、ボウリング大会で貰った賞だ。
小学生の時からボウリングのイベントは数多く出て来たが、初めて貰った賞でも有る・・・
その後は、真央が圧勝だったがボウリングを楽しんで、ファミレスで一緒に夕食を食べて、真央の家の最寄り駅のホームまで見送って、俺は家に帰る方向の電車をホームのベンチで座りながら待つ。
俺と真央は、ほぼ恋人同士の状態だが、お互いの中では親友止まりで有る。
俺は真央の事は好きだし、真央も『これから、長い人生歩むのだから、お互いが支え合えなければ!!』と平然と言うぐらいだから、俺に対する好意は強いのだろう・・・
夏休みに行く旅行は、恐らく宿泊する行程に成るはずだから、その時に関係が深められれば良いのだが、どうなるのだろう?
俺の中では一日でも早く、真央とは恋人関係に成って、真央の言葉通りに支え合って行きたいが・・・
(きっと真央の、心の奥底では日生が居るんだろうな)
(真央は優しい子だ。高校進学も日生の学力に合わせたのかも知れない・・・)
(そう考えると、大学進学も俺に合わせた訳だが・・・、やはり気になる人と同じ大学に行けるのは嬉しい!)
こればかりは時間で解決させるか、俺が無理矢理、真央を恋人関係にさせるしか無い!
しかし、それを実行したら、真央は俺の側から離れるかも知れない・・・
有る程度の時が経つまではキャンパスライフを楽しみ、真央とは沢山語って、沢山遊んで、真央の心の底に居る日生を、浄化させるのが最善かと考えを纏めると電車がやって来る。
俺は電車に乗り込み、真央と本当の恋人関係に成れるのを願いながら、俺はゆっくりと目を閉じた・・・
☆大人しくて控えめの彼女なのに全然違った!!☆
アフターワード おわり
大学は実家から通っており、通学時間も大体1時間位で有るから、通うには問題ない距離で有る。後少しすれば、大学生活初めての夏休みが来る。
高校の時のクラスメイトの親友で有った、大谷との付き合いも続いておる。
相変らずアニメや本、PCゲームの話題が中心だが、俺もそれが性に合っているみたいで気が合う親友だ。
その所為もあってか、大谷にはまだ春が来ていないみたいだが、アルバイト先で知り合った年下の女性とは仲が良いと聞いた。
あいつにも春が来ると良いなと俺は感じた・・・
日生の方は、全くの音沙汰無しで有り、あの女が今どの様な生活をしているかは不明だ。
真央の話では、日生とその彼氏が上京する時に、彼氏の女友達も一緒に上京したらしいから、上京先の何処かで3人暮らしをしているのか、それとも消息不明になっているかは判らない・・・
日生の両親も彼女にあまり関心が無く、真央が日生の両親に時々探りを入れているみたいだが、世間話をして終わってしまうらしい。
中学生時代の真央と日生は、それぞれの家で良く遊んでいたらしく、お互いの両親との面識は有るみたいだ。
真央は日生とは喧嘩別れはしたが、縁は切っておらず、そうやって状況を確認している状態だ。日生の携帯の電話番号は、上京する時に解約されたか、彼氏が解約したかは不明だが、日生に電話連絡は出来ない。
俺は日生とは本当に二度と関わりたく無いが、やはり親友時代、1週間だが恋人時代、真央の親友と成ると・・・気に掛けるしか無かった・・・
今日一日の大学の講義を終えて時刻は16時前。今日はアルバイトのシフトが入っていない日。
俺は彼女と遊びに行くため、いつもの待ち合わせ場所で彼女を待つ。
ちなみに俺のアルバイト先は家近くのスーパーで、仕事内容は品出しが中心だが、ヘルプの時にはレジを担当する時が有る。
中堅スーパーなのでシフトの融通も利きやすく、コンプライアンスもしっかりしている。
もちろん忙しい時は有るが、俺はそのスーパーを子どもの時から知っている事も有って、従業員やパートさん、アルバイト仲間みんなが優しくしてくれる。
誰に俺のアルバイト先を説明しているか分からないが、その説明が終わると同時に彼女がやって来る。まだ本当の彼女では無いが・・・
「おまたせ良輔、待った?」
「5分待った!」
「でも、大丈夫だよ。真央!」
「もう、それ位良いでしょ!」
真央は『プク―』と顔を膨らませる。
しかし、直ぐに機嫌は直り
「それで、今日は何処行く?」
と真央は聞いてくる。
「その前にコーヒーショップでも行こうか?」
「今日はだいぶ暑いし」
「そうだね!」
「冷たい物でも飲みながら、予定を決めようか!」
俺と真央は大学近くの有名コーヒーショップに入り、飲み物と軽食を注文する。
真央は奢られるのが嫌いな性分らしいので、基本は全て割り勘か個人精算だ。
俺はアルバイトを初めて数ヶ月に成るが、まだ十分な蓄えが出来ていないので、本当に有り難い彼女(親友)で有る。
俺はアイスコーヒーに当たる物とサンドイッチ系を買って、彼女はミルクティーにホイップクリームを乗せた物とデザート系を購入した。
夕方に近い事も有って、店内は比較的賑わっているが、店の奥の方で空席を見つけ俺達はそこに座る。
俺と真央はそれぞれが買った飲み物を飲んで喉を潤す・・・
「いや~、しかし、真央が俺と同じ大学に進学してくるとは、夢にも思っていなかったよ」
「真央と進路の相談をした時に『良輔と同じ大学に行こうかな♪』と言うから・・・」
「真央ならもっとレベルの高い大学目指せられたのに・・・」
「何か、良輔と同じ大学に行くのも悪くないかなと感じて・・・」
「この大学にも学びたい科目が有ったし・・・」
俺と真央は同じ大学に通っている。
科目は違うが同じ大学のため、高校の時と似たような付き合いが出来る。
店内で寛ぎながら大学内の話、お互いのアルバイト話、世間話などをする。
「真央、もうすぐ夏休みだし、何処か旅行に出掛けない?」
「旅行良いね~~」
「良輔。何処連れってくれるの?」
「それを今から真央と決めるんだよ~」
俺は苦笑いをしながら言う。
「私が決めて良いの!」
「よし、じゃあ、四国八十八カ所巡りにしよう!!」
「俺達まだ二十歳にも成って居ないのに、もうお遍路さん!?」
「それも、夏休みに!!」
「それに、夏休み中に巡れるのかな・・・?」
俺は思わずびっくりして、不安の声で聞いてしまう。
たしかに真央とお遍路さんも悪くないが、せめて30年後か40年後に・・・お遍路さんは行いたい。
「あはは、冗談だよ!!」
「ん~~、実は気になる場所は沢山有るんだ・・・」
「ちょっと、考えさせて・・・」
と真央は良い、スマートフォンで旅行先を調べだした。
真央は比較的冗談を言うのが好きで有るが、それは親しい人にしか言わない・・・。それは、俺が親しい人に入っている証かも知れない。
真央は交友関係も広いし、流行物や時の話題には敏感だ。
高校生までは子どもの制約が掛るため、自由に行動が出来ないが、大学生と成ると大分緩くは成る。
きっとこの日までに、心の中でそう言った物を真央は纏めていたんだろう・・・
「良輔。今度は現実的なプランだよ!」
「富士山周辺はどう?」
「観光も沢山有るし、美味しい食べ物も有るし、遊び場、温泉、宿泊施設も沢山有るし!」
「ああ、良いね。行きたいね~~」
「じゃあ、夏の旅行は、富士山周辺に行こうか!」
「うん、行こう、行こう!!」
軽いつもりで旅行を提案したのだが、あっさりと決まってしまう。
これが日生だったら絶対に決まらないだろう・・・
「じゃあ、有る程度のプランは私が決めても良い?」
「うん、お願い出来るかな。」
「真央の方が、俺より上手にプラン作りそうだし」
「じゃあ、今回は私がプラン立てるね♪」
「良輔の財布にも優しいお値段で立てるね。あっ、もちろん割り勘だから大丈夫!!」
日生なら絶対言わない言葉だ!
運が良いのか悪いのか判らないが、真央と関係が復縁出来て本当に良かったと思う。
「それで、次回の旅行プランは良輔が立てるんだよ!」
「そうしないと、不平等だからね!!」
「俺は全部、真央に立てて貰っても大丈夫だけど・・・」
「駄目だよ!」
「これから、長い人生歩むのだから、お互いが支え合えなければ!!」
「真央・・・」
「ありがとう。俺がプランを立てた時は、真央が嬉し泣きするプランを立てるよ!!」
「あはは、よろしくね~~」
「良輔。この後はどうする?」
「そうだな~~、久しぶりにボウリングでもどう?」
俺が真央にボウリングを提案すると、真央はニヤニヤしながら言ってくる。
「ブービー賞の良輔がボウリングですか~~」
「良いね~~。良い機会だから、私がみっちり指導して上げるよ!!」
「俺は純粋にボウリングを楽しみたいのだが・・・」
「まあ、まあ、でも、体を動かすのも大事だよね!」
「じゃあ、これらが食べ終わったらボウリングに行くか!」
「久しぶりだから、腕が鳴るぜ~~」
「ストレート連発だぜ!!」
と本気か冗談かが分からない事を言う真央・・・
ボウリングのブービー賞は、有志の高校卒業イベントで行われた、ボウリング大会で貰った賞だ。
小学生の時からボウリングのイベントは数多く出て来たが、初めて貰った賞でも有る・・・
その後は、真央が圧勝だったがボウリングを楽しんで、ファミレスで一緒に夕食を食べて、真央の家の最寄り駅のホームまで見送って、俺は家に帰る方向の電車をホームのベンチで座りながら待つ。
俺と真央は、ほぼ恋人同士の状態だが、お互いの中では親友止まりで有る。
俺は真央の事は好きだし、真央も『これから、長い人生歩むのだから、お互いが支え合えなければ!!』と平然と言うぐらいだから、俺に対する好意は強いのだろう・・・
夏休みに行く旅行は、恐らく宿泊する行程に成るはずだから、その時に関係が深められれば良いのだが、どうなるのだろう?
俺の中では一日でも早く、真央とは恋人関係に成って、真央の言葉通りに支え合って行きたいが・・・
(きっと真央の、心の奥底では日生が居るんだろうな)
(真央は優しい子だ。高校進学も日生の学力に合わせたのかも知れない・・・)
(そう考えると、大学進学も俺に合わせた訳だが・・・、やはり気になる人と同じ大学に行けるのは嬉しい!)
こればかりは時間で解決させるか、俺が無理矢理、真央を恋人関係にさせるしか無い!
しかし、それを実行したら、真央は俺の側から離れるかも知れない・・・
有る程度の時が経つまではキャンパスライフを楽しみ、真央とは沢山語って、沢山遊んで、真央の心の底に居る日生を、浄化させるのが最善かと考えを纏めると電車がやって来る。
俺は電車に乗り込み、真央と本当の恋人関係に成れるのを願いながら、俺はゆっくりと目を閉じた・・・
☆大人しくて控えめの彼女なのに全然違った!!☆
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