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80話 空の……(3)
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「……ルーイ先生、憶測でも勘でも何でもいい。教えて下さい……今、俺達にできることを」
レオン様は俺が置いたグラスを手に取ると、中の水を一気に飲み干した。多少落ち着いたのか、椅子に座り直し、先生との話を再開させる。先生も安堵したように深く息を吐いた。
「フラウムの葉を使用してることから、シエルの力を得た人間が関わっているのは間違いないと思う。けれど、王宮内を覗いていたかどうかっていうのは断言できない」
先生はレオン様の様子を伺いながら、慎重に言葉を選んでいるのか、さっきよりもゆっくりとしたペースで話している。
「それでも、他国の人間に国の中枢である王宮への侵入を許したのは事実……二度と同じことが起こらないよう対策を取らなければなりません。そして、侵入者を必ず見つけ出す……」
魔法に対しての対策というのが非常に困難だ。レオン様の言い分はごもっともだが、俺達がレオン様の雷や水の魔法に為す術が無いのと同じで……反則技みたいなもんだからな。味方側にあると頼もしい力だが、相手側にあると厄介極まりない……それが魔法だ。
先生は再び紅茶の入っているカップに手を伸ばした。既に中身は冷めきっているだろう。淹れ直しますと申し出たのだが、いいから一緒に話を聞いていろと断られてしまった。
「メーアレクトはこの事を知っているのか?」
「恐らく、ご存じないかと。俺も報告等は行なっていませんし……」
「そうか。だったらお前達にもできる、簡単で最も効果的な対策があるぞ。メーアを巻き込め」
メーアレクト様を? 俺とレオン様は揃って顔を見合わせる。メーアレクト様に助けを求めろということなのだろうか……
「メーアレクト、コンティレクト、シエルレクト……この3匹の間には『侵さずの契り』ってのがある」
「侵さずの契り?」
「早い話が、お互いの縄張りに手を出すなって約束だよ。シエルならフラウムの木、メーアならストラ湖ってな感じでな」
蝶がいたのは王宮……湖の範囲に含まれる。これはメーアレクト様の縄張りに干渉したとみなされるらしい。やったのがシエルレクト本人でなくとも、その力を利用しての行いであれば、責任の一端はある。そこをメーアレクト様に追求して貰うというのが先生の提案だ。
「苦しい時の神頼みということですか……」
「勘違いしちゃ駄目よ。あいつらは人間自体に思い入れなんてないからね。争おうが、何をしようが基本的にノータッチだ。メーアレクトだってそう。守り神だなんて崇められてはいるけれど、いざという時に味方になってくれるなんて希望は持たない方がいいよ。過信しない」
メーアレクト様は自身が愛した男……リオネル・ディセンシア個人に執着しているだけ。人間に友好的に見えるのは、ディセンシア家に対しては多少目をかけているからだそうだ。
「ちょっと脅すような感じになっちゃったけど、要はケースバイケースって事。お前らの国に関しては、ディセンシアの人間が統治してる間は大丈夫でしょ。親戚みたいなもんだしね。上手くお付き合いできてると思うよ」
それでも全幅の信頼を寄せるのは危険だと先生は仰る。付かず離れずの距離感を保つのが1番で、できるだけ頼らないようにした方がいいのだと。
「そんな3匹だけど、自分達の安寧の地を脅かされるとなると話が変わってくる。今回はそこを利用しろ。フラウムの葉だけっていうのは証拠としては弱いけど、メーアを上手く焚き付けて、シエルに警告でもできれば抑止に繋がる。メーアの監視も厳しくなるし、少なくともあいつ経由の魔法で王宮にちょっかい出されることは防げるはずだ。シエルだって、約束を破ったペナルティは受けたくないだろうからね」
「その僅かな証拠なら、先程レオン様が燃やしましたけどね……どうしましょうか」
「……そうだったね」
「申し訳ありません……」
真っ白だった葉は、見るも無惨に焼け焦げ、炭状になり床に散らばっている。これでも無いよりはマシだろうと拾い集め、メーアレクト様に見せることにした。
「しゃーねーな、俺が証人になってやるよ。蝶の正体を特定したのは俺だからね。セディ、紙とペン用意してくれる? メーアに手紙を書くから」
「は、はい!」
俺は指示された物を急いで揃え、テーブルの上に並べた。先生はすぐにその場で手紙を書き始める。俺達の目に入る所で平気なのかと思ったが、余計な心配だった。ちらりと見えた文章は、見たこともない文字で綴られ、手紙の内容は全く分からなかったからだ。神々の間で使われている文字なのだろうか。そんな事を考えているうちに、あっという間に手紙を書き終えた先生は、インクが乾くのを待つと、便箋を封筒に入れてレオン様に差し出した。
「はい、出来た。これをメーアに渡して。鳥は使っちゃ駄目だぞ、レオンが直接手渡すんだ」
「ルーイ先生……重ね重ね、ありがとうございます」
「いいってことよ」
レオン様は先生に礼をする。主人に倣い、俺も続いて頭を下げた。そして、手紙を受け取ろうとレオン様は手を伸ばしたのだが……
「ん? どうした」
直前で手が止まった。先生の声掛けにも応えず、差し出された手紙をいつまでも受け取ろうとしない。そんなレオン様を、先生も困惑した表情で見つめていた。奇妙な沈黙が数秒続いたが、それを破ったのはガタンという椅子が倒れる音だった。
「レオン様!!」
レオン様は突然その場から駆け出した。そのあまりの勢いに座っていた椅子が後ろに転がったのだが、そんな事はお構いなしで店の入り口を開け、外へ出ていってしまう。俺はすぐさま後を追った。レオン様に続いて外に出ると、きょろきょろと周囲を見渡している彼の姿が目に入る。もう一度声をかけようと口を開いたのだが……レオン様から放たれた瑠璃色の光に包まれた衝撃で、俺は声を飲み込んでしまう。
「魔力感知……」
背後で先生が呟いた。俺も見たことがある。これは魔力の気配を探る魔法だ。それを行ったということは、つまり……。レオン様は、ある一点を睨みつけた。
「王宮のある方角……強い力の気配を感じます。敷地内には入っていないようですが」
「例の蝶の飼い主かもしれないな。だとしたら、昨日の今日で堂々としたもんだ。見つかる可能性とか考えてないのかね……舐められてんなぁ」
通行人が何事かとこちらの様子を伺っている。正面の通りは人の行き来が多い。このまま注目を集め続けるのは良くない。
「レオン様、とにかく一度店内に戻って下さ……」
「クレハ……!!」
切羽詰まった声……主が口にしたのは、彼の大切な婚約者の名前だ。俺が制止するのを振り切り、人混みの中を掻き分けるように走り出した。何をするかと思ったら、向かいの店の前に止まっていた荷馬車の上に飛び乗ったのだ。更にそこから、斜め上にある隣家のベランダの手摺りへ飛ぶ。目に付いた物を手当たり次第に足場とし、レオン様は上へ上へと登って行く。最終的に屋根の上まで辿り着いた。そして、屋根伝いに再び走り出す……その行き先は、考えるまでもなく王宮だろう。
「あいつ……無茶苦茶するな」
「馬車を使うより、自分の足で走った方が速いと判断されたのでしょうね。屋根の上なら通行人もいませんし、自由に走れますから」
この辺りは隣接した建物が多い。多少の高低差や足場の悪さなど、レオン様の身体能力の前では大した障害にはならないからな。
「先生、我々も行きましょう!」
「はっ? まさかセディ、俺にも屋根の上走れっていうの? 無理言わないで」
「レオン様がこちらに来られた時に利用された馬車が待機しています。それを使います、急いで!!」
先生の腕を掴み、引きずるように店に戻る。流石に俺だってレオン様のような真似は無理だ。最低限の準備をして、すぐに後を追わなければ……
「ルーイ先生……いざという時は、フォローをよろしくお願い致します」
「何それ。どういう意味?」
「レオン様が完全にブチ切れていらっしゃいます。最悪の場合、死人が出かねません。止めないと……」
「丸腰の俺に何を期待してんだよ……下手したら現時点のクレハにすら負けるかもしれないくらい貧弱なのに」
ぶつぶつと文句を吐きながらも、決して『行かない』とは言わない……先生もクレハ様が心配なんだろう。彼のそういう所は、とても分かりやすかった。そんな先生の口だけの文句は無視をして、さっさと支度をすると、俺たちは馬車に乗り込んだ。
レオン様は俺が置いたグラスを手に取ると、中の水を一気に飲み干した。多少落ち着いたのか、椅子に座り直し、先生との話を再開させる。先生も安堵したように深く息を吐いた。
「フラウムの葉を使用してることから、シエルの力を得た人間が関わっているのは間違いないと思う。けれど、王宮内を覗いていたかどうかっていうのは断言できない」
先生はレオン様の様子を伺いながら、慎重に言葉を選んでいるのか、さっきよりもゆっくりとしたペースで話している。
「それでも、他国の人間に国の中枢である王宮への侵入を許したのは事実……二度と同じことが起こらないよう対策を取らなければなりません。そして、侵入者を必ず見つけ出す……」
魔法に対しての対策というのが非常に困難だ。レオン様の言い分はごもっともだが、俺達がレオン様の雷や水の魔法に為す術が無いのと同じで……反則技みたいなもんだからな。味方側にあると頼もしい力だが、相手側にあると厄介極まりない……それが魔法だ。
先生は再び紅茶の入っているカップに手を伸ばした。既に中身は冷めきっているだろう。淹れ直しますと申し出たのだが、いいから一緒に話を聞いていろと断られてしまった。
「メーアレクトはこの事を知っているのか?」
「恐らく、ご存じないかと。俺も報告等は行なっていませんし……」
「そうか。だったらお前達にもできる、簡単で最も効果的な対策があるぞ。メーアを巻き込め」
メーアレクト様を? 俺とレオン様は揃って顔を見合わせる。メーアレクト様に助けを求めろということなのだろうか……
「メーアレクト、コンティレクト、シエルレクト……この3匹の間には『侵さずの契り』ってのがある」
「侵さずの契り?」
「早い話が、お互いの縄張りに手を出すなって約束だよ。シエルならフラウムの木、メーアならストラ湖ってな感じでな」
蝶がいたのは王宮……湖の範囲に含まれる。これはメーアレクト様の縄張りに干渉したとみなされるらしい。やったのがシエルレクト本人でなくとも、その力を利用しての行いであれば、責任の一端はある。そこをメーアレクト様に追求して貰うというのが先生の提案だ。
「苦しい時の神頼みということですか……」
「勘違いしちゃ駄目よ。あいつらは人間自体に思い入れなんてないからね。争おうが、何をしようが基本的にノータッチだ。メーアレクトだってそう。守り神だなんて崇められてはいるけれど、いざという時に味方になってくれるなんて希望は持たない方がいいよ。過信しない」
メーアレクト様は自身が愛した男……リオネル・ディセンシア個人に執着しているだけ。人間に友好的に見えるのは、ディセンシア家に対しては多少目をかけているからだそうだ。
「ちょっと脅すような感じになっちゃったけど、要はケースバイケースって事。お前らの国に関しては、ディセンシアの人間が統治してる間は大丈夫でしょ。親戚みたいなもんだしね。上手くお付き合いできてると思うよ」
それでも全幅の信頼を寄せるのは危険だと先生は仰る。付かず離れずの距離感を保つのが1番で、できるだけ頼らないようにした方がいいのだと。
「そんな3匹だけど、自分達の安寧の地を脅かされるとなると話が変わってくる。今回はそこを利用しろ。フラウムの葉だけっていうのは証拠としては弱いけど、メーアを上手く焚き付けて、シエルに警告でもできれば抑止に繋がる。メーアの監視も厳しくなるし、少なくともあいつ経由の魔法で王宮にちょっかい出されることは防げるはずだ。シエルだって、約束を破ったペナルティは受けたくないだろうからね」
「その僅かな証拠なら、先程レオン様が燃やしましたけどね……どうしましょうか」
「……そうだったね」
「申し訳ありません……」
真っ白だった葉は、見るも無惨に焼け焦げ、炭状になり床に散らばっている。これでも無いよりはマシだろうと拾い集め、メーアレクト様に見せることにした。
「しゃーねーな、俺が証人になってやるよ。蝶の正体を特定したのは俺だからね。セディ、紙とペン用意してくれる? メーアに手紙を書くから」
「は、はい!」
俺は指示された物を急いで揃え、テーブルの上に並べた。先生はすぐにその場で手紙を書き始める。俺達の目に入る所で平気なのかと思ったが、余計な心配だった。ちらりと見えた文章は、見たこともない文字で綴られ、手紙の内容は全く分からなかったからだ。神々の間で使われている文字なのだろうか。そんな事を考えているうちに、あっという間に手紙を書き終えた先生は、インクが乾くのを待つと、便箋を封筒に入れてレオン様に差し出した。
「はい、出来た。これをメーアに渡して。鳥は使っちゃ駄目だぞ、レオンが直接手渡すんだ」
「ルーイ先生……重ね重ね、ありがとうございます」
「いいってことよ」
レオン様は先生に礼をする。主人に倣い、俺も続いて頭を下げた。そして、手紙を受け取ろうとレオン様は手を伸ばしたのだが……
「ん? どうした」
直前で手が止まった。先生の声掛けにも応えず、差し出された手紙をいつまでも受け取ろうとしない。そんなレオン様を、先生も困惑した表情で見つめていた。奇妙な沈黙が数秒続いたが、それを破ったのはガタンという椅子が倒れる音だった。
「レオン様!!」
レオン様は突然その場から駆け出した。そのあまりの勢いに座っていた椅子が後ろに転がったのだが、そんな事はお構いなしで店の入り口を開け、外へ出ていってしまう。俺はすぐさま後を追った。レオン様に続いて外に出ると、きょろきょろと周囲を見渡している彼の姿が目に入る。もう一度声をかけようと口を開いたのだが……レオン様から放たれた瑠璃色の光に包まれた衝撃で、俺は声を飲み込んでしまう。
「魔力感知……」
背後で先生が呟いた。俺も見たことがある。これは魔力の気配を探る魔法だ。それを行ったということは、つまり……。レオン様は、ある一点を睨みつけた。
「王宮のある方角……強い力の気配を感じます。敷地内には入っていないようですが」
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「レオン様、とにかく一度店内に戻って下さ……」
「クレハ……!!」
切羽詰まった声……主が口にしたのは、彼の大切な婚約者の名前だ。俺が制止するのを振り切り、人混みの中を掻き分けるように走り出した。何をするかと思ったら、向かいの店の前に止まっていた荷馬車の上に飛び乗ったのだ。更にそこから、斜め上にある隣家のベランダの手摺りへ飛ぶ。目に付いた物を手当たり次第に足場とし、レオン様は上へ上へと登って行く。最終的に屋根の上まで辿り着いた。そして、屋根伝いに再び走り出す……その行き先は、考えるまでもなく王宮だろう。
「あいつ……無茶苦茶するな」
「馬車を使うより、自分の足で走った方が速いと判断されたのでしょうね。屋根の上なら通行人もいませんし、自由に走れますから」
この辺りは隣接した建物が多い。多少の高低差や足場の悪さなど、レオン様の身体能力の前では大した障害にはならないからな。
「先生、我々も行きましょう!」
「はっ? まさかセディ、俺にも屋根の上走れっていうの? 無理言わないで」
「レオン様がこちらに来られた時に利用された馬車が待機しています。それを使います、急いで!!」
先生の腕を掴み、引きずるように店に戻る。流石に俺だってレオン様のような真似は無理だ。最低限の準備をして、すぐに後を追わなければ……
「ルーイ先生……いざという時は、フォローをよろしくお願い致します」
「何それ。どういう意味?」
「レオン様が完全にブチ切れていらっしゃいます。最悪の場合、死人が出かねません。止めないと……」
「丸腰の俺に何を期待してんだよ……下手したら現時点のクレハにすら負けるかもしれないくらい貧弱なのに」
ぶつぶつと文句を吐きながらも、決して『行かない』とは言わない……先生もクレハ様が心配なんだろう。彼のそういう所は、とても分かりやすかった。そんな先生の口だけの文句は無視をして、さっさと支度をすると、俺たちは馬車に乗り込んだ。
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