177 / 302
176話 中庭(2)
しおりを挟む
「お屋敷の近くに外国の魔法使いがいたという噂があったのです。ルーイ先生はそれに関心を持たれて……ジェムラート家の使用人からも話を聞きたいからと、私達に同行されたのです。ジェフェリーさんは知りませんか。魔法使いに会った事とかあったりします?」
「魔法使いねぇ……」
顎に指を添えながらジェフェリーさんは呟いた。視線は左上を見ている。目の動きにはその人の感情が強く表れる。例えば、嘘を吐こうと考えていると無意識に右上に視線を向けてしまうのだそうだ。必ずしもそうとは限らないが参考程度にと、セドリックさんに教えて貰ったことだ。この法則に従うならジェフェリーさんは嘘を吐くつもりはないということになるけど……彼はどんな返しをしてくるのだろうか。ちなみに、カレンの目はいまだに据わったままだ。
「俺会ったことあるよ、魔法使い。先生が知りたがってる奴とは別かもしれないけど」
「本当ですか!? ジェフェリーさん!!」
「う、うん。結構前の事だけどね」
詰め寄るような私の勢いに僅かにたじろぎながらジェフェリーさんは頷いた。彼がその魔法使いに会ったのは半年ほど前のことらしい。それって、私が中庭で見たのと同じでは……
「ねぇ、ジェフェリーさん。私も魔法使いに興味があるのです。ジェフェリーさんがお会いしたという魔法使いのこと……詳しく聞かせて貰えません?」
「ああ、別に構わないけど……」
カレンが詳細を知りたがっている。ジェフェリーさんはあっさりと彼女の要求を受け入れた。魔法使いについて聞かれても動揺しているような素振りも見受けられないし、やましいことは無さそう。
まずい……このままではセドリックさん達がいない状況で大切な話が始まってしまう。立ち会うのが私だけなんて心許なさ過ぎる。
「あっ! あの、それでしたらルーイ先生やセドリックさんも交えて一緒に……」
「俺がその魔法使いに会ったのは……」
私の訴えもむなしく、ジェフェリーさんは当時の出来事について語り始めてしまった。
「そいつ、ジェムラートのお屋敷の前で行き倒れになってたんだよね」
「えっ!?」
私とカレンの声が綺麗に重なった。彼女の声の方が私の数倍は大きかったけれど。行き倒れとか……予想不可にもほどがある。私達が上げた驚きの声に苦笑しながらジェフェリーさんは話を続けた。
「倒れてた理由は空腹。怪我とかじゃなかったのは良かったけど、それでも放っておくことは出来なくてさ」
ジェフェリーさんはその人物に食べ物を与えて、介抱してあげたのだそうだ。
「その助けた方が魔法使いだったんですね」
「そうそう。旅の途中なのに不運にも旅費を紛失してしまったんだって。それで食料が買えなくなってその結果……」
移動することもままならなくなり、とうとう倒れてしまったと。その後、ジェフェリーさんは仕事を紹介したりと甲斐甲斐しく世話を焼いてあげたのだそうだ。行き倒れになっていたとはいえ、得体の知れない相手に対して親切過ぎないかな? カレンも同じように感じたみたい……ジェフェリーさんに対して突っ込みを入れた。
「ジェフェリーさんってずいぶん優しいんですね。よく知りもしない人にそこまでやってあげるなんて」
「いや、関わったからには最後まで責任を持たないと……ていうか、相手が子供だったから尚更ね」
「子供? 助けた魔法使いって子供なんですか」
「うん。そうだなぁ……カレンちゃんと同じくらいかな。12、3歳の男の子」
魔法使いが子供。しかもカレンと同じ歳の頃……そういえば彼女の探し人も同い年の少年ではなかったか。まさか、そんな偶然が? 魔法使いについて話を聞いた時のカレンの反応といい、ジェフェリーさんが助けたその魔法使いってもしかしてカレンの……
「それでっ! その魔法使いさんは今はどこに!?」
「えっ、ちょっと……カレンちゃん!? いたっ、痛いよ。どうしたの」
カレンがジェフェリーさんの腕に掴みかかった。悲痛な面持ちで魔法使いの行方を聞き出そうとしている。カレンの行動に驚きながらも、ジェフェリーさんは彼女を落ち着かせるために話を続行した。
「あー……ごめんね。彼が今どこにいるかは知らないんだ。無くした旅費を稼ぐためにしばらくの間は王都に滞在してたんだけど、その後の足取りまでは……」
「そう、ですか……」
あからさまに落胆しているカレン。そんな彼女を気の毒に思ったのだろう。行き先の手掛かりは無かったかと、ジェフェリーさんは頭を抱えながら唸っている。
「あっ、そうだ! 詳しい行き先は聞けなかったけど、『北の方に行ってみようかな』って言ってた。彼、王都を立つ直前に俺に挨拶に来たんだ。魔法は助けてくれた御礼がわりにって見せてくれたんだよね」
「ジェフェリーさん!! 見せて貰ったって、それどんな魔法でした!?」
私も負けじとジェフェリーさんに迫る。私とカレンの話への食い付きぶりに、ジェフェリーさんは大層困惑している。しかし、こちらとて切実なのだ。引くことは出来ない。
「えっとね……あれは水の魔法だったのかな。雨を降らせて花壇の水やりを手伝ってくれたんだよ。キラキラ光って綺麗だったなぁ。」
間違いない。私が見たものと同じだ。やはりあの時の魔法はジェフェリーさんではなかったのだ。魔法使いは10代前半の少年。そして、その少年はカレンの探し人と同一人物なのかもしれない。彼女もその可能性を感じているから、こんなにも必死にジェフェリーさんへ縋っているのだ。
「ジェフェリーさん……その魔法使いの名前は聞いていないのですか?」
恩人であるジェフェリーさんに名前くらいは名乗っているはずだ。本名かどうかは分からないけど。
「名前ね、聞いたよ。確か……」
「……エルドレッド。その方はご自身をそう名乗っていたのではないですか」
「そう、それ! エルドレッド!! あれ? カレンちゃん……何で知ってるの」
ジェフェリーさんよりも先にカレンが答えを口にした。魔法使いの……いや、彼女がずっと探し求めていた大切な人の名前を。
「やっと……見つけた」
絞り出すように言葉を繋げる。カレンの瞳からは大粒の涙が溢れて、頬を伝っていた。
「魔法使いねぇ……」
顎に指を添えながらジェフェリーさんは呟いた。視線は左上を見ている。目の動きにはその人の感情が強く表れる。例えば、嘘を吐こうと考えていると無意識に右上に視線を向けてしまうのだそうだ。必ずしもそうとは限らないが参考程度にと、セドリックさんに教えて貰ったことだ。この法則に従うならジェフェリーさんは嘘を吐くつもりはないということになるけど……彼はどんな返しをしてくるのだろうか。ちなみに、カレンの目はいまだに据わったままだ。
「俺会ったことあるよ、魔法使い。先生が知りたがってる奴とは別かもしれないけど」
「本当ですか!? ジェフェリーさん!!」
「う、うん。結構前の事だけどね」
詰め寄るような私の勢いに僅かにたじろぎながらジェフェリーさんは頷いた。彼がその魔法使いに会ったのは半年ほど前のことらしい。それって、私が中庭で見たのと同じでは……
「ねぇ、ジェフェリーさん。私も魔法使いに興味があるのです。ジェフェリーさんがお会いしたという魔法使いのこと……詳しく聞かせて貰えません?」
「ああ、別に構わないけど……」
カレンが詳細を知りたがっている。ジェフェリーさんはあっさりと彼女の要求を受け入れた。魔法使いについて聞かれても動揺しているような素振りも見受けられないし、やましいことは無さそう。
まずい……このままではセドリックさん達がいない状況で大切な話が始まってしまう。立ち会うのが私だけなんて心許なさ過ぎる。
「あっ! あの、それでしたらルーイ先生やセドリックさんも交えて一緒に……」
「俺がその魔法使いに会ったのは……」
私の訴えもむなしく、ジェフェリーさんは当時の出来事について語り始めてしまった。
「そいつ、ジェムラートのお屋敷の前で行き倒れになってたんだよね」
「えっ!?」
私とカレンの声が綺麗に重なった。彼女の声の方が私の数倍は大きかったけれど。行き倒れとか……予想不可にもほどがある。私達が上げた驚きの声に苦笑しながらジェフェリーさんは話を続けた。
「倒れてた理由は空腹。怪我とかじゃなかったのは良かったけど、それでも放っておくことは出来なくてさ」
ジェフェリーさんはその人物に食べ物を与えて、介抱してあげたのだそうだ。
「その助けた方が魔法使いだったんですね」
「そうそう。旅の途中なのに不運にも旅費を紛失してしまったんだって。それで食料が買えなくなってその結果……」
移動することもままならなくなり、とうとう倒れてしまったと。その後、ジェフェリーさんは仕事を紹介したりと甲斐甲斐しく世話を焼いてあげたのだそうだ。行き倒れになっていたとはいえ、得体の知れない相手に対して親切過ぎないかな? カレンも同じように感じたみたい……ジェフェリーさんに対して突っ込みを入れた。
「ジェフェリーさんってずいぶん優しいんですね。よく知りもしない人にそこまでやってあげるなんて」
「いや、関わったからには最後まで責任を持たないと……ていうか、相手が子供だったから尚更ね」
「子供? 助けた魔法使いって子供なんですか」
「うん。そうだなぁ……カレンちゃんと同じくらいかな。12、3歳の男の子」
魔法使いが子供。しかもカレンと同じ歳の頃……そういえば彼女の探し人も同い年の少年ではなかったか。まさか、そんな偶然が? 魔法使いについて話を聞いた時のカレンの反応といい、ジェフェリーさんが助けたその魔法使いってもしかしてカレンの……
「それでっ! その魔法使いさんは今はどこに!?」
「えっ、ちょっと……カレンちゃん!? いたっ、痛いよ。どうしたの」
カレンがジェフェリーさんの腕に掴みかかった。悲痛な面持ちで魔法使いの行方を聞き出そうとしている。カレンの行動に驚きながらも、ジェフェリーさんは彼女を落ち着かせるために話を続行した。
「あー……ごめんね。彼が今どこにいるかは知らないんだ。無くした旅費を稼ぐためにしばらくの間は王都に滞在してたんだけど、その後の足取りまでは……」
「そう、ですか……」
あからさまに落胆しているカレン。そんな彼女を気の毒に思ったのだろう。行き先の手掛かりは無かったかと、ジェフェリーさんは頭を抱えながら唸っている。
「あっ、そうだ! 詳しい行き先は聞けなかったけど、『北の方に行ってみようかな』って言ってた。彼、王都を立つ直前に俺に挨拶に来たんだ。魔法は助けてくれた御礼がわりにって見せてくれたんだよね」
「ジェフェリーさん!! 見せて貰ったって、それどんな魔法でした!?」
私も負けじとジェフェリーさんに迫る。私とカレンの話への食い付きぶりに、ジェフェリーさんは大層困惑している。しかし、こちらとて切実なのだ。引くことは出来ない。
「えっとね……あれは水の魔法だったのかな。雨を降らせて花壇の水やりを手伝ってくれたんだよ。キラキラ光って綺麗だったなぁ。」
間違いない。私が見たものと同じだ。やはりあの時の魔法はジェフェリーさんではなかったのだ。魔法使いは10代前半の少年。そして、その少年はカレンの探し人と同一人物なのかもしれない。彼女もその可能性を感じているから、こんなにも必死にジェフェリーさんへ縋っているのだ。
「ジェフェリーさん……その魔法使いの名前は聞いていないのですか?」
恩人であるジェフェリーさんに名前くらいは名乗っているはずだ。本名かどうかは分からないけど。
「名前ね、聞いたよ。確か……」
「……エルドレッド。その方はご自身をそう名乗っていたのではないですか」
「そう、それ! エルドレッド!! あれ? カレンちゃん……何で知ってるの」
ジェフェリーさんよりも先にカレンが答えを口にした。魔法使いの……いや、彼女がずっと探し求めていた大切な人の名前を。
「やっと……見つけた」
絞り出すように言葉を繋げる。カレンの瞳からは大粒の涙が溢れて、頬を伝っていた。
0
あなたにおすすめの小説
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花
恋愛
おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(月水金21:00更新ー本編16話+後日談6話)
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
何も言わずメイドとして働いてこい!とポイされたら、成り上がり令嬢になりました
さち姫
恋愛
シャーリー・サヴォワは伯爵家の双子の妹として産まれた 。実の父と双子の姉、継母に毎日いじめられ、辛い日々を送っていた。特に綺麗で要領のいい双子の姉のいつも比べられ、卑屈になる日々だった。
そんな事ある日、父が、
何も言わず、メイドして働いてこい、
と会ったこともないのにウインザー子爵家に、ポイされる。
そこで、やっと人として愛される事を知る。
ウインザー子爵家で、父のお酒のおつまみとして作っていた料理が素朴ながらも大人気となり、前向きな自分を取り戻していく。
そこで知り合った、ふたりの男性に戸惑いながらも、楽しい三角関係が出来上がっていく。
やっと人間らしく過ごし始めたのに、邪魔をする家族。
その中で、ウインザー子爵の本当の姿を知る。
前に書いていたいた小説に加筆を加えました。ほぼ同じですのでご了承ください。
また、料理については個人的に普段作っているのをある程度載せていますので、深く突っ込むのはやめてくださいm(*_ _)m
第1部の加筆が終わったので、ここから毎日投稿致しますm(_ _)m
元社畜悪役令嬢、辺境のボロ城を全自動ボタニカル美容スパに大改造して引きこもる ~前世コスメで冷徹公爵を完治させたら溺愛されました~
季未
恋愛
「貴様のような悪逆非道な女は、極寒の辺境へ追放だ!」
建国記念の夜会で王太子から婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢シャルロッテ。
しかし、彼女の中身は前世でブラック企業に殺された過労で過労死したマーケターだった!
(激務の王妃ルート回避!? しかも辺境は誰にも邪魔されないブルーオーシャン! 最高のフリーランス生活の始まりじゃない!)
理不尽な追放を究極のホワイト・スローライフへのパスポートだと歓喜した彼女は、あてがわれた辺境のボロ城を、前世の「DIY・スマートホーム知識」と「土・水魔法」を駆使して爆速で大改造!
隙間風の吹く部屋は、一瞬で「床暖房完備の全自動温水スパ」へ。
辺境に自生する雑草からは「極上ボタニカルコスメ」を開発し、自らも絶世の美女へと変貌していく。
さらに「お前には干渉しない」と白い結婚を突きつけてきたはずの、呪いで顔に火傷を負った氷の公爵に特製マッサージと美肌治療を施したところ……。
「お前が作ったこの空間と、お前自身が……俺のすべてだ」
冷徹だったはずの公爵様が、極上の癒やし空間と彼女の手技で完全に骨抜きにされ、異常なまでの過保護・溺愛モードに突入!?
現代マーケティングと美容チートで辺境を超高級スマート・リゾートへと再生させ、かつて自分を追放した王太子たちを大後悔させる!
爽快&極甘な、異世界リゾート経営×溺愛ファンタジー、堂々開幕!
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界で、自分の幸せを選べるようになるまでの逆ハーレム恋愛ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる