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「はあ♡…はあ…♡」
一之瀬の前でイッてしまった…最悪だ…
余韻が抜けず、はあはあと荒い呼吸を繰り返すことしか出来ない。
最近、全く抜いてなかったことを思い出す。
だからイッた後も射精が止まらなかったのだろう。
なんでこんな時に限って全然抜いてなかったんだよ…
そんな事を考えながら、惚けた表情でぼうと一点を見つめる。
体に力が入らず、一之瀬に精液で汚れた手を拭いてもらい、パンツとズボンを履かせてもらう。
そんな一之瀬と目が合った後、俺に向かってこう言った。
「今どんな顔してるか分かってる?」
「そんなの分かるわけないだろ…」
「男を誘う顔…とろとろでかわいい」
「う…うっせぇ…お前…ほんとどへんたい…」
「褒めてる?」
「貶してんだよ…」
一之瀬は口の端を軽く上げ、俺の反応を楽しんでいるのか、ニヤニヤと笑っている。
こいつこんなやつだったっけ?
あの時、キスをしただけで悲しそうに謝ってきた一之瀬はどこに行ったのだろう。
賭けだから一か八かで割り切っているのだろうか?
こっちの方が素の一之瀬なのかもしれない。
そうだとしたらすっげぇタチ悪い…
そう思っていた時、案の定そんな一之瀬の性格が垣間見える。
「成瀬って気持ちいいことに弱いよね、キスとかちんこしごくだけであんなに感じて…」
「そ…そんなことねぇ!」
俺にとって心疾しい言葉を並べられる。
何だこれは…言葉責めのつもりか?
「あと流されやすい性格だよね…本当にかわいすぎ」
「うっ…もういい加減黙れ!」
キッと鋭い目で一之瀬を睨みつけるが、相変わらず一之瀬はそんな俺を見て楽しんでいる。
でも、自分が流されやすい性格なのは分かってるし、気持ちいいことに弱いのも分かっている。
本当は嫌なはずなのに、流されてしまう自分の性格に嫌気がさす。
一之瀬は、そんな俺を見極めているのか、的確にそこを突いてくる。
でも、真昼間の学校でこんなことをされるのはごめんだ…
「学校でこういうことするのはやめろ!」
「学校でしなきゃいいの?」
「いや…そういう訳じゃ…」
「言ったよね?俺、どんな手を使っても落としに行くって…」
そう言いながら、一之瀬はシャツの胸倉を掴み俺を引き寄せる。
「なっ…!?」
またキスされる?
俺は、ギュッと目を閉じ身構える。
しかし、唇に何かが触れる感触は無い。
その変わり、頬に触れる柔らかい何かを感じる。
思わずバッと目を見開く。
すると、俺の視界に飛び込んできたのは、俺の頬にキスをしている一之瀬の姿だった。
「ふっ…くすぐったい」
何だかこそばゆくて声を上げる。
「ほっぺ柔らかいね」
そう言いながら、その後もちゅっちゅと何度も頬にキスをされる。
しばらくして、すっ…と一之瀬の顔はさらに後ろに移動し、俺の耳元に到達する。
そして、低く艶のある吐息を含んだ声色でこう囁いた。
「絶対、俺のものにする」
「ひっ……!」
そう言われた瞬間、ビリビリと電気でも流されたみたいな感覚が体全体を伝う。
一之瀬の声に縛られ、そこから身動きひとつ取れない。
ここで、なぜ俺はあんな賭けに乗ってしまったのか?という後悔の念が押し寄せる。
俺…もしかしたら選択肢間違えたのでは……?
そんな焦っている俺を尻目に、一之瀬は綺麗な顔を歪ませていた。
一之瀬の前でイッてしまった…最悪だ…
余韻が抜けず、はあはあと荒い呼吸を繰り返すことしか出来ない。
最近、全く抜いてなかったことを思い出す。
だからイッた後も射精が止まらなかったのだろう。
なんでこんな時に限って全然抜いてなかったんだよ…
そんな事を考えながら、惚けた表情でぼうと一点を見つめる。
体に力が入らず、一之瀬に精液で汚れた手を拭いてもらい、パンツとズボンを履かせてもらう。
そんな一之瀬と目が合った後、俺に向かってこう言った。
「今どんな顔してるか分かってる?」
「そんなの分かるわけないだろ…」
「男を誘う顔…とろとろでかわいい」
「う…うっせぇ…お前…ほんとどへんたい…」
「褒めてる?」
「貶してんだよ…」
一之瀬は口の端を軽く上げ、俺の反応を楽しんでいるのか、ニヤニヤと笑っている。
こいつこんなやつだったっけ?
あの時、キスをしただけで悲しそうに謝ってきた一之瀬はどこに行ったのだろう。
賭けだから一か八かで割り切っているのだろうか?
こっちの方が素の一之瀬なのかもしれない。
そうだとしたらすっげぇタチ悪い…
そう思っていた時、案の定そんな一之瀬の性格が垣間見える。
「成瀬って気持ちいいことに弱いよね、キスとかちんこしごくだけであんなに感じて…」
「そ…そんなことねぇ!」
俺にとって心疾しい言葉を並べられる。
何だこれは…言葉責めのつもりか?
「あと流されやすい性格だよね…本当にかわいすぎ」
「うっ…もういい加減黙れ!」
キッと鋭い目で一之瀬を睨みつけるが、相変わらず一之瀬はそんな俺を見て楽しんでいる。
でも、自分が流されやすい性格なのは分かってるし、気持ちいいことに弱いのも分かっている。
本当は嫌なはずなのに、流されてしまう自分の性格に嫌気がさす。
一之瀬は、そんな俺を見極めているのか、的確にそこを突いてくる。
でも、真昼間の学校でこんなことをされるのはごめんだ…
「学校でこういうことするのはやめろ!」
「学校でしなきゃいいの?」
「いや…そういう訳じゃ…」
「言ったよね?俺、どんな手を使っても落としに行くって…」
そう言いながら、一之瀬はシャツの胸倉を掴み俺を引き寄せる。
「なっ…!?」
またキスされる?
俺は、ギュッと目を閉じ身構える。
しかし、唇に何かが触れる感触は無い。
その変わり、頬に触れる柔らかい何かを感じる。
思わずバッと目を見開く。
すると、俺の視界に飛び込んできたのは、俺の頬にキスをしている一之瀬の姿だった。
「ふっ…くすぐったい」
何だかこそばゆくて声を上げる。
「ほっぺ柔らかいね」
そう言いながら、その後もちゅっちゅと何度も頬にキスをされる。
しばらくして、すっ…と一之瀬の顔はさらに後ろに移動し、俺の耳元に到達する。
そして、低く艶のある吐息を含んだ声色でこう囁いた。
「絶対、俺のものにする」
「ひっ……!」
そう言われた瞬間、ビリビリと電気でも流されたみたいな感覚が体全体を伝う。
一之瀬の声に縛られ、そこから身動きひとつ取れない。
ここで、なぜ俺はあんな賭けに乗ってしまったのか?という後悔の念が押し寄せる。
俺…もしかしたら選択肢間違えたのでは……?
そんな焦っている俺を尻目に、一之瀬は綺麗な顔を歪ませていた。
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