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第15話、冒険者登録1
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まぁ冒険者登録するだけなので、多分大丈夫だろう。そう、多分大丈夫……
冒険者登録をする場所、冒険者ギルドへ到着するのにはそこまで時間がかからなかった。食事をした場所から大体十数分歩いた位置に、目的地はあった。
「じゃあ、パパっと済ませちゃいましょう!」
サファイアが満面の笑みを浮かべながら、俺の手を引いてギルドの中へと歩いていった。こわくて確認できないが、確実に見られている気がする。感じる。野郎どもの嫉妬の視線を。
「すみません。この方の冒険者登録をしたいのですが。」
「こちらの方ですね。ではこのカードに名前を記述し、その後そちらの水晶にカードをかざしてください。」
「わかりました。はい、ザーメンさん。名前をこのカードに書いてください。」
俺は学生証くらいの大きさのカードを手渡された。これに名前を書くのか。何か順調に話が進んでいるように思えてならないが、まぁ何とかなるだろう。えーっと、ザーメン、っと。
「書いたぞ。次はこれをこの水晶にかざせばいいのか?」
「はい。お願いします。」
俺は言われた通り、近くにあった水晶にカードをかざした。サファイアが横からじーっと覗いている。近い近い。
「……はい、もう大丈夫ですよ。じゃあ、カードを渡してください。残りの手続きをやっておきますので。」
「え?」
俺が言葉を発するよりも早く、サファイアが俺のカードを奪いさっていった。やだ、この子ったら大胆! 今までは大人しいふりをしていたんじゃないかと疑ってしまうくらい、ここ数十分の行動は大胆だ。
ふと気になってルビーの方を見てみると、何やら嬉しそうな表情でサファイアの事を見ていた。そして俺の視線に気付くと、サッと目を逸し、不自然に口笛なんか吹き始めた。妙だな……というかこれは絶対、何かよからぬ事を考えているな。
それからボーッと待つこと数分、手続きが終わったのか、サファイアが俺の名を呼んだ。
「ザーメンさん! 手続きが終わりましたので、こちらまで来ていただけませんか?」
俺は大人しく、先程の受付まで歩いた。ルビーの態度といい、サファイアの行動力といい、絶対何かある。これから俺の身に、よくない事が起きる。俺の第六感が、今までにないくらいの警報を鳴らしている気がする。
「えーっ、ザーメンさん。あなたの冒険者登録は終わりました。これからそちらの”お二方と協力”して、冒険者活動を頑張ってくださいね!」
受付のお姉さんが何やら不穏な事を口にした。お二方と協力して? どういうことだ。俺は冒険者登録だけをしたんじゃないのか。
俺がサファイアの方をちらりと見ると、そこには先程の比にならないくらい満面の笑みを浮かべた、サファイアの姿があった。やはり何かあるな、これは。
「サファイア。これは一体どういうことなんだ? 俺は冒険者登録をしただけじゃないのか?」
「……すみません、ザーメンさん。私はさっきの説明で、意図的に言わなかったことがあります。」
「……意図的に言わなかったこと?」
ほら見たことか。絶対何かあると思ったんだよ、俺は。やはり俺の第六感は正しかった。しかもあの感じからして、絶対よくない事であるのは間違いない。
「ここで説明するのも何ですので、とりあえずあちらの席に移動しませんか?」
俺は言われるがまま、サファイアの指し示した方へと歩く。何かさっきからサファイアの言いなりになってる気がするのだが。
「ではこれから、先程の説明で意図的に省いた部分について、話していきますね。」
冒険者登録をする場所、冒険者ギルドへ到着するのにはそこまで時間がかからなかった。食事をした場所から大体十数分歩いた位置に、目的地はあった。
「じゃあ、パパっと済ませちゃいましょう!」
サファイアが満面の笑みを浮かべながら、俺の手を引いてギルドの中へと歩いていった。こわくて確認できないが、確実に見られている気がする。感じる。野郎どもの嫉妬の視線を。
「すみません。この方の冒険者登録をしたいのですが。」
「こちらの方ですね。ではこのカードに名前を記述し、その後そちらの水晶にカードをかざしてください。」
「わかりました。はい、ザーメンさん。名前をこのカードに書いてください。」
俺は学生証くらいの大きさのカードを手渡された。これに名前を書くのか。何か順調に話が進んでいるように思えてならないが、まぁ何とかなるだろう。えーっと、ザーメン、っと。
「書いたぞ。次はこれをこの水晶にかざせばいいのか?」
「はい。お願いします。」
俺は言われた通り、近くにあった水晶にカードをかざした。サファイアが横からじーっと覗いている。近い近い。
「……はい、もう大丈夫ですよ。じゃあ、カードを渡してください。残りの手続きをやっておきますので。」
「え?」
俺が言葉を発するよりも早く、サファイアが俺のカードを奪いさっていった。やだ、この子ったら大胆! 今までは大人しいふりをしていたんじゃないかと疑ってしまうくらい、ここ数十分の行動は大胆だ。
ふと気になってルビーの方を見てみると、何やら嬉しそうな表情でサファイアの事を見ていた。そして俺の視線に気付くと、サッと目を逸し、不自然に口笛なんか吹き始めた。妙だな……というかこれは絶対、何かよからぬ事を考えているな。
それからボーッと待つこと数分、手続きが終わったのか、サファイアが俺の名を呼んだ。
「ザーメンさん! 手続きが終わりましたので、こちらまで来ていただけませんか?」
俺は大人しく、先程の受付まで歩いた。ルビーの態度といい、サファイアの行動力といい、絶対何かある。これから俺の身に、よくない事が起きる。俺の第六感が、今までにないくらいの警報を鳴らしている気がする。
「えーっ、ザーメンさん。あなたの冒険者登録は終わりました。これからそちらの”お二方と協力”して、冒険者活動を頑張ってくださいね!」
受付のお姉さんが何やら不穏な事を口にした。お二方と協力して? どういうことだ。俺は冒険者登録だけをしたんじゃないのか。
俺がサファイアの方をちらりと見ると、そこには先程の比にならないくらい満面の笑みを浮かべた、サファイアの姿があった。やはり何かあるな、これは。
「サファイア。これは一体どういうことなんだ? 俺は冒険者登録をしただけじゃないのか?」
「……すみません、ザーメンさん。私はさっきの説明で、意図的に言わなかったことがあります。」
「……意図的に言わなかったこと?」
ほら見たことか。絶対何かあると思ったんだよ、俺は。やはり俺の第六感は正しかった。しかもあの感じからして、絶対よくない事であるのは間違いない。
「ここで説明するのも何ですので、とりあえずあちらの席に移動しませんか?」
俺は言われるがまま、サファイアの指し示した方へと歩く。何かさっきからサファイアの言いなりになってる気がするのだが。
「ではこれから、先程の説明で意図的に省いた部分について、話していきますね。」
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