嫌いだったのに

美桜

文字の大きさ
上 下
4 / 15

いつもと違うような…

しおりを挟む
ピピピピピピピピピと目覚ましがなる手を伸ばし目覚ましを止める。
そして毛布の中に潜り込む
あーなんて幸せなんだろー休日とは好きなだけ寝れるんだよーあー幸せ!
プルルルルプルルルルと携帯がなる
『何?こんな時間に』名前を見ると春樹だった。
はぁー?なんで春樹?意味わからない何なの?と思いながら電話に出た
『もしもし?夏希?今から遊びに行くから駅に来いよ強制参加なー』それだけで切られた
『随分勝手だなー私の睡眠時間邪魔しないで欲しいね!絶対行かないは!行きたくもないは!』そう言いながら毛布の中に戻った。
あーやっと寝れるー
ー30分後ー
プルルルルプルルルルプルルルル
『今度は、誰?ってまた春樹?何なのよ!』
『もしもし?夏希遅い!お前の家の近くの公園いるから来い!じゃないと今度焼肉奢りなー』とまた切られた
アイツに焼肉奢るのは嫌!だったら、行ったほうがマシ!急いで準備して近くの公園に向かったそこには1人でベンチに座っている春樹がいた
『遅いんだよ!お前』
『寝てる時に電話するのが悪いんでしょ』
『まぁいいや!水族館いくぞ!』
春樹はそう言いながら歩き出した
何なんだ?こいつさ?散々バカにしといて有り得ないんだけど
『春樹歩くの早いんですけどー』
『お前が遅いんだよ』そうこうしているうちに水族館に着いた
『お前見たいものある?』
『クラゲみたい!』
『なんだ笑うんだお前そっちの方が良いじゃん!』
『な、何言ってんのよほらさっさと行くよ』
もうなんなのー!
『おい!着いたぞ!クラゲ』
『わぁー綺麗!クラゲに癒される~』
『なぁ?お前クラゲ見たんなら俺ペンギン見たいんだけど』
『ろくに見れてないんだけどまぁいいや行こうペンギン』
『おう!ペンギン可愛いよなー』
『まだ見てないでしょ』
そんな話をしながらペンギンコーナーに着いた
『うわ!ちょー可愛い!やっぱり天使!お前もそう思うだろ?』
『う、うん』
コイツこんなに笑うんだ今まで見たことないくらい笑っている
『もうペンギンおしまい!私、用事あるから帰る!』
『待て!』
そう言い私の腕を掴んでいつの間にか春樹の腕の中にいた
『ちょっ何すんのよ』
『お前の側にいさせてくれ』
はぁー?今まで意地悪な癖になんなのー?
しおりを挟む

処理中です...