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わたしの太陽

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"友達は多い方がいい"

私はずっとそう思って生きてきました。
極端な話、ここにいる全員が友達じゃなければいけない。みたいな。
要は、"みんな"に好かれたかったんですよね。

だから自分をたくさん取り繕って、仮面を被って。
まるで舞台で踊る演者のように芝居をして。

でも全員に好かれるとか無理な話じゃないですか。
神様でさえ"もう神様なんか信じない!"
とか言われるくらいですよ。

そして気づいたら、崖の縁に居て今にも奈落の底へ落ちそうになっている自分がいる。

"全員に好かれたい"  "嫌われたくない"
そう思って生きる人って、結構たくさんいると思うんです。

と、まぁこんな掴みで話す今回のお話は、私の太陽についてです。

私には大事な恋人がいます。
詳しい詳細はプライバシーもあるので、簡潔にご紹介します。
私の恋人は男の子で、世にいう彼氏という存在です。
同い年です。
え?彼との出会いのきっかけ?

簡単に言えば、病み散らかしてたわたしに手を差し伸べてくれて救い出してくれた。っていう感じです。

彼はとても優しい人です。他人の幸せを喜ぶことができます。そして、他人の不幸をも悲しむことができます。言葉にたしかな責任感があります。安心感があります。正義があります。
何事にも一生懸命です。努力に見合った、あるいはそれ以上の結果を出します。
こんな私を真っ直ぐに一途に愛してくれます。
いつでも、どんな時も守ってくれます。

まさにヒーローみたいな紹介文ですよね。
私にとって彼はヒーローであり、唯一無二の。たった1人の太陽のような存在です。

さて、話の最初に戻りますが。
"友達は多い方がいい"
って、どうして世の中にこれが浸透していったのでしょうか。

それはおそらく【友達多い=良い人】みたいなイメージ付けが理由でしょう。

でもよく考えてみたらおかしいところがあります。
簡単なことです。
どうして友達多いことが良い人って結びつくのかっていうことです。

変な話、犯罪者にも友達はいますよね?
でも逆に、ものすごく人間性が素晴らしい人が、周りと関わるのが苦手で、一人でいる可能性もありますよね?

私自身もよく思うんですけど、
"友達に嫌われたくない" "迷惑かけないようにしなきゃ" とか思う人って

【良い人でいたい】

っていう気持ちが強いんですよね。
でもその気持ちは全員少なからず持っているし、持っているべき気持ちなのは確実です。

だけど、使い方を間違えると
自分自身を殺してしまう恐怖の発想になりかねない。

今、【良い人でいなきゃ】と考えすぎてしまっているあなたに伝えたいことがあります。


"1人でいい"  です。

貴方のことを本気で愛してくれる人がこの世には絶対にいます。
"そんな人いない"と思う方は、ただあなたが見つけていないだけです。向こうは、とっくにあなたを見つけています。

1人でいいんです。たった1人で。
愛してくれる人は1人でいいんです。

私の場合それが先程お話した恋人でした。

どんな自分でいても、ありのままでいても愛してくれる人が必ずいます。
あなたを嫌っているのは、あなたです。
少なくとも、この本を選んで、今これを見てくれているあなたが私は大好きです。
見つけてくれてありがとう。って心から思います。

あなたはものすごく優しい人だから
だから悩みやすい。
みんなにとっての善人でいたいと思い、行動する。
こんなに素敵な人が、幸せになれないわけがない。
神様はそんなイジワルじゃないです。
世の中も、そんなイジワルじゃないです。

たった1人でいい。
もちろんたくさん居てもいい。
その存在が、あなたの太陽になる。

みんなに好かれようとしなくてもいい。
どんなに仲が良かったとしても、その繋がりもたまには休憩させてあげなきゃいつか切れてしまう。
"一定の距離"っていうやつですね。

もし誰かとぶつかりあったり、嫌われてしまった、ということがあっても
「まぁそういう時もあるか~~~カラオケ行こ」
ぐらいの気持ちで十分ですよ。

ちなみに私のカラオケの十八番は
家入レオさんの「BINKAN」という曲です。

行くか~~~。


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