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第1章 木こりと騎士は再会する
第49話 夜の魔物討伐③
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「おい! 空から誰かが降ってくるぞ!」
魔物討伐をしていた騎士の1人が空を見上げて大声をあげると、その場にいた騎士全員が魔物の群れから距離を取る。
その瞬間、群れの真ん中から轟音が響き渡り、視界を遮る砂埃が騎士達に襲い掛かる。
「うわっ!」
(いきなりどうしたんだ!?)
突然起こった砂埃にメストが片手で顔を覆うと、メストの近くにいたシトリンが視界を確保しようと風属性の中級魔法を唱えた。
「《トルネード》」
冷静に風を起こしたシトリンを見習い、周囲にいた風魔法を得意とする騎士達もシトリンと同じ魔法を放つ。
すると、砂埃が瞬く間に無くなり、群れの真ん中で銀色の細長い刀身を中型の魔物の頭を真っ直ぐ貫く平民が現れた。
「っ!? あいつは!?」
「うん、どうやら僕たちが知っている人物で間違いなさそうなだね」
(どうして、彼がここにいる!)
群れの真ん中に現れた木こりの登場に、メストは他の騎士として一緒に啞然としていたが、シトリンは厳しい表情をして木こりを睨みつけていた。
その時、木こりの登場に怯んでいた魔物達が、木こりに向かって一斉に襲い掛かる。
「全く、少しは学習されては?」
小さく肩を竦めた木こりは、無表情のまま魔物達の猛攻を意図も容易く躱すと、襲ってきた魔物達の急所を的確と屠り魔石へと変えていく。
(あの木こりは、一体何者なんでしょうか?)
木こりの後を追ったグレアは、洗練された迷いのない木こりの動きに、一瞬見惚れたがすぐに首を横に振った。
「感心している場合ではありませんね。このままでは、団長に怒られしまいます」
『騎士が平民に魔物討伐で守られた』
そんな情けない報告を騎士道精神が人一倍強いフェビルにしたら一体どういう反応をするのか。
背中に嫌な汗が伝ったグレアは、鞘から片手剣を抜くと呆然と立ち尽くしている呆然としている騎士達に発破をかける。
「さぁ、私たちも騎士としての務めを果たしますよ!!」
副団長から叱咤でようやく我に返った騎士達は、遅れを取り戻すように魔物の群れへと飛び込んでいった。
◇◇◇◇◇
(あいつ、本当に何者なんだ?)
騎士を止めるだけでなく、魔物に対しても一切怯えることもなくレイピアを振るっている。
部下や他の騎士達と共に魔物を討伐をしていたメストは、平民と呼ぶにはあまりにも異形すぎる木こりの戦いぶりを視界の端に入れると何度目かの疑問を覚えた。
すると、近くからシトリンの声が聞こえた。
「メスト、そっちに行ったよ」
「了解!」
(一先ず、ここにいる魔物達を全て片付けてからだな)
木こりに対しての疑問を頭の片隅に追いやったメストは、迫ってくる二足歩行の大型魔物に視線を移すと、魔物に向かって手を翳して水色の魔法陣を展開すると氷属性の中級魔法を放つ。
「《アイシクルランス》!」
メストの放った巨大な氷の槍は、大型魔物の体を貫いて巨大な魔石へと変えた。
「さすが、史上最年少で騎士団の一部隊を任された男だね」
「うるさい、さっさと行くぞ」
「は~い」
男たちの野太い声と爆発音が響いている中でも、変わらず飄々としている相棒に、小さく溜息をついたメストは襲い掛かってきた小型の魔物の首を片手剣で刎ねた。
魔物討伐をしていた騎士の1人が空を見上げて大声をあげると、その場にいた騎士全員が魔物の群れから距離を取る。
その瞬間、群れの真ん中から轟音が響き渡り、視界を遮る砂埃が騎士達に襲い掛かる。
「うわっ!」
(いきなりどうしたんだ!?)
突然起こった砂埃にメストが片手で顔を覆うと、メストの近くにいたシトリンが視界を確保しようと風属性の中級魔法を唱えた。
「《トルネード》」
冷静に風を起こしたシトリンを見習い、周囲にいた風魔法を得意とする騎士達もシトリンと同じ魔法を放つ。
すると、砂埃が瞬く間に無くなり、群れの真ん中で銀色の細長い刀身を中型の魔物の頭を真っ直ぐ貫く平民が現れた。
「っ!? あいつは!?」
「うん、どうやら僕たちが知っている人物で間違いなさそうなだね」
(どうして、彼がここにいる!)
群れの真ん中に現れた木こりの登場に、メストは他の騎士として一緒に啞然としていたが、シトリンは厳しい表情をして木こりを睨みつけていた。
その時、木こりの登場に怯んでいた魔物達が、木こりに向かって一斉に襲い掛かる。
「全く、少しは学習されては?」
小さく肩を竦めた木こりは、無表情のまま魔物達の猛攻を意図も容易く躱すと、襲ってきた魔物達の急所を的確と屠り魔石へと変えていく。
(あの木こりは、一体何者なんでしょうか?)
木こりの後を追ったグレアは、洗練された迷いのない木こりの動きに、一瞬見惚れたがすぐに首を横に振った。
「感心している場合ではありませんね。このままでは、団長に怒られしまいます」
『騎士が平民に魔物討伐で守られた』
そんな情けない報告を騎士道精神が人一倍強いフェビルにしたら一体どういう反応をするのか。
背中に嫌な汗が伝ったグレアは、鞘から片手剣を抜くと呆然と立ち尽くしている呆然としている騎士達に発破をかける。
「さぁ、私たちも騎士としての務めを果たしますよ!!」
副団長から叱咤でようやく我に返った騎士達は、遅れを取り戻すように魔物の群れへと飛び込んでいった。
◇◇◇◇◇
(あいつ、本当に何者なんだ?)
騎士を止めるだけでなく、魔物に対しても一切怯えることもなくレイピアを振るっている。
部下や他の騎士達と共に魔物を討伐をしていたメストは、平民と呼ぶにはあまりにも異形すぎる木こりの戦いぶりを視界の端に入れると何度目かの疑問を覚えた。
すると、近くからシトリンの声が聞こえた。
「メスト、そっちに行ったよ」
「了解!」
(一先ず、ここにいる魔物達を全て片付けてからだな)
木こりに対しての疑問を頭の片隅に追いやったメストは、迫ってくる二足歩行の大型魔物に視線を移すと、魔物に向かって手を翳して水色の魔法陣を展開すると氷属性の中級魔法を放つ。
「《アイシクルランス》!」
メストの放った巨大な氷の槍は、大型魔物の体を貫いて巨大な魔石へと変えた。
「さすが、史上最年少で騎士団の一部隊を任された男だね」
「うるさい、さっさと行くぞ」
「は~い」
男たちの野太い声と爆発音が響いている中でも、変わらず飄々としている相棒に、小さく溜息をついたメストは襲い掛かってきた小型の魔物の首を片手剣で刎ねた。
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