80 / 606
第2章 木こりと騎士は鍛錬する
第78話 鍛錬の成果?
しおりを挟む
グレアがフェビルに訓練の報告をしていた頃、カトレアの後を追いかけたラピスを見どけたメストとシトリンは、揃って騎士団本部に入ると、そのまま第四部隊専用の執務室へ向かう。
そして、訓練に参加した騎士達が休暇を取る中、2人は駐屯地での訓練で王都を離れている間に溜まった書類仕事を自席で片付けていた。
執務室に2人がペンを走らせる音が響く中、シトリンがふと向かい側の席のメストに質問を投げる。
「そういえば、メスト」
「ん? 何だ?」
「彼との鍛錬はどうだったの?」
突然の質問に、別の書類に手を伸ばそうとしたメストの手が止まる。
「『彼』って誰のことだ?」
「とぼけないでよ~、『彼』って言ったら彼だよ。メストが弟子入りした『彼』のこと」
(駐屯地で特別訓練を受けている間、他の騎士の目があるから堂々と聞けなかったし、訓練が終わったらメストはすぐに自己鍛錬に行っちゃうから、結局、聞けなかったんだよね)
2人しかいない執務室で、チャンスとばかりに目を輝かせながら聞くシトリン。
それに対し、眉を顰めたメストは誰のことが分からず首を傾げたが、シトリンの表情を見て誰のことを指しているのか分かった。
「あぁ、カミルのことか」
「カミル? 誰それ?」
誰か分からず少しだけ眉を顰めるシトリンに、メストは小さく笑みを零した。
「そう言えば、言ってなかったな、実は俺、彼のことを『カミル』って呼んでいるんだ」
「へぇ~、彼の名前『カミル』って言うんだね。初めて聞いた」
(彼に出会って半年近く経つのに、初めて彼の名前を聞いた。けど、思い返したら彼、初めて会った時に名乗っていなかったね。それに、巡回中に見かけて話しかけてもすぐに帰っちゃうし、僕たちと一緒にアルジムやリースタのような横暴騎士から平民を守っているから聞ける余裕が無かったんだよね)
ようやく木こりの名前を知ることが出来てシトリンが満足げな笑みを浮かべていると、メストがなぜか得意げな顔で頷いた。
「だろうな。なにせ、俺が付けた名前だから」
「はっ?」
(『名前を付けた』ってどういうこと?)
再び顔を顰めたシトリンが小首を傾げると、メストは鍛錬初日でのことを話し始めた。
◇◇◇◇◇
「なるほど。『自分が孤児で名前が無い』ってことをわざわざ教えてくれた木こり君に、メストが強引に彼の名前を付けたってことね」
「まぁ……そう、だな」
(『強引』って……まぁ、結果的に俺が押し切る形で彼に名前をつけたが)
生温かい目でニヤニヤしているシトリンに対し、不貞腐れたようにそっぽ向いたメスト。
そんな彼を見て、笑みを深めたシトリンは背もたれに体を預けると腕を伸ばしながら大きくのけ反らせた。
「まぁでも、彼……カミル君との鍛錬で少しは回避技が身についたんじゃない?」
シトリンから鍛錬の成果について聞かれ、『待っていました!』とばかりに目を輝かせたメストが笑みを浮かべながらシトリンに視線を戻す。
「そうだな。カミルほどではないが、『相手の動きに合わせて体を動かす』という基本的な部分は教わる前より少しだけ洗練されたと思う」
「へぇ~、そんな基礎からやっていたんだ」
(騎士学校で最初に教わることを、騎士なってしばらく経った今、鍛錬の一環としてもう一度やっているんだね)
ゆっくりと姿勢を戻しながらシトリンが意外そうな表情をすると、得意げな笑みを浮かべていたメストの顔が急に真剣なものに変わった。
「だが、彼との鍛錬で俺は『自分が今まで身につけていたものにどれだけ無駄なものがあったのか』と思い知らされた」
「そうだったんだ」
「それに、今の俺は彼のように得物を使って攻撃を受け流したり跳ね返したりすることは出来ない」
「そんなに難しいの?」
(傍目から見れば、そう難しい動きはしていないと思うけど)
「あぁ、あれは俺たちが騎士学校で学んだ『敵の攻撃を躱して、すぐに攻撃をする』という基礎的な動きとはまるで違う。彼の動きは敵の攻撃を予測し、即座に攻撃を受け流すか跳ね返すか判断する必要がある。時と場合によって、相手の動きを自分の躱しやすい方向に誘導したりしないといけない」
「そんなことを考えて、彼は魔物や騎士達と渡り合っていたの?」
(彼、本当に何者?)
単純な動きに思えた回避技が、実は高度なものだったと知り、シトリンは驚きのあまり言葉を失った。
そんな彼を見て深く頷いたメストは、視線を書類に落として、駐屯地での訓練期間中に密かに行われていた木こりとの鍛錬の日々を思い返した。
(彼との鍛錬は実に充実したものである。だからこそ、今出来ないことはこれからの鍛錬で少しずつ身につけていけばいいんだ)
今までの鍛錬とは明らかに違う、実に有意義な鍛錬にメストはとても満足そうな笑顔を浮かべる。
そんな彼の満たされた表情を見て、『珍しいものを見た』と微笑ましい気持ちになったシトリンは、優しく微笑むと机にある書類の1つを手に取る。
「そうだったんだ。でも、彼からある程度、回避技を教わることが出来て良かったね。なにせ、こうして無事に訓練を終えて王都に帰ってきた今、カミル君に会うこともそんなに無いだろうし」
(そもそも彼に会うこと自体、そんなに無かったんだけど。でもまぁ、ここからリアスタ村まで馬を走らせても1時間近くはかかるし、休日は婚約者であるダリアとの逢瀬があるから、駐屯地での訓練みたいなことが無い限り彼との鍛錬はほぼ出来ないよね)
そんなことを思いながら、シトリンが書類に目を通していると、メストは心底呆れたような顔でシトリンに話しかけた。
「はぁ? なに言っているんだ? こっちに戻っても、俺はカミルとの鍛錬は続けるぞ」
「えっ?」
(今、なんて?)
メストの言葉に、シトリンは目を通していた書類を落としてしまう程に驚く。
そしてそれは、特別訓練最終日の朝に鍛錬をしていた木こりも同じだった。
そして、訓練に参加した騎士達が休暇を取る中、2人は駐屯地での訓練で王都を離れている間に溜まった書類仕事を自席で片付けていた。
執務室に2人がペンを走らせる音が響く中、シトリンがふと向かい側の席のメストに質問を投げる。
「そういえば、メスト」
「ん? 何だ?」
「彼との鍛錬はどうだったの?」
突然の質問に、別の書類に手を伸ばそうとしたメストの手が止まる。
「『彼』って誰のことだ?」
「とぼけないでよ~、『彼』って言ったら彼だよ。メストが弟子入りした『彼』のこと」
(駐屯地で特別訓練を受けている間、他の騎士の目があるから堂々と聞けなかったし、訓練が終わったらメストはすぐに自己鍛錬に行っちゃうから、結局、聞けなかったんだよね)
2人しかいない執務室で、チャンスとばかりに目を輝かせながら聞くシトリン。
それに対し、眉を顰めたメストは誰のことが分からず首を傾げたが、シトリンの表情を見て誰のことを指しているのか分かった。
「あぁ、カミルのことか」
「カミル? 誰それ?」
誰か分からず少しだけ眉を顰めるシトリンに、メストは小さく笑みを零した。
「そう言えば、言ってなかったな、実は俺、彼のことを『カミル』って呼んでいるんだ」
「へぇ~、彼の名前『カミル』って言うんだね。初めて聞いた」
(彼に出会って半年近く経つのに、初めて彼の名前を聞いた。けど、思い返したら彼、初めて会った時に名乗っていなかったね。それに、巡回中に見かけて話しかけてもすぐに帰っちゃうし、僕たちと一緒にアルジムやリースタのような横暴騎士から平民を守っているから聞ける余裕が無かったんだよね)
ようやく木こりの名前を知ることが出来てシトリンが満足げな笑みを浮かべていると、メストがなぜか得意げな顔で頷いた。
「だろうな。なにせ、俺が付けた名前だから」
「はっ?」
(『名前を付けた』ってどういうこと?)
再び顔を顰めたシトリンが小首を傾げると、メストは鍛錬初日でのことを話し始めた。
◇◇◇◇◇
「なるほど。『自分が孤児で名前が無い』ってことをわざわざ教えてくれた木こり君に、メストが強引に彼の名前を付けたってことね」
「まぁ……そう、だな」
(『強引』って……まぁ、結果的に俺が押し切る形で彼に名前をつけたが)
生温かい目でニヤニヤしているシトリンに対し、不貞腐れたようにそっぽ向いたメスト。
そんな彼を見て、笑みを深めたシトリンは背もたれに体を預けると腕を伸ばしながら大きくのけ反らせた。
「まぁでも、彼……カミル君との鍛錬で少しは回避技が身についたんじゃない?」
シトリンから鍛錬の成果について聞かれ、『待っていました!』とばかりに目を輝かせたメストが笑みを浮かべながらシトリンに視線を戻す。
「そうだな。カミルほどではないが、『相手の動きに合わせて体を動かす』という基本的な部分は教わる前より少しだけ洗練されたと思う」
「へぇ~、そんな基礎からやっていたんだ」
(騎士学校で最初に教わることを、騎士なってしばらく経った今、鍛錬の一環としてもう一度やっているんだね)
ゆっくりと姿勢を戻しながらシトリンが意外そうな表情をすると、得意げな笑みを浮かべていたメストの顔が急に真剣なものに変わった。
「だが、彼との鍛錬で俺は『自分が今まで身につけていたものにどれだけ無駄なものがあったのか』と思い知らされた」
「そうだったんだ」
「それに、今の俺は彼のように得物を使って攻撃を受け流したり跳ね返したりすることは出来ない」
「そんなに難しいの?」
(傍目から見れば、そう難しい動きはしていないと思うけど)
「あぁ、あれは俺たちが騎士学校で学んだ『敵の攻撃を躱して、すぐに攻撃をする』という基礎的な動きとはまるで違う。彼の動きは敵の攻撃を予測し、即座に攻撃を受け流すか跳ね返すか判断する必要がある。時と場合によって、相手の動きを自分の躱しやすい方向に誘導したりしないといけない」
「そんなことを考えて、彼は魔物や騎士達と渡り合っていたの?」
(彼、本当に何者?)
単純な動きに思えた回避技が、実は高度なものだったと知り、シトリンは驚きのあまり言葉を失った。
そんな彼を見て深く頷いたメストは、視線を書類に落として、駐屯地での訓練期間中に密かに行われていた木こりとの鍛錬の日々を思い返した。
(彼との鍛錬は実に充実したものである。だからこそ、今出来ないことはこれからの鍛錬で少しずつ身につけていけばいいんだ)
今までの鍛錬とは明らかに違う、実に有意義な鍛錬にメストはとても満足そうな笑顔を浮かべる。
そんな彼の満たされた表情を見て、『珍しいものを見た』と微笑ましい気持ちになったシトリンは、優しく微笑むと机にある書類の1つを手に取る。
「そうだったんだ。でも、彼からある程度、回避技を教わることが出来て良かったね。なにせ、こうして無事に訓練を終えて王都に帰ってきた今、カミル君に会うこともそんなに無いだろうし」
(そもそも彼に会うこと自体、そんなに無かったんだけど。でもまぁ、ここからリアスタ村まで馬を走らせても1時間近くはかかるし、休日は婚約者であるダリアとの逢瀬があるから、駐屯地での訓練みたいなことが無い限り彼との鍛錬はほぼ出来ないよね)
そんなことを思いながら、シトリンが書類に目を通していると、メストは心底呆れたような顔でシトリンに話しかけた。
「はぁ? なに言っているんだ? こっちに戻っても、俺はカミルとの鍛錬は続けるぞ」
「えっ?」
(今、なんて?)
メストの言葉に、シトリンは目を通していた書類を落としてしまう程に驚く。
そしてそれは、特別訓練最終日の朝に鍛錬をしていた木こりも同じだった。
6
あなたにおすすめの小説
追放された落ちこぼれ令嬢ですが、氷血公爵様と辺境でスローライフを始めたら、天性の才能で領地がとんでもないことになっちゃいました!!
六角
恋愛
「君は公爵夫人に相応しくない」――王太子から突然婚約破棄を告げられた令嬢リナ。濡れ衣を着せられ、悪女の烙印を押された彼女が追放された先は、"氷血公爵"と恐れられるアレクシスが治める極寒の辺境領地だった。
家族にも見捨てられ、絶望の淵に立たされたリナだったが、彼女には秘密があった。それは、前世の知識と、誰にも真似できない天性の《領地経営》の才能!
「ここなら、自由に生きられるかもしれない」
活気のない領地に、リナは次々と革命を起こしていく。寂れた市場は活気あふれる商業区へ、痩せた土地は黄金色の麦畑へ。彼女の魔法のような手腕に、最初は冷ややかだった領民たちも、そして氷のように冷たいはずのアレクシスも、次第に心を溶かされていく。
「リナ、君は私の領地だけの女神ではない。……私だけの、女神だ」
【完結】公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
🔶設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
🔶稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
【完結】捨てられた皇子の探し人 ~偽物公女は「大嫌い」と言われても殿下の幸せを願います~
ゆきのひ
恋愛
二度目の人生は、前世で慕われていた皇子から、憎悪される運命でした…。
騎士の家系に生まれたリュシー。実家の没落により、生きるために皇宮のメイドとなる。そんなリュシーが命じられたのは、廃屋同然の離宮でひっそりと暮らすセレスティアン皇子の世話係。
母を亡くして後ろ盾もなく、皇帝に冷遇されている幼い皇子に心を寄せたリュシーは、皇子が少しでも快適に暮らしていけるよう奮闘し、その姿に皇子はしだいに心開いていく。
そんな皇子との穏やかな日々に幸せを感じていたリュシーだが、ある日、毒を盛られて命を落とした……はずが、目を開けると、公爵令嬢として公爵家のベッドに横たわっていた。けれどその令嬢は、リュシーの死に因縁のある公爵の一人娘……。
望まぬ形で二度目の生を享けたリュシーと、その死に復讐を誓った皇子が、本当に望んでいた幸せを手に入れるまでのお話。
※本作は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さんにも投稿しています。
※表紙画像はAIで作成したものです
冷酷侯爵と政略結婚したら、実家がざまぁされました
鍛高譚
恋愛
「この結婚は、家のため。ただの政略結婚よ」
そう言い聞かせ、愛のない結婚を受け入れた公爵令嬢リゼット。
しかし、挙式後すぐに父が「婚約破棄しろ」と命じてきた!?
だが、夫であるアレクシス・フォン・シュヴァルツ侯爵は冷たく言い放つ。
「彼女を渡すつもりはない」
冷酷無慈悲と噂される侯爵が、なぜかリゼットを溺愛し始める!?
毎日甘やかされ、守られ、気づけば逃げ場なし!
さらに、父の不正が明るみに出て、公爵家は失墜――
リゼットを道具として利用しようとした者たちに、ざまぁの鉄槌が下される!
政略結婚から始まる、甘々溺愛ラブストーリー!
「愛なんてないはずなのに……どうしてこんなに大切にされるの?」
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
白い結婚で結構ですわ。愛人持ちの夫に興味はありません
鍛高譚
恋愛
公爵令嬢ルチアーナは、王太子アルベルトとの政略結婚を命じられた。だが彼にはすでに愛する女性がいた。そこでルチアーナは、夫婦の義務を果たさない“白い結婚”を提案し、お互いに干渉しない関係を築くことに成功する。
「夫婦としての役目を求めないでくださいませ。その代わり、わたくしも自由にさせていただきますわ」
そうして始まった王太子妃としての優雅な生活。社交界では完璧な妃を演じつつ、裏では趣味の読書やお茶会を存分に楽しみ、面倒ごととは距離を置くつもりだった。
——だが、夫は次第にルチアーナを気にし始める。
「最近、おまえが気になるんだ」
「もっと夫婦としての時間を持たないか?」
今さらそんなことを言われても、もう遅いのですわ。
愛人を優先しておいて、後になって本妻に興味を持つなんて、そんな都合の良い話はお断り。
わたくしは、自由を守るために、今日も紅茶を嗜みながら優雅に過ごしますわ——。
政略結婚から始まる痛快ざまぁ! 夫の後悔なんて知りませんわ
“白い結婚”を謳歌する令嬢の、自由気ままなラブ&ざまぁストーリー!
無能だとクビになったメイドですが、今は王宮で筆頭メイドをしています
如月ぐるぐる
恋愛
「お前の様な役立たずは首だ! さっさと出て行け!」
何年も仕えていた男爵家を追い出され、途方に暮れるシルヴィア。
しかし街の人々はシルビアを優しく受け入れ、宿屋で住み込みで働く事になる。
様々な理由により職を転々とするが、ある日、男爵家は爵位剥奪となり、近隣の子爵家の代理人が統治する事になる。
この地域に詳しく、元男爵家に仕えていた事もあり、代理人がシルヴィアに協力を求めて来たのだが……
男爵メイドから王宮筆頭メイドになるシルビアの物語が、今始まった。
【完結】元お飾り聖女はなぜか腹黒宰相様に溺愛されています!?
雨宮羽那
恋愛
元社畜聖女×笑顔の腹黒宰相のラブストーリー。
◇◇◇◇
名も無きお飾り聖女だった私は、過労で倒れたその日、思い出した。
自分が前世、疲れきった新卒社会人・花菱桔梗(はなびし ききょう)という日本人女性だったことに。
運良く婚約者の王子から婚約破棄を告げられたので、前世の教訓を活かし私は逃げることに決めました!
なのに、宰相閣下から求婚されて!? 何故か甘やかされているんですけど、何か裏があったりしますか!?
◇◇◇◇
お気に入り登録、エールありがとうございます♡
※ざまぁはゆっくりじわじわと進行します。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております(アルファポリス先行)。
※この作品はフィクションです。特定の政治思想を肯定または否定するものではありません(_ _*))
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる