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1.1 露璃恨・序
露璃恨・序:7
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スーパーを出る時、ペットボトルの飲み物を購入した。それ自体は何も問題ない。
しかし、彼女はそれを怖がった。
ペットボトルと言うこの飲料を入れる為のプラスティック容器に一体、どこに恐怖を感じる箇所があるのだろうか?
俺はそこを怪しく思ったが、しかしそれを聞くのは良くないような気がして、もしかしてと自販機で缶ジュースを買ってみる。
しかしそれも良くないようだった。
スーパーへと戻り、紙パックの容器の飲料を購入すると、漸く飲んでくれた。俺が目の前で飲むのも良くないかと、俺も紙パックのカフェオレを飲んだが、久々に飲むカフェオレは甘かったが別に悪くもなかった。
スーパーでの買い物は、彼女はとても上手だった。
俺も料理をするので、別に買い物は下手では無いと思っていたが、彼女は手際が良かった。
購入する商品のメモを少し盗み見すると、上を見つめてすぐに俺を誘導する。似た商品、同じ商品でもよく見てより良い物を選出する。
例えば唐揚げでもしようかと、鶏肉を選ぼうかとしていると、予算を書き込んだ俺のメモから、胸と腿とどちらが好きかを尋ね、どちらも好きと答えれば、両方の中から同じ位のグラムの綺麗な物を選んでくる。
しかも筋等を見て、状態の良いものを。
「ありがとう助かったよ。」と、お礼がてら紙パック飲料を渡すと、おどおどしながら「良いんですか?ありがとうございます…。」と遠慮がちに、申し訳なさそうな顔を向けながら受け取ってくれた。
続いて俺は量販店の男女両方の服を売る某片仮名四文字の服屋に向かう。
そして店の中へ彼女を連れて行き、洋服を選んで貰う。当然遠慮がちに断ろうとするのだが、量販店に来た理由がそれなのだ。
「俺が疑われそうだから、安いので申し訳無いけれど買わせて貰えないかな?」と説得し、選んで貰えた。
それでも1セットしか選ばないので、そこからは俺の趣味で、何となく似合いそうな格好2,3着選ばせて貰った。
レジに向かおうかとした所で俺が財布から英ちゃんを3人位連れ出して、彼女に持たせる。
「俺、女の子の下着は解らない…って言うか罪悪感があるから、自分で買って貰えないかな?できる?」
「こんなに…貰えないです!」
「余ったら自分の好きな洋服をもうちょっと買いなよ。」
と握らせた。俺は自分の服を1枚入れて、レジへと進む。
定員に「女児用の衣服…」と少し怪しまれたように思ったが、「姪にねだられまして…」と誤魔化す。そして、3つほど後ろに彼女が並んでるのを確認し、「あれが姪なのですが、お願いします。」と自分で怪しい事を言ってしまった。
しかし、彼女はそれを怖がった。
ペットボトルと言うこの飲料を入れる為のプラスティック容器に一体、どこに恐怖を感じる箇所があるのだろうか?
俺はそこを怪しく思ったが、しかしそれを聞くのは良くないような気がして、もしかしてと自販機で缶ジュースを買ってみる。
しかしそれも良くないようだった。
スーパーへと戻り、紙パックの容器の飲料を購入すると、漸く飲んでくれた。俺が目の前で飲むのも良くないかと、俺も紙パックのカフェオレを飲んだが、久々に飲むカフェオレは甘かったが別に悪くもなかった。
スーパーでの買い物は、彼女はとても上手だった。
俺も料理をするので、別に買い物は下手では無いと思っていたが、彼女は手際が良かった。
購入する商品のメモを少し盗み見すると、上を見つめてすぐに俺を誘導する。似た商品、同じ商品でもよく見てより良い物を選出する。
例えば唐揚げでもしようかと、鶏肉を選ぼうかとしていると、予算を書き込んだ俺のメモから、胸と腿とどちらが好きかを尋ね、どちらも好きと答えれば、両方の中から同じ位のグラムの綺麗な物を選んでくる。
しかも筋等を見て、状態の良いものを。
「ありがとう助かったよ。」と、お礼がてら紙パック飲料を渡すと、おどおどしながら「良いんですか?ありがとうございます…。」と遠慮がちに、申し訳なさそうな顔を向けながら受け取ってくれた。
続いて俺は量販店の男女両方の服を売る某片仮名四文字の服屋に向かう。
そして店の中へ彼女を連れて行き、洋服を選んで貰う。当然遠慮がちに断ろうとするのだが、量販店に来た理由がそれなのだ。
「俺が疑われそうだから、安いので申し訳無いけれど買わせて貰えないかな?」と説得し、選んで貰えた。
それでも1セットしか選ばないので、そこからは俺の趣味で、何となく似合いそうな格好2,3着選ばせて貰った。
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定員に「女児用の衣服…」と少し怪しまれたように思ったが、「姪にねだられまして…」と誤魔化す。そして、3つほど後ろに彼女が並んでるのを確認し、「あれが姪なのですが、お願いします。」と自分で怪しい事を言ってしまった。
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