BLゲームの悪役令息に異世界転生したら攻略対象の王子に目をつけられました

ほしふり

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【第七章】こんな事、知りたくはなかった

(7)悪役令息と王子様の遊戯

とても不思議な気分だ。
入学式の日に押し倒された時も、保健室の時も、俺はこの男に対して抵抗はできなかった。
対するフランツは余裕そのものであり、俺の力は及ばなかった。
そのフランツが今は目の前で胸を押さえて息苦しそうに座り込んでいる。
覗き込んだ顔の頬はほんのりと赤く染まっていた。

「ベリル…これは、なんだ……?」

息も絶え絶えに言う男を立ったまま見下ろしながら俺は唇をほころばせる。

「毒には違いないよ。お前の身体が丈夫なら耐えられるだろ?」

この世界は恥辱奴隷学園という名のBLゲームの世界だ。
相手を従えるのなら身体の関係が手っ取り早いと生徒会長の件で学んだ。
原作のゲーム内でフランツがベリルに負けて痴態を晒すことはない。
だが、あまりにも本来のベリルとかけ離れていた俺はやるしかないと覚悟していた。
こいつの弱みを握ってコントロールする。

「おっと、両手は拘束させてもらうよ」

俺は持ってきたロープでフランツの両手を背中の後ろで縛る。
このロープもラゼルに対抗する作戦を決行する際に用意していた物だった。
抵抗はなかった。
俺の力によりアッサリと縛られたフランツはソファに座ったままだ。
さてどうしてくれようか?
…などと考えながら、俺はフランツの両足を開きそこに身体を滑り込ませると姿勢を下げる。
目線の先にあるフランツの身体の中央はすでに布の表面を張っていた。
膨れたそこに目線を落としながら俺は口を開く。

「さすがの即効性だな。辛いだろ?」
「…ベリル」

布越しに人差し指で撫でてやるればクッと低い声がフランツの唇から漏れる。
涙で潤んだ熱っぽい瞳が俺を見据えている。
俺はふっと口元に笑みを浮かべた。
余裕がないこいつの顔を見ていると、俺自身も少しずつ興奮してきた。
流石にラゼルほど楽には落ちないだろうけれど、お手並み拝見としようじゃないか。

「何だフランツ?言いたいことでもあるのか?」
「君は…なぜこんな事をする?…君はっ」

息の合間に発する声はくぐもっていた。
フランツに『君』と呼ばれることに微かな違和感があるものの、それを無視してベルトのバックルに手をかけた。
あっさりと開放されたズボンの前をくつろげて、下着からそれを取り出す。

「………………………………………で…………っ」

俺は思わず言葉を失った。

(でっっっっっっっっっっっっっっっっっっか!!!!!!!!)

そういえばこの世界に来てフランツに前を散々いじられた俺だったが、こいつの息子を目の当たりにするのは初めてだった。
ゲームではスチルとしてモザイク付きのものを見たこともあるが、あれってイラストの遠近法とかそういう強調だと思っていた。
…思っていました…
目の前にあるチンコに無論モザイクはない。
大きな砲丸と竿にはバキバキの筋がありながら、そこまで使い込まれていない綺麗な色のコントラストは芸術点が高い。
目の前にそびえ勃つそれは我慢汁を流しながら大きく膨れて反り返っている。
両手で握っても先がはみ出るような大きさであった。

いつもの手コキでいけると思っていた俺は早速直面した状況に面食らって動けなくなった。
さすがこのゲームを誇るスーパー攻め様。
極太のこれは今まで見てきた登場人物の中ではダントツの巨根だった。
いつも涼し気で爽やかな王子様がこんな猛獣を備えていたなんて…改めて俺は恐怖した。
そして今までのことを思い出す。
もし、こいつのコレが俺の中に突っ込まれるようなことがあったらと思うと怯えた。

(フランツが…真面目なやつで良かった…いや本当に…………)

その場の勢いで襲われていたら、今頃俺の尻が大変なことになっていただろうなぁと改めて考えた。
俺は目の前の猛獣に立ち向かうべき手をかける。

「おい、ベリル…まっ…」

珍しく動揺したフランツの声が降ってくる、待てと続く言葉は途切れた。

(やっぱりでかい…)

…革手袋越しの両手で竿を握っても全体を握りきれなかった。
両手の平に熱が伝わる。
ドクドクと脈打つフランツのそれを握りながら少しだけ力を込める。

「っ…!」

短く息を飲むとフランツは背中を丸めた。
耐えるように唇を噛みしめながら刺激を受け止めているようだった。

「そんなに耐えなくても素直になれば楽になるぞ?」

少し手をずらすとまた握る。
耐えているせいで目に見える反応は少ない。

(仕方ないか…)

俺は両手で握ったままのそれに顔を近づける。

「ま、まて!」

停止の言葉を無視して亀頭に唇を押し当ててすぐに放す。

「何を焦っているんだ?お前が前にやったことだろ?」
「だが、君はっ」
「今更だな」

俺は吐き捨てるとそのまま口を開けてフランツのそれを口内に入れる。
苦い味は気にせず、手で覆いきれなかった部分を含んだ。

「ぐっ」

フランツが苦しそうに低い声を漏らす。
舌全体で包み込み、敏感な先端にザラザラとした刺激を押し当てて往復する。
無論、両手で竿を握ってスライドさせながら続ける。
そこで俺を見つめるフランツと目線が絡み合った。

「んぅっ…むぅ…もうイキそうか?」

媚薬を一気に飲み干したというのにまだ耐えている。
フランツは頭を左右に振ると苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていた。
こんな状況でも薬による乱れを中々見せようとしない。

「ベリル、やめるんだ…君はこんな事を行う必要はない」
「勝手に決めつけるなよ?先に散々やりたい放題やったのはどこのどいつだ?」
「…それは」

言葉を濁すとフランツは黙った。
俺はフランツの前をもう一度口に含むと今度は深く咥え込む。
大きいから全部は無理だが、入るところまで喉奥に導く。
そして一気に舐め上げて吸った。
ずずっと音が聞こえるように強く強く吸って、口に入らない場所は両手で握って全体を締め付ける。
フランツはくっと短く息を吐き出すと俺の口内に精液をぶちまけた。
ドピュドピュと何度かに分けて脈打つそこから大量の白濁が溢れた。

「ぷはぁっ!」

できるなら全部飲もうとしたけれど、大きい上にいっぱい出たせいで上手く飲み込めない。
口を放した瞬間にフランツのそれが俺の顔面に直撃する。
額や頬に当たって流れるドロドロとしたそれを手の甲で拭いながらぺろりと舐める。

「すっげー…いっぱい出た…」

俺が顔を拭っている間、フランツは目を丸く見開いたまま俺の方を唖然と眺めている。
一度の射精ではたりるわけもなくフランツの前はすでに固くなっていた。

(さすがにこれぐらいでは喘ぎ声一つ漏らさないか)

強敵だなぁと思う反面、初めて俺の手でイかせる事ができたフランツの表情を眺めていると興奮してきた。
そういえば、今までは俺の余裕がなさすぎてお前がこんな時にどんな表情を浮かべていたのかは知らなかった。

(もっと)

もっと気持ちよく。

もっともっと感じて、もっと乱れるところが見たい。

(もっと、もっと…)

両手の手袋を外し、床に投げ捨てると俺はフランツのそれにもう一度手をかける。
男根に顔を近づけて、それに頬ずりしながらフランツを見上げる。

「一回だけじゃ足りないだろ?」

俺が薄い笑みを浮かべると、フランツの熱っぽい目線が俺を求めていた。


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