10 / 10
第一章 恩人
ギルドマスター
しおりを挟む
「ギルドマスターですか」
「なんやジス、驚かへんのか?」
「申し訳ないのですが凄さがイマイチ分かりません」
ビリーは手を顎に当てどうしたものかと悩む
「ギルド最高責任者やから職員をクビにするも左遷するも自由やし冒険者のランクも自由に変えれる、まぁこれは職権乱用やさかいやったことないしこれからもやらんけど。どや?凄いやろ?」
しかしジスはそれは凄いのか?という顔をしている
「まぁ簡単にゆうたら元★★★★ランク冒険者や」
なんと、ゼシカ嬢より3つもランクが高いのか
すると周りから
マジかよ
ギルマスとんでもねぇな
憧れんなぁ
など声が
「お、そうか最近入った冒険者には言っとらんかったな」
HAHAHAと笑いながら言っている
「去年くらいから入ってきた冒険者達にこう言っといたら悪事を働くことが減ったからそれ以降こうやって自慢しとるんや」
なるほど、★★★★ランクなんて人知を超えたものらしいからな。そんな人の下で悪事なんて働けば何をされるかわかったもんじゃないからな
「まぁそれでもさっきみたいに面倒事起こす奴はまだおるから気を付けんといかんで。んで今回はお前さんがあいつらどついたやろ、無星ランクが☆☆ランクに力勝負で圧勝したってのはとんでもねぇこった。ダンのやつは☆☆ランクの中でも優秀やった、それに勝ったんや☆☆☆☆ランクの強さは持ってるやろな」
「ギルドマスター」
「お?ゼシカやないか。元気しとったか?」
「はいおかげさまで、それでジスのことなんですが…ゴブリンロードの率いる群れを単独で全滅させた実績を持っています。」
「…え?」
辺りは沈黙に包まれる
「「「「「ええええぇぇぇぇぇぇぇぇえ!?」」」」」
周りの者が驚愕っと言った声をあげる
「ジス、ゼシカ、それはほんまやな?」
「あぁ、そうだ」
「間違いないです。この目で見ました」
私達が話し終わるとハァーとビリーは大きな溜息をついた
「ジス、お前さんとんでもないな」
「何がだ?」
「わかっとらんのかい…今日はもう遅いし明日詳しく話し聞いてもええか?」
「私は構わない」
「あとゼシカも来てくれ」
「分かりました」
「んじゃ、明日ここの二階の奥にあるマスタールームに来てくれ。頼むでー」
そう言ってビリーは二階へと去っていった
姿が見えなくなると同時にゼシカ嬢が床にへたり込む
「どうしたんだ?」
「どうしたって…ギルドマスターだよ?緊張しすぎてへとへとだよ」
「まぁ気さくな方だったな…なんだゼシカ嬢、そのギルドマスターがどれほどすごいか分からないのか、見たいな顔をして」
「…はぁ~」
それからギルドを出て
「ジスはどうするの?」
「何がだ?」
「何がって…宿だよ、や!ど!」
「とってないな」
「やっぱりね…よし!ジスついてきて」
言われるがままついて行き
とある宿の前に
翔くものに安らぎを
ーーー止まり木ーーー
この宿の名前だ
翔くものというのは冒険者のことだろう。いいセンスだ、などと感想を述べているうちにゼシカ嬢は宿へ入っていくのでそれに続く
「おばさん、こんばんは」
「ゼシカちゃんじゃない、いらっしゃい。あら、そちらの方は?」
「ジス・フィーナスだ」
「ジスさんね、よろしくね」
「おばさん部屋空いてる?」
「一部屋だけ空いてるよ」
「ひ、一部屋…」
どうしたものかと迷うゼシカ
「ジ、ジスは私と一緒の部屋でいいかな?」
顔を赤らめながら聞いてくる
少し意地悪してみるか
「ああ、ゼシカ嬢程の美人と一緒の部屋だ、文句の出ようがない」
「~~~っ!!!」
ゼシカ嬢はおばさんから鍵を受け取り顔を真っ赤にしながら部屋に走っていった
後で謝っておこう
「なんやジス、驚かへんのか?」
「申し訳ないのですが凄さがイマイチ分かりません」
ビリーは手を顎に当てどうしたものかと悩む
「ギルド最高責任者やから職員をクビにするも左遷するも自由やし冒険者のランクも自由に変えれる、まぁこれは職権乱用やさかいやったことないしこれからもやらんけど。どや?凄いやろ?」
しかしジスはそれは凄いのか?という顔をしている
「まぁ簡単にゆうたら元★★★★ランク冒険者や」
なんと、ゼシカ嬢より3つもランクが高いのか
すると周りから
マジかよ
ギルマスとんでもねぇな
憧れんなぁ
など声が
「お、そうか最近入った冒険者には言っとらんかったな」
HAHAHAと笑いながら言っている
「去年くらいから入ってきた冒険者達にこう言っといたら悪事を働くことが減ったからそれ以降こうやって自慢しとるんや」
なるほど、★★★★ランクなんて人知を超えたものらしいからな。そんな人の下で悪事なんて働けば何をされるかわかったもんじゃないからな
「まぁそれでもさっきみたいに面倒事起こす奴はまだおるから気を付けんといかんで。んで今回はお前さんがあいつらどついたやろ、無星ランクが☆☆ランクに力勝負で圧勝したってのはとんでもねぇこった。ダンのやつは☆☆ランクの中でも優秀やった、それに勝ったんや☆☆☆☆ランクの強さは持ってるやろな」
「ギルドマスター」
「お?ゼシカやないか。元気しとったか?」
「はいおかげさまで、それでジスのことなんですが…ゴブリンロードの率いる群れを単独で全滅させた実績を持っています。」
「…え?」
辺りは沈黙に包まれる
「「「「「ええええぇぇぇぇぇぇぇぇえ!?」」」」」
周りの者が驚愕っと言った声をあげる
「ジス、ゼシカ、それはほんまやな?」
「あぁ、そうだ」
「間違いないです。この目で見ました」
私達が話し終わるとハァーとビリーは大きな溜息をついた
「ジス、お前さんとんでもないな」
「何がだ?」
「わかっとらんのかい…今日はもう遅いし明日詳しく話し聞いてもええか?」
「私は構わない」
「あとゼシカも来てくれ」
「分かりました」
「んじゃ、明日ここの二階の奥にあるマスタールームに来てくれ。頼むでー」
そう言ってビリーは二階へと去っていった
姿が見えなくなると同時にゼシカ嬢が床にへたり込む
「どうしたんだ?」
「どうしたって…ギルドマスターだよ?緊張しすぎてへとへとだよ」
「まぁ気さくな方だったな…なんだゼシカ嬢、そのギルドマスターがどれほどすごいか分からないのか、見たいな顔をして」
「…はぁ~」
それからギルドを出て
「ジスはどうするの?」
「何がだ?」
「何がって…宿だよ、や!ど!」
「とってないな」
「やっぱりね…よし!ジスついてきて」
言われるがままついて行き
とある宿の前に
翔くものに安らぎを
ーーー止まり木ーーー
この宿の名前だ
翔くものというのは冒険者のことだろう。いいセンスだ、などと感想を述べているうちにゼシカ嬢は宿へ入っていくのでそれに続く
「おばさん、こんばんは」
「ゼシカちゃんじゃない、いらっしゃい。あら、そちらの方は?」
「ジス・フィーナスだ」
「ジスさんね、よろしくね」
「おばさん部屋空いてる?」
「一部屋だけ空いてるよ」
「ひ、一部屋…」
どうしたものかと迷うゼシカ
「ジ、ジスは私と一緒の部屋でいいかな?」
顔を赤らめながら聞いてくる
少し意地悪してみるか
「ああ、ゼシカ嬢程の美人と一緒の部屋だ、文句の出ようがない」
「~~~っ!!!」
ゼシカ嬢はおばさんから鍵を受け取り顔を真っ赤にしながら部屋に走っていった
後で謝っておこう
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
嘘なんかいw
当時は頑張ろうって思ってたんですが、いざ書こうとなると時間がなかったんです(F〇rtnite)
(ノω≦`)ノ。゚.o。許してクダチャイ。o.゚。
まだ三話ながら今後の展開に期待いています(´▽`) 一宿一飯の恩義に報いる。ジスって侍よりは侠客に近い考えの持ち主ですね。
今後、ジスの侍としての生き方をどう異世界で活かしていくのか楽しみにしています!
感想ありがとうございます!
初の感想ですのでとても嬉しいです
これからの話の展開に期待していてください(笑)
これからも頑張りますのでお願いします!