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【REVERSE】復讐レイプ
③挿れて
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「はは、本当に言った。悔しくないんです?」
しかし、吉良の期待とは裏腹に、振動は弱まる。
ぼろぼろのプライドを捨てて懇願したというのに、どうして。吉良は悔しさで唇を噛んだ。
「どうせなら、こっちでイかせてあげますよ」
桐島はガチャガチャと金属音を立ててベルトを外す。そしてスラックスと下着をずり下げて、既に大きくなった性器を露わにした。
汚らしい。気持ち悪い。
本来の自分ならそう思い、拒絶するはずだ。それなのに、薬で馬鹿になった頭は、それを目にした途端、期待で満ち溢れてしまう。早くそれが欲しくて堪らない。見ただけでナカがひくひくと収縮して、挿入されているバイブを圧迫する。
心も体も桐島のモノを欲しがっているのだ。そんな自分を、僅かに残る理性が罵倒する。こんな男に屈してたまるか、と。
「でも、まだダメ」
ふっ、と桐島が鼻を鳴らす。サディスティックな笑みを浮かべて。吉良は困惑して、潤んだ瞳で桐島を見つめてしまった。まるで強請るかのように。
「口で上手にできたら入れてあげます」
縛られて仰向けで寝かされている吉良の身体を掴むと、そのままひっくり返し、四つん這いのような格好にする。仰向けで秘部を晒すような格好も相当な羞恥であったが、四つん這いはそれ以上に羞恥心を掻き立てる。顔がカッと熱くなるのを感じた。
身体の向きを変えたせいで、またナカの玩具の当たる位置が変わる。ぎりぎり達することのできない快感は、苦痛以外の何物でもなかった。
「舐めて」
桐島の性器が眼前に差し出される。その濃い男の匂いに頭がクラリとした。
こんな汚いもの、冗談じゃない。理性は頭の片隅でそう訴える。しかし、薬でおかしくなった頭はまともな判断を下さない。
早くこれを口に含みたい。口いっぱいに頬張り、しゃぶりつきたい。
そんな感情に支配された吉良は口を大きく開け、ぱくりと亀頭をくわえ込む。そのまましゃぶりついた。口の中に広がる苦味に眉根を寄せながらも、夢中で舌を動かし吸い付く。もっと欲しいというように。
「すごいなこのドラッグ。吉良さんもこんなになるんだ」
桐島は笑いながら、吉良の後頭部を押さえつけた。ソレがぐっと押し込まれ、喉の奥にまで入り込んでくる。
「ん、ぐぅ、……っ!」
縛られた身体ではどう足掻いても抵抗することはできない。息苦しさにえずきそうになるも、歯を立てないように必死に耐えた。
「あー……気持ちいい……」
桐島は吉良の口を犯し続ける。口内を好き勝手に蹂躙され、呼吸ができない。
苦しい。
けれど、何故か心地良い。
「あ、……出そう」
「んっ⁈ んぅっ!」
後頭部を掴まれ、より一層深くまで押し込まれる。息ができなくて、意識が遠のいていく。このまま窒息死するんじゃないかと思うほどの苦しみに襲われる。
どくん、と脈打つ感覚がした。それと同時に、熱いものが勢いよく流し込まれた。吉良は口の中に出されたものを、そのままごくりと飲み干す。
「あは、吉良さん飲んだんですか? 変態だな」
そう言われて、羞恥心からまた顔が赤くなるのを感じた。こんなもの、飲むなんてありえない。理性のある自分ならすぐに吐き出していただろう。しかし、動物のように発情してしまっているこの身体は、咥内に出された白濁さえ体内に取り込みたいと思ってしまう。咥内に広がるこの雄の匂いが、また吉良の興奮を掻き立てる。
「……欲しいですか、これ?」
がっと、髪の毛を掴まれ顔を上げさせられる。桐島は吉良の瞳を覗き込むと、嘲るように笑う。
悔しい。この男に好きにされていることが。おかしくなっているこの頭でも、一応そういう感情は残っている。しかしそんな感情は、何倍にも膨れ上がった欲望に勝つことなどできない。
「はやく……」
俯いたまま、ぽつりとつぶやく。恥ずかしさと悔しさで、桐島の目を見ることはできない。相変わらずナカの玩具は弱く振動したままで、もう身体は限界だった。
「この期に及んでまだそんな態度なんです?」
桐島が鼻を鳴らす。
「『入れてください』ってカメラ見ながら言ってくださいよ」
桐島がスマホのレンズをこちらに向ける。ピコン、と録画が始まる音が聞こえた。
吉良はグラグラと揺れる視界の中、桐島を睨みつける。そんな屈辱的な言葉、言えるわけがない。しかもそんな姿をカメラに収められるなんて。僅かに残ったプライドが、そう反発する。
「言えよ」
桐島が低く命じる。桐島のこんな声は今までに聞いたことがない。背中がぞくりと震えた気がした。
「……て、ください」
しかし、もう限界だった。理性もプライドも、身体の欲求には勝てない。
「聞こえないって」
吉良は覚悟を決めて、口を開く。
「……挿れてください」
「お願いします、でしょう?」
「……お、ねがい……します……いれ、てください」
絞り出すような声でそう言った。自分の声を鼓膜が拾い、まともに働かなくなった頭を羞恥心が埋め尽くす。
「はは、本当に言った。恥ずかしくないんですか?」
「ああっ!」
ナカを犯し続けていたバイブが一気に引き抜かれる。ローションがドロドロと孔からこぼれ落ちていく感覚に身震いする。
「いいですよ。挿れてあげます」
桐島が持っていたスマホをベッドサイドのテーブルに投げ捨てる。そしてハサミをつかむと、桐島は両手足の自由を奪っていたロープを切断した。自由になった手足を動かそうとするが、まともに力が入らない。縛られてすらいないのに抵抗できない自分の身体が憎い。
「あ、……」
腰を後ろに引かれたと思ったら、後孔に熱いものがあてがわれた。
「う、ああーーーーっ!」
それが入ったと思ったら、そのまま勢いよく最奥まで一気に突かれた。その瞬間、強烈な快感が身体を駆け抜ける。どくん、と自身の性器が脈を打った。
「あれ? もうイッちゃったんです?」
桐島の笑い声が聞こえる。吉良は熱った顔をシーツに埋めた。あんなに達することを望んでいたのに、いざイかされると強烈な敗北感に襲われてしまう。
こんな男に、どうして俺が。
「まぁ、僕がまだなんで」
「ああっっ!」
腰を掴まれたかと思うと、後ろからガツガツと激しい挿抜がはじまった。容赦なくナカを責め立てられ、目の前にチカチカと星が舞う。
先ほど達したばかりの身体は、すぐに快感を拾ってしまう。前立腺を擦られるたび、甘い痺れが全身を支配し、開けっぱなしになった口からは嬌声が漏れ出て止まらない。
「はっ……ああ……っ!」
「っ……すごい締め付け」
桐島はそう言うと、更に激しく抽送を繰り返す。ばちゅん、という水音が部屋に響き渡る。その音さえも興奮材料となり、吉良の身体はどんどん高められていく。
「ま、っ……イっ……ああーーーっ‼︎」
びくん、と大きく身体が跳ねる。同時に、また絶頂を迎えた。白濁がシーツを汚していく。
「吉良さんがこんな淫乱だなんて、知らなかったな」
蔑むような笑い声にまた羞恥心が煽られる。
ちがう。全ては身体に投与されたドラッグのせいだ。
自分の意思ではない。
吉良はそう自分に言い聞かせる。
「やめ、……待っ、て……!」
吉良が達しても桐島は挿抜をやめたりはしない。むしろ、どんどんと激しくなっていく。顔を埋めている白いシーツに、じわじわと生理的な涙が染み込んでいく。
「あ、……っ」
肩を強く掴まれたと思ったら、くるりと仰向けに転がされた。
桐島の白くて細い指が、吉良の顎を掴つかむ。そして抵抗する間もなく、唇が重ねられた。ぬるりと唾液を纏った舌を差し込まれる。反射的に抵抗しようとするも、力が入らずされるがままになってしまう。口の中を蹂躙され、酸欠で頭がくらくらする。
「んっ……ふっ……」
角度を変えながら何度も繰り返される濃厚な口付けに、思考が奪われていく。
やっと解放された時には、もう完全に身体の力は抜けてしまっていた。
「キスされても気持ちよくなるんだ。僕なんかにされてるのに」
ちがう。自分の意思じゃない。全部お前が打った薬のせいだ。
そう反論しようとした時、再び桐島のモノがナカを犯し始めた。
「あっ……っ! う、あ……!」
正常位の形で繋がったまま、桐島は激しく腰を振り始めた。全身に電流が走るような快感に犯される。自分の身体が自分のものでなくなってしまったような感覚。
快感の裏で、恐怖も感じる。
こわい。すべてが。
「や、ぁああ……っ‼︎」
気づけば、自信に覆い被さる桐島の身体に縋り付いていた。脚を背中に絡ませて密着する。桐島の体温と自分の体温がじんわりと混ざっていく。彼の背中に爪を立て必死に快感に耐えた。
「僕なんかに犯されてイくんですね」
耳元で囁かれた瞬間、目の前が真っ白になった。
そして何回目か分からない絶頂を迎える。
「……んっ!」
その締め付けによって、桐島もまた吉良の中に精を放つ。熱いものが注がれている感覚にも、吉良はびくびくと身体を震わせた。
「気持ちよかったですか?」
悔しい。ただただ悔しい。
屈辱で死にそうだ。
いっそ、今すぐ死んでしまいたい。回らない頭でそう思った。
「でも僕はまだ足りないんで」
桐島がまた、悪魔のような笑みを浮かべた。
再び桐島のモノが吉良のナカを穿つ。中のローションと桐島の精液が混ざり合い、淫猥な水音を立てる。
激しく結腸を突かれて、吉良の全身は情けないくらいに痙攣した。そんな様子を見て、桐島は馬鹿にしたように笑う。
「ひ、ぅ……」
突然、胸の突起を摘まれ、勝手に身体が跳ねる。ジンジンと痛いような刺激も、今はただ気持ちがいい。ナカを疲れながら胸も触られ、もう訳がわからなくなった。
桐島が胸の突起に吸い付く。生暖かい粘膜に包まれ、ぞくりと背筋が粟立った。
「やっ……ああっ!」
強く吸われれば腰のあたりが痺れ、勝手に喘ぎ声が漏れてしまう。
「ひ……あっ!」
カリ、と桐島が突起に歯を立てた瞬間、吉良の身体は大きく跳ねた。その反応に満足したのか、桐島は吉良の右の胸にしゃぶりついたまま、左の突起を指で弾いた。両方の敏感な箇所を同時に責められながらナカ犯され、吉良の理性はどんどんと削られていく。
だめだ、このままでは本気でおかしくなってしまう。早く終わってくれ。
しかしそんな自分の願いとは裏腹に、桐島は更に激しく抽送を繰り返す。
「あっ……あああっ!」
ごちゅん、と最奥まで突き上げられ、吉良は悲鳴を上げる。その声には、もはや抵抗の意思など微塵もなかった。
「いけよ」
「う、ああーーっ!」
どぷ、と吉良は射精する。それはもはや勢いのない、どろりとしたものだった。
「はは、またイっちゃったんだ。本当に吉良さんだと思えないな……」
うるさい黙れ。
顔面を殴りつけてやりたい衝動に駆られるが、否定する言葉を発する気力さえもうない。
「可愛いですよ、吉良さん」
そう言って桐島は吉良の髪を優しく撫でた。
再び律動が始まる。まだ余韻が抜けていない身体は、それだけで再び熱を持ち始める。
「っ……! んっ……」
また快感に堕とされる恐怖を感じながらも、全く抵抗できなかった。身体にまったく力が入らない。
ガツガツと荒々しい挿抜が繰り返される。奥も前立腺も強く刺激され、身体がのけぞっていく。ビリビリと電気が走るような感覚が身体を支配する。
「あっ、あーーっ!」
身体が大きく跳ねる。性器から何かが出た感触はない。ドライオーガズムだったのか、出るものがなかったのか、それは分からない。考える余裕などなかった。
「い、きそ……!」
桐島が吐息混じりにそう呟いた。その瞬間、ナカに挿れられた性器がどくりと拍動する。そして温かいものが体内に注がれていく。
息が苦しい。自分の呼吸は、もはやマラソンを完走した走者のようだった。
しかし、吉良の期待とは裏腹に、振動は弱まる。
ぼろぼろのプライドを捨てて懇願したというのに、どうして。吉良は悔しさで唇を噛んだ。
「どうせなら、こっちでイかせてあげますよ」
桐島はガチャガチャと金属音を立ててベルトを外す。そしてスラックスと下着をずり下げて、既に大きくなった性器を露わにした。
汚らしい。気持ち悪い。
本来の自分ならそう思い、拒絶するはずだ。それなのに、薬で馬鹿になった頭は、それを目にした途端、期待で満ち溢れてしまう。早くそれが欲しくて堪らない。見ただけでナカがひくひくと収縮して、挿入されているバイブを圧迫する。
心も体も桐島のモノを欲しがっているのだ。そんな自分を、僅かに残る理性が罵倒する。こんな男に屈してたまるか、と。
「でも、まだダメ」
ふっ、と桐島が鼻を鳴らす。サディスティックな笑みを浮かべて。吉良は困惑して、潤んだ瞳で桐島を見つめてしまった。まるで強請るかのように。
「口で上手にできたら入れてあげます」
縛られて仰向けで寝かされている吉良の身体を掴むと、そのままひっくり返し、四つん這いのような格好にする。仰向けで秘部を晒すような格好も相当な羞恥であったが、四つん這いはそれ以上に羞恥心を掻き立てる。顔がカッと熱くなるのを感じた。
身体の向きを変えたせいで、またナカの玩具の当たる位置が変わる。ぎりぎり達することのできない快感は、苦痛以外の何物でもなかった。
「舐めて」
桐島の性器が眼前に差し出される。その濃い男の匂いに頭がクラリとした。
こんな汚いもの、冗談じゃない。理性は頭の片隅でそう訴える。しかし、薬でおかしくなった頭はまともな判断を下さない。
早くこれを口に含みたい。口いっぱいに頬張り、しゃぶりつきたい。
そんな感情に支配された吉良は口を大きく開け、ぱくりと亀頭をくわえ込む。そのまましゃぶりついた。口の中に広がる苦味に眉根を寄せながらも、夢中で舌を動かし吸い付く。もっと欲しいというように。
「すごいなこのドラッグ。吉良さんもこんなになるんだ」
桐島は笑いながら、吉良の後頭部を押さえつけた。ソレがぐっと押し込まれ、喉の奥にまで入り込んでくる。
「ん、ぐぅ、……っ!」
縛られた身体ではどう足掻いても抵抗することはできない。息苦しさにえずきそうになるも、歯を立てないように必死に耐えた。
「あー……気持ちいい……」
桐島は吉良の口を犯し続ける。口内を好き勝手に蹂躙され、呼吸ができない。
苦しい。
けれど、何故か心地良い。
「あ、……出そう」
「んっ⁈ んぅっ!」
後頭部を掴まれ、より一層深くまで押し込まれる。息ができなくて、意識が遠のいていく。このまま窒息死するんじゃないかと思うほどの苦しみに襲われる。
どくん、と脈打つ感覚がした。それと同時に、熱いものが勢いよく流し込まれた。吉良は口の中に出されたものを、そのままごくりと飲み干す。
「あは、吉良さん飲んだんですか? 変態だな」
そう言われて、羞恥心からまた顔が赤くなるのを感じた。こんなもの、飲むなんてありえない。理性のある自分ならすぐに吐き出していただろう。しかし、動物のように発情してしまっているこの身体は、咥内に出された白濁さえ体内に取り込みたいと思ってしまう。咥内に広がるこの雄の匂いが、また吉良の興奮を掻き立てる。
「……欲しいですか、これ?」
がっと、髪の毛を掴まれ顔を上げさせられる。桐島は吉良の瞳を覗き込むと、嘲るように笑う。
悔しい。この男に好きにされていることが。おかしくなっているこの頭でも、一応そういう感情は残っている。しかしそんな感情は、何倍にも膨れ上がった欲望に勝つことなどできない。
「はやく……」
俯いたまま、ぽつりとつぶやく。恥ずかしさと悔しさで、桐島の目を見ることはできない。相変わらずナカの玩具は弱く振動したままで、もう身体は限界だった。
「この期に及んでまだそんな態度なんです?」
桐島が鼻を鳴らす。
「『入れてください』ってカメラ見ながら言ってくださいよ」
桐島がスマホのレンズをこちらに向ける。ピコン、と録画が始まる音が聞こえた。
吉良はグラグラと揺れる視界の中、桐島を睨みつける。そんな屈辱的な言葉、言えるわけがない。しかもそんな姿をカメラに収められるなんて。僅かに残ったプライドが、そう反発する。
「言えよ」
桐島が低く命じる。桐島のこんな声は今までに聞いたことがない。背中がぞくりと震えた気がした。
「……て、ください」
しかし、もう限界だった。理性もプライドも、身体の欲求には勝てない。
「聞こえないって」
吉良は覚悟を決めて、口を開く。
「……挿れてください」
「お願いします、でしょう?」
「……お、ねがい……します……いれ、てください」
絞り出すような声でそう言った。自分の声を鼓膜が拾い、まともに働かなくなった頭を羞恥心が埋め尽くす。
「はは、本当に言った。恥ずかしくないんですか?」
「ああっ!」
ナカを犯し続けていたバイブが一気に引き抜かれる。ローションがドロドロと孔からこぼれ落ちていく感覚に身震いする。
「いいですよ。挿れてあげます」
桐島が持っていたスマホをベッドサイドのテーブルに投げ捨てる。そしてハサミをつかむと、桐島は両手足の自由を奪っていたロープを切断した。自由になった手足を動かそうとするが、まともに力が入らない。縛られてすらいないのに抵抗できない自分の身体が憎い。
「あ、……」
腰を後ろに引かれたと思ったら、後孔に熱いものがあてがわれた。
「う、ああーーーーっ!」
それが入ったと思ったら、そのまま勢いよく最奥まで一気に突かれた。その瞬間、強烈な快感が身体を駆け抜ける。どくん、と自身の性器が脈を打った。
「あれ? もうイッちゃったんです?」
桐島の笑い声が聞こえる。吉良は熱った顔をシーツに埋めた。あんなに達することを望んでいたのに、いざイかされると強烈な敗北感に襲われてしまう。
こんな男に、どうして俺が。
「まぁ、僕がまだなんで」
「ああっっ!」
腰を掴まれたかと思うと、後ろからガツガツと激しい挿抜がはじまった。容赦なくナカを責め立てられ、目の前にチカチカと星が舞う。
先ほど達したばかりの身体は、すぐに快感を拾ってしまう。前立腺を擦られるたび、甘い痺れが全身を支配し、開けっぱなしになった口からは嬌声が漏れ出て止まらない。
「はっ……ああ……っ!」
「っ……すごい締め付け」
桐島はそう言うと、更に激しく抽送を繰り返す。ばちゅん、という水音が部屋に響き渡る。その音さえも興奮材料となり、吉良の身体はどんどん高められていく。
「ま、っ……イっ……ああーーーっ‼︎」
びくん、と大きく身体が跳ねる。同時に、また絶頂を迎えた。白濁がシーツを汚していく。
「吉良さんがこんな淫乱だなんて、知らなかったな」
蔑むような笑い声にまた羞恥心が煽られる。
ちがう。全ては身体に投与されたドラッグのせいだ。
自分の意思ではない。
吉良はそう自分に言い聞かせる。
「やめ、……待っ、て……!」
吉良が達しても桐島は挿抜をやめたりはしない。むしろ、どんどんと激しくなっていく。顔を埋めている白いシーツに、じわじわと生理的な涙が染み込んでいく。
「あ、……っ」
肩を強く掴まれたと思ったら、くるりと仰向けに転がされた。
桐島の白くて細い指が、吉良の顎を掴つかむ。そして抵抗する間もなく、唇が重ねられた。ぬるりと唾液を纏った舌を差し込まれる。反射的に抵抗しようとするも、力が入らずされるがままになってしまう。口の中を蹂躙され、酸欠で頭がくらくらする。
「んっ……ふっ……」
角度を変えながら何度も繰り返される濃厚な口付けに、思考が奪われていく。
やっと解放された時には、もう完全に身体の力は抜けてしまっていた。
「キスされても気持ちよくなるんだ。僕なんかにされてるのに」
ちがう。自分の意思じゃない。全部お前が打った薬のせいだ。
そう反論しようとした時、再び桐島のモノがナカを犯し始めた。
「あっ……っ! う、あ……!」
正常位の形で繋がったまま、桐島は激しく腰を振り始めた。全身に電流が走るような快感に犯される。自分の身体が自分のものでなくなってしまったような感覚。
快感の裏で、恐怖も感じる。
こわい。すべてが。
「や、ぁああ……っ‼︎」
気づけば、自信に覆い被さる桐島の身体に縋り付いていた。脚を背中に絡ませて密着する。桐島の体温と自分の体温がじんわりと混ざっていく。彼の背中に爪を立て必死に快感に耐えた。
「僕なんかに犯されてイくんですね」
耳元で囁かれた瞬間、目の前が真っ白になった。
そして何回目か分からない絶頂を迎える。
「……んっ!」
その締め付けによって、桐島もまた吉良の中に精を放つ。熱いものが注がれている感覚にも、吉良はびくびくと身体を震わせた。
「気持ちよかったですか?」
悔しい。ただただ悔しい。
屈辱で死にそうだ。
いっそ、今すぐ死んでしまいたい。回らない頭でそう思った。
「でも僕はまだ足りないんで」
桐島がまた、悪魔のような笑みを浮かべた。
再び桐島のモノが吉良のナカを穿つ。中のローションと桐島の精液が混ざり合い、淫猥な水音を立てる。
激しく結腸を突かれて、吉良の全身は情けないくらいに痙攣した。そんな様子を見て、桐島は馬鹿にしたように笑う。
「ひ、ぅ……」
突然、胸の突起を摘まれ、勝手に身体が跳ねる。ジンジンと痛いような刺激も、今はただ気持ちがいい。ナカを疲れながら胸も触られ、もう訳がわからなくなった。
桐島が胸の突起に吸い付く。生暖かい粘膜に包まれ、ぞくりと背筋が粟立った。
「やっ……ああっ!」
強く吸われれば腰のあたりが痺れ、勝手に喘ぎ声が漏れてしまう。
「ひ……あっ!」
カリ、と桐島が突起に歯を立てた瞬間、吉良の身体は大きく跳ねた。その反応に満足したのか、桐島は吉良の右の胸にしゃぶりついたまま、左の突起を指で弾いた。両方の敏感な箇所を同時に責められながらナカ犯され、吉良の理性はどんどんと削られていく。
だめだ、このままでは本気でおかしくなってしまう。早く終わってくれ。
しかしそんな自分の願いとは裏腹に、桐島は更に激しく抽送を繰り返す。
「あっ……あああっ!」
ごちゅん、と最奥まで突き上げられ、吉良は悲鳴を上げる。その声には、もはや抵抗の意思など微塵もなかった。
「いけよ」
「う、ああーーっ!」
どぷ、と吉良は射精する。それはもはや勢いのない、どろりとしたものだった。
「はは、またイっちゃったんだ。本当に吉良さんだと思えないな……」
うるさい黙れ。
顔面を殴りつけてやりたい衝動に駆られるが、否定する言葉を発する気力さえもうない。
「可愛いですよ、吉良さん」
そう言って桐島は吉良の髪を優しく撫でた。
再び律動が始まる。まだ余韻が抜けていない身体は、それだけで再び熱を持ち始める。
「っ……! んっ……」
また快感に堕とされる恐怖を感じながらも、全く抵抗できなかった。身体にまったく力が入らない。
ガツガツと荒々しい挿抜が繰り返される。奥も前立腺も強く刺激され、身体がのけぞっていく。ビリビリと電気が走るような感覚が身体を支配する。
「あっ、あーーっ!」
身体が大きく跳ねる。性器から何かが出た感触はない。ドライオーガズムだったのか、出るものがなかったのか、それは分からない。考える余裕などなかった。
「い、きそ……!」
桐島が吐息混じりにそう呟いた。その瞬間、ナカに挿れられた性器がどくりと拍動する。そして温かいものが体内に注がれていく。
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