候爵令嬢は楽して生きたい

オカピ

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1章

目標と言われて一番に思いつくものは前世で両親が言っていた言葉だ。
「幸せになってね」

私はこれまでこの言葉を励みに生きてきた。

辛かった時この言葉を思い出して幸せになるまで頑張ろうとしてきた。

だからこれが目標でもいいんじゃないかと思う。

そこまで考えて私は今更ながら当たり前のことに気づいた。
私はこの目標で、私を好きになれただろうか?

なれなかった。
それどころか何でこんなに努力しているのに幸せになれないんだろうと自己嫌悪に陥った。

今私が決めようとしている目標は
私が私を好きになる為の目標だ

…この目標はやめたほうが良いな。

じゃあ何にしよう?
私は、ふと私がなれたら良いなと思った人物が頭に浮かんだ。
母だ。

そういえば何で私は母に様な人になりたいと思ったのだろう
明るいから 楽しそうだから
それもあるけれどもっと根本的な理由

毎日本当に幸せそうだからだ。
母があんなに幸せそうな理由…
私はある会話を思い出した。

~1日前~
『奥様は悩みがなさそうですよね』
何度も部屋に戻れと言っているのに、戻らないどころか私を見つめて満面の笑みを浮かべている母を見てメイドさんが皮肉を込めてそういった。

『ええ、悩みなんか無いわよ
毎日ハッピ~』
メイドさんの皮肉に気づいているのかいないのか母はのんきな声でそう答える

『どうやったらそんなに悩まなくなるのか是非ともご教授願いたいものですね』
メイドさんは母を追撃する。

『あら~簡単よ
難しい事や面倒くさい事は他人に任せて楽をして生きれば良いだけよ』

母がそう言い終わった瞬間
ムキムキマッチョメイドさんが
母の後ろから瞬時に現れ
母は連行されていった。


恐らく母が幸せそうなのは
難しい事や面倒くさい事は他人に任せて楽をして生きているからだろう。

このままじゃ長いので省略しよう。
楽をして生きてみるだと目標っぽくないから、楽して生きる


楽して生きる

語呂がすごく良い。
目標はこれに決定!!

よし!!私、今世では楽して生きよう

テキトーだって?
眠いから仕方ない。 
赤ちゃんは本当に体力が無いなぁ

それにこの目標なら実際幸せになれそうだしいいでしょ。

0歳4日 
こうして私シャルロット・ミトラスの
人生の目標そして私が私を好きになる為の目標が決まった

そうとなれば将来、楽する為に今のうちにたくさん勉強して貴族のとしての
マナーとかを完璧にしておこう!!

ただこの時の私は気づかなかった事があったのだ
そう、将来楽するために勉強するのは良いが0歳の私に勉強する機会なんて
無いに等しいことに
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