候爵令嬢は楽して生きたい

オカピ

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1章

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「わたし、けんのおけいこしたい!!」

その言葉を発した瞬間室内が氷ついたように静かになる。

「「「絶対ダメ」」」

うわ~3人ダブった…

しかも顔の圧が凄い
そんな顔したらせっかくの美型が台無しだよ

「わたしつよくなりたいの!!亅

「シャルちゃんが強くならなくても私が守るから大丈夫よ!!」

「イヤ、ルーシャの事もシャルロットの事も俺が守るから大丈夫だ」

「流石ブルーノ様世界一カッコイイわ!!」

唐突に惚気けられた…

「癪ですが今回ばかりは奥様と同意です」

アリーさん私の発言にテンパってるのかお母様に同意するの癪とか言ってるよ
私はアリーさんがクビにならないか心配だわ
まぁクビにならないだろうけど

「でっでも、もしわたしがひとりのときにおそわれたとしてもたいしょできるようにしたいし」

「一人にさせない様に徹底するので安心してください」

やっぱり手強い
くぅ…この手は使いたくなかったけど仕方ない

「おかーさまとおとーさまとありーさんが、わたしのことまもってくれるみたいにわたしもみんなのことまもりたいの…だめ?」

袖をもじもじして上目遣い攻撃!!

これは過保護なお母様とアリーさんには効果抜群なはず。

「なっ…シャルちゃんずるいわ
そんな事言われたら許可したくなっちゃうじゃない!!」

「シャルロット様が可愛すぎる」

予想どおり
お母様とアリーさんは顔を真っ赤にして悶絶している。

フッフッフッ
私は自分の立場を利用する悪い子なのだ!!

よしっ後もうひと押しでいける
…と思ったその時、唯一表情をピクリとも動かさなかった『彼』が静かに口を開けた

「ダメだ」

「うえっ」

ここでまさかのお父様からダメのお言葉いただきましたー!!

マズイ…これはマズイ

「なんで?」

「いいか…シャルロット剣の先生と言うのは男が多いんだ」

「だから?」

イマイチ話が掴めない

「だからシャルロットのことその剣の先生が好きになってしまうかもしれ無いだろ!!」

「はい?」

この父親…もしかして親バカ?
それもかなりの。

「いや、おとーさまなにいってるの?わたし1さいだよ?」

女の魅力の欠片も無い年齢ですけど

というかロリコンじゃ無かったらまず恋愛対象に入らない年齢だよね。
ロリコンでもちょっと厳しいよ…

ロリコンじゃないから分かんないけど

「シャルちゃん愛に年齢は関係無いのよ!!それに、こんなに可愛いシャルちゃんを放っておく男性なんて存在しないわ」

お母様が復活してしまった…

愛に年齢は関係無いって良い言葉だけど今は使わないで欲しかったなぁ

もうだめだ
完全に詰んだ
アリーさんも復活してお母様の後ろで首がもげそうなくらい激しく頷いてるし

うう~どうしようこのままじゃ竜を倒すなんて夢のまた夢だよ

軽く涙目になってきた…

でもコレが過保護三人衆には良かった様で

「シャルロット様!?」

「泣いてるの!?ゴメンねっ、私シャルちゃんがそんなに剣のお稽古したいって思ってなくて!!
もうわかった剣のお稽古つけていいから!!だから泣かないで」

「お稽古の先生は女性ならまぁ…」

こうして私は剣のお稽古をつけて貰えるようになった

今回1番衝撃的だったのはお父様が親バカだった事だ…親バカ(過保護)は周りに3人もいらない
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