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12 おまけ . お師匠様と僕のある日
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もしも、お師匠様がボムギュの洗脳に成功していたら…そんなお話。
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「お師匠様ぁ、どこですかぁ」
朝のお勤めも終わり、僕はお師匠様を探しておりました。おそらくあそこにいるだろう…いつものことなので見当はついていましたが、やはり今日も、お花畑でごろんと寝そべるそのお姿を見つけました。
「おぉ ボムギュ。もう終わったのかい」
「はい。ですので、その、お師匠様の…おそばにいたいと思いまして」
ぽっ…今の僕は頬が赤く色付いているのでしょうか。「そうかい、ご苦労さん。ほら、おいで」と、にっこりほほえむお師匠様に、僕の心の臓は今日も忙しいようです。お言葉に甘えて横に座らせて頂くと、お師匠様は身体を起こしました。
「ボムギュや、今日はこのお花畑というのもいいと思わんか」
お前さんも大好きじゃろう?僕は一瞬ぽかんとして、あぁ…と悟ります。
「お花は好きですが…外はなんとなく落ち着かないものですね」
「ここにはわしとお前さんしかおらん」
お師匠様はとても素敵な笑顔のお方です。けれどなかなかのど助平、と僕は思います。
「鯉がおりますよ、鯉が。僕のお尻が鯉に見られてもよろしいのですか?」
そりゃいかん。お師匠様は僕をひょいと抱き抱え、足早に寝床へと向かって行くようです。普段の歩みは亀のようにのろいのですが、こういう時だけは兎顔負けになります。
「お師匠様…午後からのお勤めが出来なくなりますよ」
「また明日にすればいい。時間ならいくらでもあるわい」
着くなり僕の着物を脱がせようとしてきたので、「お師匠様、身体を清めてきます」「構わん」「僕、汗をかいております。厠にも何度も行きました」「わしはその方が好きじゃ」押し問答の果てに、僕はお師匠様の頬をぺちんと叩きました。そうしますとしゅんとして、渋々お風呂を用意してくれるのです。
が、今日のお師匠様は一味違いました。ぴとっと僕にくっついて、こちらが首を縦に振るまで離さないようでした。
「お、お師匠様ぁ?」
「…………… (ぎゅっ) 」
とうとう根負けした僕は、渋々その重い愛を受け取ることにしました。
とは言え、お師匠様はとてもお優しく抱いて下さります。その陽物はとても大きく、僕の後門にはなかなか入らないのですが、「ボムギュ、ゆっくり息を吸うんじゃぞ。わしがしっかり支えておるからの、力を抜いて楽にしなさい」なんて調子で…なんだか愛の営みというよりは、救助訓練とでもいいましょうか。でも、そんなことは口が裂けても言えません。それに僕自身、嫌いじゃないというか…必死なお師匠様がちょっぴり可愛かったりするのでした。
「はぁ、はぁ…おっ、おししょうしゃまっ、ちゅうしてくだひゃい…っ」
「おっ…おぉぉぉおぅぅぉもっ、もちろんじゃっ!ち、ちゅうぅぅッッ」
こっそり言うと、お師匠様の口吸いは全くもって華がありません。真っ正面からぶつかってくるおじいちゃんのちゅう。ちゅっ、むちゅっ、むちゅちゅちゅちゅ…でも、僕はそれが好きだったりします。
「ボムギュぅ…愛しておる…ボムギュぅ、ボムギュ、ボムギュ…」
僕は一日のうちで、このひとときをとても大切にしております。おそばにいられるだけでももったいないというのに、お師匠様に愛して頂けるなんて…幸せ者でございます。
ーーーーーーーーーー
ありがとうございました( *´灬`* )♡
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「お師匠様ぁ、どこですかぁ」
朝のお勤めも終わり、僕はお師匠様を探しておりました。おそらくあそこにいるだろう…いつものことなので見当はついていましたが、やはり今日も、お花畑でごろんと寝そべるそのお姿を見つけました。
「おぉ ボムギュ。もう終わったのかい」
「はい。ですので、その、お師匠様の…おそばにいたいと思いまして」
ぽっ…今の僕は頬が赤く色付いているのでしょうか。「そうかい、ご苦労さん。ほら、おいで」と、にっこりほほえむお師匠様に、僕の心の臓は今日も忙しいようです。お言葉に甘えて横に座らせて頂くと、お師匠様は身体を起こしました。
「ボムギュや、今日はこのお花畑というのもいいと思わんか」
お前さんも大好きじゃろう?僕は一瞬ぽかんとして、あぁ…と悟ります。
「お花は好きですが…外はなんとなく落ち着かないものですね」
「ここにはわしとお前さんしかおらん」
お師匠様はとても素敵な笑顔のお方です。けれどなかなかのど助平、と僕は思います。
「鯉がおりますよ、鯉が。僕のお尻が鯉に見られてもよろしいのですか?」
そりゃいかん。お師匠様は僕をひょいと抱き抱え、足早に寝床へと向かって行くようです。普段の歩みは亀のようにのろいのですが、こういう時だけは兎顔負けになります。
「お師匠様…午後からのお勤めが出来なくなりますよ」
「また明日にすればいい。時間ならいくらでもあるわい」
着くなり僕の着物を脱がせようとしてきたので、「お師匠様、身体を清めてきます」「構わん」「僕、汗をかいております。厠にも何度も行きました」「わしはその方が好きじゃ」押し問答の果てに、僕はお師匠様の頬をぺちんと叩きました。そうしますとしゅんとして、渋々お風呂を用意してくれるのです。
が、今日のお師匠様は一味違いました。ぴとっと僕にくっついて、こちらが首を縦に振るまで離さないようでした。
「お、お師匠様ぁ?」
「…………… (ぎゅっ) 」
とうとう根負けした僕は、渋々その重い愛を受け取ることにしました。
とは言え、お師匠様はとてもお優しく抱いて下さります。その陽物はとても大きく、僕の後門にはなかなか入らないのですが、「ボムギュ、ゆっくり息を吸うんじゃぞ。わしがしっかり支えておるからの、力を抜いて楽にしなさい」なんて調子で…なんだか愛の営みというよりは、救助訓練とでもいいましょうか。でも、そんなことは口が裂けても言えません。それに僕自身、嫌いじゃないというか…必死なお師匠様がちょっぴり可愛かったりするのでした。
「はぁ、はぁ…おっ、おししょうしゃまっ、ちゅうしてくだひゃい…っ」
「おっ…おぉぉぉおぅぅぉもっ、もちろんじゃっ!ち、ちゅうぅぅッッ」
こっそり言うと、お師匠様の口吸いは全くもって華がありません。真っ正面からぶつかってくるおじいちゃんのちゅう。ちゅっ、むちゅっ、むちゅちゅちゅちゅ…でも、僕はそれが好きだったりします。
「ボムギュぅ…愛しておる…ボムギュぅ、ボムギュ、ボムギュ…」
僕は一日のうちで、このひとときをとても大切にしております。おそばにいられるだけでももったいないというのに、お師匠様に愛して頂けるなんて…幸せ者でございます。
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ありがとうございました( *´灬`* )♡
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