義妹ビッチと異世界召喚

Merle

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2章

37-2. 竜の魔術 ロイド

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 俺は咄嗟に辺りを見回す。勿論、声の主を探すためだが、いまの声は横穴全体にわんわんと木霊したため、声の発生源はまったく掴めない。この場にいるのは俺たちと竜と、その竜の背後にいるはずの有瓜だけだ。
 ――いや、本当にそうか?
 竜の巨躯で隠れているのが有瓜だけだと、どうして決めつけられる? もう一人、この声の主が隠れているのではないか? 回り込んで確かめなければならない。有瓜が本当に、そこにいるのかを確かめるためにも。

『我々に争いの必要はない』

 再びの声。やはりわんわんと響き、声の出所を辿らせない。だが、姿が見えないということは、死角にいるということの証明だ。竜の背後に回り込んで確かめる――。

『む……うぬらはもしや、声を発すがわれだと気づいておらぬのか?』
「……どういうことだ?」

 俺は思わず聞き返した。それは空洞を圧する謎の声とは比べものにならないほどの小声だったが、声の主は答えてくれた。

『声を発しておるのは吾だ。汝らの前にある吾だ。汝らがドラゴンと呼びしものぞ』
「……どういうことだ?」

 同じ言葉を繰り返してしまった。周りを見れば、戦士ゴブリンたちも動揺しているようだった。
 俺は傍らにいる神官を見やる。神官も顔に戸惑いを露わにしていたけれど、自分自身の考えをまとめるように言った

「シャーリー殿、アン殿ば言っとった竜ん話んなかさ、竜ば正直者に知恵ば授けるっつうんがありますたが……知恵ば授けるほど賢いんだば、人ん言葉さ喋れんば当然なんかもすれねすな」
「確かに、そうだな」

 姉妹がしてくれた話の中には、英雄だったか賢者だったかに叡智を授ける竜の話もあった。そのときは大急ぎで身支度を調えながらだったので深く考えなかったけれど、叡智を授ける竜が喋れないのはイメージに合わない。人語を喋れたほうが自然だろう。
 そのが狙ったかのようにこの地方の言葉なのも、この竜がこの辺りを縄張りにしていると考えれば、まあ納得できる。
 納得できないのは――

「けどさ、竜の口、動いていないぞ」

 俺がごく自然に声の主候補から竜を外していたのも、俺たちを見下ろす高さにある竜の恐竜じみた口蓋が動いていなかったからだ。
 竜はご丁寧に、この疑問にも答えてくれた。

『声を発するのを、口ではない。魔術だ。空気を振動させ、音を発生させる魔術ぞ』
「なるほど、魔術ね」

 便利な言葉だな、と思う。
 俺が知っている魔術は、神官が使う幾つかのものだけだ。この世界には他にも多種多様な魔術が存在するらしいが、俺はそれらを知らない。だから、音を発生させて会話するための魔術というのが本当にあるのかも分からない。
 俺は神官を一瞥する。

「こん竜ば魔術さ使ってんば、間違ぇねえだす。だはんで、おすらく本当んこた言っとぅと思ぇますだ」

 神官は魔術を使う際のが見える。というより、魔力を視る才能がなければ魔術は使えないらしい。その才能がある神官の言うことだから、きっと竜が魔術で喋っているのは本当なのだろう。
 でもそんなこと、究極的にはどうでもいいんだ。いま俺が聞きたいのは、誰が喋っているかではないんだ。

「喋っているのがおまえだろうと何だろうと、実際どうでもいいんだ。――有瓜はどこだ?」

 俺は竜を見上げて、声を張る。まだ恐怖で足は竦んでいるけれど、その恐怖を隅に押しやるほどの焦燥が俺を立たせていた。

『アルカ……名か。この娘の』

 竜が戦士ゴブリンほどもある後肢をゆっくり動かして、巨体を横にずらす。
 開けた視界に入ってきたのは、剥き出しの岩肌で仰向けに眠っている有瓜の姿だった。

「有瓜!」

 その姿が目に入った瞬間、俺は誰よりも早く有瓜に駆け寄っていた。さっきまで恐ろしかったはずの竜がすぐそこにいるのに、少しも気にならなかった。
 有瓜は全裸だったため、どこにも怪我をしていないことはすぐに確認できた。

「……え?」

 安堵の息が口を突いた直後、それがおかしいことに気がつく。
 俺は横にいる竜の足下を見やる。
 戦士ゴブリンの身体と同じ大きさの後肢。全長八メートルはありそうな大型トラック級の巨体からすると短足に見えるが、主な移動手段が皮翼による飛行なら、脚は身体を支えられればいいということなのだろう。だがそれでも、竜の巨体を支えるだけの筋力が具わっている脚の力が弱いはずがない。岩肌に食い込んでいる鉤爪が、捕らえた獲物を優しく包むようなものであるはずがない。
 だから、竜の鉤爪に捕らえらた有瓜に怪我がないのはおかしい。
 あのとき一瞬だが確かに見て、目に焼き付けた光景から考えるに、脇腹のあたりに穴が空いているはずだ。なのに、有瓜の身体にはどこにも怪我がなかった。念のために抱き起こして、身体の裏側も確かめたのだが、どこにも擦り傷ひとつ負っていなかった。呼吸や脈拍もしっかりしていて、有瓜はただ寝ているだけだった。

「どういうことだ……?」

 この短時間で同じ言葉ばかりを繰り返している気がする。
 怪我がないのはいいことなのだが、理由が分からないと素直に喜べない。

『その娘を傷つけてしまったが、吾が治した。余計であったか?』

 そう告げてきた竜の言葉は、それまでよりずっと音量が絞られていて、おかげで反響する音に頭を揺さぶられることなく落ち着いて聞き取れた。

「いや、適切な処置だった……」

 有瓜の無事が確認できたことで、脳裏を渦巻いていた恐怖や焦りも過ぎ去っていく。そうなって初めて、俺は有瓜が掠われるのを見た瞬間から今まで、自分がずっと動転しっぱなしだったのだと理解できた。
 正直、有瓜に取り縋って泣きたい気分だった。そうしても誰も笑わなかったと思うけれど、そうせずに竜を見上げたのは、この存在を棚上げにしたままでは心底から安堵するのが無理だったからだ。

「ええ……貴方のことは竜と呼べばいいのですかね?」

 さっきはと呼んだけれど、気分が落ち着いてくると、この強烈な存在感に対して敬語を使わないことが恐ろしかった。だけど同時に、有瓜を掠った相手でもあるわけで、そんな奴に敬語を使いたくないという気持ちもあって……ぞんざいな敬語になってしまった。

『名はある、吾にも。しかし、呼べまい。人の喉では発語が不能。ゆえに良い、竜で。この場に竜は吾のみゆえに』
「……では、竜で」

 竜が俺の言葉遣いをどう受け取ったのか、推し量ることはできなかった。
 恐竜じみた竜の表情が読めないのは当然として、合成音声を思わせる魔術の声から感情を推し量ることも難しかった。
 ただまあ、たぶん怒っていないとは思った。俺たちは竜の咆吼だと思しき轟音を二度、聞いている。つまり、竜は魔術がなければ声を出せないわけではない。感情的になれば唸ったり吠えたりできるのだ。でも、いまそれをしないということは、冷静でいるということだ――そう判断した。

「竜よ、貴方はどうして有瓜を掠ったんだ?」

 有瓜の無事を確認するまでは二の次だったけれど、それが為った以上、理由が気になって仕方なかった。

 ――グルウルウゥ……!

 竜が唸った。

「……!」

 威嚇されたかと思って身構えたが、すぐに竜自身が訂正の言葉を発した。

『すまぬ。違う。そうではない。あるのだ、吾にも。恥という概念が。……しかし、吾は語らねばならぬだろう。咎めらるるは吾ゆえに』

 そうして竜が語ったのは、お伽噺に出てくる超越的な存在でもある竜の、とある生態についてだった。

 ――といっても、何のことはない。有性生殖する生物ならだいたい持っている周期についての話だ。
 発情期である。竜は十年から百年に一度程度の周期で発情期が訪れるのだという。お伽噺に出てくる姫を掠う悪竜というのは、発情期の竜のことなのだそうな。
 十年から百年というと期間に開きがありすぎるように思えたが、竜は千年単位で生きるらしい。その時間間隔から言うと、十年も百年もそんなに変わらないのだろう。というかむしろ、人間の感覚で言うと朝立ち感覚で発情しているのかもしれない。
 具体的にどのような感覚なのかを問い質したりはしなかったけれど、とにかく発情して勃起してしまった竜が、どこかの山奥で自慰して勃起を治めようと空を飛んでいたら、ものすごく扇情的な波動を感知してしまって急降下した先に有瓜を見つけ、思わず掠って突っ込んでしまった――というのが真相だった。

『凄まじきは、この娘の妙なる波動。吾のごとき年若き雄竜を惑わす色香。この娘、発情期の竜を駄目にする娘』
「勝手に惑わされておいて、その言い草か」

 開き直って責任転嫁する竜に、恐怖や警戒がするっと飛んで、気がつけば言い返していた。
 言ってから、拙いことを言ったかも……と思ったけれど、幸いなことに朝立ちを処理した竜は、恥を知る賢者だった。

『……すまぬ。責められしは果実を奪った者。果実の甘く芳醇なるを責めるは、痴れ者のみぞ。吾の痴れ言、許されたし』

 竜はそう言うと、を命じられた犬のように顎を地面につけた。竜の土下座なのかもしれない。

「いや、こちらこそ言い過ぎた。……俺だって男だから、そう言いたくなる気持ちは分からなくもないし」
『理解に感謝を』
「それにしても……」

 俺は再び頭を持ち上げていく竜と、まだ眠っている有瓜を交互に見やった。

「このサイズの生き物の性器が、よくまあ入ったもんだ」

 有瓜の膣が四次元的である可能性を除くと、竜のものが巨体とは不釣り合いなほど短小ということになるのだが……。

『……先端のみ、強引に押し込んだ。凄まじきは、吾が剛直を先端のみといえど咥え込んだ娘の陰部ほとの拡がりぞ。その具合の良さたるや、法悦に至りし刹那、吾はそこに宇宙の真理を垣間見たりけり』
「ん……ああ、なるほど。中出しで悟りを開いた賢者になった、と」
『然り』

 ちょっとした嫌味に真顔で返された。いや、表情も声音もさっぱり読めないままなのだけど、大真面目な台詞だったようだ。
 というのも、竜がそれから滔々と述べたことによれば、自分は齢六百ほどの最も発情の激しい年頃なのだけど、たった一度の射精で発情が治ったのは初めてのことだったそうだ。
 有瓜の中に出した快感は、それを知らなかったこれまでの六百年が無に等しいものだったと断じるに足るほどの素晴らしさだった――だそうだ。

『吾は確かに刹那、真理を得た。だが、吾は刹那を得ること能わなかった。しかして辛うじて、真理の断片は吾が心に刺さりて残り、魔術となりて吾が身となった』
「……つまり、有瓜に中出しした快感で新しい魔術を開眼しちゃった、と」
『然り』
「……」

 竜と見つめ合ってしまった。
 竜は一見すると無表情だけど、先ほどの恥ずかしすぎて唸っていた件から察するに、これはたぶん死ぬほど恥ずかしいのを我慢している表情だ。

「……」
『……』

 いや、音声魔術で無言も何もないのだけど。

「あー……新しい魔術って?」

 このまま見つめ合っているのも居たたまれないので、俺のほうから話題を逸らしてあげた。
 その途端、竜が吠えた。

 ――グルウゥオォッ!!

 いきなり威嚇されたかと思って仰け反ったら、竜はぴたっと口を閉じた。

『すまぬ。案ずるな。笑ったのだ』
「あ、ああ……そうか。高い笑いするほど凄い魔術なのか」
『然り』

 口癖なのかな、然り、が。そして、どんな魔術なのか聞いて欲しそうだ。ティラノサウルスに角を生やして鱗で覆ったみたいな顔が、じっと俺を見つめている。爬虫類特有の裂け目みたいな瞳孔が少し怖い。
 敵意はないようだと頭で分かっていても、巨大生物に対する本能的な恐怖は抑えがたく、沈黙から逃げるための早口が出てしまう。

「そ、それはどんな魔術なんだ? いや、そもそも俺は一般的な魔術をほとんど知らないから、新しい魔術と言われても、何が新しくて何が古いのか分からないんだけどさ」
『子細ない。既存とは隔絶したもの。知らずとも慄くに足る、魔術を超えた大魔術。もはや魔法ぞ』

 そこまで鼻高々に言われると、怖さを誤魔化すためとかではなく、本気で気になってくる。

「……どんな魔術なんだ?」

 もう一度同じことを聞いた俺に、竜は俺は後退りするほどの鼻息を吹いて、自慢げに告げた。

『生命創造。吾にして吾ならざる新しき吾を、この娘の腹に宿したり』

 ……。

「……なるほど」

 中出ししたら出来ちゃった、と。

「なるほど……なるほど……」

 こんなときどんな顔すればいいのか――空白になっていく頭で、俺はあの有名な台詞を思い出していた。
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