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貴族になろう
第195話
使用人問題はママさんが解決してくれた。
「ひとまず私達に付いて来た者達を使います、邪神のご子息に不自由な生活をさせるわけにはいきませんから」
そう言って魔力を練って作った小鳥を飛ばし、刀国内で観光中の使用人を呼び戻してあっという間にマシュー君と卵……じゃない、ナーガの生活環境を整えた。
素晴らしい手腕でした。
凄い凄いと称賛したら、「臨機応変に対応できないとラウル陛下がめっちゃ怖い」と青い顔で返された。
ラウルさん……もうちょっと皆さんに優しくしてあげてください。
そんな僕らは現在、本館の応接間でティータイムです。
使用人の皆さんがあちこちで買い集めたお菓子類が美味しい、ちなみにここにマシュー君とナーガはいない、ちょっとしたシャムスの発言で寝室に消えちゃったんだ。
『ナーガずっと一緒だったからさみちい。でもね、ナーガの赤ちゃんも楽しみよ』
とそんな事を言ったらしい、邪神一族が増える予感。
子守りも用意しておく必要がありそうだね!
「ダロス来たぞー」
「おぅ」
「くぁぁぁぁ」
前触れもなく現れたのは狐の獣人さんだった。
その後ろには猫の獣人さん。
「よーイツキ、マシューが結婚したって聞いてな、祝い持ってきたぞ」
「レイアさん! 体調は大丈夫ですか?」
「まだまだ大丈夫、それよりほら狩り要員」
「狩り? え?」
聞き間違いではなさそうだ。
「俺べリエル、魔物狩りチームのリーダー! よろしく! 仲間は……えっと……はぐれた!」
「イツキ悪いな、アホだが悪い奴じゃない」
「姉御ひどい!」
「パーティーメンバーはお前が屋敷を見上げてあほ面している間に池に行ったよ」
「そんなぁ」
池って白熊さんと神薙さんが遊んでるあの池、だよね? 大丈夫かな。
「僕はエペ、マシューに嫁ぐ予定を前倒し、眠い」
「マシュー君は……えっと、寝室です」
「僕も寝る」
そう言って猫のエペはふらふら~っと二階へと行ってしまった。
就寝じゃなくて子作り中だけど大丈夫かなぁ。
今日からマシュー君ここで暮らすのかぁ、うーんでもなぁ、知らない人ばかりの中に子供残すのはちょっと……あ、そうだ!
「樹どこ行くの?」
「庭です、もふもふズに用があって」
「俺も」
「シャムスとアー君をお願いします、おやつ食べ過ぎないように見ていてください」
「りょーかい」
応接間から出ようとしたら待機していた人が扉を開けてくれた。
「ありがとうございます」
ちょっと優雅な気分。ってそうか、貴族のお家だった。
一人納得して玄関から出ると、呼ぶより早く一緒に来ていたもふもふズが集合してくれた。
「皆にお願いがあります」
きゅーるるるる
「マシュー君が今日からここで暮らすけれど、誰か一緒にここに残って欲しいんだ」
ガゥガゥガゥ!
一緒に来た十数匹の内、ドラゴンやリザードマン、クラーケン、など水属性の子が残ってくれることになった。
今はマスコットのような外見をしているけれど、本性はランクS級の危険な魔物なんだ。
僕らの家の池はトラちゃんやその他の魚に占領されちゃったからね、ここのお家の池が気に入ったのもあるのだろう、残って貰えて良かった。
「クラちゃんはナーガに足食べられないか心配だね、後でシャムスに加護貰っておこう」
「!!!」
提案したら喜びのダンスを披露され、ドラゴンとリザードマンには我も我もとねだられた。
こちらの二匹にはアー君が加護をくれるだろう、やってみたいと張り切っていたし。
でも三匹だけじゃ心許ないなぁ、巡回やお出掛けしているもふもふズが戻ったらもう一度提案してみよう。
「ひとまず私達に付いて来た者達を使います、邪神のご子息に不自由な生活をさせるわけにはいきませんから」
そう言って魔力を練って作った小鳥を飛ばし、刀国内で観光中の使用人を呼び戻してあっという間にマシュー君と卵……じゃない、ナーガの生活環境を整えた。
素晴らしい手腕でした。
凄い凄いと称賛したら、「臨機応変に対応できないとラウル陛下がめっちゃ怖い」と青い顔で返された。
ラウルさん……もうちょっと皆さんに優しくしてあげてください。
そんな僕らは現在、本館の応接間でティータイムです。
使用人の皆さんがあちこちで買い集めたお菓子類が美味しい、ちなみにここにマシュー君とナーガはいない、ちょっとしたシャムスの発言で寝室に消えちゃったんだ。
『ナーガずっと一緒だったからさみちい。でもね、ナーガの赤ちゃんも楽しみよ』
とそんな事を言ったらしい、邪神一族が増える予感。
子守りも用意しておく必要がありそうだね!
「ダロス来たぞー」
「おぅ」
「くぁぁぁぁ」
前触れもなく現れたのは狐の獣人さんだった。
その後ろには猫の獣人さん。
「よーイツキ、マシューが結婚したって聞いてな、祝い持ってきたぞ」
「レイアさん! 体調は大丈夫ですか?」
「まだまだ大丈夫、それよりほら狩り要員」
「狩り? え?」
聞き間違いではなさそうだ。
「俺べリエル、魔物狩りチームのリーダー! よろしく! 仲間は……えっと……はぐれた!」
「イツキ悪いな、アホだが悪い奴じゃない」
「姉御ひどい!」
「パーティーメンバーはお前が屋敷を見上げてあほ面している間に池に行ったよ」
「そんなぁ」
池って白熊さんと神薙さんが遊んでるあの池、だよね? 大丈夫かな。
「僕はエペ、マシューに嫁ぐ予定を前倒し、眠い」
「マシュー君は……えっと、寝室です」
「僕も寝る」
そう言って猫のエペはふらふら~っと二階へと行ってしまった。
就寝じゃなくて子作り中だけど大丈夫かなぁ。
今日からマシュー君ここで暮らすのかぁ、うーんでもなぁ、知らない人ばかりの中に子供残すのはちょっと……あ、そうだ!
「樹どこ行くの?」
「庭です、もふもふズに用があって」
「俺も」
「シャムスとアー君をお願いします、おやつ食べ過ぎないように見ていてください」
「りょーかい」
応接間から出ようとしたら待機していた人が扉を開けてくれた。
「ありがとうございます」
ちょっと優雅な気分。ってそうか、貴族のお家だった。
一人納得して玄関から出ると、呼ぶより早く一緒に来ていたもふもふズが集合してくれた。
「皆にお願いがあります」
きゅーるるるる
「マシュー君が今日からここで暮らすけれど、誰か一緒にここに残って欲しいんだ」
ガゥガゥガゥ!
一緒に来た十数匹の内、ドラゴンやリザードマン、クラーケン、など水属性の子が残ってくれることになった。
今はマスコットのような外見をしているけれど、本性はランクS級の危険な魔物なんだ。
僕らの家の池はトラちゃんやその他の魚に占領されちゃったからね、ここのお家の池が気に入ったのもあるのだろう、残って貰えて良かった。
「クラちゃんはナーガに足食べられないか心配だね、後でシャムスに加護貰っておこう」
「!!!」
提案したら喜びのダンスを披露され、ドラゴンとリザードマンには我も我もとねだられた。
こちらの二匹にはアー君が加護をくれるだろう、やってみたいと張り切っていたし。
でも三匹だけじゃ心許ないなぁ、巡回やお出掛けしているもふもふズが戻ったらもう一度提案してみよう。
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⇨元素 様 X(@10loveeeyy)
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