神様のポイント稼ぎに利用された2

ゆめ

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権力とは使う為にある

第198話

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 マシュー君のお家にナーガの希望で新たに書庫が追加された。
 本は絵本を中心に集められ、敷地に暮らす者なら誰でも自由に閲覧可能。

 それら全てはシャムスの為に集められたもの、毎日マシュー君とナーガによって読み聞かせが行われている。
 おかげでシャムスが字を覚え始めた。
 家に帰ってからはお兄ちゃんやもふもふズに読んでいる事もあるのが可愛い、あのメルヘンな光景は永久保存すべきだと思う。

 絵と簡単な文字ばかりなので獣人さんにも大人気、読めない文字は魔物さんに教えを乞うたりした結果、何組かのカップルが誕生した。
 
 おめでとうございます。
 種族の壁とかどこ行った、それともそんな物最初からなかったか。

「兄様、これプレゼント」
「絵本だよ」
『ありがとなの』

 双子からは権力を総動員して異国の本がプレゼントされた。

「私からの贈り物だ。納めてくれ」

 女神様からも絵本をプレゼントされた。
 今その内の一冊をナーガがシャムスに読んでいるところ。

「壁際に追い詰められた主人公に狼が言いました」
『ふんふん』
「『俺が欲しいのか、坊や?』」
『きゃー!』
「ちょっと待った、その絵本何か変」

 全体的に卑猥な感じがする。

「正しい性教育のススメ……大事だろう?」

 正しさを微塵も感じないし、そんな英才教育は必要ないです。

「もっと、こう、冒険談みたいなのないのかな?」
『じゃーね、ナーガあれ読んで』

 シャムスが次に選んだのは表紙に侍っぽい獣人の絵が描かれた絵本。

「盲目侍・ジャガイーモ…………ん、んー?」
『迫りくる敵に潰されたり、揚げられちゃうの』
「マヨと混ぜるシーンが最大の濡れ場だ」

 頭痛くなってきた。
 もっとこう、情操教育によさそうな絵本はないのかしらこの国は。

 他には、ええと――! あの表紙は見覚えがある!

「ナーガこれ!」
「獣人の英雄~奴隷から英雄になるまで~、歴史書か?」
「実在の人物の物語だよ」
『それいーね、ナーガ読んで』
「喜んで」

 ふー

 よし、次にやるべきことが決まった。
 
 絵本作りだ。
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