神様のポイント稼ぎに利用された2

ゆめ

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巡り合い

第508話

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 あれこれと加護を与えられたのをいい事に、ヒューちゃんはムキムキズを率いて周囲一帯の脅威を一掃したらしい。
 そしたら一気に亜人にまで進化したんだって。

 加護の力で進化の過程をすっ飛ばしたのかな?
 あるある、よくあることだよ、うん。

 暫くすればまた沸くけれど、とりあえず一晩や二晩は平穏に過ごせる環境を整えたヒューちゃんはその日の内に雷ちゃんを襲ってひん剥き、押し倒したんだって。

(襲い受けか、いいねぇ)

 どこかで聞いているのだろう、女神様のしみじみとした声が脳に響く。
 お酒が入っているはずなのに静かな女神様が不気味だ――ああ、騎士様いるからお淑やかを装っているのか、バレてるし手遅れなのにね。
 乙女心ってやつかなぁ?

「いやぁ、気を張って成人姿でいたのが運の尽きっていうか、テクニックに抗えなかった」
「獣のような旦那様も余裕が出てきて焦らす旦那様も、どちらも素敵でした」

 ポッと頬を染めながらヒューちゃんが幼児姿の雷ちゃんを抱きしめる。
 なかなかのラブラブっぷりです。

「え、えーと、雷ちゃん、番人は?」

 移動してきた騎士様が若干顔を引きつらせながら雷ちゃんに質問した。

「ああ、あれな。ヒューが一掃したのもあるが、トレントが予想以上に優秀で一晩ぐらいなら遊び歩いても平気」
「あの涙のお別れなんだったんだろう」

 騎士様がなんかメソメソしている気配。

「今のトレント凄いぞ、子供を守るために警戒心が最大になってるから、敵意を持って近付くだけで瞬殺される勢い」

 ……え?

「なんなら子守りをするために子守唄を歌う個体もいるぞ、な」
「はい」

 孤島から戻って料理の準備、お城の準備とパーティーの通知に一週間も掛かってないはず。
 なのに番ってさらに子供まで出来たの!?

「雷ちゃんと別れてからまだ数日だよね?」
「進化した直後の勢いとか番になった盛り上がりとかが作用したみたいだ」
「何なら交わっている最中に生まれそうでしたよね」
「ははは、あれは驚いたな」

 笑い事じゃない気がする。
 ん、もしかして一人じゃないのかな?

「母上、面白いぐらい孫増えたぞ」
「あははははははは」

 僕の影響強いなぁ!
 ヨムちゃんの神様能力も影響してるって誰かそう言って!

「しかも」
「まだあるの?」
「一回一回が多産だった!」

 出産回数複数、しかも多産かぁ。
 転生したての頃の僕並みにぽんぽん生んでるね。

 ヒューちゃん魔物だもんね。
 生命力強いし、生き残るために数多く生む個体なんだよ、きっと。

「小屋を拡張したいから、あるじー」
「はいはい、明日にでも行きますよ」
「悪いな。お礼に俺の子供達もふっていいから」

 もふもふなのか、いいなぁ。
 小さなもふもふに埋もれるのって至福だよね、僕も一緒に連れて行ってもらおう。
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