970 / 1,127
三食昼寝、家族付き
第959話
しおりを挟む
ネヴォラがザルで一儲けした。
平たいザルではなく、お椀のように少し深くなっているザルをゴブリンとともに大量生産、ラミアちゃんの領地に行って叩き売りしたらしい。
ゴブリンが練習に作った品だから安く売ったけど、熟練度が上がったら値段も上げる予定だとか。
「お皿もろくに持っていないような土地だから、日用品売り放題」
「足元を見ている!!」
いまだ生活水すらまともに手に入らないけど豆スープが主食なんだよね、水源はどうしているのかと思ったらセティの処から輸入した砂漠の水さんが大活躍していた。
あいつ国を渡ったんだ……さすがチートスイカ、世界に優しい。
「ポワだっけ? あそこに行けない冒険者のために、豆の盛り合わせをカゴに入れて売ったら一瞬で売れきれた!」
「ネヴォラ逞しくなったねぇ」
「お金稼ぐとじいちゃんが美味しいもの作ってくれるの! わたし仕入れ頑張ってる!」
ただし行くのはアー君の息がかかった土地のみに限定しているらしい。
「わたし珍しいダークエルフだから、うっかり誘拐されたら血の雨が降るって!」
「うん、ゴブリンのおじいちゃんだけでなく、シヴァさんも荒ぶるのが目に見えるね」
何せネヴォラってシヴァさんの祝福受けてるからね、ピンチには秒で駆けつけるだろう。
前に一度、複数の子供が別の土地でピンチに陥ったらどうするのか聞いてみたところ、「分身できるから問題ありません」と答えが返ってきた。
ショタを救うために取得したのか、元々持っていたのか怖くて聞けない。
「じいちゃんの一人がタイガに弟子入りしたいって言ってた」
「どの分野で?」
「練り菓子! この前食べたお菓子のこと話したら燃えてた!」
ゴブリン達ってネヴォラを溺愛してるよね。
弟子入りしたい理由もきっと「ネヴォラの笑顔のため」とかなんだろうなぁ。
「母上、ネヴォラ、試作品が出来たから食べてみてくれ」
「きゃーー!」
「うわぁ綺麗だねぇ」
本日のテーマは「桜」だそうです。
ええ、ええ、ヘラ母さんに頼まれた春をテーマにしたお菓子の件は素直にタイガに丸投げしました!
「これ下の緑は抹茶?」
「ああ、レイア様が好きだからな」
「わたしも抹茶食べられるよ!」
一品目はガラスのグラスに盛られた桜のゼリー。
二層に分かれていて、下は抹茶のゼリー、上は透明に近い桜のゼリー、その上にピンクの生クリームとバニラアイス。
「ん~~~!!」
「こっちはモンブランだね」
「バームクーヘンも作った。苺タルトもある」
「桜の形した最中もある! 凄い、きれー!」
タイガの才能は誰に似たのだろうか。
不思議だよねぇ。
「味はどうだ?」
「どれも美味しい、でも一応他の人の意見も聞いたほうがいいかなぁ?」
何せ僕とネヴォラじゃ視点と味覚がお子様、大人の女性の好むものとは微妙にずれている気がする。
こういう時に頼りになるのは春日さんかな?
……今日はエンラと登山でしたね。
結局、夕食に出してみんなに意見を聞いたけど「美味しい」の一言。
騎士様が食べながらキラキラ輝いていたから、女性陣に出しても問題はないだろうと判断します。
「俺が内政無双している間にこんな美味しいものを食べていたなんて!」
『桜餅おいちぃ』
「俺、抹茶苦手」
うっかり抹茶入りロールケーキをとってしまった涼玉が、抹茶部分をマールスの口に突っ込んだ。
抹茶も慣れれば美味しいよ、僕は最近慣れてきた。
平たいザルではなく、お椀のように少し深くなっているザルをゴブリンとともに大量生産、ラミアちゃんの領地に行って叩き売りしたらしい。
ゴブリンが練習に作った品だから安く売ったけど、熟練度が上がったら値段も上げる予定だとか。
「お皿もろくに持っていないような土地だから、日用品売り放題」
「足元を見ている!!」
いまだ生活水すらまともに手に入らないけど豆スープが主食なんだよね、水源はどうしているのかと思ったらセティの処から輸入した砂漠の水さんが大活躍していた。
あいつ国を渡ったんだ……さすがチートスイカ、世界に優しい。
「ポワだっけ? あそこに行けない冒険者のために、豆の盛り合わせをカゴに入れて売ったら一瞬で売れきれた!」
「ネヴォラ逞しくなったねぇ」
「お金稼ぐとじいちゃんが美味しいもの作ってくれるの! わたし仕入れ頑張ってる!」
ただし行くのはアー君の息がかかった土地のみに限定しているらしい。
「わたし珍しいダークエルフだから、うっかり誘拐されたら血の雨が降るって!」
「うん、ゴブリンのおじいちゃんだけでなく、シヴァさんも荒ぶるのが目に見えるね」
何せネヴォラってシヴァさんの祝福受けてるからね、ピンチには秒で駆けつけるだろう。
前に一度、複数の子供が別の土地でピンチに陥ったらどうするのか聞いてみたところ、「分身できるから問題ありません」と答えが返ってきた。
ショタを救うために取得したのか、元々持っていたのか怖くて聞けない。
「じいちゃんの一人がタイガに弟子入りしたいって言ってた」
「どの分野で?」
「練り菓子! この前食べたお菓子のこと話したら燃えてた!」
ゴブリン達ってネヴォラを溺愛してるよね。
弟子入りしたい理由もきっと「ネヴォラの笑顔のため」とかなんだろうなぁ。
「母上、ネヴォラ、試作品が出来たから食べてみてくれ」
「きゃーー!」
「うわぁ綺麗だねぇ」
本日のテーマは「桜」だそうです。
ええ、ええ、ヘラ母さんに頼まれた春をテーマにしたお菓子の件は素直にタイガに丸投げしました!
「これ下の緑は抹茶?」
「ああ、レイア様が好きだからな」
「わたしも抹茶食べられるよ!」
一品目はガラスのグラスに盛られた桜のゼリー。
二層に分かれていて、下は抹茶のゼリー、上は透明に近い桜のゼリー、その上にピンクの生クリームとバニラアイス。
「ん~~~!!」
「こっちはモンブランだね」
「バームクーヘンも作った。苺タルトもある」
「桜の形した最中もある! 凄い、きれー!」
タイガの才能は誰に似たのだろうか。
不思議だよねぇ。
「味はどうだ?」
「どれも美味しい、でも一応他の人の意見も聞いたほうがいいかなぁ?」
何せ僕とネヴォラじゃ視点と味覚がお子様、大人の女性の好むものとは微妙にずれている気がする。
こういう時に頼りになるのは春日さんかな?
……今日はエンラと登山でしたね。
結局、夕食に出してみんなに意見を聞いたけど「美味しい」の一言。
騎士様が食べながらキラキラ輝いていたから、女性陣に出しても問題はないだろうと判断します。
「俺が内政無双している間にこんな美味しいものを食べていたなんて!」
『桜餅おいちぃ』
「俺、抹茶苦手」
うっかり抹茶入りロールケーキをとってしまった涼玉が、抹茶部分をマールスの口に突っ込んだ。
抹茶も慣れれば美味しいよ、僕は最近慣れてきた。
22
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
弟のために悪役になる!~ヒロインに会うまで可愛がった結果~
荷居人(にいと)
BL
BL大賞20位。読者様ありがとうございました。
弟が生まれた日、足を滑らせ、階段から落ち、頭を打った俺は、前世の記憶を思い出す。
そして知る。今の自分は乙女ゲーム『王座の証』で平凡な顔、平凡な頭、平凡な運動能力、全てに置いて普通、全てに置いて完璧で優秀な弟はどんなに後に生まれようと次期王の継承権がいく、王にふさわしい赤の瞳と黒髪を持ち、親の愛さえ奪った弟に恨みを覚える悪役の兄であると。
でも今の俺はそんな弟の苦労を知っているし、生まれたばかりの弟は可愛い。
そんな可愛い弟が幸せになるためにはヒロインと結婚して王になることだろう。悪役になれば死ぬ。わかってはいるが、前世の後悔を繰り返さないため、将来処刑されるとわかっていたとしても、弟の幸せを願います!
・・・でもヒロインに会うまでは可愛がってもいいよね?
本編は完結。番外編が本編越えたのでタイトルも変えた。ある意味間違ってはいない。可愛がらなければ番外編もないのだから。
そしてまさかのモブの恋愛まで始まったようだ。
お気に入り1000突破は私の作品の中で初作品でございます!ありがとうございます!
2018/10/10より章の整理を致しました。ご迷惑おかけします。
2018/10/7.23時25分確認。BLランキング1位だと・・・?
2018/10/24.話がワンパターン化してきた気がするのでまた意欲が湧き、書きたいネタができるまでとりあえず完結といたします。
2018/11/3.久々の更新。BL小説大賞応募したので思い付きを更新してみました。
竜の生贄になった僕だけど、甘やかされて幸せすぎっ!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。
【完】心配性は異世界で番認定された狼獣人に甘やかされる
おはぎ
BL
起きるとそこは見覚えのない場所。死んだ瞬間を思い出して呆然としている優人に、騎士らしき人たちが声を掛けてくる。何で頭に獣耳…?とポカンとしていると、その中の狼獣人のカイラが何故か優しくて、ぴったり身体をくっつけてくる。何でそんなに気遣ってくれるの?と分からない優人は大きな身体に怯えながら何とかこの別世界で生きていこうとする話。
知らない世界に来てあれこれ考えては心配してしまう優人と、優人が可愛くて仕方ないカイラが溺愛しながら支えて甘やかしていきます。
目が覚めたら宿敵の伴侶になっていた
木村木下
BL
日本の大学に通う俺はある日突然異世界で目覚め、思い出した。
自分が本来、この世界で生きていた妖精、フォランだということを。
しかし目覚めたフォランはなぜか自分の肉体ではなく、シルヴァ・サリオンという青年の体に入っていた。その上、シルヴァはフォランの宿敵である大英雄ユエ・オーレルの『望まれない伴侶』だった。
ユエ×フォラン
(ムーンライトノベルズ/全年齢版をカクヨムでも投稿しています)
邪神の嫁として勝手に異世界召喚されたけど、邪神がもろタイプだったので満更でもないです
我利我利亡者
BL
椎葉 譲(しいば ゆずる)は突然異世界に召喚された。折角就活頑張って内定もらえてこれからって時に、冗談じゃない! しかも、召喚理由は邪神とやらの神子……という名の嫁にする為だとか。こっちの世界の人間が皆嫌がるから、異世界から神子を召喚した? ふざけんな! そんなの俺も嫌だわ! 怒り狂って元の世界に戻すよう主張する譲だったが、騒ぎを聞き付けて現れた邪神を一目見て、おもわず大声で叫ぶ。「きゃわいい!」。なんと邪神は猫の獣人で、何を隠そう譲は重度のケモナーだった。邪神は周囲からあまりいい扱いを受けていないせいかすっかり性格が捻くれていたが、そんな事は一切気にせず熱烈にラブコールする譲。「大好き! 結婚しよ!」「早く元の世界に帰れ!」。今日もそんな遣り取りが繰り返される。果たして譲は、邪神とフォーリンラブできるのか!?
孤独な邪神でもある黒猫獣人×重度のケモナーでもあるおチャラけ根明
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
寄るな。触るな。近付くな。
きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。
頭を打って?
病気で生死を彷徨って?
いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。
見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。
シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。
しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。
ーーーーーーーーーーー
初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる