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三食昼寝、家族付き
第991話
三匹のお腹に幼児が張り付いてグダグダしている。
「はぁ、まさかセバツーが家出するとはな」
「連れ戻す?」
『うーん』
行先はヘラ母さんの所、新しい茶葉を試飲してもらってきますと出掛けたまま帰ってこなかった。
自分が幼児にぶん回される中、手下達が楽しく働いているのを見て愕然とし、そのままあっちに居着いてしまったようです。
ここ、職場としてはブラック寄りだもんね。
「しかも追い出されない為に領地運営の指導を始めたらしい」
「さすがセバツー、相手の弱みを瞬時に見切ったな!」
『ぶー』
ヘラ母さんの懐に入り込むことで切り捨て辛くしたんだろうなぁ、あそこって領地運営経験ある人が一人も居なかったからね。
でもまぁお茶の研究はあっちでも続けているようだし、特に問題はない?
「にいちゃん、憂さ晴らしに今日のおやつに使う果物採りに行こう」
「わふ!」
『聖なる果実も食べたいな』
「豪華な感じにしような! よーしテンション上がってきたぞー!」
縁側に仁王立ちした涼玉が、何やら呪文を唱え始めたと思ったら詠唱途中でタイガが座敷に現れた。
「呼んだか涼玉」
「タイガ! 果物でおやつ作って! 俺らの憂さ晴らしのために豪華な感じで!」
召喚術とは違うことは分かっている。
ただそれっぽい事をしたかったんだろうなぁ、タイガと会話する涼玉の横でタイガに礼をしているマールスが、涼玉の詠唱中に鳥を飛ばしてたもんね。
「ふむ、材料はどこだ?」
「今にいちゃとシャム兄が二手に分かれて採りに行ってるー」
「ならば今作れるものから作っておくか、スラも手伝ってくれ」
スラちゃんが触手を上にあげて了承の意を示し、僕の影ではえっちゃんがうねっていてやる気満々です。
「まずは母上、メニュー画面を」
「はぁい」
最近は僕より子供達の利用率が高いし、使いこなしている気がします。
僕は増えた機能あまり利用してないかな、何でかと言われると、ぶっちゃけた話、あれで買ったものよりドリちゃんが作ったものの方が美味しい……ネットスーパーはチート機能だけど、それ以上にチートなのがうちのドリちゃんです。素晴らしいね。
横を見たらすでに一つ完成していた。
ガラスで作られた白鳥の器に盛られたプリンアラモード、ぷるぷるのプリンに純白の生クリーム、白熊の形を模したバニラアイス。
いや、違う、あのプリン普通のプリンとは違う、ハート型だ!!
「うおおお、タイガがいる! 隠れ家からスイカとメロンもらってきたからドンと使え!」
『僕は黄金シリーズよ、普通のもあるからいっぱい使ってね』
「うむ」
タイガの横でスラちゃんが黄金のフルーツを一個ずつ取り込み、ギュッと絞ってコップに注ぎこめば一瞬で黄金のミックスジュースが完成です。
「おおお、チーズケーキだと思ったらクリームチーズアイスケーキ! 美味い!!」
『んん~~~!! ブルスケッタおいちい、オイル漬けのフルーツとよく合うの』
「俺、俺は、選べないぃぃ」
「涼玉様こちらのタルトにしましょう、サイコロ型に切られたフルーツが特盛ですぞ!」
「うおーんマールスーー!!」
早速食べ始めるアー君とシャムスに対し、目移りして選べない涼玉にマールスが助け舟を出して抱きつかれている。
「ぎゃうぎゃぅ!」
「きゅぅぅ」
「わふっ!」
エムはイチゴを挟んだロールケーキにチョコソースをかけたもの、ローはフルーツサンド、ルドはスラちゃんが作ったミルフィーユを出来たそばから食べています。
僕はクリームとキウイを挟んだパンケーキにしよう、っは、これキウイだけでなくイチゴとブルーベリーも入ってた! 凄い、美味しい!
「フルーツ天ぷら、未知の味! んむ、うまい!」
「ネヴォラいらっしゃい」
「ん!!」
フルーツパーティーに自然な感じでネヴォラが参加していました。
あれも明日には新作として店頭に並ぶのかな?
「はぁ、まさかセバツーが家出するとはな」
「連れ戻す?」
『うーん』
行先はヘラ母さんの所、新しい茶葉を試飲してもらってきますと出掛けたまま帰ってこなかった。
自分が幼児にぶん回される中、手下達が楽しく働いているのを見て愕然とし、そのままあっちに居着いてしまったようです。
ここ、職場としてはブラック寄りだもんね。
「しかも追い出されない為に領地運営の指導を始めたらしい」
「さすがセバツー、相手の弱みを瞬時に見切ったな!」
『ぶー』
ヘラ母さんの懐に入り込むことで切り捨て辛くしたんだろうなぁ、あそこって領地運営経験ある人が一人も居なかったからね。
でもまぁお茶の研究はあっちでも続けているようだし、特に問題はない?
「にいちゃん、憂さ晴らしに今日のおやつに使う果物採りに行こう」
「わふ!」
『聖なる果実も食べたいな』
「豪華な感じにしような! よーしテンション上がってきたぞー!」
縁側に仁王立ちした涼玉が、何やら呪文を唱え始めたと思ったら詠唱途中でタイガが座敷に現れた。
「呼んだか涼玉」
「タイガ! 果物でおやつ作って! 俺らの憂さ晴らしのために豪華な感じで!」
召喚術とは違うことは分かっている。
ただそれっぽい事をしたかったんだろうなぁ、タイガと会話する涼玉の横でタイガに礼をしているマールスが、涼玉の詠唱中に鳥を飛ばしてたもんね。
「ふむ、材料はどこだ?」
「今にいちゃとシャム兄が二手に分かれて採りに行ってるー」
「ならば今作れるものから作っておくか、スラも手伝ってくれ」
スラちゃんが触手を上にあげて了承の意を示し、僕の影ではえっちゃんがうねっていてやる気満々です。
「まずは母上、メニュー画面を」
「はぁい」
最近は僕より子供達の利用率が高いし、使いこなしている気がします。
僕は増えた機能あまり利用してないかな、何でかと言われると、ぶっちゃけた話、あれで買ったものよりドリちゃんが作ったものの方が美味しい……ネットスーパーはチート機能だけど、それ以上にチートなのがうちのドリちゃんです。素晴らしいね。
横を見たらすでに一つ完成していた。
ガラスで作られた白鳥の器に盛られたプリンアラモード、ぷるぷるのプリンに純白の生クリーム、白熊の形を模したバニラアイス。
いや、違う、あのプリン普通のプリンとは違う、ハート型だ!!
「うおおお、タイガがいる! 隠れ家からスイカとメロンもらってきたからドンと使え!」
『僕は黄金シリーズよ、普通のもあるからいっぱい使ってね』
「うむ」
タイガの横でスラちゃんが黄金のフルーツを一個ずつ取り込み、ギュッと絞ってコップに注ぎこめば一瞬で黄金のミックスジュースが完成です。
「おおお、チーズケーキだと思ったらクリームチーズアイスケーキ! 美味い!!」
『んん~~~!! ブルスケッタおいちい、オイル漬けのフルーツとよく合うの』
「俺、俺は、選べないぃぃ」
「涼玉様こちらのタルトにしましょう、サイコロ型に切られたフルーツが特盛ですぞ!」
「うおーんマールスーー!!」
早速食べ始めるアー君とシャムスに対し、目移りして選べない涼玉にマールスが助け舟を出して抱きつかれている。
「ぎゃうぎゃぅ!」
「きゅぅぅ」
「わふっ!」
エムはイチゴを挟んだロールケーキにチョコソースをかけたもの、ローはフルーツサンド、ルドはスラちゃんが作ったミルフィーユを出来たそばから食べています。
僕はクリームとキウイを挟んだパンケーキにしよう、っは、これキウイだけでなくイチゴとブルーベリーも入ってた! 凄い、美味しい!
「フルーツ天ぷら、未知の味! んむ、うまい!」
「ネヴォラいらっしゃい」
「ん!!」
フルーツパーティーに自然な感じでネヴォラが参加していました。
あれも明日には新作として店頭に並ぶのかな?
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