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世直し旅 04
全員の婚姻が済んでようやく店主が我に返った。
「店が……」
「この店に思い入れがあるならドラグーンに支店を持つと思えばいい」
「ドラグーンにいた知り合いは身分をはく奪されたので、なんの後ろ盾もないのですが」
「後ろ盾なら俺がなるし、なんなら弟にも支援させるから」
「弟君?」
「かぐやって言って最近ドラグーンに輿入れしたんだ」
「ええ、その通りです。城下もまだ祭り状態で忙しいのですよ?」
「ラウル悪いな」
アルジュナが手を挙げて挨拶すると、ため息とともに書類を差し出した。
「歓楽街の一等地にある店です、店主が逃げたまま放置されているので多少荒れていますがそれは自分達でなんとかしてください」
「ありがとな、頼んでよかった」
「かぐや様が花を売るのではなく芸を売るなら国が経営を支援するとおっしゃっていました」
「さすが俺の弟、話が分かる!」
書類に隅々まで目を通し、不備がないのを確認してサインをすると、固まっている店主に差し出してサインをさせラウルに返した。
「この店はどうするのですか?」
「そこまでは決まってない」
「ちょうど良いです、元貴族の人間引き取ってもらえません?」
「は?」
「本当は奴隷落ちさせたかったのですが、レイア様がそういうのお嫌いなので扱いに困っていたのですよね。引き取ってくれるなら助かるのですが」
『どれー落ち? 悪いことしたの?』
「おっと、シャムス様のお耳に入れて良いことではありませんね。店主、向こうで詳細な打ち合わせをしましょう、アルジュナ様、あちらはいつでも入れますので」
「おう」
黒い話をするためラウルは店主とともに奥へと消えていった。
「じゃあ行くかー、何か持っていきたい物あるならまとめろよ、一時間ぐらいでいいか?」
「は、はい、私たちは私物などほとんど持ていませんので十分です」
「俺らもてつだ――」
「却下ぁ!! 傭兵団は先に行って掃除していろ!」
一緒に行ったらそのまま閨になだれ込むのは分かりきっているので、ブーイングは無視してボスと数人だけ残して先にドラグーンに飛ばした。
「馬はどうする」
「用意してくれ、別個飛ばす」
「聞いていたな、馬の用意と荷物をまとめる役に分かれるぞ、素早く動け」
「はいっ!」
ボスの指示でまとめられた荷物と馬はまとめて送り出し、後はボスと遊女らとともにドラグーンに飛べば引っ越しは完了する。
店の運営に関する事はこのままラウルに丸投げでいいだろう。
「ドラグーンに遊女たちを送り届けたら、今度は別ルート通って刀国に向かおうな」
『海がいいな、船に乗ってみたい』
「遊びに行ったことはあるけど、確かに乗った事はないよなー、よし、それで決まりだ」
キャッキャウフフしていたらラウルが店主と遊女らとともに戻ってきた。
「アルジュナ様、話は付きましたよ」
「助かる。じゃあ行こうか」
「どうかお元気で」
「向こうでも元気でやるんだぞ、困ったことがあったら手紙を寄こしなさい」
「はい」
店主と別れを惜しみながらも花魁がボスの前に立つ、あいにくボスの懐にはシャムスが入っているので抱き合えないが、すでに目で想いを伝えあえるらしい。
他の遊女らもそれぞれ荷物を持ってボスの近くに集ったので、アルジュナはラウルに抱き上げてもらった。
「ラウルいけるか?」
「すみません、この後往復しないといけないので残しておきたいです」
「じゃあ俺でいいな、店主元気でな!」
「娘達をどうかお願いします」
深く頭を下げた店主に見送られながら一斉にドラグーンに転移した。
店の前に着くなり店内から湧き出る傭兵達、それぞれの嫁に駆け寄ると荷物を受け取り、手を取って部屋へと案内するようだ。
「言っておくが」
響いたアルジュナの声に傭兵達がギクリと足を止めた。
「すぐに出立するからな」
「「えええええええ」」
「やかましい、一晩中楽しんだだろうが! シャムスの旅が優先!」
そもそも朝食が終わって数時間しか経っていないので、旅立つには時間的にもちょうどいい。
「でも、ほら、えーっと」
「嫁さんが心配です、見知らぬ土地にいきなり放り出すなんて!」
「だから、ね、せめて一日時間を――」
「白の」
「はい」
パサリと音を立ててアルジュナの前に白い神が姿を現した。
「この店の守護を命じる。芸妓が害される事のないよう守れ」
「御意に」
深々と頭を下げた神から目を外し、傭兵達に視線を戻す。
「これで文句はあるまい」
「ちくしょぉぉぉ」
「アルジュナ様チート様だったぁぁぁ」
「蜜月過ごしたいよー」
「嫁を、もらったのに、新婚なのに!!」
滂沱の涙を流して悔しがる男達にボスが苦笑いしている。
しかし権力的にも立場的にも有利なのはアルジュナだ。
「嫁と出会えたのは誰のおかげだ?」
「っぐ」
「一晩店を買い上げたのは?」
「うぐぐ」
「店を与え、身請けをしたのは?」
「すみませんでしたー!」
「嫁さんを部屋に案内だけさせてください、すぐきます、10分で!」
「よかろう」
許可すると一斉に嫁を荷物ごと抱き上げ店の中に飛び込んでいった。
「ボスもいいぞ」
「悪い」
同じように嫁を抱き上げ店に入っていく、シャムスを懐に入れたままだから怪しい雰囲気にはならないだろう。
ラウルを見上げると口元が引きつっていた。
「まさか全額、アルジュナ様持ちなのですか?」
「まぁな、資金は神薙様とダンジョンで遊んだ金が有り余ってるから」
「申し訳ありません、土地も建物代も不要です、どうかそのまま懐にお戻しを」
「いい、復興費も追いついてないだろう、国庫に追加して使え」
「良いのですか?」
「ラウルは真面目だな。刀国は国庫に神々が勝手に宝を詰め込んだり、国の金で遊んだり好き勝手やっているぞ」
主に神薙とかが。
「そう、ですね、もう少し自由にやってみます」
「国庫が破綻しそうになったら父上に言えばいい、刀国から資金援助するから」
「はい」
『アー君!』
「シャムス達が戻ってきたな、俺は行くが後は頼んだぞ」
「承知いたしました」
「白のも頼む」
「はい」
店の前には傭兵団を見送るため嫁集団が立ち並んでいる。
隙を与えるとイチャイチャを始めるので、さっさと馬に乗るよう指示し、ボスに号令を出すように焚きつける。
「行きたくない」
「出発!!」
『しゅっぱつなのよー!』
泣き言をこぼしたのでボスの頭に乗り上げ、進行方向を指さして代わりに号令を出した。
ボスの懐から顔を出して真似するシャムスが可愛い、この笑顔のためなら傭兵団の泣き言など聞くに値しない!!
新婚を引き裂く事に心は傷まないのかって?
痛むわけがない、シャムスとの旅が優先だからな!
「店が……」
「この店に思い入れがあるならドラグーンに支店を持つと思えばいい」
「ドラグーンにいた知り合いは身分をはく奪されたので、なんの後ろ盾もないのですが」
「後ろ盾なら俺がなるし、なんなら弟にも支援させるから」
「弟君?」
「かぐやって言って最近ドラグーンに輿入れしたんだ」
「ええ、その通りです。城下もまだ祭り状態で忙しいのですよ?」
「ラウル悪いな」
アルジュナが手を挙げて挨拶すると、ため息とともに書類を差し出した。
「歓楽街の一等地にある店です、店主が逃げたまま放置されているので多少荒れていますがそれは自分達でなんとかしてください」
「ありがとな、頼んでよかった」
「かぐや様が花を売るのではなく芸を売るなら国が経営を支援するとおっしゃっていました」
「さすが俺の弟、話が分かる!」
書類に隅々まで目を通し、不備がないのを確認してサインをすると、固まっている店主に差し出してサインをさせラウルに返した。
「この店はどうするのですか?」
「そこまでは決まってない」
「ちょうど良いです、元貴族の人間引き取ってもらえません?」
「は?」
「本当は奴隷落ちさせたかったのですが、レイア様がそういうのお嫌いなので扱いに困っていたのですよね。引き取ってくれるなら助かるのですが」
『どれー落ち? 悪いことしたの?』
「おっと、シャムス様のお耳に入れて良いことではありませんね。店主、向こうで詳細な打ち合わせをしましょう、アルジュナ様、あちらはいつでも入れますので」
「おう」
黒い話をするためラウルは店主とともに奥へと消えていった。
「じゃあ行くかー、何か持っていきたい物あるならまとめろよ、一時間ぐらいでいいか?」
「は、はい、私たちは私物などほとんど持ていませんので十分です」
「俺らもてつだ――」
「却下ぁ!! 傭兵団は先に行って掃除していろ!」
一緒に行ったらそのまま閨になだれ込むのは分かりきっているので、ブーイングは無視してボスと数人だけ残して先にドラグーンに飛ばした。
「馬はどうする」
「用意してくれ、別個飛ばす」
「聞いていたな、馬の用意と荷物をまとめる役に分かれるぞ、素早く動け」
「はいっ!」
ボスの指示でまとめられた荷物と馬はまとめて送り出し、後はボスと遊女らとともにドラグーンに飛べば引っ越しは完了する。
店の運営に関する事はこのままラウルに丸投げでいいだろう。
「ドラグーンに遊女たちを送り届けたら、今度は別ルート通って刀国に向かおうな」
『海がいいな、船に乗ってみたい』
「遊びに行ったことはあるけど、確かに乗った事はないよなー、よし、それで決まりだ」
キャッキャウフフしていたらラウルが店主と遊女らとともに戻ってきた。
「アルジュナ様、話は付きましたよ」
「助かる。じゃあ行こうか」
「どうかお元気で」
「向こうでも元気でやるんだぞ、困ったことがあったら手紙を寄こしなさい」
「はい」
店主と別れを惜しみながらも花魁がボスの前に立つ、あいにくボスの懐にはシャムスが入っているので抱き合えないが、すでに目で想いを伝えあえるらしい。
他の遊女らもそれぞれ荷物を持ってボスの近くに集ったので、アルジュナはラウルに抱き上げてもらった。
「ラウルいけるか?」
「すみません、この後往復しないといけないので残しておきたいです」
「じゃあ俺でいいな、店主元気でな!」
「娘達をどうかお願いします」
深く頭を下げた店主に見送られながら一斉にドラグーンに転移した。
店の前に着くなり店内から湧き出る傭兵達、それぞれの嫁に駆け寄ると荷物を受け取り、手を取って部屋へと案内するようだ。
「言っておくが」
響いたアルジュナの声に傭兵達がギクリと足を止めた。
「すぐに出立するからな」
「「えええええええ」」
「やかましい、一晩中楽しんだだろうが! シャムスの旅が優先!」
そもそも朝食が終わって数時間しか経っていないので、旅立つには時間的にもちょうどいい。
「でも、ほら、えーっと」
「嫁さんが心配です、見知らぬ土地にいきなり放り出すなんて!」
「だから、ね、せめて一日時間を――」
「白の」
「はい」
パサリと音を立ててアルジュナの前に白い神が姿を現した。
「この店の守護を命じる。芸妓が害される事のないよう守れ」
「御意に」
深々と頭を下げた神から目を外し、傭兵達に視線を戻す。
「これで文句はあるまい」
「ちくしょぉぉぉ」
「アルジュナ様チート様だったぁぁぁ」
「蜜月過ごしたいよー」
「嫁を、もらったのに、新婚なのに!!」
滂沱の涙を流して悔しがる男達にボスが苦笑いしている。
しかし権力的にも立場的にも有利なのはアルジュナだ。
「嫁と出会えたのは誰のおかげだ?」
「っぐ」
「一晩店を買い上げたのは?」
「うぐぐ」
「店を与え、身請けをしたのは?」
「すみませんでしたー!」
「嫁さんを部屋に案内だけさせてください、すぐきます、10分で!」
「よかろう」
許可すると一斉に嫁を荷物ごと抱き上げ店の中に飛び込んでいった。
「ボスもいいぞ」
「悪い」
同じように嫁を抱き上げ店に入っていく、シャムスを懐に入れたままだから怪しい雰囲気にはならないだろう。
ラウルを見上げると口元が引きつっていた。
「まさか全額、アルジュナ様持ちなのですか?」
「まぁな、資金は神薙様とダンジョンで遊んだ金が有り余ってるから」
「申し訳ありません、土地も建物代も不要です、どうかそのまま懐にお戻しを」
「いい、復興費も追いついてないだろう、国庫に追加して使え」
「良いのですか?」
「ラウルは真面目だな。刀国は国庫に神々が勝手に宝を詰め込んだり、国の金で遊んだり好き勝手やっているぞ」
主に神薙とかが。
「そう、ですね、もう少し自由にやってみます」
「国庫が破綻しそうになったら父上に言えばいい、刀国から資金援助するから」
「はい」
『アー君!』
「シャムス達が戻ってきたな、俺は行くが後は頼んだぞ」
「承知いたしました」
「白のも頼む」
「はい」
店の前には傭兵団を見送るため嫁集団が立ち並んでいる。
隙を与えるとイチャイチャを始めるので、さっさと馬に乗るよう指示し、ボスに号令を出すように焚きつける。
「行きたくない」
「出発!!」
『しゅっぱつなのよー!』
泣き言をこぼしたのでボスの頭に乗り上げ、進行方向を指さして代わりに号令を出した。
ボスの懐から顔を出して真似するシャムスが可愛い、この笑顔のためなら傭兵団の泣き言など聞くに値しない!!
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