いきることのいみ

ゆう

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聞きたい事

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いつものように私は彼女の帰りを待っている。

彼女がいないと、私はどこにいていいのかわからない。

キッチン、リビング、寝室。どこにいても落ち着かない。

彼女のために料理をするようになった。

実家ではやらなかったが、大学が花嫁修行的な学校だったのである程度はできる。

彼女は美味しいと言ってくれる。

もっと上手に作れるようになりたい、彼女のために。

エリ「ただいま」

加奈子「おかえりなさい。ごはんできてます。すぐ食べますか?」

エリ「いつもありがとう、食事はもう少しあとでいいわ。まずは。加奈ちゃんおいで。」

私は彼女に引き寄せられる。抱きしめられ、優しくキス。

私はそれだけで彼女を待つ苦しみを忘れられる。今は私を見てくれているから。

食事の後、お風呂に入る。いつも一緒に入っている。私の好きな時間。

彼女の身体を洗う事ができる。どうどうとオッパイも触れる。もちろん大事なところも。

ベットではまだ緊張してうまくできずにいる。

湯船に浸かり、彼女の話しを聞く、楽しいひと時。

お風呂から上がり、そのまま寝室に行く。

今日は愛してくれるかな?一番ドキドキする時間。

今日もし愛してもらえたら終わっ後に聞いてみよう。私たちの事を。


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