貧困女子

ゆう

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生きるため

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母が一枚の置き手紙を置いて出ていった。

私が小学校三年生の時 両親が離婚、母とこのアパートに越してきた。

母子家庭、母は仕事を掛け持ちして私を育ててくれた。

その母が突然、家を出た。私を残したまま。

母には恋人がいた。

その人の元へ行ったのだろう。私は捨てられた事になる。

私16歳、高校1年。私はこれからどうすればいいかわからず、泣くしかできなかった。

母にも良心が残っていたのか、20万円入った封筒が手紙と一緒に置いてあった。

残された私は一人で生きていかなくてはいけない。
私は泣くのをやめた。これからどうするか、子供のなりに必死に考えた。

当分はなんとかなる。20万円なんてすぐになくなってしまう、仕事を考えるが私は高一で16歳、アルバイトぐらいしかできないだろう。
学校をどうするか迷っていた。あと少しで夏休みになる、その間は保留にし、ひと月働いて生活できるかどうか試す事にした。

お弁当屋さんでアルバイトを始めた。
残ったお弁当をもらえるかもって、甘い考えもある。
夏休みの間は11時から閉店の夜9時まで働いたら、時給1000円。一日10000円。
計算上は一人余裕で暮らせると思った。

現実はその半分ほどしか稼げなかった。

身体が何時間も立ち仕事ができるほど丈夫じゃなかった。

賄いで一食分は浮いた。

家賃、光熱費払ったら少し残った。

母が残したお金はまだ使ってない。


高校を中退することを決めた。

授業料のこともあるし、何よりアルバイトする時間が減る。

未練はある、生きていくためだ。





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