【完結】やり直し令嬢は義弟の復讐を回避したい

白雨 音

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本編

8 ハワード、アリアナ

 ◆ ハワード、アリアナ ◆

この日、ベラミー伯爵家に、前触れなくダントリク伯爵夫人のアベラが訪れた。
アベラとベラミー伯爵夫人ソフィアは数年前から親しくしており、お互いの性格も把握している。普段礼儀を重んじるアベラがこの様な無作法に出る事は珍しく、迎えたソフィアと夫のラザールは『何事か?』と訝しく思った。

「これはこれは、アベラ夫人、どうされましたかな?」

困惑しつつも快く迎えたが、アベラは以前、苦虫を嚙み潰したような表情でいた。
お茶を運び終えたメイドたちが去り、漸くアベラは口を開いた。

「私の元に、この様な物が届きましたよ」

アベラが一通の手紙をラザールに差し出した。中を確認したラザールは一瞬にして顔色を変えた。
それは匿名の告発書で、「ベラミー伯爵子息のハワードは婚約者がいながら浮気をしている」、「相手はトンプソン男爵令嬢アリアナ」、「二人は逢瀬を重ねている」等が綴られていた。

「まさか、ハワードに限ってこの様な事は…」
「そうですよ!ハワードが浮気などする筈がありませんわ!」
「一体、誰がその様な事を…」
「誰でもよろしい、事実無根であればですけど、何をなさっているの、早くハワードをお呼びになって!」

執事が血相を変えてハワードを呼びに行き、事情を聞いたのか青い顔のハワードが現れた。
挨拶もそこそこに、ラザールが手紙を寄越して来て、ハワードは素早く目を通した。そして、内心で舌打ちしたのだった。
くそっ!匿名の手紙なんて送りやがって!どうせ、僕を妬んだ誰かの仕業なんだろう…

「おまえは心当たりがあるのか?」

心当たりなど生易しい、書かれていたのは《事実》だ。
だが、ハワードは認める訳にはいかなかった。目の前で両親が恐ろしい形相をしているし、母が懇意にしているアベラを怒らせる事は避けなければならない。
幸い、詳しい事は書かれていない、この程度であれば、「言い掛かり」と言える。ハワードは方針を決め、口を開いた。

「まず、アリアナ嬢はオフェリーの親友です。
オフェリーに紹介されて何度かパーティでも会いましたが、僕は婚約者の親友として接しているだけで、誓ってそれ以上の付き合いはありません。
全く、酷い言い掛かりですよ!これは、僕の幸せを妬んだ誰かの仕業でしょう」

堂々としたハワードの様子に、アベラは怒りを抑えたらしい。

「それならば問題はありません。
くれぐれも周囲に誤解される様な事はなさらない様に。騒がせて悪かったわね___」

一応謝罪の言葉を述べ、帰って行った。
ダントリク伯爵家の馬車を見送り、ラザールとソフィアは安堵の息を吐いた。

「全く、肝が冷えた、誰があんな讒言を…!」
「ハワードが優秀だから妬んでいるんでしょう、それにしても、アベラまで疑うなんて!」
「仕方がないさ、アベラは苦労しているからな…」
「ガレオとハワードを一緒にしないで貰いたいわ!それに愛されないのはあのキツイ性格の所為よ、傲慢だし、嫌な女だもの!」
「まぁ、そう言うな、彼女は我がベラミー伯爵家に富を齎してくれるからな___」

ハワードは今後のアリアナとの付き合いをどうするか、そればかりを考えており、両親の会話などは耳に届いていなかった。
この件はこれで一件落着したと誰もが思っていた、だが、三日後、ダントリク伯爵家から召喚要請が届き、駆けつける事となった。
そこには、ダントリク伯爵、夫人、養子のルシアンの姿があり、皆一様に冷やかな顔をしていた。夫人の様子から、自分の立場に気付けば良かったが、目の前の伯爵の威厳と圧力で頭が回っていなかった。

「ハワード、トンプソン男爵令嬢との関係は本当か?」

恐ろしい顔の伯爵を前に、ハワードは冷や汗が出たが、両親に話した通りに、「アリアナはオフェリーの親友で、パーティで顔を合わせる程度の仲」と話した。すると、「何と愚かな男だ!」恐ろしい声が轟き、テーブルに紙束が投げつけられた。

「それを見ろ!密偵に調べさせた、全て証拠は揃っている!」

ハワードとアリアナのパーティでの様子、会話の内容、逢瀬の記録、贈り物一覧…詳細に書かれた報告書に、ハワードたちは真っ青になった。

「ど、どういう事だ!ハワード!」

父が『何とかしろ!』という目で見てくる。ハワードは咄嗟に声を上げた。

「これは、陰謀です!!僕には全く身に覚えのない事…」
「ほう、私が雇った密偵を疑うのか?面通しが必要なら、幾らでも証人を呼んでやろう。
そういえば、二人で宝飾店に買い物に行っていたな、店員に婚約者と名乗ったそうじゃないか___」

ここまで固められては、崩す事は難しい、ハワードは言葉が続かず頭と肩を落とした。

「も、申し訳ございません!愚息がこの様な真似を…!ハワードには二度とこの様な事はさせませんので、どうかもう一度機会を…」
「笑わせるな!男爵令嬢如きと浮気をするとは、我がダントリク伯爵家を侮蔑したも同然だ!今後、貴様らの様な不義理な者と付き合う気は無い!分かったら、黙って署名をしろ!」

署名を迫られ、父とハワードは震える手で署名をした。
それを確認した伯爵は用は済んだとばかりに、三人を館から追い出したのだった。

ハワードとしては、オフェリーと結婚などしなくても構わなかった。
オフェリーは大人し過ぎてつまらない、それに愛嬌も無く気も利かない、見た目も野暮ったい。
それに引き換え、アリアナは明るく可愛らしい、いつも自分を立ててくれていた。
両親が決めた結婚相手というだけで、自分が結婚したいのは、アリアナの様な娘だった。
だから、『あいつ…俺を見下しやがって…!』と内心ハワードが怒り心頭だった相手は、オフェリーなどではなく、次期伯爵である養子のルシアンだった。
養子であるルシアンがあの場に居る事自体、ハワードは気に食わなかった。その上、ルシアンは終始、心底軽蔑する様な冷めた面持ちでいた。

養子の癖に、偉そうなんだよ!
俺は伯爵の血を引く、正真正銘の跡取りだぞ!
王立貴族学院を飛び級で卒業したとか、どうせ、金で買ったに違いないんだ、なのにオフェリーのヤツ、あんな奴を褒め千切って、俺の怒りを買って…全く、馬鹿な女だ!婚約破棄されて当然だ!

ハワードに未練はなく、寧ろ『これでアリアナと結婚出来る!』と喜んでいた。
ハワードはベラミー伯爵家の事情、オフェリーとの結婚の意味を、何も知らされていなかったのだ。

「この大馬鹿者が!!」

ベラミー伯爵家に着くや否や、当主伯爵のラザールの雷が落ちた。

「仕方がないでしょう、まさか証拠を掴んでいるなんて思わないじゃないですか…」
「証拠云々では無い!おまえが責めて正直に話してくれていたら、もっとやり様はあったんだ、それを、伯爵の怒りを買ってどうするのだ!
あんな法外な違約金と慰謝料を払わされるとは…」
「それは悪かったと思いますよ、ですが、そもそもはオフェリーが悪いんですよ、暗くて面白味が無い、見た目だって野暮ったいし、あんな娘は僕には似合いませんよ、結婚したって我が家の名を貶めるだけです」

やれやれという調子のハワードに、両親は「おまえは何も分かっとらんのだな」と頭を抱えた。

「ダントリク伯爵家は我が家よりも歴史があり名家で、その上、我が家と比較にならない程、裕福なのだ!
ソフィアがどれだけ苦労してアベラ夫人の懐に入り、この婚約を取り付けたか、おまえには想像出来んのか!
おまえとオフェリーの婚約で、ダントリク伯爵家から援助を受けていたのだ、結婚すれば更に援助金が貰える筈だった、これまで好き勝手贅沢が出来たのは、その算段があったからだ!おまえが浮気相手に貢ぐなど、本来であれば出来なかったんだぞ!」

「まさか、我が伯爵家は…金が無いのですか?」

ハワードは愕然となった。これまで、金が無いと感じた事は無かったからだ。

「直ぐにどうこうなるものではないが、おまえの代になれば厳しいだろう…」
「そんなの、父さんと母さんの所為でしょう!僕を巻き込まないで下さい!」
「散財は先代からだ、生活を下げられんのだ、これは血だ。だからこそ、この結婚が救いだったというのに…」
「それならそれで、先に言っておいてくれたら…」
「ああ、そうだ、おまえに誠実さを期待した私が愚かだった…」

父は肩を落とし、長い息を吐いた。だが、次に顔を上げた時には、強い眼光があった。

「ならば今度は先に言っておこう、おまえがアリアナ嬢と結婚するなら、廃嫡する!家は弟のデレックに継がせる。
それが嫌なら、裕福で援助の見込める令嬢を見付けて来い!」



「君との事を調べられてさ、オフェリーとは婚約破棄出来たんだけど、ダントリク伯爵家から莫大な違約金と慰謝料を請求されてね、両親が激怒してるんだ。
それで、君と結婚するなら、弟に家督を継がせるって言っているんだよ…はぁ、困ったなぁ」

ハワードはアリアナに事の顛末を自分に都合良く語った。
婚約破棄が成立し、二人は何処ででも会う事が出来る様になったが、ハワードの両親の怒りを買っている為、ベラミー伯爵家に呼ぶ事は出来なかった。その為、これまで使っていた密会の場である、街の宿屋を引き続き利用していたが、ハワードに使える金は制限され、頻繁には利用出来なくなった。その事は秘密にして、何だかんだと言い訳をし、「君の家で会おうよ」と言い含め、最近ではトンプソン男爵家の離れを使わせて貰っている。会って話をするだけなら十分だが、これまで通り体の関係を持つ事は出来ない。ハワードは欲求不満が溜まり、かなり鬱屈としていた。

「こそこそ調べ周るなんて、何て卑怯なのかしら!きっと、オフェリーが意地悪をしているのよ、私たちを妬んでいるんだわ!ああ、何て恐ろしいんでしょう!」
「ああ、オフェリーは嫉妬深く陰湿な女だからな!相手にされないから、僕を破滅させたいんだよ」
「こんな事で、あなたが家督を継げないなんて、おかしいわ!」
「両親は金に煩いんだよ、僕の小遣いも減らされてしまったんだ…」
「全部、オフェリーの所為ね!」
「その通りだよ、あの性悪女め!!」

一通り、オフェリーへの暴言を吐き出した後、アリアナがハワードの手を握ってきた。

「そうだわ、あなた、オフェリーと寄りを戻すのはどう?」
「折角婚約破棄出来たのにか?」
「だって、あなたが廃嫡されるなんて間違っているもの!
まずはオフェリーと結婚するの、それから折を見て彼女の有責で離縁すればいいわ!これなら、伯爵も納得するでしょう?
私を妻に迎えてくれるのはそれからでいいわ」
「君はそれでいいのかい?」
「勿論よ!あなたを愛しているもの、あなたを伯爵にしてあげたいの」
「ああ!君は素晴らしいよ、アリアナ!」

ハワードに固く抱きしめられながら、アリアナはニヤリとほくそ笑んだ。

アリアナは学園生時代から、オフェリーを妬ましく思っていた。
オフェリーは大人しく目立たない生徒だったが、成績は良い方で作法も身についており、立ち振る舞いに生まれの良さが伺え、《淑女らしい淑女》と称賛されていた。加えて、黒髪に緑色の瞳はミステリアスな魅力があると人気もあった。
アリアナにはそれがどうしても認められなかった。

成績は良くても、自己主張の無い、要領も悪い地頭の悪い女!
内気で度胸も無い意気地なし、優柔不断で自分では何も決められない、母親の言い成り人形!
黒髪、緑色の瞳がミステリアスなんてとんでもない!ただただ、地味で陰気なだけよ!
白い肌だって、家に籠ってばかりいて、不健康なだけ!
皆、騙されてるのよ!いつも一緒にいる私には分かるわ!オフェリーなんて、全然大した事無いわ!
それなのに、伯爵令嬢というだけで、皆から一目置かれ、素敵な婚約者までいる…

『許せない!』

オフェリーを取り巻く全てが、彼女には勿体ない!
私の方が可愛いのに!
ミルクティ色のふわふわとした髪を揺らして、明るい茶色の瞳で微笑んだら、男たちは皆「ぼうっ」とするもの!
男性とはいつも話が弾むし、楽しいって言って貰える、誘いも多いわ!
オフェリーなんて誰からも誘われないんだから!
私が女子に人気が無いのは、嫉妬からね!

『そうよ、オフェリーには相応しくない、相応しいのは私よ!』
『だから、奪っちゃえ!』

ハワードを奪うのは簡単だった。
少しも気付かないオフェリーを嘲笑い、優越感で最高の気分だった。
だけど、まさか、こんな事になるなんて…
アリアナの予想では、婚約破棄された後、入れ替わる様に自分がハワードの婚約者になる筈だった。
まさか、ハワードの両親に反対されるとは思ってもみなかった。しかも、自分と結婚したらハワードは廃嫡されてしまう。
ハワードは確かに見目も良く、好青年だが、伯爵家を継げなくては意味が無い。
そんなの、自慢出来ないじゃない!
いや、自慢処か、社交界では肩身の狭い思いをする事になるだろう。

駄目よ!駄目駄目!ハワードには絶対に伯爵を継いで貰うわ!
私は伯爵夫人になって、皆から傅かれるのよ!
その為にも、ハワードにはオフェリーと寄りを戻して貰わなくちゃ…

「どうせ、ハワード以上の結婚相手は見つからないだろうし、簡単ね!」

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