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人生とは、覚悟と決意の積み重ねだ。
私は新しい人生を手に入れた。それは簡単なことではなかった。半年もの時間をかけ、離婚という決断を突き詰め、その重さを受け止めた。大変だったけれど、片山さんが私の心の支えとなり助けてくれた。
振り返れば長い道のりだった。だが今、こうして自分の選んだ人生を歩んでいる。
そして今は、片山さんと楽しく付き合っている。
彼は私の笑顔を取り戻してくれたかけがえのない人になった。
片山さんは調査会社を経営している探偵だ。
かつては不安定な職業と見られていた探偵業も、今や時代の流れに乗って盛況だという。
何しろ、離婚率は3組に1組。離婚が増えたことで、探偵業の需要も高まっているらしい。
自分に合った生活をすることは、気楽で良い。
確かに、目標を高く持ち、懸命に働いて成功を収めることは素晴らしい。けれど、我慢を積み重ねて自分を見失ってまで続けるものではない。
幸せは、手を伸ばせばすぐそこにあるのだと気づいた。
他の道を選ばずずっと我慢をして、一歩を踏み出さなかったら今の私はいなかった。
私は不自由で苦しい結婚生活から抜け出し、自分の幸せをつかんだ。
弥彦さんと暮らしていた頃より、今の生活はずっと自由で心に余裕ができた。
その自由のおかげで、気持ちも穏やかになった。
会社が休みの前日には、片山さんの部屋へ行く。 住んでいるのは探偵事務所の横にある古いアパートだった。
彼はそろそろ住み替えようと思っていると言っていたけれど、出勤に便利だからなかなかここから離れられないらしい。
片山さんは、私の手料理をいつも美味しいと褒めてくれる。
ある日、私は特製のフレンチトーストを焼いた。バターをたっぷり染み込ませ、じっくりと焼き上げた一皿を彼の前に出す。
「優香、このフレンチトースト……ほんのり柑橘の香りがする?」
「ええ、隠し味よ」
「何を入れたんだ?」
「……みかんの皮」
「みかん?」
「そう。細かく刻んでシナモンと一緒に漬け込んでおいたの。ほのかな苦みと香りが、甘さを引き立てるのよ」
彼は驚いた顔をしたあと、静かに一口食べた。
「……すごいな。こんなひと工夫で味に奥行きが出るんだな」
「探偵なのに、謎解きに気づくのが遅かったわね」
私は冗談めかして笑った。すると彼はニヤリとして、フォークをゆっくりと動かした。
「次はどんなトリックが仕込まれているのか、楽しみだよ」
彼と一緒にいると毎日が楽しかった。
そうして二人の時間は、何気ない日常の中に小さな驚きを散りばめながら、より特別なものになっていった。
そして、しばらくして私たちは籍を入れた。
身内だけでささやかな結婚式を挙げた。
友人たちには事後報告になったけれど、みんなが「おめでとう」と温かく祝福してくれた。
中古マンションを購入し、引っ越した初日。私は片山さんとともに、新居の部屋をゆっくりと見渡した。
リビングは決して広くはないけれど、大きな窓から見える景色は美しく、心が躍る。
ここで新しい生活が始まるのだと思うと、胸が高鳴った。
片山さんは私の手を握って、ここで一緒に幸せな時間を過ごそうと優しく言ってくれた。
私はその言葉に感動し、涙がこぼれた。
かつて住んでいたタワーマンションのような壮麗な景色はない。
あの高層階からの眺め、街を見下ろす感覚、それは確かに特別なものだった。
けれど、今この中古マンションで過ごす時間は、何にも代えがたい幸せに満ちている。
華やかさより、穏やかな温もりがある。
ここが私の帰る場所なのだ。
その日、私はマンション近くの公園を一人で歩いていた。
秋の風が心地よく頬を撫でる。日曜日の夕暮れ時、子供たちの笑い声はすでに消え、公園は静寂に包まれていた。
落ち葉が舞い、オレンジ色の光が地面を優しく染める。
ふと視線を上げると、通りの向こうに見覚えのある姿があった。
弥彦さん……
思い出したくもない過去が、一瞬にして蘇る。
あの息苦しい日々、理不尽な言葉、耐え続けた時間。
心の奥に封じ込めたはずの記憶が蘇った。
ゆっくりと歩くその姿を見つめながら、私は深く息を吸った。
ここは、私の新しい生活の場所。 過去に囚われる必要はない。
私はそっと視線を逸らした。
けれど、彼は私に気がついたようで、ゆっくりとこちらへ歩み寄ってきた。
「久しぶりだね」
「お久しぶりです」
弥彦さんは、気まずそうに首の後ろをかいた。
あれから彼は賃貸マンションへ引っ越し、麻衣さんとともに新しい生活を始めたらしい。
私との離婚によって、彼は資産のほとんどを手放すことになったが、仕事に影響が出ないよう配慮した。
「今さらだけど、あの時はすまなかった。君が会社に離婚の理由を言わなかったおかげで、なんとか仕事を続けられている」
恨まれていないのだと思うと、少しほっとした。離婚しても彼は職を失ったわけではなく、依然として高収入のサラリーマンであることに変わりはないだろう。
「私と離婚したとき、麻衣さんはすでに妊娠していたみたいね。もう生まれたの?」
その事実が判明し、弥彦さんは麻衣さんと再婚することとなったようだ。
「あ、ああ。知ってたんだな。女の子だ」
「そうなのね。おめでとう……弁護士の渡辺さんから聞いたわ」
あの時以来、弥彦さんとは直接話をせず、すべて弁護士を通していた。
麻衣さんは計画的に彼の子を身ごもったのかもしれない。今となっては私には関係のないことだが、彼女は二人目の出産で、もう一人子どもがいることを弥彦さんに伝えていたのだろうか?その疑問は、彼の次の言葉で明らかになった。
「実は麻衣にはもう一人、子どもがいて、俺は二人の子持ちになったんだ」
……なんだか、すごいサプライズを受けたのね、なんていうかお気の毒。
彼の現在の状況に笑ってはいけないのに、吹き出してしまいそうになる。
どうしよう……彼の悲壮感漂う表情を見てしまうと、どうにも気持ちを抑えられない。
「そ、そう……なのね」
なんとか深呼吸して、気持ちを落ち着かせた。
「本当に、今更ながら、君と夫婦だった時の自分が傲慢だったと感じている。女の人の家事や育児は大変だよ」
「そうね。今は麻衣さんの家事を手伝ったりしているの?」
彼は無表情のまま、ゆっくりと頷いた。
その姿は、どこか疲れ切った病人のようにも見える。
……弥彦さん大丈夫だろうか。
「この間、仕事から帰ってくると、家の中がまるで戦場のようになってたんだ。家具がひっくり返り、食器が散乱していた。俺は泥棒に入られたと思って警察を呼んだ。部屋の中から麻衣が一人で出てきたから、何があった?と尋ねたら、大掃除の日だから、全部一気に片付けてると答えた。麻衣が大掃除をしていただけだったんだ」
私は下手なアメリカンジョークを聞いているような気分になって、とうとう吹き出してしまった。
「弥彦さん、賑やかな生活をしているみたいね。幸せそうだわ」
「そうだね。毎日、活気に満ちた……卸売市場に……いるような気分になってね。俺は、幸せなんだろうか……」
幼児が走り回る中、赤ちゃんのおむつを替えている弥彦さんの姿を想像してしまう。
「そうなのね。え……と、麻衣さんは逞しいからきっと大丈夫よ。その、頑張ってね!私は、頑張ってるわよ!前向きに行かなくちゃね!ポジティブにね」
弥彦さんは、私のエネルギッシュな言葉に苦笑いして、深いため息をついた。
「近くに住んでいるから、また会うかもしれないな……」
そう言い残し、じゃぁ、元気でと言い、彼は静かに去っていった。
4年近く、あの人の妻だったのかと思うと、なんだか不思議な気持ちになった。
さっきの話を聞くぶんには、彼は今、麻衣さんの尻に敷かれているようだ。
きっと彼女は子育てで手いっぱいで、夫の世話まで気が回らないのだろう。
弥彦さんは、二人の子どもの父親なのだから、積極的にママを手伝わなくちゃね。
自分がしてもらおうと思っていたら幸せになんてなれない。
遠ざかる彼の姿は、なんだか年老いた老人のように見えた。
私はその背中に向かって、そっと小さくエールを送った。
「ファイト」
私は公園のベンチに腰を下ろし、ふと空を見上げた。
夕焼けに染まるオレンジ色の雲が、穏やかに流れていく。
『病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も……』
あの誓いを交わした日のことを、私はふと思い出した。4年前、華やかな会場で牧師の問いかけに頷いたあの日。
それがすべての始まりだった。
けれど、誓いとは何だろう。
神の前で交わした約束が、時間とともに変わるものだとしたら、それは本当に誓いと言えるのだろうか。
結局のところ、人の気持ちひとつで、未来なんてどうとでも変わるのだ。
私は静かに空を仰いだ。
夕焼けに染まるオレンジ色の雲が、ゆっくりと流れていく。
過去は過去。
私の人生は、もう止まることなく片山さんと共に前に進んでいる。
見上げた空に一番星を見つけた。
その輝きを眺めながら、私は心の中でそっと誓う。
「これからも前を向いて生きていこう。私らしく、そして幸せに」
遠くに片山さんの姿が見えた。私を迎えに来てくれたようだ。
新しい風が吹き抜けた。
未来は、確かにここにある。
完
*ありがとうございましたm(__)m
私は新しい人生を手に入れた。それは簡単なことではなかった。半年もの時間をかけ、離婚という決断を突き詰め、その重さを受け止めた。大変だったけれど、片山さんが私の心の支えとなり助けてくれた。
振り返れば長い道のりだった。だが今、こうして自分の選んだ人生を歩んでいる。
そして今は、片山さんと楽しく付き合っている。
彼は私の笑顔を取り戻してくれたかけがえのない人になった。
片山さんは調査会社を経営している探偵だ。
かつては不安定な職業と見られていた探偵業も、今や時代の流れに乗って盛況だという。
何しろ、離婚率は3組に1組。離婚が増えたことで、探偵業の需要も高まっているらしい。
自分に合った生活をすることは、気楽で良い。
確かに、目標を高く持ち、懸命に働いて成功を収めることは素晴らしい。けれど、我慢を積み重ねて自分を見失ってまで続けるものではない。
幸せは、手を伸ばせばすぐそこにあるのだと気づいた。
他の道を選ばずずっと我慢をして、一歩を踏み出さなかったら今の私はいなかった。
私は不自由で苦しい結婚生活から抜け出し、自分の幸せをつかんだ。
弥彦さんと暮らしていた頃より、今の生活はずっと自由で心に余裕ができた。
その自由のおかげで、気持ちも穏やかになった。
会社が休みの前日には、片山さんの部屋へ行く。 住んでいるのは探偵事務所の横にある古いアパートだった。
彼はそろそろ住み替えようと思っていると言っていたけれど、出勤に便利だからなかなかここから離れられないらしい。
片山さんは、私の手料理をいつも美味しいと褒めてくれる。
ある日、私は特製のフレンチトーストを焼いた。バターをたっぷり染み込ませ、じっくりと焼き上げた一皿を彼の前に出す。
「優香、このフレンチトースト……ほんのり柑橘の香りがする?」
「ええ、隠し味よ」
「何を入れたんだ?」
「……みかんの皮」
「みかん?」
「そう。細かく刻んでシナモンと一緒に漬け込んでおいたの。ほのかな苦みと香りが、甘さを引き立てるのよ」
彼は驚いた顔をしたあと、静かに一口食べた。
「……すごいな。こんなひと工夫で味に奥行きが出るんだな」
「探偵なのに、謎解きに気づくのが遅かったわね」
私は冗談めかして笑った。すると彼はニヤリとして、フォークをゆっくりと動かした。
「次はどんなトリックが仕込まれているのか、楽しみだよ」
彼と一緒にいると毎日が楽しかった。
そうして二人の時間は、何気ない日常の中に小さな驚きを散りばめながら、より特別なものになっていった。
そして、しばらくして私たちは籍を入れた。
身内だけでささやかな結婚式を挙げた。
友人たちには事後報告になったけれど、みんなが「おめでとう」と温かく祝福してくれた。
中古マンションを購入し、引っ越した初日。私は片山さんとともに、新居の部屋をゆっくりと見渡した。
リビングは決して広くはないけれど、大きな窓から見える景色は美しく、心が躍る。
ここで新しい生活が始まるのだと思うと、胸が高鳴った。
片山さんは私の手を握って、ここで一緒に幸せな時間を過ごそうと優しく言ってくれた。
私はその言葉に感動し、涙がこぼれた。
かつて住んでいたタワーマンションのような壮麗な景色はない。
あの高層階からの眺め、街を見下ろす感覚、それは確かに特別なものだった。
けれど、今この中古マンションで過ごす時間は、何にも代えがたい幸せに満ちている。
華やかさより、穏やかな温もりがある。
ここが私の帰る場所なのだ。
その日、私はマンション近くの公園を一人で歩いていた。
秋の風が心地よく頬を撫でる。日曜日の夕暮れ時、子供たちの笑い声はすでに消え、公園は静寂に包まれていた。
落ち葉が舞い、オレンジ色の光が地面を優しく染める。
ふと視線を上げると、通りの向こうに見覚えのある姿があった。
弥彦さん……
思い出したくもない過去が、一瞬にして蘇る。
あの息苦しい日々、理不尽な言葉、耐え続けた時間。
心の奥に封じ込めたはずの記憶が蘇った。
ゆっくりと歩くその姿を見つめながら、私は深く息を吸った。
ここは、私の新しい生活の場所。 過去に囚われる必要はない。
私はそっと視線を逸らした。
けれど、彼は私に気がついたようで、ゆっくりとこちらへ歩み寄ってきた。
「久しぶりだね」
「お久しぶりです」
弥彦さんは、気まずそうに首の後ろをかいた。
あれから彼は賃貸マンションへ引っ越し、麻衣さんとともに新しい生活を始めたらしい。
私との離婚によって、彼は資産のほとんどを手放すことになったが、仕事に影響が出ないよう配慮した。
「今さらだけど、あの時はすまなかった。君が会社に離婚の理由を言わなかったおかげで、なんとか仕事を続けられている」
恨まれていないのだと思うと、少しほっとした。離婚しても彼は職を失ったわけではなく、依然として高収入のサラリーマンであることに変わりはないだろう。
「私と離婚したとき、麻衣さんはすでに妊娠していたみたいね。もう生まれたの?」
その事実が判明し、弥彦さんは麻衣さんと再婚することとなったようだ。
「あ、ああ。知ってたんだな。女の子だ」
「そうなのね。おめでとう……弁護士の渡辺さんから聞いたわ」
あの時以来、弥彦さんとは直接話をせず、すべて弁護士を通していた。
麻衣さんは計画的に彼の子を身ごもったのかもしれない。今となっては私には関係のないことだが、彼女は二人目の出産で、もう一人子どもがいることを弥彦さんに伝えていたのだろうか?その疑問は、彼の次の言葉で明らかになった。
「実は麻衣にはもう一人、子どもがいて、俺は二人の子持ちになったんだ」
……なんだか、すごいサプライズを受けたのね、なんていうかお気の毒。
彼の現在の状況に笑ってはいけないのに、吹き出してしまいそうになる。
どうしよう……彼の悲壮感漂う表情を見てしまうと、どうにも気持ちを抑えられない。
「そ、そう……なのね」
なんとか深呼吸して、気持ちを落ち着かせた。
「本当に、今更ながら、君と夫婦だった時の自分が傲慢だったと感じている。女の人の家事や育児は大変だよ」
「そうね。今は麻衣さんの家事を手伝ったりしているの?」
彼は無表情のまま、ゆっくりと頷いた。
その姿は、どこか疲れ切った病人のようにも見える。
……弥彦さん大丈夫だろうか。
「この間、仕事から帰ってくると、家の中がまるで戦場のようになってたんだ。家具がひっくり返り、食器が散乱していた。俺は泥棒に入られたと思って警察を呼んだ。部屋の中から麻衣が一人で出てきたから、何があった?と尋ねたら、大掃除の日だから、全部一気に片付けてると答えた。麻衣が大掃除をしていただけだったんだ」
私は下手なアメリカンジョークを聞いているような気分になって、とうとう吹き出してしまった。
「弥彦さん、賑やかな生活をしているみたいね。幸せそうだわ」
「そうだね。毎日、活気に満ちた……卸売市場に……いるような気分になってね。俺は、幸せなんだろうか……」
幼児が走り回る中、赤ちゃんのおむつを替えている弥彦さんの姿を想像してしまう。
「そうなのね。え……と、麻衣さんは逞しいからきっと大丈夫よ。その、頑張ってね!私は、頑張ってるわよ!前向きに行かなくちゃね!ポジティブにね」
弥彦さんは、私のエネルギッシュな言葉に苦笑いして、深いため息をついた。
「近くに住んでいるから、また会うかもしれないな……」
そう言い残し、じゃぁ、元気でと言い、彼は静かに去っていった。
4年近く、あの人の妻だったのかと思うと、なんだか不思議な気持ちになった。
さっきの話を聞くぶんには、彼は今、麻衣さんの尻に敷かれているようだ。
きっと彼女は子育てで手いっぱいで、夫の世話まで気が回らないのだろう。
弥彦さんは、二人の子どもの父親なのだから、積極的にママを手伝わなくちゃね。
自分がしてもらおうと思っていたら幸せになんてなれない。
遠ざかる彼の姿は、なんだか年老いた老人のように見えた。
私はその背中に向かって、そっと小さくエールを送った。
「ファイト」
私は公園のベンチに腰を下ろし、ふと空を見上げた。
夕焼けに染まるオレンジ色の雲が、穏やかに流れていく。
『病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も……』
あの誓いを交わした日のことを、私はふと思い出した。4年前、華やかな会場で牧師の問いかけに頷いたあの日。
それがすべての始まりだった。
けれど、誓いとは何だろう。
神の前で交わした約束が、時間とともに変わるものだとしたら、それは本当に誓いと言えるのだろうか。
結局のところ、人の気持ちひとつで、未来なんてどうとでも変わるのだ。
私は静かに空を仰いだ。
夕焼けに染まるオレンジ色の雲が、ゆっくりと流れていく。
過去は過去。
私の人生は、もう止まることなく片山さんと共に前に進んでいる。
見上げた空に一番星を見つけた。
その輝きを眺めながら、私は心の中でそっと誓う。
「これからも前を向いて生きていこう。私らしく、そして幸せに」
遠くに片山さんの姿が見えた。私を迎えに来てくれたようだ。
新しい風が吹き抜けた。
未来は、確かにここにある。
完
*ありがとうございましたm(__)m
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