ダメ吸血鬼の許嫁彼女

鬼神アスラン

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花は桜のように散る。まるで歳をとった男の髪のよう

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屋敷に入るとそこはなんつーかもうあれだ現実的ではない異世界のようだったテレビやアニメでしか見たことないような言葉では表すことの出来ないでかさと広さと大きさだった…いや、全部同じじゃん
とりあえずでかくてキラキラしてて本当に凄かった
玄関は七帖くらいあって床は大理石でピカピカだった
よく掃除が行き届いている靴箱の上には
多分純金の壺みたいのが乗っててそこには綺麗な赤と白と青色のバラが刺さってた
脱出ゲームのヒントみたいだなーと思いながら玄関で靴を脱ぎ、廊下15メートルくらい歩くとその先20メートルはあるであろう廊下にたった2つのドアだけがある
『どんだけ広い部屋なんだよ…』
と小さい声でポツンと呟くと
メイド『あなたの部屋ですよ』
っと首の後ろから言われ振り返ると
あらまぁ綺麗なお顔が目の前に…
理性がもたない
諸君考えてもご覧なさいなクビに生暖かい息がかかって振り返ると美少女がいるんだよそのまま押し倒そうとするのは男として当然だろ
『抱いていい…』
メイド『何をおっしゃっているのか理解できません、駄犬様』
『あらまぁ辛辣』
『ってかさっきまで旦那様だったのにいきなり駄犬に降格』
メイド『はい』
うん、いい笑顔、これには俺ちゃん返す言葉もない
『なんかごめん』
メイド『お気になさらず駄犬様』
『怒ってる?』
メイド『いえ、怒っていませんよ、駄犬様死んで下さい駄犬様』
『あれ今死ねって…』
メイド『気のせいですわ旦那様』
一体何に怒ってんだろ
聞いても答えてくれないので、その場は流すことにしたがやはり気になってしまう。
ってよくよく考えなくてもセクハラじゃん
何やってんだよ、謝ろうと思い屋敷を徘徊していると凄く大きな扉の前にきた
一体ここはどこなんだ

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