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第十三章:新たな地
220.閑話:ご主人様と娘たちの思い出しリスト
しおりを挟む――とある道中。
「アック様、アック様!!」
「何だ、ルティ」
「ミルシェさんも一緒に連れて行けないのは、やっぱり人手不足だからですか~?」
「そうだな。再建するにしても、信頼のおける人間……エルフでもいいが、絶対数が足りないからな。誰か心当たりがあるのか?」
「いいえ~!」
思わせぶっておいて、何も無いのか。
サンフィアを連れて行きたかったが、おれ以外の人間を怖れているのを無理に連れて行けなかった。
出来れば、何もかも通じる仲間と一緒に行動することが一番いいのだが……。
「アック様。心当たりは後で出ると思います! それよりも、エルフさんたちや関わった人たちを思い出したいです! どうですかっ?」
「思い出す……それもそうだな。再会することもあるだろうし、思い出してみるか」
「ぜひぜひぜひ!」
◇◇
◆アック・イスティ ランク不明 ジョブ不明……強いて言えば、魔法寄り。
ソードスキル習得済み、神剣フィーサブロスとガチャで出した錆びた剣を併用している。
レア確定のガチャスキルがあり、役に立たないモノはほとんど出ない。
拳だけで岩を砕ける。魔法と物理攻撃の無効化が可能。
ルティの手料理でスキルが上がるのは、アックだけである。
神族国家ヘリアディオスで、火神アグニと風神ラファーガの印を得たことで、炎属性と風属性はほぼ極めた。
ただし元々水属性に縁があるので、得意としているのは水属性と氷属性である。
無属性と闇属性も使えるものの、光属性は滅多に使わない。
唯一回復魔法が使えないが、自然治癒が備わっているのでダメージを負うことはほとんど無くなった。
不完全な転移魔法が使える。
滅亡していたイデアベルク公国を取り戻した国主であり、再建中。
現時点で、エルフと獣人の人口が多い。すでに釣りギルドが出来ている模様。
◆ルティシア・テクス ドワーフ族の娘 赤毛をしていて身長は低め。
基本的にメイドエプロンを着ている。愛称はルティ。
イデアベルク公国内に、『ルティのこぶし亭』という料理屋を作った。
アックがガチャで運命的に引いたのが、ルティである。
回復魔道士と名乗っていたものの、魔法は一切使えないため、現在は錬金術と薬師、料理効果を得意としている。
炎耐性があり、灼熱温度でもほぼ無傷。反対に氷、寒さには非常に弱い。
◆フィーサブロス ガチャで引いた両手剣。 当初はミスリル製の宝剣だったが、神剣に打ち直された。
レベルは900から901へアップ。人化が可能で、自在に変化出来る。
あらゆる魔法を弾くことが可能で、エンチャントによる攻撃として魔法剣にもなれる。
愛称はフィーサ。シーニャと仲がいいらしい。
◆シーニャ 森で出会った虎娘。当初は人間嫌いで、アックのことも嫌っていた。
虎人族であり、ハイクラスのワータイガーでもある。
モフモフな彼女は、アックにしか従わない。
初めの頃は、耳や尻尾に至るまで一切触れさせなかった。
ガチャでも無ければ、テイムでもないが、アックの強さに惹かれて今に至る。
攻撃タイプは近接物理。自身の爪で攻撃する。魔法耐性が無く、熱に弱い。
ただし回復魔法がちょっとだけ使える。
◆ミルシェ・オリカ 初めは水棲怪物スキュラだった。現在は、王女の成り代わりをした亜人種。
スキュラの時は、水属性を得意として海の魔物を従えていた。
ミルシェとなってからは、攻撃をすることが出来なくなっている。
しかし代わりに、防御に特化したことで防御魔法を唱えることが可能。
アックを支える軍師的な役割をしつつ、フィーサよりも長く生きているらしく、誰よりもお姉さんな存在となった。
◇◇
「はぇぇ~! そうだったんですねぇ」
「まぁ、そんなところだな」
「エルフさんたちや、これまで出会った人たちは思い出せませんか?」
「……サンフィアたちのことは、公国の再建が進んだら思い出す。これまでの人とか、これからの人は先が長いだろうから、その時だな」
「分かりましたっ! 私の魔石のことも忘れないで下さいよ~?」
「もちろんだ」
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