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第12話 ハーレム、静かに始まる
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夜明け前の薄明かりの中、リオンとリィナは村を出発した。
目的地は女神イアが告げた「聖域アルメリア」。そこに行けば、加護の真実が分かる。
古の王国が築いた聖都跡、今では荒廃し、魔力の濃い霧に包まれた禁地。
普通の人間であれば近づくだけで命を落とすと言われている場所だった。
荷物を背に、二人は森を抜ける街道へ出た。
朝露の中を進む旅路は清々しくも、どこか現実離れしている。
風に舞う光の粒が、女神イアの加護を思わせた。
しばらく歩くと、小高い丘の先に見慣れない隊商の姿が見えた。
商人の馬車隊にしては人数が多く、皆鎧を身につけている。
リオンが警戒して立ち止まったその時、前列にいた人物がこちらへと歩み寄ってきた。
「……あなたが、リオン・グレインですか?」
透き通るような声だった。
現れたのは長い黒髪を結い上げた女性。
細身の体を金属の軽装鎧が包み、腰には双剣。
その涼やかな瞳には、戦士としての自負が見えた。
「そうだけど、あんたは?」
「ミレーユ・カートレット。王立第二騎士団の副隊長です。けれど今は脱走兵扱いですよ」
彼女は皮肉っぽく笑った。
リィナがリオンの隣に立つ。警戒の色が浮かんでいる。
ミレーユはその様子に気づき、手を挙げて見せた。
「待ってください。戦いに来たわけじゃありません。王都軍の討伐の件、知っていますね? 私は反対した側なんです」
「……反対?」
「ええ。勇者アレンは人々の希望であるはずなのに、いつのまにか“神をも越える”と言い出した。怖かった。だから私は、彼に付き従うことをやめた。あなたに会って確かめたかったんです。加護の器は本当に災厄なのかどうか」
リオンとリィナは顔を見合わせた。
旅の序盤にそんな人物と出会うとは思っていなかったが、彼女の目は真剣だった。
「なら、来るといい。危険な道だけど、俺たちは聖域アルメリアを目指している」
ミレーユは一瞬だけ驚いたように目を瞬かせ、それから凛とした笑みを浮かべた。
「導いてください。リオン様」
その言葉にリィナが思わずむっとした表情を浮かべる。
「“様”なんてつける必要ないです!」
「たしかに。でも、命を預けるなら敬意も払うべきでしょう?」
「……う」
リィナが言葉に詰まり、リオンは少し困った顔で二人のやり取りを止めた。
「まあまあ、これから旅は長い。仲良くやってくれ」
目的地に向けて三人の旅が始まった。
荒野を越え、古い街道跡を避けながら北西へ。
途中、魔物の群れと遭遇したときは、ミレーユの双剣が驚くほどの速さで空を切った。
強靭な腕から繰り出される斬撃はまるで舞うようで、風が剣に従って動いているようだった。
リィナが呆気に取られて見つめる。
「すごい……これほどの実力があるなんて」
「訓練ですわ。貴女も、聖女の末裔でしょう? なら学べます」
「えっ、私が?!」
ミレーユの無邪気な笑みに、リィナの肩が跳ね上がる。
その隣でリオンが小さくため息をついた。
「また賑やかになったな……」
翌日、森を抜けた一行は、霧に包まれた湖畔の小村に辿り着いた。
廃村のような静けさの中、ただ一軒だけ宿屋の灯がともっている。
「珍しいですね、旅人なんて」
出迎えたのは、琥珀色の瞳を持つ少女だった。
柔らかな笑顔と透き通る声。まるでこの場所に溶け込む精霊のようだった。
「村長は?」とリオンが尋ねると、少女は一瞬だけ悲しげな表情を浮かべた。
「もうずっと前に亡くなりました。私ひとりです」
夕食の席、彼女が差し出したスープからはやさしい香りが立ち上る。
ミレーユは食事をとりながら少女に尋ねた。
「あなた、名前は?」
「シエラです。この湖の守り神に仕える者でした。けれど……もう神様はいません」
リィナがはっと息をのむ。
神が消えた村。その言葉に胸の奥がざわついた。
シエラは穏やかに笑った。
「でも最近になって、空から奇跡の光が差したのを見たんです。破壊ではなく、癒しの光。たぶんそれは――あなたです」
「俺を?」
「はい、リオン様。千の加護を持つ方。あなたが来るのを、ずっと祈っていました」
全員が息をのむ。彼女の周囲にふわりと淡い光が浮かび、まるで湖の精が現れたようだった。
シエラはそっとリオンの手を取る。
「私はこの湖に封じられた聖域への門を守る存在です。その門を開くためには、“加護の器”の力が必要でした。だけど、あなたが来たなら……」
光が強まり、湖面全体が揺らめく。
彼女の背に、水から作られたような薄い羽が現れていた。
「あなた、精霊……なのか?」
「ええ。人としての姿を保てるのも、もはや僅かな時間だけ。でも私は、あなたに託すために残りました」
ミレーユもリィナも立ち上がり、リオンの隣に駆け寄った。
「何を託すんですか?」
「加護の記憶です。聖域アルメリアへの鍵を、あなたたちに」
その瞬間、湖面が割れた。
青白い光が渦を巻いて空へと昇り、三人の身体を包み込む。
彼らの視界に浮かんだのは、古の神々が描いた巨大な円環――聖域の入口。
ただしその美しい光景の中にも、闇があった。
光の裏側に、赤黒い霧のような影が蠢いている。
「これは……?」リィナが叫ぶ。
シエラの声がかすかに返る。
「闇の縛め。封印を解くたびに力を取り戻す魔王の残滓です。あなたの力に引かれ、また動き出しています」
リオンの胸が熱を帯びる。力が共鳴している感覚。
「大丈夫だ、俺が抑える」
「でも、リオンさん……!」
「平気。君たちを護るために、この力がある」
手を翳すと、光が収束し、闇がかき消された。湖はやがて静まり、再び穏やかな姿を取り戻す。
シエラがほっと息をつき、穏やかに微笑んだ。
「見事です。あなたがこの地に現れた理由が、ようやくわかりました。どうか……聖域の真実を確かめてください」
光の羽がふわりと舞い、シエラの身体が霧のように薄れていく。
リィナとミレーユが同時に手を伸ばす。
「待って、まだ聞きたいことが……!」
しかし少女は静かに首を振り、消える間際に言葉を残した。
「あなたたちは、“女神の伴侶”。この世の秩序を取り戻すために選ばれた者たち。絆をつなぎなさい」
光が完全に消えると、湖面に三人の姿だけが残った。
静けさの中、リィナとミレーユが同時にリオンを見る。
「……女神の伴侶って、どういう意味なんでしょうね」
「さあな。でも、ややこしいことになりそうだ」
ミレーユがからかうように笑い、リィナが頬を膨らませる。
「からかわないでください。リオンさんは誰の伴侶にもなりません!」
「ふふ。そう言いながら、その顔は真っ赤ですよ?」
「なっ……!」
リオンは頭をかきながらため息をついた。
「頼むから喧嘩しないでくれ。聖域まではまだ遠いんだから」
その言葉に二人は同時に口をつぐみ、しかしどちらも目をそらさなかった。
月の光が三人の影を並べて照らす。
リオンの旅は、神々の謎を追うだけでなく、予期せぬ形で賑やかさを増していく。
静かな湖畔の夜に、微かな波音が響く。
まるで女神が笑っているかのように。
こうして――リオンを中心とした新たな絆の物語が、静かに幕を開けた。
目的地は女神イアが告げた「聖域アルメリア」。そこに行けば、加護の真実が分かる。
古の王国が築いた聖都跡、今では荒廃し、魔力の濃い霧に包まれた禁地。
普通の人間であれば近づくだけで命を落とすと言われている場所だった。
荷物を背に、二人は森を抜ける街道へ出た。
朝露の中を進む旅路は清々しくも、どこか現実離れしている。
風に舞う光の粒が、女神イアの加護を思わせた。
しばらく歩くと、小高い丘の先に見慣れない隊商の姿が見えた。
商人の馬車隊にしては人数が多く、皆鎧を身につけている。
リオンが警戒して立ち止まったその時、前列にいた人物がこちらへと歩み寄ってきた。
「……あなたが、リオン・グレインですか?」
透き通るような声だった。
現れたのは長い黒髪を結い上げた女性。
細身の体を金属の軽装鎧が包み、腰には双剣。
その涼やかな瞳には、戦士としての自負が見えた。
「そうだけど、あんたは?」
「ミレーユ・カートレット。王立第二騎士団の副隊長です。けれど今は脱走兵扱いですよ」
彼女は皮肉っぽく笑った。
リィナがリオンの隣に立つ。警戒の色が浮かんでいる。
ミレーユはその様子に気づき、手を挙げて見せた。
「待ってください。戦いに来たわけじゃありません。王都軍の討伐の件、知っていますね? 私は反対した側なんです」
「……反対?」
「ええ。勇者アレンは人々の希望であるはずなのに、いつのまにか“神をも越える”と言い出した。怖かった。だから私は、彼に付き従うことをやめた。あなたに会って確かめたかったんです。加護の器は本当に災厄なのかどうか」
リオンとリィナは顔を見合わせた。
旅の序盤にそんな人物と出会うとは思っていなかったが、彼女の目は真剣だった。
「なら、来るといい。危険な道だけど、俺たちは聖域アルメリアを目指している」
ミレーユは一瞬だけ驚いたように目を瞬かせ、それから凛とした笑みを浮かべた。
「導いてください。リオン様」
その言葉にリィナが思わずむっとした表情を浮かべる。
「“様”なんてつける必要ないです!」
「たしかに。でも、命を預けるなら敬意も払うべきでしょう?」
「……う」
リィナが言葉に詰まり、リオンは少し困った顔で二人のやり取りを止めた。
「まあまあ、これから旅は長い。仲良くやってくれ」
目的地に向けて三人の旅が始まった。
荒野を越え、古い街道跡を避けながら北西へ。
途中、魔物の群れと遭遇したときは、ミレーユの双剣が驚くほどの速さで空を切った。
強靭な腕から繰り出される斬撃はまるで舞うようで、風が剣に従って動いているようだった。
リィナが呆気に取られて見つめる。
「すごい……これほどの実力があるなんて」
「訓練ですわ。貴女も、聖女の末裔でしょう? なら学べます」
「えっ、私が?!」
ミレーユの無邪気な笑みに、リィナの肩が跳ね上がる。
その隣でリオンが小さくため息をついた。
「また賑やかになったな……」
翌日、森を抜けた一行は、霧に包まれた湖畔の小村に辿り着いた。
廃村のような静けさの中、ただ一軒だけ宿屋の灯がともっている。
「珍しいですね、旅人なんて」
出迎えたのは、琥珀色の瞳を持つ少女だった。
柔らかな笑顔と透き通る声。まるでこの場所に溶け込む精霊のようだった。
「村長は?」とリオンが尋ねると、少女は一瞬だけ悲しげな表情を浮かべた。
「もうずっと前に亡くなりました。私ひとりです」
夕食の席、彼女が差し出したスープからはやさしい香りが立ち上る。
ミレーユは食事をとりながら少女に尋ねた。
「あなた、名前は?」
「シエラです。この湖の守り神に仕える者でした。けれど……もう神様はいません」
リィナがはっと息をのむ。
神が消えた村。その言葉に胸の奥がざわついた。
シエラは穏やかに笑った。
「でも最近になって、空から奇跡の光が差したのを見たんです。破壊ではなく、癒しの光。たぶんそれは――あなたです」
「俺を?」
「はい、リオン様。千の加護を持つ方。あなたが来るのを、ずっと祈っていました」
全員が息をのむ。彼女の周囲にふわりと淡い光が浮かび、まるで湖の精が現れたようだった。
シエラはそっとリオンの手を取る。
「私はこの湖に封じられた聖域への門を守る存在です。その門を開くためには、“加護の器”の力が必要でした。だけど、あなたが来たなら……」
光が強まり、湖面全体が揺らめく。
彼女の背に、水から作られたような薄い羽が現れていた。
「あなた、精霊……なのか?」
「ええ。人としての姿を保てるのも、もはや僅かな時間だけ。でも私は、あなたに託すために残りました」
ミレーユもリィナも立ち上がり、リオンの隣に駆け寄った。
「何を託すんですか?」
「加護の記憶です。聖域アルメリアへの鍵を、あなたたちに」
その瞬間、湖面が割れた。
青白い光が渦を巻いて空へと昇り、三人の身体を包み込む。
彼らの視界に浮かんだのは、古の神々が描いた巨大な円環――聖域の入口。
ただしその美しい光景の中にも、闇があった。
光の裏側に、赤黒い霧のような影が蠢いている。
「これは……?」リィナが叫ぶ。
シエラの声がかすかに返る。
「闇の縛め。封印を解くたびに力を取り戻す魔王の残滓です。あなたの力に引かれ、また動き出しています」
リオンの胸が熱を帯びる。力が共鳴している感覚。
「大丈夫だ、俺が抑える」
「でも、リオンさん……!」
「平気。君たちを護るために、この力がある」
手を翳すと、光が収束し、闇がかき消された。湖はやがて静まり、再び穏やかな姿を取り戻す。
シエラがほっと息をつき、穏やかに微笑んだ。
「見事です。あなたがこの地に現れた理由が、ようやくわかりました。どうか……聖域の真実を確かめてください」
光の羽がふわりと舞い、シエラの身体が霧のように薄れていく。
リィナとミレーユが同時に手を伸ばす。
「待って、まだ聞きたいことが……!」
しかし少女は静かに首を振り、消える間際に言葉を残した。
「あなたたちは、“女神の伴侶”。この世の秩序を取り戻すために選ばれた者たち。絆をつなぎなさい」
光が完全に消えると、湖面に三人の姿だけが残った。
静けさの中、リィナとミレーユが同時にリオンを見る。
「……女神の伴侶って、どういう意味なんでしょうね」
「さあな。でも、ややこしいことになりそうだ」
ミレーユがからかうように笑い、リィナが頬を膨らませる。
「からかわないでください。リオンさんは誰の伴侶にもなりません!」
「ふふ。そう言いながら、その顔は真っ赤ですよ?」
「なっ……!」
リオンは頭をかきながらため息をついた。
「頼むから喧嘩しないでくれ。聖域まではまだ遠いんだから」
その言葉に二人は同時に口をつぐみ、しかしどちらも目をそらさなかった。
月の光が三人の影を並べて照らす。
リオンの旅は、神々の謎を追うだけでなく、予期せぬ形で賑やかさを増していく。
静かな湖畔の夜に、微かな波音が響く。
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