老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴

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ヴルタヴァ

第16話:狂気のフェロー

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それから数時間後――――――冒険者ギルド内


 フェローが冒険者ギルドの中にある部屋からあくびをしながら出てきた。

「ひーふーみーよー おー 結構持ってんな」

 冒険者ギルドの入団テストを受けに来た受験生がニヒツを持ってフェローが起きてくるのを待っていた。
  そこにいたのは全員で13人。そのうち10人がニヒツを手にしていた。
 
「……まぁこんなもんか」 

 フェローがそれを見てタメ息をついた。

 その時アイレとシェルとアクアが走って戻ってきた。

「良かった間に合った……」「もう動けない…‥」 「死んだ……」

 肩で息をしていて冒険者ギルドの中に入ると途端に座り込んだ


「おいおい、だらしねーなー。 ガキ共はもっと体力つけろ。お前らニヒツはどうした?」

「ニヒツはなかったよ」 

 アイレがそう言うとフェローはアイレ達を見ながらそういうとなぜか少しだけ嬉しそうな顔をした。


「じゃあもう締め切りだ 地面に倒れてるガキ3人とそこの子供とそこの男女二人 お前ら合格。後は失格。3年後受けな」

 フェローは淡々とそう言い切った。

 合格したのはアイレ達を含めて「ニヒツ」を手にしていない人達。
 
 そして不合格は全員が「ニヒツ」を手に持っていた。


「ど、どういうことだよ! ニヒツを持ってこいっていったのはあんたじゃないか!」
「なんだよこれは茶番か!?」
「わけがわかんねえ。 説明しろよ!」

 不合格になった「ニヒツ」を手に持っていた受験生達はフェローに文句を言った。
 断崖絶壁を苦労して渡ったのだ。中にはアイレと同じくミニコカトリスと戦った者もいる。

「あ? お前ら本気で言ってんのか?」

 フェローは不合格が納得できない一人を睨みながら近づいた。

「あ……あたりまえだ! 俺達はミニコカトリスだって倒したんぞ!」「そうだ! ちゃんとわかるように説明しろ!」

 不合格になった受験生は怯えながら後ずさりしながら声をできるだけ小さく荒げた。


 フェローはタメ息をつきながら口をゆっくりと開いた


「……あたしがなんて言ったか覚えてるか?」


――――――3時間前


  「やっぱりそうだ」


 アイレが先にある崖の上を見ながら確信した。


「どういうこと?」 「あれがどうしたの?」

 シェルとアクアは困惑していた。

「フェローはニヒツを取ってこいと言っていた。
『崖の上』とちゃんと場所を指定してたんだ。他の奴らが持って行ったのはニヒツはフェローが指定した場所じゃない」


「一緒じゃないの?」 「もしかしてニヒツ以外の物があるって事?」

「それは俺にもわからない……でも、みんなで行こう。フェローは確かに怖いし変な奴だ。だけど、絶対に適当な事は言わないと思う」

 シェルとアクアは目を合わせてアイレに着いて行く事を決めた。
 アイレを信じて時間ぎりぎりまで一緒に崖の上に3人で登った。


――――――そこに『ニヒツ』はなかった。



「スニシュカ山の崖の上にあるニヒツを取ってこい。だ」

 アイレがフェローの質問に答えた。

「そうだ。 このガキはちゃんと崖の上まで登ってニヒツを確認した。そして『なかった』と。私に報告した」


「ニヒツはあったんだから一緒だろ!」

 その発言に対してフェローは殺気を出すような顔で更に睨みながらも真剣な表情で答えた。


「……ある老夫婦が家の近くにゴブリンが出た事でギルド討伐依頼をした。
 冒険者がその依頼を受けると、その日の夜にゴブリンの牙と一緒に討伐報告を提出して無事任務は終了した。
 けどな、その老夫婦は数日後に家の外でそのゴブリンにころされた。 なんでかわかるか?」


 不合格者は誰もそれを答えなかった。


「指定された場所を間違えたか……もしくは嘘をついて持っていたゴブリンの牙を提出したんじゃないのか?」

 アイレがフェローに目を向けながら答えた。

「このガキの言うとおりだ。 冒険者が場所を間違えたり、嘘をつくとそのしわ寄せは必ず依頼者が被る。
 あたしは、スニェシュカ山の崖の上のニヒツを取ってこいと言った。無ければ「ない」と報告する義務がある。依頼者の言葉を忠実に守るのが冒険者の仕事だ。
”ちゃんとした”冒険者はこの仕事に誇りを持ってる。 依頼を受けた以上は責任と覚悟を持って終わらせろ」

 フェローは今まで一番真剣な表情をしていた。その言葉に嘘はなかった。

「で、でも! こいつらだって本当に崖の上にいったかどうかわからないじゃないか!」「そうだ! 嘘をついてる場合があるだろう!」

 その言葉に反応してフェローが指をパチンと鳴らすと

 アイレ、シェル、アクア、そして合格したメンバーの全員の体が薄い青で光り始めた。これにはアイレも気づいてなかった様で驚いた顔をしている。

「崖の上に登った奴らだけにあたしの魔力の痕跡が残るように予め細工してる。 見ただけで一目でわかるようにな」

 フェローのその言葉を最後に受験生は誰も反論はせず静かに帰っていった。

 それからギルドの登録があるという事で合格者だけは少しだけ簡単な手続き済ませた。
その中にもアクアを助けた人物の姿があった。足早に去っていきお礼をする事もできなかったが、とてつもない強さの持ち主だった。



「俺達も合格していいのかな? 」 「うんうん、全然わからなかったし……」

「俺だってシェルとアクアがいなかったらきっと受かってない。俺達はまだまだこれからだ。一緒にがんばろう」

 シェルとアクアがアイレに対して申し訳なさそうな表情を浮かべながら言った。
 その横をフェローが通った。
 
「ガキからひよっこに昇格だな。 まぁせいぜいがんばんな」

 フェローはアイレ達にそう声をかけると冒険者ギルドを後にした。

「……なんだかいい人かも」 「そうかも……でも怖い」

 シェルとアクアはフェローの後ろ姿を見ながら囁いた。
 アイレもフェローは確かに怖い上に口も粗暴だが、冒険者としては芯が通ってそうだと感じた。
 ”ちゃんとした”冒険者 というもアイレは気になったが。

「……ヴェルネルとレムリも……責任と覚悟をもってたのかな」

「ん? アイレなんか言った?」 「アイレくん?」

「いやなんでもないよ! 帰ろうか」

 そのままアイレ達は宿に向かった
 帰路の最中、アイレはずっとシェルとアクアの後ろ姿を眺めていた。 同時にこれからの事も考えていた。
 ヴェルネムとレムリが生きてるのか死んでいるのかすらわからない。
 アイレはスニシュカ山もニヒツもサイクロプスも知らなかった。この先もそれでやっていけるわけがないと感じていた。
 シェルとアクアは強くて何よりも信用できる。二人がいてくれたら……と。

 宿に着いてからアイレはシェルとアクアをに話しがあると声をかけた
 シェルとアクアは自分達の個室にアイレを呼んだ。

 アイレは個室の広さに驚き、うらやましいと何度も呟きながらシェルとアクアを困らせたが
直ぐに本題に入った。


「シェル。アクア。これから言う事は全て真実で嘘はない。 それを聞いてくれないか?」

 アイレのいつになく真剣な表情を見て、シェルとアクアは頷いた。

「勿論だよ」 「私も」

 それから、アイレは全ての事を話した。

 元の世界からこの世界にきてゴブリンと戦った事。ヴェルネムとレムリの事。インザーム。アズライトとルチル。

 そして、写真も見せて全て話した。

「俺はまだ……この世界の事をほとんど知らない。 だけど、ヴェルネルとレムリの行方を、最後を、ちゃんと知りたいんだ
だから……助けてもらえないか」

 アイレは自分が無茶なお願いをしているとわかっていた。シェルとアクアに何の利益もなければ命の危険の可能性するある。
 それでもアイレはなんとしてもヴェルネルとレムリ、そしてイザームの事を大事に思っていた。
 アイレの話を聞いてシェルとアクアは意外な反応を見せた。

「そうなんだった。アイレ……」 「アイレくん……」

 シェルとアクアはアイレに哀れみの表情を浮かべてていた。
 
「ごめん……。忘れてくれ……。 無茶なお願いだったな」

 アイレは信じてもらえるわけないと思っていた。だが

「僕達で良ければ力になるよ」 「ヴェルネル様とレムリ様とお友達だったなんてずるい! 私も力になります!」

「もしかしたら……危険な旅になるかもしれないんだ」

「僕たちはもう仲間だよ」 「そうだよ! ヴェルネル様もレムリ様もまだ生きてるかも!」

 シェルとアクアはアイレを励ました。
 アイレはインザームが消えてから心にぽっかりと穴が空いていて、何度も何度も心が折れかけていた。
 その穴をシェルとアクアが埋めてくれた様だった。

「ありがとう……ほんとうに」

 アイレは二人の手を掴みながら大粒の涙を流した。

「アイレ、頑張ろうね」 「アイレくん! 私達なら無敵です!」

「ああ。シェルとアクアがいれば何が来ても負ける気がしない」
 
 アイレの本音を聞いてシェルとアクアも本当の目的を教えてくれた。

「僕たちはカレル村というところからきたんだ。 とっても小さい村で豊かとはとても言えない所なんだけど……」

「冒険者になって未踏のダンジョンを制覇してカレル村のみんなを幸せにしたいのです!」

「だからダンジョンに詳しかったんだな」

「ダンジョンはとても危険だし、宝狙いの欲の塊だと周囲からいい目で見られない。でも僕達はカルレ村のみんなを幸せにしたい」

「勿論、俺も手伝うよ。 シェルとアクアの夢も叶えたい」

 3人は手を取り合ってこれからを共に行動する事を誓った。
 それから話題はアズライトとルチルの話になった。

「アズライトってのは凄腕で聞いたことがある」 「断罪人……騎士じゃなかったっけ?」

「ルチルってのはわからないか? エルフだったと思うんだ」

 アイレはアズライトとルチルの事を詳しく聞いていた。

「エルフだって!? 今はもうほとんど……いないと思う」「あの出来事……だよね」

「あの出来事?」

「エルフやドワーフや他種族は人間より賢くて強いという理由で、それを恐れた人間の一部が他種族撲滅をはじめたんだ
ちょうど、ヴェルネル様やレムリ様が活躍してた時期だったと思う」

「他種族撲滅!? そんな過激な事があったのか?」

「それで人間以外の種ぞ―――――― シェルが話している途中に



 外から奇妙な轟音がヴルタヴァの街全体を響かせた。




 それは世界を揺るがす大きな事件の始まりだった。
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