18 / 114
ヴルタヴァ
第18話:行方
しおりを挟む
アクアがイフリートの炎の矢に心臓を貫かれて亡くなった。
多くの建物から炎が立ち昇る中、シェルはアクアの亡骸を揺さぶりながら悲鳴の様に泣き続けた。
アイレの事を全く知らなかったアクアは色んな出来事を通じてアイレの事を信じて着いてきた。
一生の友達、戦友になると思っていたが、現実は残酷だった。
治癒魔法を使用できる人はおらず、習得している人は極めて稀で相当な魔力と努力がないと不可能という事をアイレはこの時初めて知った
イフリートが最後に放った攻撃で死亡したのはアクアを含めて6名。
建物や家屋でまだ燃えていた炎は運よく大雨が降り消火されたが、爪痕は非常に大きく残った。
イフリートが消えた後も、生存している人を助けるためフェローを含めた冒険者達は夜通しヴルダヴァを駆け回ったが
行方不明者も合わせて犠牲者は相当な数となった。
イフリートの最後の言葉「目標は達成した。 魔王の初誕生」という言葉は瞬く間に噂になり、皆答えを求めた。
それと襲撃はここだけではなかった。街の南にあるヴルダヴァ城が魔物に破壊され、領主が殺されていた。その事から
目標は領主の首を取る事だったのではないかと推測されたが、魔王の初誕生というのは誰もが理解に苦しんだ。
この襲撃事件は他国でも同時に行われていたらしく、いくつの街や都市で同じような事が起きていた。
難なく撃退した国もあった事から、防衛準備について数々の問題視が浮き彫りになり、各国の力関係も大幅に変わるだろうと予想された。
又、30年前にヴェルネムとレムリに討伐されたはずのイフリートは「人間の姿」となり、知性を持った生物として変化している事から
新たな魔王の誕生が真実ではないかという意見も多く噂となったが、詳細は不明だった。
過去に多くの魔物や魔族の存在は見受けられたが、どれも知能は一定レベルだった為、人間の姿で言葉も話せるイフリートの存在は世界を恐怖の渦に突き落とした。
誰もが答えを求めたが、全ての真実が解き明かされる事はなかった。
ヴルダヴァ襲撃事件から四日後に魔物討伐に貢献したという事で数多くの冒険者が組合に呼びだされた。
アイレは多くの魔物を駆逐し、多くの人間を助けた事を認められ、フェローの推薦もあり
冒険者テスト合格から時間を空けずにC級に昇格する事になった。
これはヴェルネルやレムリに匹敵するほどのスピードとされ、アイレ自身の速度を褒めたたえる意味でも冒険者から「最速のアイレ」と呼ばれる様になった。
冒険者にはランクが存在し、最初はFランクから始まり、最高到達のSまで存在する。 各々の戦闘力や社会貢献によってランクは変動するが
この事件で大幅なランクの変動があった。 A級だったフェローはS級に昇格し、狂気のフェローはまた知名度を上げていた。
ランクがあがると同時に色々な報酬や特別措置が取られる。 アイレは50万コルネという大金をもらい、冒険者ギルド内における特別制限により
残されたダンジョンの挑戦権を得た。
だが、アイレはとても嬉しい気持ちにはなれなかった。
アクアが亡くなったあの日からシェルは片時もアクアの亡骸から離れなかった。
魔物によって殺された多くの死体はヴルダヴァ集合墓地に埋葬される事になったが
シェルはアクアの骨をカレル村に返しにいくということで火葬のみを行い遺骨を預かった。
そのシェルの姿を見ながら、アイレは自らを責め続けた。シェルとアクアを戦場に駆り出したのは自分で
フェローの援護に廻ったのもアイレの判断だった。 イフリートに対して近づく事すらできず、アクアを助ける事もできなかった。
自身の力の無さに、ただただ腹が立った。 この世界にきてからようやく信じられる仲間ができたと思った日の出来事。
もっと、もっと。 もっと。足りない何かを欲していた。
襲撃事件から五日目の夜にフェローは魔物が増えた地域に依頼され派遣される事になり、ヴルダヴァを去る事になった。
出発前にアイレはフェローを呼び止めた。
「フェロー。俺はもっと強くなりたい。 あんたみたいに多くの人を守れるような強さがほしい」
「……お前は弱くない。 お前の強さはその心だ。 その気持ちを忘れんな、いずれもっと強くなれる
だが、多くの人を守りたいと思うなら 自分だけの強さを作れ。 技でも、武器でも。頭脳でもいい。 強者はみんなそれぞれ自分だけの強さをもってる。
お前にもそれができるはずだ。じゃあな、アイレ」
フェローは皆が恐れる様な人ではなかった。冒険者の誇りを大切にし、多くの人を救いながらもアイレの気持ちにも真っすぐに向き合う芯のある心を持った人物だった。
アイレはフェローの様に強くなりたいと願った。
もう誰も死なせたくないと。
――――――ヴルダヴァ襲撃事件から六日目の朝。宿の前。
ヴルダヴァもある程度の復興が進み、少しずつ街が正常に落ち着いた頃を見計らって
シェルはアクアの遺骨をカレル村の墓地に埋葬するために、アイレと別れる事になった。
「アイレ、約束したのにごめん。 アクアの……アクアを。カレル村に帰らせてあげたい」
「謝らなくていい……。本当にごめんな」
「アイレは悪くない。 僕も同じ気持ちだよ。 アクアをカレル村に帰してあげたら僕もアイレの後を追うよ。
きっとどこかで会える」
「そうだな。 アクアも…‥もしかしたら俺みたいに違う世界で生きてるかもしれない」
「そうだといいな……。 アクアに……好きだって言えなかったのが心残りだ」
「今からでも遅くはないさ。 シェルの気持ちはきっとアクアに伝わってるよ。元気でな」
「アイレもね」
アイレは右拳をシェルに突き出した。大事な絆の印だ。
シェルもそれに気付いて右拳を出した。
アイレはシェルの後ろ姿が消えて見なくなるまでずっと眺めていた。
シェルとアクアはアイレにとって信用できる唯一の仲間だった。
ヴェルネルとレムリが生きているのか死んでいるのかもわからない、インザームの仇を討つ力も今のアイレにはない。
その上でイフリートの様な魔族が新たに出現したとなると、状況は悪化していると言わざる得ない。
「俺はどうしたらいいんだ」
アイレは上を向いて空を眺めながら囁いた。 この世界に来た時
綺麗な青い空と風が通るたびに葉が擦れる音はとても新鮮で何もかもが希望に満ち溢れていた。
だけど、あの時と変わらない空を見ても希望は見えなかった。
「あの子は残念だったね」
アイレの後ろから女の子の声が聞こえた。驚いて振り向くと、どこかで見た事があるような顔をしていた。
「君は……確かサイクロプスを倒してアクアを助けてくれた子か。 あの時はありがとう」
冒険者テストの際にアクアを助けてくれた女の子だった。あの硬いサイクロプスの右腕を吹き飛ばすほどの
力を持った少女。
「お礼を言われる必要なんてない。 知り合いに似てたから気まぐれよ」
「そうなのか……」
アイレは再びアクアを思い出して悲しげな表情を浮かべた。
これから何度も、アクアの最後の顔を思い出すような気がした。
「そんな顔見たくない。ちゃんと前を向いて」
「……向いてるよ」
「後悔しても何も変わらない」
その女の子はアイレに対して少しキツイ言い方をした。
「お前…‥誰だよ? 俺の何がわかるっていうんだよ! 俺は……
友達を失ったんだぞ!」
その言葉はアクアだけではなく、ヴェルネム、レムリ、そしてインザームの事も含んでいた。
「あなたの事は知ってる」
アイレはその女の子の顔を見て何か感じた。どこかで見たような気がした。
アイレは深く記憶を探った。
「ヴェルネルとレムリの事で伝えたい事がある」
アイレはその女の子の言葉を聞きながら驚きで声が出なかった
「インザームはまだ生きてる」
30年前、ヴェルネムの肩に乗りながら深いフードを被り、レムリとインザームと一緒に写真に写っていた女の子だった。
多くの建物から炎が立ち昇る中、シェルはアクアの亡骸を揺さぶりながら悲鳴の様に泣き続けた。
アイレの事を全く知らなかったアクアは色んな出来事を通じてアイレの事を信じて着いてきた。
一生の友達、戦友になると思っていたが、現実は残酷だった。
治癒魔法を使用できる人はおらず、習得している人は極めて稀で相当な魔力と努力がないと不可能という事をアイレはこの時初めて知った
イフリートが最後に放った攻撃で死亡したのはアクアを含めて6名。
建物や家屋でまだ燃えていた炎は運よく大雨が降り消火されたが、爪痕は非常に大きく残った。
イフリートが消えた後も、生存している人を助けるためフェローを含めた冒険者達は夜通しヴルダヴァを駆け回ったが
行方不明者も合わせて犠牲者は相当な数となった。
イフリートの最後の言葉「目標は達成した。 魔王の初誕生」という言葉は瞬く間に噂になり、皆答えを求めた。
それと襲撃はここだけではなかった。街の南にあるヴルダヴァ城が魔物に破壊され、領主が殺されていた。その事から
目標は領主の首を取る事だったのではないかと推測されたが、魔王の初誕生というのは誰もが理解に苦しんだ。
この襲撃事件は他国でも同時に行われていたらしく、いくつの街や都市で同じような事が起きていた。
難なく撃退した国もあった事から、防衛準備について数々の問題視が浮き彫りになり、各国の力関係も大幅に変わるだろうと予想された。
又、30年前にヴェルネムとレムリに討伐されたはずのイフリートは「人間の姿」となり、知性を持った生物として変化している事から
新たな魔王の誕生が真実ではないかという意見も多く噂となったが、詳細は不明だった。
過去に多くの魔物や魔族の存在は見受けられたが、どれも知能は一定レベルだった為、人間の姿で言葉も話せるイフリートの存在は世界を恐怖の渦に突き落とした。
誰もが答えを求めたが、全ての真実が解き明かされる事はなかった。
ヴルダヴァ襲撃事件から四日後に魔物討伐に貢献したという事で数多くの冒険者が組合に呼びだされた。
アイレは多くの魔物を駆逐し、多くの人間を助けた事を認められ、フェローの推薦もあり
冒険者テスト合格から時間を空けずにC級に昇格する事になった。
これはヴェルネルやレムリに匹敵するほどのスピードとされ、アイレ自身の速度を褒めたたえる意味でも冒険者から「最速のアイレ」と呼ばれる様になった。
冒険者にはランクが存在し、最初はFランクから始まり、最高到達のSまで存在する。 各々の戦闘力や社会貢献によってランクは変動するが
この事件で大幅なランクの変動があった。 A級だったフェローはS級に昇格し、狂気のフェローはまた知名度を上げていた。
ランクがあがると同時に色々な報酬や特別措置が取られる。 アイレは50万コルネという大金をもらい、冒険者ギルド内における特別制限により
残されたダンジョンの挑戦権を得た。
だが、アイレはとても嬉しい気持ちにはなれなかった。
アクアが亡くなったあの日からシェルは片時もアクアの亡骸から離れなかった。
魔物によって殺された多くの死体はヴルダヴァ集合墓地に埋葬される事になったが
シェルはアクアの骨をカレル村に返しにいくということで火葬のみを行い遺骨を預かった。
そのシェルの姿を見ながら、アイレは自らを責め続けた。シェルとアクアを戦場に駆り出したのは自分で
フェローの援護に廻ったのもアイレの判断だった。 イフリートに対して近づく事すらできず、アクアを助ける事もできなかった。
自身の力の無さに、ただただ腹が立った。 この世界にきてからようやく信じられる仲間ができたと思った日の出来事。
もっと、もっと。 もっと。足りない何かを欲していた。
襲撃事件から五日目の夜にフェローは魔物が増えた地域に依頼され派遣される事になり、ヴルダヴァを去る事になった。
出発前にアイレはフェローを呼び止めた。
「フェロー。俺はもっと強くなりたい。 あんたみたいに多くの人を守れるような強さがほしい」
「……お前は弱くない。 お前の強さはその心だ。 その気持ちを忘れんな、いずれもっと強くなれる
だが、多くの人を守りたいと思うなら 自分だけの強さを作れ。 技でも、武器でも。頭脳でもいい。 強者はみんなそれぞれ自分だけの強さをもってる。
お前にもそれができるはずだ。じゃあな、アイレ」
フェローは皆が恐れる様な人ではなかった。冒険者の誇りを大切にし、多くの人を救いながらもアイレの気持ちにも真っすぐに向き合う芯のある心を持った人物だった。
アイレはフェローの様に強くなりたいと願った。
もう誰も死なせたくないと。
――――――ヴルダヴァ襲撃事件から六日目の朝。宿の前。
ヴルダヴァもある程度の復興が進み、少しずつ街が正常に落ち着いた頃を見計らって
シェルはアクアの遺骨をカレル村の墓地に埋葬するために、アイレと別れる事になった。
「アイレ、約束したのにごめん。 アクアの……アクアを。カレル村に帰らせてあげたい」
「謝らなくていい……。本当にごめんな」
「アイレは悪くない。 僕も同じ気持ちだよ。 アクアをカレル村に帰してあげたら僕もアイレの後を追うよ。
きっとどこかで会える」
「そうだな。 アクアも…‥もしかしたら俺みたいに違う世界で生きてるかもしれない」
「そうだといいな……。 アクアに……好きだって言えなかったのが心残りだ」
「今からでも遅くはないさ。 シェルの気持ちはきっとアクアに伝わってるよ。元気でな」
「アイレもね」
アイレは右拳をシェルに突き出した。大事な絆の印だ。
シェルもそれに気付いて右拳を出した。
アイレはシェルの後ろ姿が消えて見なくなるまでずっと眺めていた。
シェルとアクアはアイレにとって信用できる唯一の仲間だった。
ヴェルネルとレムリが生きているのか死んでいるのかもわからない、インザームの仇を討つ力も今のアイレにはない。
その上でイフリートの様な魔族が新たに出現したとなると、状況は悪化していると言わざる得ない。
「俺はどうしたらいいんだ」
アイレは上を向いて空を眺めながら囁いた。 この世界に来た時
綺麗な青い空と風が通るたびに葉が擦れる音はとても新鮮で何もかもが希望に満ち溢れていた。
だけど、あの時と変わらない空を見ても希望は見えなかった。
「あの子は残念だったね」
アイレの後ろから女の子の声が聞こえた。驚いて振り向くと、どこかで見た事があるような顔をしていた。
「君は……確かサイクロプスを倒してアクアを助けてくれた子か。 あの時はありがとう」
冒険者テストの際にアクアを助けてくれた女の子だった。あの硬いサイクロプスの右腕を吹き飛ばすほどの
力を持った少女。
「お礼を言われる必要なんてない。 知り合いに似てたから気まぐれよ」
「そうなのか……」
アイレは再びアクアを思い出して悲しげな表情を浮かべた。
これから何度も、アクアの最後の顔を思い出すような気がした。
「そんな顔見たくない。ちゃんと前を向いて」
「……向いてるよ」
「後悔しても何も変わらない」
その女の子はアイレに対して少しキツイ言い方をした。
「お前…‥誰だよ? 俺の何がわかるっていうんだよ! 俺は……
友達を失ったんだぞ!」
その言葉はアクアだけではなく、ヴェルネム、レムリ、そしてインザームの事も含んでいた。
「あなたの事は知ってる」
アイレはその女の子の顔を見て何か感じた。どこかで見たような気がした。
アイレは深く記憶を探った。
「ヴェルネルとレムリの事で伝えたい事がある」
アイレはその女の子の言葉を聞きながら驚きで声が出なかった
「インザームはまだ生きてる」
30年前、ヴェルネムの肩に乗りながら深いフードを被り、レムリとインザームと一緒に写真に写っていた女の子だった。
28
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる