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11.食事改善計画-2
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「テオ、ニワトリのエサやり、ありがとうね」
「いや…これくらい大した事ないよ」
そっけない返事をしながらも嬉しそうな様子のテオ。
「ニワトリのエサに混ぜている籾なんだけど、そろそろ貰いに行くんだって?」
「うん、マルタンさんのところにね」
「マルタンさん…お金は払わなくていいのかしら」
「籾はいつもタダでいいよって言ってくれてるじゃない」
「そ、そうなんだけど、いつもいつもじゃ申し訳ないなと思ってね…」
「馬のエサにしているものだからいいって。その代わり俺がマルタンさんの畑から稲を刈ってるんだよ。」
「テオひとりで?」
「そんなわけないじゃない。マルタンさんの家のジャン兄さんとアンドレと一緒にだよ」
「ジャンとアンドレは今年で何才なんだっけ?」
「ジャン兄さんが16でアンドレが13だよ?アンドレはリナと同じ年じゃないか、忘れちゃったの?大丈夫?」
ロナはマルタンさんの家の息子(?)たちの年齢から、リナが13歳であることを知り、テオは14~15歳であることを知った。
「あれ?アンドレ兄さんって、お兄ちゃんの1つ上だったっけ?」
とリナが訊ねると、テオは呆れたように
「リナ、いくら計算が苦手だからって数はちゃんと覚えろよ。14の次は15、15の次は16。2つ上だろ?アンドレ兄さんは」
と言った。
「いや…これくらい大した事ないよ」
そっけない返事をしながらも嬉しそうな様子のテオ。
「ニワトリのエサに混ぜている籾なんだけど、そろそろ貰いに行くんだって?」
「うん、マルタンさんのところにね」
「マルタンさん…お金は払わなくていいのかしら」
「籾はいつもタダでいいよって言ってくれてるじゃない」
「そ、そうなんだけど、いつもいつもじゃ申し訳ないなと思ってね…」
「馬のエサにしているものだからいいって。その代わり俺がマルタンさんの畑から稲を刈ってるんだよ。」
「テオひとりで?」
「そんなわけないじゃない。マルタンさんの家のジャン兄さんとアンドレと一緒にだよ」
「ジャンとアンドレは今年で何才なんだっけ?」
「ジャン兄さんが16でアンドレが13だよ?アンドレはリナと同じ年じゃないか、忘れちゃったの?大丈夫?」
ロナはマルタンさんの家の息子(?)たちの年齢から、リナが13歳であることを知り、テオは14~15歳であることを知った。
「あれ?アンドレ兄さんって、お兄ちゃんの1つ上だったっけ?」
とリナが訊ねると、テオは呆れたように
「リナ、いくら計算が苦手だからって数はちゃんと覚えろよ。14の次は15、15の次は16。2つ上だろ?アンドレ兄さんは」
と言った。
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