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89.『寺子屋フジヤマ』開校準備-2
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宗長に算盤の講習会をやってもらったロナとリナ。
「とりあえず寺子屋では、足し算引き算を覚えてもらいましょう。そして、梨奈が九九を教える。九九の暗記は計算の基礎!土台!ですからね!」
「分かった~ママ」
「承知したでござる」
「国語に関してはジャンとジャンの従兄弟にお任せだわ。ジャンをいつまでも寺子屋のスタッフでお借りしてて、マルタン商会の方は大丈夫かしら?」
ロナはジャンに訊ねた。
「いつまでもっていうのは無理みたいだけど、『おにぎり屋』のスタッフのこともあるから、王都から何人か連れて来ようと思っているみたいだよ。『寺子屋』のスタッフもね。王都で学校行ってた人を連れて来たいと考えているみたい」
マルタンに丸投げしている『おにぎり屋フジヤマ』のスタッフ問題と合わせて、『寺子屋フジヤマ』の教員についても、マルタンは考えてくれていた。
「マルタンさん、貴族だもんね~。王都でも顔がきくのね~」
「親父っていうより、おじいちゃんがね」
「男爵様?」
「男爵なんだけど、元は侯爵家の人だからね。侯爵家三男」
「は~、すごい家系なのね。マルタン商会」
マルタンが王都から教員をスカウトしてくれれば、より良い教育を与えられそうだと、ロナは喜んだ。
いよいよ来月には開校する寺子屋。
準備は増々忙しいのであった。
「とりあえず寺子屋では、足し算引き算を覚えてもらいましょう。そして、梨奈が九九を教える。九九の暗記は計算の基礎!土台!ですからね!」
「分かった~ママ」
「承知したでござる」
「国語に関してはジャンとジャンの従兄弟にお任せだわ。ジャンをいつまでも寺子屋のスタッフでお借りしてて、マルタン商会の方は大丈夫かしら?」
ロナはジャンに訊ねた。
「いつまでもっていうのは無理みたいだけど、『おにぎり屋』のスタッフのこともあるから、王都から何人か連れて来ようと思っているみたいだよ。『寺子屋』のスタッフもね。王都で学校行ってた人を連れて来たいと考えているみたい」
マルタンに丸投げしている『おにぎり屋フジヤマ』のスタッフ問題と合わせて、『寺子屋フジヤマ』の教員についても、マルタンは考えてくれていた。
「マルタンさん、貴族だもんね~。王都でも顔がきくのね~」
「親父っていうより、おじいちゃんがね」
「男爵様?」
「男爵なんだけど、元は侯爵家の人だからね。侯爵家三男」
「は~、すごい家系なのね。マルタン商会」
マルタンが王都から教員をスカウトしてくれれば、より良い教育を与えられそうだと、ロナは喜んだ。
いよいよ来月には開校する寺子屋。
準備は増々忙しいのであった。
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