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117.リヴァージュ村のリゾート開発
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「こんばんは!マルタンさん来てる?」
ロナは焼き鳥屋の店員に声を掛けた。
「おっ!校長!会長なら奥で飲んでるぞ」
「ひとり?」
「ジャンも飲んでる」
「ありがと」
ロナは奥の部屋をノックした。
「こんばんは。ロナです」
「おぉ!ロナさんか!入ってくれっ」
ロナがドアを開けると、マルタンとジャンが唐揚げをツマミに飲んでいるところだった。
「珍しいね、ロナさん。どうしたの?」
ジャンは席をロナに譲ると、自分はマルタンの隣に移動した。
「明日、ジュールさんが、フォレールの滝を見に連れて行ってくれたあとに、リヴァージュの湖を見に行くことになったのよ」
「なんで、滝と湖?」
ジャンが訊ねた。
「イザックさんと宗長さんを案内してくれる話に私と梨奈が便乗するんだけどね、湖を観光地に出来ないかと思って。その下見よ」
「観光地……また、スケールのでかいことを言い出したな」
マルタンは少し驚きつつも笑った。
「いっその事、甘露煮だけじゃなくて、ドカンとでっかいことやって、リヴァージュだけじゃなく、ボーヴォ領全体の雇用問題と収入を解決出来ないかと思ったの」
「よし。聞かせてくれ」
マルタンは目の前の皿を脇に寄せると、ロナに説明を促した。
「リヴァージュの湖を実際に見てからなんだけどね。湖で小舟に乗って楽しむ。釣り楽しむ。湖の周りの散策を楽しむ。食事を楽しむ」
「ほうほう」
「だけじゃなくて、アウトレットモールを作りたいの」
「アウトレットモール?って?」
ジャンが訊ねた。
「例えばね。宝石のカッティングを失敗した。値段はグッと下がるわよね?」
「そうだな。半額か、それ以下か」
「そういうのを集めて売るのよ。2級品とか、前年度の型や流行遅れの物を格安で売るの。見習いが作った品とかね」
「なるほど」
「もちろん、ちゃんとそれを説明して売るのよ。このドレスは、サイズを間違えて作っちゃったものなので、体に合うならお得な値段で買えますよ!とか、ドレスの色が珍しい、不人気だったってことなんだけど。ので、お安く買えますよ!とかね」
ロナは続けた。
「王都から買い付けて来てもいいし、何ならこっちが買い取ってあげてもいいくらいだと思うのよ。どうかしら?」
「ん~。王都の高位貴族は無理だとしても、下位貴族なんかは、ドレスやアクセサリーの負担は実は大きいからな。考えとしては、面白いな」
「マルタンさんの姪っ子さんとかに、きいてみてよ。どうかなって」
「分かった。聞いておこう」
「さすが!マルタンさん。話が早い!」
ロナは焼き鳥屋の店員に声を掛けた。
「おっ!校長!会長なら奥で飲んでるぞ」
「ひとり?」
「ジャンも飲んでる」
「ありがと」
ロナは奥の部屋をノックした。
「こんばんは。ロナです」
「おぉ!ロナさんか!入ってくれっ」
ロナがドアを開けると、マルタンとジャンが唐揚げをツマミに飲んでいるところだった。
「珍しいね、ロナさん。どうしたの?」
ジャンは席をロナに譲ると、自分はマルタンの隣に移動した。
「明日、ジュールさんが、フォレールの滝を見に連れて行ってくれたあとに、リヴァージュの湖を見に行くことになったのよ」
「なんで、滝と湖?」
ジャンが訊ねた。
「イザックさんと宗長さんを案内してくれる話に私と梨奈が便乗するんだけどね、湖を観光地に出来ないかと思って。その下見よ」
「観光地……また、スケールのでかいことを言い出したな」
マルタンは少し驚きつつも笑った。
「いっその事、甘露煮だけじゃなくて、ドカンとでっかいことやって、リヴァージュだけじゃなく、ボーヴォ領全体の雇用問題と収入を解決出来ないかと思ったの」
「よし。聞かせてくれ」
マルタンは目の前の皿を脇に寄せると、ロナに説明を促した。
「リヴァージュの湖を実際に見てからなんだけどね。湖で小舟に乗って楽しむ。釣り楽しむ。湖の周りの散策を楽しむ。食事を楽しむ」
「ほうほう」
「だけじゃなくて、アウトレットモールを作りたいの」
「アウトレットモール?って?」
ジャンが訊ねた。
「例えばね。宝石のカッティングを失敗した。値段はグッと下がるわよね?」
「そうだな。半額か、それ以下か」
「そういうのを集めて売るのよ。2級品とか、前年度の型や流行遅れの物を格安で売るの。見習いが作った品とかね」
「なるほど」
「もちろん、ちゃんとそれを説明して売るのよ。このドレスは、サイズを間違えて作っちゃったものなので、体に合うならお得な値段で買えますよ!とか、ドレスの色が珍しい、不人気だったってことなんだけど。ので、お安く買えますよ!とかね」
ロナは続けた。
「王都から買い付けて来てもいいし、何ならこっちが買い取ってあげてもいいくらいだと思うのよ。どうかしら?」
「ん~。王都の高位貴族は無理だとしても、下位貴族なんかは、ドレスやアクセサリーの負担は実は大きいからな。考えとしては、面白いな」
「マルタンさんの姪っ子さんとかに、きいてみてよ。どうかなって」
「分かった。聞いておこう」
「さすが!マルタンさん。話が早い!」
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