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135.観光地には名物があって然るものなのだ
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ロナ考案『ボーヴォ名物!バター醤油芋餅』を試食することになった。
「牛乳は、加工品にして売りたいわよね。この辺の牛は、乳牛じゃないものね?」
「この辺の牛は食用の牛だし、みんな出荷するから、領民は食べないな」
ジャンは芋餅に手を伸ばした。
「あっ。うまっ」
ジャンはテオを見た。
テオも、ジャンを見て頷いた。
「醤油だけと違って、味に深みが出るのでござるな」
宗長も美味しそうに食べている。
「乳牛飼いたいわ」
「またジュールさんに相談ね、ママ」
バターの入った瓶を捏ねながら言うロナに、リナが相槌を打つ。
「この調子で、どんどんと思いついたことをジュールさんに任せてるの?」
イザックは驚いてジャンに訊いた。
「ジュールさんか、うちの親父にやらせてる」
ジャンは笑った。
「昨日、リヴァージュの観光地化の話をマルタンさんとしてたけど、更に牧場もやる気ですか?校長」
イザックが訊いた。
「ん~?乳牛牧場は、ボーヴォ領でやるのが無理なら、辺境伯領に打診して貰おうかな?」
「誰が打診するの?母さん」
「そりゃあ~ジュールさんのパパでしょ?」
「……それって……領主様じゃないか……」
テオは呆れて言った。
「い~じゃない!?領地が豊かになればさ。考えるのはタダ。考えるのは自由」
ロナが胸を張る。
「でも、ボーヴォ名物!って、今試食してるのに……全然名物じゃないんじゃ……」
テオが困ったように言うと、
「観光地には、だいたい名物がつきものなのよ!そこで、それを食べるのが楽しみで、思い出になるの!何か名物がないと、楽しみ半減なのよ?」
リナが援護する。
「おにぎり屋と焼き鳥屋でメニューに入れて、寺子屋の食事にも入れて、知名度をあげて、既成事実を作っちゃえばいいじゃない!?」
ロナが提案すると、
「ロナ殿は、策略家でござるな」
と言いながら、宗長は芋餅のおかわりをした。
「じゃがいもの作付面積も増やさなくちゃだわ。芋餅のために」
「ジュールさんも呼べば良かったね。実際に芋餅食べてもらった方が、話早かったんじゃない?」
リナはジュールを呼ぼうと提案した。
「そしたら、アンドレも呼んでやれよ。リナ。アンドレだけ参加しないとあいつ後から拗ねるぞ?」
ジャンは笑った。
「そうねぇ、テオ!ジュールさんとアンドレも呼んできてよ」
ロナはテオに頼んだ。
「はいはい。マルタンさんはいいんでしょ?」
「マルタンさんには、後で計画書を渡すわよ」
テオへの言葉を聞いて、父親の睡眠時間が更に削られることに同情するジャンであった。
「牛乳は、加工品にして売りたいわよね。この辺の牛は、乳牛じゃないものね?」
「この辺の牛は食用の牛だし、みんな出荷するから、領民は食べないな」
ジャンは芋餅に手を伸ばした。
「あっ。うまっ」
ジャンはテオを見た。
テオも、ジャンを見て頷いた。
「醤油だけと違って、味に深みが出るのでござるな」
宗長も美味しそうに食べている。
「乳牛飼いたいわ」
「またジュールさんに相談ね、ママ」
バターの入った瓶を捏ねながら言うロナに、リナが相槌を打つ。
「この調子で、どんどんと思いついたことをジュールさんに任せてるの?」
イザックは驚いてジャンに訊いた。
「ジュールさんか、うちの親父にやらせてる」
ジャンは笑った。
「昨日、リヴァージュの観光地化の話をマルタンさんとしてたけど、更に牧場もやる気ですか?校長」
イザックが訊いた。
「ん~?乳牛牧場は、ボーヴォ領でやるのが無理なら、辺境伯領に打診して貰おうかな?」
「誰が打診するの?母さん」
「そりゃあ~ジュールさんのパパでしょ?」
「……それって……領主様じゃないか……」
テオは呆れて言った。
「い~じゃない!?領地が豊かになればさ。考えるのはタダ。考えるのは自由」
ロナが胸を張る。
「でも、ボーヴォ名物!って、今試食してるのに……全然名物じゃないんじゃ……」
テオが困ったように言うと、
「観光地には、だいたい名物がつきものなのよ!そこで、それを食べるのが楽しみで、思い出になるの!何か名物がないと、楽しみ半減なのよ?」
リナが援護する。
「おにぎり屋と焼き鳥屋でメニューに入れて、寺子屋の食事にも入れて、知名度をあげて、既成事実を作っちゃえばいいじゃない!?」
ロナが提案すると、
「ロナ殿は、策略家でござるな」
と言いながら、宗長は芋餅のおかわりをした。
「じゃがいもの作付面積も増やさなくちゃだわ。芋餅のために」
「ジュールさんも呼べば良かったね。実際に芋餅食べてもらった方が、話早かったんじゃない?」
リナはジュールを呼ぼうと提案した。
「そしたら、アンドレも呼んでやれよ。リナ。アンドレだけ参加しないとあいつ後から拗ねるぞ?」
ジャンは笑った。
「そうねぇ、テオ!ジュールさんとアンドレも呼んできてよ」
ロナはテオに頼んだ。
「はいはい。マルタンさんはいいんでしょ?」
「マルタンさんには、後で計画書を渡すわよ」
テオへの言葉を聞いて、父親の睡眠時間が更に削られることに同情するジャンであった。
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