オタクな母娘が異世界転生しちゃいました

yanako

文字の大きさ
174 / 176

177.しじみの味噌汁が恋しい

しおりを挟む
「あー頭痛い」
ロナが寝起き姿でダイニングテーブルに突っ伏している。

「何よママ。マルタン神と飲みに行ったんでしょ?飲みすぎた?」
「ん~少しね~味噌汁頂戴」

テオが呆れた顔で味噌汁をロナによそって渡す。


「そんなに頭痛くなるまで飲むなんて、珍しいね」
テオも自分の味噌汁とおにぎりを用意して席に着く。


「ん~なんか、飲んじゃったのよ……マルタンさんのペースに合わせちゃった」

「それは、非常に無理をされたな」
宗長も笑いながらテオの隣に座った。


「飲むヨーグルトがあれば……」
「飲むヨーグルト?」

テオが首を傾げる。


「ヨーグルトをね、お酒を飲む前に食しておくと、次の日が楽なのよ」
ロナは味噌汁を口にして、ゔ~と唸った。

「しじみの味噌汁も飲んだ次の日に食すといいんだよね……って!しじみ?リヴァージュの湖に貝っていないのかしら?食用のもの!」
「えー?ジュールさんに訊いてみないと分からないな」

「訊いておいて?あと、乳牛の飼育の件も。バターとヨーグルトもお願いしたいからって」

ロナはテオに頼んだ。


「牛は、辺境伯に頼むのかな?」
リナはロナに訊ねた。

「どうだろ?ゔっ。それも確認ね」
「分かった」
テオは頷いた。


「ヨーグルト……で、ヨーグルト酵母で白パン……ヴっ頭痛い……」
ロナは味噌汁をすする。

マルタンと互いの配偶者の思い出話をしているうちに、ついつい飲み過ぎてしまったのだった。


「しじみの味噌汁があれば……」
「そんなこと言ってないで。今日も仕事だよ!!」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分

かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。 前世の分も幸せに暮らします! 平成30年3月26日完結しました。 番外編、書くかもです。 5月9日、番外編追加しました。 小説家になろう様でも公開してます。 エブリスタ様でも公開してます。

見習い動物看護師最強ビーストテイマーになる

盛平
ファンタジー
新米動物看護師の飯野あかりは、車にひかれそうになった猫を助けて死んでしまう。異世界に転生したあかりは、動物とお話ができる力を授かった。動物とお話ができる力で霊獣やドラゴンを助けてお友達になり、冒険の旅に出た。ハンサムだけど弱虫な勇者アスランと、カッコいいけどうさん臭い魔法使いグリフも仲間に加わり旅を続ける。小説家になろうさまにもあげています。

憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします

未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢 十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう 好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ 傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する 今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった

神に同情された転生者物語

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。 すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情され、異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。 悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。

のほほん異世界暮らし

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。 それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

おばちゃんダイバーは浅い層で頑張ります

きむらきむこ
ファンタジー
ダンジョンができて十年。年金の足しにダンジョンに通ってます。田中優子61歳

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

処理中です...