27 / 31
27
しおりを挟む「見知らぬ子がいて、院の子供たちの頭を撫でる癖がついフィにも出ちゃったみたい。フィの伝言をきいて、逆に申し訳なかったって恐縮していたって。孤児院にいる子達は色々な事情の子もいるのを知っていながら、配慮が足りなかったって」
「悪くないの。僕が悪い」
謝るのは僕で相手は悪くない。
「今ね、その人と院の子達がフィのレシピのお菓子作りを練習してて、日々、上達してるってー、お祭りが済んだら、販売頑張るって張り切ってる。その人がね、子供たちに仕事を与えてくれて¨ありがとうございます¨って」
クーにぃが耳を撫でてくれながら、優しく言ってくれた。
「フィ、ごめんなさいも大事だけど、相手のありがとうも大切だよ」
ヨシヨシと撫でられ慰められる。
「でも……やっぱり……ごめんなさいは言うの」
「次の視察は半年後かな、お祭りも済んで、上手くいってれば販売とお店をしている時期だねー。また一緒にいく?」
コクリと頷く。開店お祝いに可愛いエプロンとカッコイイ制服を贈りたい。
フリルエプロン、ドレスエプロン、ワンピースエプロン、カフェエプロン、ソムリエエプロン、ギャルソンエプロン、カジュアルエプロン。
エプロンも頼んだ。ルーにぃは僕のお願いのために毎日忙しい。側にいてくれるクーにぃも書類と睨めっこ。
五歳の僕は提案するだけで手伝えるのは試作品チェックだけ。部屋で絵本を読んでる。フッと懐かしくなって昔話や童話を書いてみた。文字の練習にもなる。
父親が再婚して出来た義母と義姉に虐められる灰かぶりの獣人少女。
優しい魔法使いが魔法で綺麗なドレス姿に変える。少女は王子様の婚約者を決める舞踏会に行く。12時になったら魔法が解けるために逃げだした少女。
王子様は一目惚れした少女が残したガラスの靴を履けた者と結婚宣言。町中の年頃の娘が試すが誰も履けない。
最後に訪れた家では意地悪な義母と義姉に部屋に閉じ込められた少女が手を痛めながら必死に窓を壊して脱出しようとしていた。
お城の使いが帰るギリギリに間に合いガラスの靴を履けた少女は王子様と結婚して幸せになる。
動物が喋るとかは省いた。魔法は通じるかな。地球人は魔法は使えなかったけどファンタジーとして理解されていた。
義娘の美貌を妬んだ義母が毒林檎を食べさせたり、悪い魔女に害獣の姿にされた王子様が心優しい少女のキスで元の姿に戻ったりも書いた。
1
あなたにおすすめの小説
たとえば、俺が幸せになってもいいのなら
夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語―――
父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。
弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。
助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる