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魔法学園<三年生>編
284 回顧(ランシェント(前王従者)視点)
ペルヴェルス様と出会ったのは、ペルヴェルス様が二歳、私が五歳の頃でした。
二歳という年齢にして既に美しかったペルヴェルス様の従者候補として、私はペルヴェルス様にお会いしたのですが、ひと目であの方に心を奪われてしまいました。
私以外にも数名の従者候補はいたものの、他の者はペルヴェルス様に物を投げられたり、癇癪を起こされることに耐えきれずに王子の従者という名誉ある座を辞退していきました。
私にとってはペルヴェルス様の従者というのは非常に名誉ある座に見えていたのですが、どうやら、当時は既に王太子が決まっており、それ以外にも王子が三人、王女が二人いたために、欲深い貴族達にとってはペルヴェルス様の従者というのはそれほど魅力あるものではなかったようです。
けれど、彼らが自主的に脱落してくれたおかげで、私は難なくペルヴェルス様のお傍に残ることができました。
しかし、一度も、ペルヴェルス様からは従者としても友としても求められることはありませんでした。
ペルヴェルス様からすれば、去っていく従者候補も、私も何ら変わらなかったのでしょう。
ただ、ペルヴェルス様は毎日自分のところを訪れる私に気分次第に振る舞われるだけでした。
一緒に勉強もしましたが、算術など苦手な分野はすぐに機嫌を損ねてしまわれるために、芸術や音楽、文学など、ペルヴェルス様が得意な学問を中心に講義は組まれていました。
剣術や魔法には興味を示されませんでしたので、一度、二度の授業で終わってしまいました。
しかし、天候が荒れた日などはペルヴェルス様は光の魔法を好まれましたので、私は光属性の魔法を一生懸命練習しました。
そうして、私は初めてペルヴェルス様に出会ってから五年ほどを幸せに過ごしました。
十歳になったある日、私は父上と共に王へと謁見しました。
ペルヴェルス様は別宮でお過ごしになり、王もそちらへは参りませんでしたから、私はこの時、初めて王とお会いしました。
私の父は侯爵で、当時、王の側で執務をしておりましたから、優秀な人物だったのだと思います。
そして、その優秀さ以上に息子の私が父の特質として認識していたのは、権力への渇望です。
父はとにかく、出世欲のある人でした。
だからこそ、何らかの出世の糸口を探すべく、私をペルヴェルス様の従者にしたのでしょうが、私が父の言うことも聞かずにもっと王位に近い王子や王女に近寄ることなく、ただただペルヴェルス様のお傍にいることを望んだため、父自ら更なる高みの権力へと手を打ったようでした。
それが、私を、王に献上することだったのです。
王との謁見中にそのことに気づいた私は青ざめました。
私はペルヴェルス様のお傍にいたかったのです。
しかし、王にはそんな私の気持ちなど、わかりきっているようでした。
「そなた、ペルヴェルスに懸想しておるであろう?」
「……」
「ペルヴェルスの傍にいたければ、何を差し出せば良いかわかっておるな?」
王の目は私をつま先から頭のてっぺんまで舐めるように眺め、そして、ニタリと笑いました。
「私は、男の体には興味がないのだ。しかし、そなたが美しいことは認めよう」
王は非常に恐ろしい人でした。
そして、父も、私を守るどころか、自分の権力のために、進んで私を王に差し出しました。
私は王の望みのままに性器切除を受け、死ぬほどの痛みと高熱でしばらく寝込みました。
そして、やっと、まともに動けるようになった二ヶ月後、久しぶりにペルヴェルス様にお会いすると、棒でひどく殴られて、もう一度寝込みました。
しかし、それはペルヴェルス様の従者の部屋ででした。
私は、ペルヴェルス様ご自身から、お傍にいることを許されたのでした。
殴られたところは確かに痛かったですが、それでも込み上げる喜びは今でも鮮明に覚えています。
ペルヴェルス様に殴られた怪我が治った頃、王に呼ばれて王の寝室を訪れました。
ペルヴェルス様にバレないように、ペルヴェルス様が眠った後にです。
王は男性という性の証拠をなくした私の体をそれなりに気に入ったようで、それから度々、私を寝室に呼ぶようになりました。
そして、父は、宰相という権力を手に入れました。私を王に献上することによって手に入れた権力は父を満足させたようでした。
当然、王に触れられることは不快でしたが、それでも、ペルヴェルス様のお傍にいられる時間は幸せでしたから、私は耐えることができました。
それなのに、王と父は、またしても私から奪おうとしました。
今度は、私が自分の人生よりも大切なペルヴェルス様を私から奪おうとしたのです。
王と宰相は多額の金を手に入れるために、男色家のヴィア国王にペルヴェルス様を売るというのです。
寝室でそれを王から聞かされた私は、瞬間的にその場で王を殺そうかと思いました。
しかし、そこで王を殺しても、問題は解決しません。
宰相の父が、王太子を王に立てて、再度、ペルヴェルス様を売ろうとするだけでしょう。
それどころか、この時間、この場所で王と一緒にいるのは私だけなのですから、王を殺した罪人として私は処刑されてしまうでしょう。
そうなれば、ペルヴェルス様と一緒にはいられなくなってしまいます。
そんなのは絶対に嫌でした。
だから、私は、まずは王太子を殺しました。
王太子に近づくのはそれほど難しくはありませんでした。
王太子は王同様に女癖が悪く、城に余興に来た踊り子のフリをして近づいたら、夜に寝室に招いてくれました。
身につけていた鮮やかな色の布で王太子に目隠しをし、私は王太子の心臓を短刀で一突きしました。
こんなことなら、音もなくひっそりと殺す魔法でも習得しておけばよかった。そう思いながら、深く、深く、短刀を刺しました。
その夜、踊り子達は全て王の寝室に侍っていたため、誰も私の罪を被ることがなくてよかったです。
王太子が死んだ後には、ペルヴェルス様以外の三人の王子を争わせ、それぞれ相打ちにさせました。
その頃には王女たちは既に他国に嫁いでいました。父が宰相になってから次々と年齢の見合わない他国の王に嫁いでいきましたから、売られたのでしょう。
父である宰相は王子達が死んでしまったにも拘わらず、まだペルヴェルス様を売ることを諦めきれず、王は後継者としてペルヴェルス様を残すべきだと主張しました。
多くの貴族達は王に味方しましたが、父に金を握らされていた貴族達もいました。
そうして父と王の争いの果て……そのように見えるように、私は二人を毒殺しました。
ペルヴェルス様は望まぬ王位に就くこととなり、不満そうではありましたが、私はペルヴェルス様と離れるなど絶対に嫌でしたので、仕方ないのです。
算術が苦手なペルヴェルス様に執務は難しかったため、徐々に覚えてもらえればそれでいいと、最初は私が積極的に執務に関わりました。
そして、それは最初だけではなく、ペルヴェルス様がご子息のゲドルト様に王位を譲られるまで密かに続きました。
それでも私は宰相など対外的な地位には就かずに、ペルヴェルス様のただの従者でい続けました。
ペルヴェルス様の身の回りのお世話をする従者という立場が、一番お近くにいることができる立場だったからです。
ペルヴェルス様は成長されるにつれてますます美しくなられましたが、ペルヴェルス様ご自身、美しいものが好きで、この国の慣習として貴族の子供達を贈られると美しい子供達を傍に置くようになりました。
ペルヴェルス様の好みが明確になってくるに従って、私もその見た目に近づけるように己に魔法をかけました。
毎日欠かさずに、若く、衰えを知らない魔法をかけ続けました。
そうしている間に、私は自分の成長した姿を知らないままに生きることとなりました。
しかし、ペルヴェルス様のお傍にいられるならば、それでよかったのです。
少年たちは美しく、ペルヴェルス様のお気に入りになる者もいましたが、所詮、それは彼らが成長してしまうまでの期限付きのことでしたから、彼らを殺したくなるほどの嫉妬を抱かなくてもよかったです。
しかし、ペルヴェルス様と出会って初めて、ペルヴェルス様が自分の意思で明白な執着を見せる存在と出会いました。
それが、ペルヴェルス様の孫にあたるリヒト様です。
リヒト様は驚くほど、子供の頃のペルヴェルス様に似ていました。
ただ、その瞳は無機質ではなく、意志が強そうなところだけが違っていました。
そんな些細な違いはあれど、リヒト様はペルヴェルス様にとてもよく似ており、その姿はペルヴェルス様の求める理想そのものだったようです。
私はペルヴェルス様の欲望を掻き立てたリヒト様に嫉妬心を覚え、完全に私を見なくなってしまったペルヴェルス様の視線を渇望しました。
そんな時、リヒト様の従者が訪ねてきたのでした。
彼も非常に美しい見た目の少年でしたが、彼の眼差しには毒がありました。
そして、それを隠そうともしていませんでした。
彼は私を誘惑しにきた悪魔のようでした。
彼の提案はあまりにも甘美な夢のような話でした。
だから、私は悪魔の手を取りました。
空間魔法の使い方を学び、ペルヴェルス様を私が支配する空間に閉じ込めることにしたのです。
ペルヴェルス様の思考能力を奪い、ただ穏やかに二人だけの生活を送っていた数年間の日々は幸せなものでした。
そして、そんな私は今、この瞬間、ペルヴェルス様の確かな意思により、命の火を消すことになるのです。
ペルヴェルス様に人生を捧げ、ペルヴェルス様への欲望を抑えきれなかった私は、ペルヴェルス様によって人生の幕を閉じることになります。
それは、ペルヴェルス様に出会った瞬間に全てをペルヴェルス様に捧げた私にとっては、最良の終わりでした。
二歳という年齢にして既に美しかったペルヴェルス様の従者候補として、私はペルヴェルス様にお会いしたのですが、ひと目であの方に心を奪われてしまいました。
私以外にも数名の従者候補はいたものの、他の者はペルヴェルス様に物を投げられたり、癇癪を起こされることに耐えきれずに王子の従者という名誉ある座を辞退していきました。
私にとってはペルヴェルス様の従者というのは非常に名誉ある座に見えていたのですが、どうやら、当時は既に王太子が決まっており、それ以外にも王子が三人、王女が二人いたために、欲深い貴族達にとってはペルヴェルス様の従者というのはそれほど魅力あるものではなかったようです。
けれど、彼らが自主的に脱落してくれたおかげで、私は難なくペルヴェルス様のお傍に残ることができました。
しかし、一度も、ペルヴェルス様からは従者としても友としても求められることはありませんでした。
ペルヴェルス様からすれば、去っていく従者候補も、私も何ら変わらなかったのでしょう。
ただ、ペルヴェルス様は毎日自分のところを訪れる私に気分次第に振る舞われるだけでした。
一緒に勉強もしましたが、算術など苦手な分野はすぐに機嫌を損ねてしまわれるために、芸術や音楽、文学など、ペルヴェルス様が得意な学問を中心に講義は組まれていました。
剣術や魔法には興味を示されませんでしたので、一度、二度の授業で終わってしまいました。
しかし、天候が荒れた日などはペルヴェルス様は光の魔法を好まれましたので、私は光属性の魔法を一生懸命練習しました。
そうして、私は初めてペルヴェルス様に出会ってから五年ほどを幸せに過ごしました。
十歳になったある日、私は父上と共に王へと謁見しました。
ペルヴェルス様は別宮でお過ごしになり、王もそちらへは参りませんでしたから、私はこの時、初めて王とお会いしました。
私の父は侯爵で、当時、王の側で執務をしておりましたから、優秀な人物だったのだと思います。
そして、その優秀さ以上に息子の私が父の特質として認識していたのは、権力への渇望です。
父はとにかく、出世欲のある人でした。
だからこそ、何らかの出世の糸口を探すべく、私をペルヴェルス様の従者にしたのでしょうが、私が父の言うことも聞かずにもっと王位に近い王子や王女に近寄ることなく、ただただペルヴェルス様のお傍にいることを望んだため、父自ら更なる高みの権力へと手を打ったようでした。
それが、私を、王に献上することだったのです。
王との謁見中にそのことに気づいた私は青ざめました。
私はペルヴェルス様のお傍にいたかったのです。
しかし、王にはそんな私の気持ちなど、わかりきっているようでした。
「そなた、ペルヴェルスに懸想しておるであろう?」
「……」
「ペルヴェルスの傍にいたければ、何を差し出せば良いかわかっておるな?」
王の目は私をつま先から頭のてっぺんまで舐めるように眺め、そして、ニタリと笑いました。
「私は、男の体には興味がないのだ。しかし、そなたが美しいことは認めよう」
王は非常に恐ろしい人でした。
そして、父も、私を守るどころか、自分の権力のために、進んで私を王に差し出しました。
私は王の望みのままに性器切除を受け、死ぬほどの痛みと高熱でしばらく寝込みました。
そして、やっと、まともに動けるようになった二ヶ月後、久しぶりにペルヴェルス様にお会いすると、棒でひどく殴られて、もう一度寝込みました。
しかし、それはペルヴェルス様の従者の部屋ででした。
私は、ペルヴェルス様ご自身から、お傍にいることを許されたのでした。
殴られたところは確かに痛かったですが、それでも込み上げる喜びは今でも鮮明に覚えています。
ペルヴェルス様に殴られた怪我が治った頃、王に呼ばれて王の寝室を訪れました。
ペルヴェルス様にバレないように、ペルヴェルス様が眠った後にです。
王は男性という性の証拠をなくした私の体をそれなりに気に入ったようで、それから度々、私を寝室に呼ぶようになりました。
そして、父は、宰相という権力を手に入れました。私を王に献上することによって手に入れた権力は父を満足させたようでした。
当然、王に触れられることは不快でしたが、それでも、ペルヴェルス様のお傍にいられる時間は幸せでしたから、私は耐えることができました。
それなのに、王と父は、またしても私から奪おうとしました。
今度は、私が自分の人生よりも大切なペルヴェルス様を私から奪おうとしたのです。
王と宰相は多額の金を手に入れるために、男色家のヴィア国王にペルヴェルス様を売るというのです。
寝室でそれを王から聞かされた私は、瞬間的にその場で王を殺そうかと思いました。
しかし、そこで王を殺しても、問題は解決しません。
宰相の父が、王太子を王に立てて、再度、ペルヴェルス様を売ろうとするだけでしょう。
それどころか、この時間、この場所で王と一緒にいるのは私だけなのですから、王を殺した罪人として私は処刑されてしまうでしょう。
そうなれば、ペルヴェルス様と一緒にはいられなくなってしまいます。
そんなのは絶対に嫌でした。
だから、私は、まずは王太子を殺しました。
王太子に近づくのはそれほど難しくはありませんでした。
王太子は王同様に女癖が悪く、城に余興に来た踊り子のフリをして近づいたら、夜に寝室に招いてくれました。
身につけていた鮮やかな色の布で王太子に目隠しをし、私は王太子の心臓を短刀で一突きしました。
こんなことなら、音もなくひっそりと殺す魔法でも習得しておけばよかった。そう思いながら、深く、深く、短刀を刺しました。
その夜、踊り子達は全て王の寝室に侍っていたため、誰も私の罪を被ることがなくてよかったです。
王太子が死んだ後には、ペルヴェルス様以外の三人の王子を争わせ、それぞれ相打ちにさせました。
その頃には王女たちは既に他国に嫁いでいました。父が宰相になってから次々と年齢の見合わない他国の王に嫁いでいきましたから、売られたのでしょう。
父である宰相は王子達が死んでしまったにも拘わらず、まだペルヴェルス様を売ることを諦めきれず、王は後継者としてペルヴェルス様を残すべきだと主張しました。
多くの貴族達は王に味方しましたが、父に金を握らされていた貴族達もいました。
そうして父と王の争いの果て……そのように見えるように、私は二人を毒殺しました。
ペルヴェルス様は望まぬ王位に就くこととなり、不満そうではありましたが、私はペルヴェルス様と離れるなど絶対に嫌でしたので、仕方ないのです。
算術が苦手なペルヴェルス様に執務は難しかったため、徐々に覚えてもらえればそれでいいと、最初は私が積極的に執務に関わりました。
そして、それは最初だけではなく、ペルヴェルス様がご子息のゲドルト様に王位を譲られるまで密かに続きました。
それでも私は宰相など対外的な地位には就かずに、ペルヴェルス様のただの従者でい続けました。
ペルヴェルス様の身の回りのお世話をする従者という立場が、一番お近くにいることができる立場だったからです。
ペルヴェルス様は成長されるにつれてますます美しくなられましたが、ペルヴェルス様ご自身、美しいものが好きで、この国の慣習として貴族の子供達を贈られると美しい子供達を傍に置くようになりました。
ペルヴェルス様の好みが明確になってくるに従って、私もその見た目に近づけるように己に魔法をかけました。
毎日欠かさずに、若く、衰えを知らない魔法をかけ続けました。
そうしている間に、私は自分の成長した姿を知らないままに生きることとなりました。
しかし、ペルヴェルス様のお傍にいられるならば、それでよかったのです。
少年たちは美しく、ペルヴェルス様のお気に入りになる者もいましたが、所詮、それは彼らが成長してしまうまでの期限付きのことでしたから、彼らを殺したくなるほどの嫉妬を抱かなくてもよかったです。
しかし、ペルヴェルス様と出会って初めて、ペルヴェルス様が自分の意思で明白な執着を見せる存在と出会いました。
それが、ペルヴェルス様の孫にあたるリヒト様です。
リヒト様は驚くほど、子供の頃のペルヴェルス様に似ていました。
ただ、その瞳は無機質ではなく、意志が強そうなところだけが違っていました。
そんな些細な違いはあれど、リヒト様はペルヴェルス様にとてもよく似ており、その姿はペルヴェルス様の求める理想そのものだったようです。
私はペルヴェルス様の欲望を掻き立てたリヒト様に嫉妬心を覚え、完全に私を見なくなってしまったペルヴェルス様の視線を渇望しました。
そんな時、リヒト様の従者が訪ねてきたのでした。
彼も非常に美しい見た目の少年でしたが、彼の眼差しには毒がありました。
そして、それを隠そうともしていませんでした。
彼は私を誘惑しにきた悪魔のようでした。
彼の提案はあまりにも甘美な夢のような話でした。
だから、私は悪魔の手を取りました。
空間魔法の使い方を学び、ペルヴェルス様を私が支配する空間に閉じ込めることにしたのです。
ペルヴェルス様の思考能力を奪い、ただ穏やかに二人だけの生活を送っていた数年間の日々は幸せなものでした。
そして、そんな私は今、この瞬間、ペルヴェルス様の確かな意思により、命の火を消すことになるのです。
ペルヴェルス様に人生を捧げ、ペルヴェルス様への欲望を抑えきれなかった私は、ペルヴェルス様によって人生の幕を閉じることになります。
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