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魔法学園<二年生>編
241 リハビリ期間 01
見舞いに来てくれたハバル曰く魔塔の総力を結集したという魔導具により、私は筋力を以前の状態に戻すリハビリを行った。
魔導具は腰、腕、腿にそれぞれ装着するタイプで、全身の筋力強化を行なってくれた。
魔導具をつけていれば数時間座っていたり、歩くことも可能なため、以前のように仕事を行うことは可能だった。
しかし、魔導具を外しても以前のように動けるようになるまでは仕事をしてはいけないと両親にも乳母にも、他の面々にも言われてしまい、リハビリ以外の時間は子供の頃のように読書したり、魔塔主から魔法の訓練を受けたりして過ごした。
もちろん、この場合の魔法の訓練とは、私が魔塔主の実験体になることと同義である。
私としては剣の訓練も再開したかったのだが、それは全員に止められた。
私の剣の指南役である騎士団長からも断られてしまったため、私は大人しく無難な筋力トレーニングから始めた。
魔導具の性能が素晴らしくて調子に乗った私は腕立て伏せを100回やろうとしたが、それはカルロとヘンリックによって止められた。
二人にかなり怒られた。
ふた月も眠ってしまっていたのだから、せめて魔法学園に通う生徒たちの王国には迷惑をかけたことへの詫び状を出そうと思ったのだが、それは不要というか、むしろそれをしてしまうと問題になると第一補佐官が教えてくれた。
第一補佐官が説明してくれたことによる、私が意識を失ってその後も意識を取り戻さないということを伝えてあるのはオーロ皇帝にだけで、各国には知らせていないそうだ。
その方がいいと言ったのは生徒たちの方だそうだ。
私が長い間意識を失っているというのはエトワール王国の弱点であり、弱っている時には必ずそこに付け込もうとする者が寄ってくるだろうと考えた生徒たちは、自身の両親がそうならないように私の件は口を閉ざしておいてくれるということだった。
しかし、二年生の団結力だけではそれは無理であり、元々私に近づくために魔法学園に入った一年生たちは話してしまうのではないかと思ったが、そこは魔塔の契約書で縛ったそうだ。
しかも、今回は、二年生全員で一年生を脅したそうだ……
その結果、一年生の全員が私の早い復帰を願ってくれているらしい。
よほど二年生が怖かったのだろう。
「そのようにリヒト様を守ってくれた皆様への感謝の意もこめて、今年のリヒト様の誕生日パーティーは例年よりも大々的に行う予定です」
そうして、私のリハビリ期間に誕生日会の準備が加わった。
リハビリ期間には一切の仕事をしてはいけないと言われていたために、それなら盛大な誕生日パーティーも行わなくていいのだろうと気を緩めていたら、まさかの展開に私はがっかりした。
誕生日は家族だけで軽いお祝いで充分だと思っている私にとっては貴族を招いていの誕生日パーティーは公務だ。
書類仕事よりもだいぶ面倒な仕事なのだが……
しかし、それが今回迷惑をかけた学友へのお詫びになるというのならばするしかないのだろう。
ちなみに、学友たちへの招待状は私が書かせてもらえることになった。
最初はそれも第一補佐官に断られたのだが、学友たちへの招待状は手紙を書くのと変わらないからほぼ仕事ではないと暴論を展開したら苦笑しながら許してくれた。
今年の二年生の授業を参考に来年の二年生の教科書案を作ろうとしてもそれは仕事だと禁止され、それなら来年の魔法学園の授業内容を考えたり、スケジュールを考えようとすればそれも仕事だと紙とペンを取り上げられてしまった。
それなら、私もフェリックスの飛行魔導具の作成に加わろうかと思ったら、カルロとヘンリックに叱られた。
王宮図書館の本は全て読んでしまっているし、この世界では1年間にほんの数冊しか新しい本が生み出されず、残念ながら私が眠っている間に出版された本はない。
すでにお気に入りの本の再読は一周してしまい、本当にすることがなくて暇だったのだ。
二年生の学友に少し長めの招待状を書くのもいいだろう。
一年生にも定型分に一文、二文、付け加えよう。
「リヒト様、オーロ皇帝と皇太子殿下への招待状もお願いしてもよろしいでしょうか?」
「任せてください!」
第一補佐官に私は張り切って答えた。
オーロ皇帝と皇太子に手紙をしたためるとかいつもなら絶対にしないのだが、退屈は人の判断能力を奪うのだった。
魔導具は腰、腕、腿にそれぞれ装着するタイプで、全身の筋力強化を行なってくれた。
魔導具をつけていれば数時間座っていたり、歩くことも可能なため、以前のように仕事を行うことは可能だった。
しかし、魔導具を外しても以前のように動けるようになるまでは仕事をしてはいけないと両親にも乳母にも、他の面々にも言われてしまい、リハビリ以外の時間は子供の頃のように読書したり、魔塔主から魔法の訓練を受けたりして過ごした。
もちろん、この場合の魔法の訓練とは、私が魔塔主の実験体になることと同義である。
私としては剣の訓練も再開したかったのだが、それは全員に止められた。
私の剣の指南役である騎士団長からも断られてしまったため、私は大人しく無難な筋力トレーニングから始めた。
魔導具の性能が素晴らしくて調子に乗った私は腕立て伏せを100回やろうとしたが、それはカルロとヘンリックによって止められた。
二人にかなり怒られた。
ふた月も眠ってしまっていたのだから、せめて魔法学園に通う生徒たちの王国には迷惑をかけたことへの詫び状を出そうと思ったのだが、それは不要というか、むしろそれをしてしまうと問題になると第一補佐官が教えてくれた。
第一補佐官が説明してくれたことによる、私が意識を失ってその後も意識を取り戻さないということを伝えてあるのはオーロ皇帝にだけで、各国には知らせていないそうだ。
その方がいいと言ったのは生徒たちの方だそうだ。
私が長い間意識を失っているというのはエトワール王国の弱点であり、弱っている時には必ずそこに付け込もうとする者が寄ってくるだろうと考えた生徒たちは、自身の両親がそうならないように私の件は口を閉ざしておいてくれるということだった。
しかし、二年生の団結力だけではそれは無理であり、元々私に近づくために魔法学園に入った一年生たちは話してしまうのではないかと思ったが、そこは魔塔の契約書で縛ったそうだ。
しかも、今回は、二年生全員で一年生を脅したそうだ……
その結果、一年生の全員が私の早い復帰を願ってくれているらしい。
よほど二年生が怖かったのだろう。
「そのようにリヒト様を守ってくれた皆様への感謝の意もこめて、今年のリヒト様の誕生日パーティーは例年よりも大々的に行う予定です」
そうして、私のリハビリ期間に誕生日会の準備が加わった。
リハビリ期間には一切の仕事をしてはいけないと言われていたために、それなら盛大な誕生日パーティーも行わなくていいのだろうと気を緩めていたら、まさかの展開に私はがっかりした。
誕生日は家族だけで軽いお祝いで充分だと思っている私にとっては貴族を招いていの誕生日パーティーは公務だ。
書類仕事よりもだいぶ面倒な仕事なのだが……
しかし、それが今回迷惑をかけた学友へのお詫びになるというのならばするしかないのだろう。
ちなみに、学友たちへの招待状は私が書かせてもらえることになった。
最初はそれも第一補佐官に断られたのだが、学友たちへの招待状は手紙を書くのと変わらないからほぼ仕事ではないと暴論を展開したら苦笑しながら許してくれた。
今年の二年生の授業を参考に来年の二年生の教科書案を作ろうとしてもそれは仕事だと禁止され、それなら来年の魔法学園の授業内容を考えたり、スケジュールを考えようとすればそれも仕事だと紙とペンを取り上げられてしまった。
それなら、私もフェリックスの飛行魔導具の作成に加わろうかと思ったら、カルロとヘンリックに叱られた。
王宮図書館の本は全て読んでしまっているし、この世界では1年間にほんの数冊しか新しい本が生み出されず、残念ながら私が眠っている間に出版された本はない。
すでにお気に入りの本の再読は一周してしまい、本当にすることがなくて暇だったのだ。
二年生の学友に少し長めの招待状を書くのもいいだろう。
一年生にも定型分に一文、二文、付け加えよう。
「リヒト様、オーロ皇帝と皇太子殿下への招待状もお願いしてもよろしいでしょうか?」
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第一補佐官に私は張り切って答えた。
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